updated: 2024
新人研修のグループワークのネタ22選!目的・注意点も紹介
新人社員研修などで近年採用されているのがグループワークです。個人で何かを知識として得るのではなく、複数人のグループで1つの目的に向かって議論したり、制作をすることで、集団の中での行動について考えるきっかけになるからです。新人社員研修だけではなく、採用活動やリーダーシップ研修など、グループワークが導入される場面は増えてきました。
本記事では新入社員研修で使えるグループワークに着目し、目的や注意点、さらにおすすめのグループワーク21選を交えて紹介します。
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グループワークとは
グループワークとは、複数人でグループを作り、議論を交わしながら最終的に結論などを導き出して、成果物を発表する作業のことです。
グループワークにはさまざまなタイプの取り組みがあります。基本的にはグループごとに一つの課題が用意され、それぞれが自分の役割を果たしながらチームワークを発揮して達成するものが多いでしょう。
就活や転職活動の選考で行われる場合は、協調して作業ができる「コミュニケーション力」やグループをまとめられる「リーダーシップ」、リーダーをフォローする「フォロワーシップ」など、チーム活動内での言動からその人の考え方や特性を見ています。
新入社員研修では、社会人として求められる行動ができるような体験型の研修として導入され、さらに新入社員同士の相互理解やコミュニケーションの活性化、それぞれが役割を果たせるような主体性、協調性の訓練ができます。
グループワークの種類
作業型
作業型は、手や身体を動かすタイプのグループワークです。
例えば、乾燥パスタやマシュマロなど、決められた材料を使ってできるだけ高いタワーを作るなどの課題が与えられ、みんなで協力して作ります。ただ作るだけではなく、時間配分やどのような順序で作業を進めるのかといった、計画性や作業プロセスも重要なので、広い視野を持って作業をしなくてはいけません。
新入社員研修などで、社員同士の交流を深めるのに適したグループワークの種類です。
プレゼン型
プレゼン型は、与えられたテーマや課題に対しチーム内で議論をして、最終的にみんなの意見を模造紙やホワイトボードにまとめて発表するグループワークです。
プレゼンとして導いた結論の面白さや、プレゼン自体の上手さもさることながら、新入社員研修としては議論のプロセスが大事です。意見を言わない、反対意見ばかり言う、といった社会人らしからぬ行動をとるのはNGです。全員で意見を出し合い、建設的な議論できるよう努める必要があります。
ビジネスケース型
ビジネスケース型は、プレゼン型と取り組むことは同じですが、本格的なビジネスの課題解決を議論します。新人だからといってアイデアレベルではなく、最終的に実際のビジネスでも通用するレベルでの本格的な論理的思考力が求められます。
コンサルティング企業や外資系企業などで取り組まれることが多いグループワークです。
新人研修におけるグループワークの目的とは
他の社員との交流を促す
グループワークはその名の通りグループで行い、チームごとに力を合わせて課題にチャレンジしないと成功できません。そのため、必然的に他の社員と交流する機会が生まれます。
話したり協力し合ったりしながら課題にチャレンジすることで、課題を達成した際に成功体験や達成感の共有・共感ができるでしょう。
互いに意見を出し合い、意見をブラッシュアップする
グループワークに取り組む際は、自分の意見だけで進めていけません。チーム内で話し合い、自身の意見を言語化することはもちろんのこと、他者の意見も理解することが必要です。
相互理解を深めることでその後の仕事がやりやすくなるうえ、他者の意見を聞くことで視野が広がり、自分の意見がブラッシュアップされることが期待できます。
チームビルディングをする
チームビルディングとは、個々のスキルや能力を最大限に発揮し、目標を達成できるチームを作り上げていく取り組みのことです。グループワークで共通の課題を達成することで、チームビルディング効果が期待できます。
グループワークでは、チーム内での役割分担が必要不可欠です。どの役割であっても、それぞれが責任を果たさなければ目標は達成できません。個々がチームの中での役割を認識し、グループワークで責務を果たす中で、チームワークがよくなるでしょう。
他研修とあわせて行い、アイスブレイクにする
アイスブレイクを目的に、ゲーム感覚でできるグループワークを実施することも多いです。
新人研修はほとんどの人が初対面で、緊張感が張り詰めた状態であることが考えられます。そんなときに緊張を緩和し、他者との交流を図ることも含め、アイスブレイクとしてグループワークを取り入れます。研修前の導入や、研修の間のブレイクタイムなどにグループワークは最適です。
グループワークにおける注意点
目的を明確にする
コミュニケーションを深めること、企業理念を理解してもらうこと、など必ずグループワークを行う目的を明確にしましょう。
目的がないままグループワークを行うと、ただのレクレーションになってしまいます。目的に応じて最適なグループワークを用意することが大切です。
フィードバックの時間を設ける
研修としてのグループワークに失敗や不合格はありませんが、必ずフィードバックの時間を設けましょう。
議論の流れはどうだったか、役割をしっかりと果たせていたかなど、参加者全員がしっかりフィードバックをすることがフループワークを有意義なものにするポイントです。個々の振り返りにもなるうえに、実施したグループワークの評価が行えます。
新入社員研修におすすめグループワーク22選
合意形成研修コンセンサスゲーム
『合意形成研修コンセンサスゲーム』はグループワークで利用可能なコンセンサスゲームです。コンセンサスゲームは、チーム内で合意形成を行う過程を体験するゲームのことを指します。
ストーリーは、「ジャングルサバイバル」と「帰宅困難サバイバル」の2つご用意しています。
ジャングルサバイバルでは、ジャングルのクルーズ中に船が大破するところから始まります。船にはいくつか物資がありますが、全員が生きて村に帰るには、持っていくものに優先順位をつけなければなりません。個人で考えた後、チームで話し合って必要なものの優先順位をつけていきます。
このゲームは、ただ意見をまとめられたらいいわけではなく、専門家による模範解答があり、正解により近い答えにまとめられたチームが勝利となります。
合意形成の過程を学べるのはもちろん、論理的思考力やコミュニケーション力など、さまざまな力を養えるグループワークです。オンラインだけでなくリアルでも実施できるので、新人研修をどのように実施しようか迷っている場合でも問題ありません。
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カイジ×チームビルディング ~悪魔的社内研修を生き延びろ!~
⼈気漫画・アニメシリーズ『賭博黙⽰録カイジ』の世界に入り込み、カイジのゲームを通してチームビルディングができる、新体験型イベントです。
常に極限の状態に置かれる『カイジ』のスリリングな緊張感の中で、心理戦や戦略立ての過程でチーム内の活発なコミュニケーションや信頼関係の構築を促進します。『カイジ』が好きな方はもちろん、そのストーリーを知らない方も楽しめる内容となっています。
実施ゲームは以下の通りです。詳細はリンクよりご確認ください。
- 限定じゃんけん
- 地下労働
- 鉄骨渡り
- スリー・ポーカー
- Eカード
SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ
『SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ』は、企業経営を体験できるSDGsビジネスゲームです。各チームは企業として戦略を立て、労働力や資本を使って利益を競います。
ただし本ゲームは、目先の利益を考えるだけでは勝利できない構造になっており、長期的な利益を生むために環境や社会など様々な要素を考慮する必要があります。
SDGsにおける企業の役割を学ぶだけでなく、戦略思考や情報共有、駆け引き、チームビルディングなどさまざまなことを体験できるゲームです。
謎解き脱出ゲーム
「謎解き脱出ゲーム」は、決められた空間や時間の中で謎を解き、物語のクリアを目指すゲームです。チームで力をあわせて脱出を図るシチュエーションが特徴的で、広いスペースや体力がなくても実施できます。
手軽に導入できるパッケージプランのほか、一部オリジナルで制作できるセミオーダータイプもご用意。社内オリジナルの謎解き脱出ゲームを楽しめます。
リアル探偵チームビルディング
「リアル探偵チームビルディング」は参加者全員の協力が必要な、アクティブラーニング型チームビルディング研修です。最大20名が1チームとなり、与えられた情報から推理したり探索したりしながらミッションクリアを目指します。
リアル探偵チームビルディングでは、近年アクティブラーニングの実践方法として注目されているジグソー法を採用しています。ゲームの中で協力し合いながら、論理的思考力や情報分析力、リーダーシップが養えるでしょう。
リモ探
『リモ探』は完全リモートでできる体験型のチームビルディング推理ゲームです。参加者それぞれの担当について大グループで情報を得たら、自分のチームに戻ってその情報を共有。チーム内で情報を整理し推理をしていきます。
没入感のあるストーリーの中で、それぞれが自分の得た情報を的確に伝えまとめあげていかなくてはならないため、言語化力や思考力が養われます。フォロー体制がしっかりしているので、焦ることなくじっくりと取り組めるでしょう。
リモ謎
『リモ謎』とはリモート謎解きの略称で、リモートワークでもチームビルディングができる大人数参加型の謎解き脱出ゲームです。
謎解き脱出ゲームは参加者自身が物語の主人公になり、決められた時間で与えられた謎を解いて物語のクリアを目指す没入型体験アクティビティです。緊張感のある空間からチームで力を合わせて脱出を図るシチュエーションが特徴となっています。
リモートワークにより交流が減ってしまった企業や、多拠点間で交流を図りたい企業におすすめです。また、自宅にいながらオンラインで参加ができるため、完全非接触で行えます。ありきたりな研修やワークショップではなく、参加者の充実感を得られるコンテンツです。
リモ謎は社内研修のほか、さまざまなシーンで活用できます。普段顔を合わすことのない支店間での社員同士の交流を目的とした社内レクリエーションや、緊張感がある会議の前にアイスブレイクとして楽しめるでしょう。社員同士の交流を今流行の脱出ゲームを使って取り組める、オンラインのグループワーク研修です。
オンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」
「ある惑星からのSOS」はオンラインで楽しめる、SDGsと謎解きを掛け合わせたイベントです。 参加者の皆さんは「ある惑星」の課題を解決するというミッションを与えられます。 謎を解いて情報を情報を整理することで、惑星の課題を解決する方法を導き出すことができます。
チームでゲームを進めるなかで、知らず知らずのうちに、今世界で起きている問題や、SDGsの必要性を学ぶことができます。
また、これらのビジネスゲームと一緒にフレームワーク「SDGsマッピング」を実施することで、より学びを深めることができます。
SDGsマッピングは、自社の取り組みとSDGsを結びつけるワークショップです。 SDGsの目標を構造化して示した「ウェディングケーキモデル」に自社の取り組みを分類し、自社とSDGsのつながりを見つけます。 IKUSAのSDGsマッピングは、SDGsボードゲーム「ワールドリーダーズ」もしくはオンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」とセットで実施します。
ゲームとワークショップをセットで行うことで、ゲームでの体験をより深い学びに落とし込むことができるでしょう。また、ワークに入る前に、SDGsの基礎的な内容について解説を行うため、SDGsの知識があまりない方でも気軽に取り組めます。 SDGsマッピングを行い自社とSDGsのつながりを感じることで、SDGsを身近なものとしてとらえ、自分ごと化することが可能です。
2030SDGs
「2030SDGs」はSDGsの本質をカードゲームで楽しく学べるゲームです。2030年の未来で私たちの世界がどうなっているのか、シミュレーションをしながらゲームが進行していきます。
公認ファシリテーターが丁寧にSDGsの必要性やSDGsによる世界の変化を教えてくれるので、最初はSDGsについての知識がなくても大丈夫。最後には振り返りの時間が設けられ、SDGsに取り組む必要性について改めて考えるきっかけとなるはずです。
サバ研
『サバ研』とは、サバイバルゲームでOODA LOOP(ウーダループ)を学ぶことができる研修です。
サバイバルゲームは、エアーソフトBBガンを利用して行う日本発祥のスポーツです。通常は2チームに別れて行うことが多く、主なゲームは殲滅戦やフラッグ戦などがあります。
この研修を体感していただくことで新規事業の立ち上げを確度と高めたり、事業速度を加速させたりするだけではなく、思いがけない事態が発生した際や先行きが不透明な中でもあらゆる局面で意思決定して進めていくことができます。
「OODA LOOP」とは米空軍出身のジョンボイド大佐が自身の戦闘をもとに、五輪の書などから学びを加え提唱した勝つためのフレームワークです。迅速かつ柔軟な意思決定の流れをみる(Observe)、わかる(Orient)、きめる(Decide)、うごく(Act)という4つのプロセスごとに分けています。
また、4つのプロセスは瞬間的に完結するものなので、これらを何度も何度も高速で回転(LOOP)させることにより、時間をかけずに最適な判断を下すことが可能です。
チャンバラ合戦
『チャンバラ合戦』は、スポンジの刀で相手の腕についたボールを切り落とすというシンプルなルールのアクティビティです。しかしただ戦うのではなく、相手チームに勝つための「戦略」を練ることが大切です。
チャンバラ合戦は「軍議」を行い、合戦を通して実践し、また軍議で振り返り、作戦を立て直すという流れになっています。まさに合戦を通してPDCAサイクルが学べるのです。
身体を動かすことで参加意欲を高め、軍議を通してチームディルディングも学べるのがチャンバラ合戦の特徴です。
合戦内容もチームを全滅させる「全滅戦」から、チーム内に大将をつくり大将を討ち取る「大将戦」、会社内一の剣豪を決める個人戦の「バトルロイヤル戦」とさまざまです。PDCAサイクルを即効で体感できます。
チャンバラ合戦には、より研修に特化した「体験型合戦研修IKUSA」プランもございます。
体験型合戦研修IKUSAの開催事例はこちらをご覧ください。
【開催事例】「城攻め」某アパレル企業様
ロケットPDCAチャレンジ
『ロケットPDCAチャレンジ』はチームで部品を集め、ロケットを作り発射させ、その結果からより最小コストで遠くまで飛ぶロケットになるように改良を重ねるゲームです。
チーム全員が積極的にコミュニケーションする必要があるので、初対面同士でもコミュニケーションが生まれます。また、講義やグループワークも含まれるため実践につながりやすく新入社員のグループワークにおすすめです。
マシュマロチャレンジ
『マシュマロ・チャレンジ』は乾麺のパスタ、テープ、ひも、マシュマロを使って、自立可能なできるだけ高いタワーを立てていきます。制限時間内で最も高いタワーを立てたチームの勝利です。
なお、計測の最中もタワーが立っていなければ、記録とはなりません。チームビルディングとして、みんなで役割分担をし、共通の目標に向かう体験を学ぶことができます。目標に向かって頑張ったという共有体験が味わえるゲームです。
-やり方-
- 乾麺のパスタやテープ、ひも、マシュマロを用意する
- 制限時間内に最も高いタワーを立てたチームの勝利
▼マシュマロチャレンジの動画はこちら!
ヒアリングチャレンジ
『ヒアリングチャレンジ』は車の販売員になった設定で、来客されたお客様に対して、最適な車を提案するというゲームです。10回のお客様への質問で、9種類の車種からお客様が求めているものを提案できるかがポイントになります。
ヒアリング力や傾聴する力が身につき、今後の業務に生かすことができる実用的なゲームです。
-やり方-
- 車の販売員になった設定でお客様役の人に10個の質問をする
- 9種類の車種からお客様役の人が求めているものを見つけ出す
竹とんぼづくり
『竹とんぼづくり』は「日本一の竹とんぼを作ろう」をテーマに、新人社員が3人1組で挑戦するグループワークです。しかしただ楽しく作ればよいというわけではなく、この作業には「コスト」「品質」「期限」という3つのミッションが盛り込まれています。社員たちは、実際の業務では収益を上げることを考え、もの作りができなくてはなりません。そのことを意識して取り組むことが竹とんぼづくり研修の目的です。
受け身ではミッションをクリアできないこの研修では、自ら考えて、行動できる自律型人材の育成にもつながっています。また、3人1組で取り組んで完成させることで、この上ない達成感を感じられることでしょう。
-やり方-
- 3人1組のチームを作る
- 「コスト」「品質」「期限」のミッションを達成しながら竹とんぼを作る
ワークスタイルトランプ
『ワークスタイルトランプ』とは、内定者同士で働くことへの価値観を相互理解するためのコミュニケーションゲームです。52枚のトランプには働く上で大事だと思う価値観が記されています。その中から自分が重要だと思うものを10枚選ぶと、その人の働き方の指向性を分析することができます。
分析後、参加者同士でインタビューを行い、お互いがどのような価値観を持っているのかヒアリングすることで他者理解ができるゲームです。自分の価値観を言語化する機会になり、他の人の意見を聞いて、見習うべき部分への気づきが得られます。
-やり方-
- 働く上で大事だと思う価値観が書かれた52枚のトランプを用意する
- トランプから自分が重要だと思うものを10枚選ぶ
- 参加者同士でインタビューを行い、お互いがどのような価値観を持っているのかヒアリングする
新聞タワー
グループごとに新聞紙だけを使って、自立可能なタワーを立てることが目的のシンプルなゲームです。ただ高さを求めるだけではなく、使った紙の枚数が原価として計算されます。いかにコストをかけずに高いタワーを建てられるかが重要です。
ゲームながら紙を折る役、タワーを建てる役など役割分担をすることや、仕入れや品質管理などを考えさせられます。
-やり方-
- 新聞紙を用意する
- チームに分かれ、制限時間内で自立可能なタワーを立てる
- 使った紙が少なく最も高いタワーを立てられたチームが勝利
パズルマップゲーム
『パズルマップゲーム』はバラバラに渡されたピースをもとに、地図を完成させるゲームです。
それぞれが別々の道の絵が描かれているピースを持っているため、必然的に他者に口頭で伝えるために情報交換が活発に行われます。ピースを見せ合わず、口頭のみで伝えなければいけないので、わかりやすく説明する力や傾聴する力、確認しあう力が必要です。
制限時間内に情報を共有して、ピースを組み合わせて、正確な地図を復元できれば成功となります。
-やり方-
- 参加者はバラバラになったピースを渡される
- ピースを見せずに口頭だけで情報を共有する
- 制限時間内にピースを組み合わせ、正確な地図が復元できれば成功
バースデイライン
『バースデイライン』は、声を出さずに身振りや手振りなどのノンバーバルコミュニケーションを用いて取り組むグループワークです。4月生まれから順番に身振り手振りのコミュニケーションを図って新入社員同士で、誕生日順に並んでいきます。制限時間後に順に誕生日を発表していき、順番通り並べていたら成功です。
人と目を合わせるのが苦手な方でも、見ないとわからないという状況なので、自然に視線が上がります。道具も使わず、簡単に実施することができるグループワークです。
-やり方-
- 声を出さずに身振り手振りだけで誕生日を伝え、順番に並ぶ
- 制限時間内に並べたら成功
LEGOブロック
LEGOを用いたグループワークです。ゲーム概要としては決まった方法があるわけではないので、LEGOブロックの特性を生かし、グループワークのテーマに合うような設定をするとより効果的な取り組みとなるでしょう。
例えば、制限時間内にLEGOを倒れないように、どれだけ高く積み上げられるかを他チームと競争するといった取り組みがおすすめです。大人であっても白熱し、チームビルディング効果が期待できます。
また、すでに完成されたLEGOをチーム内の一人だけが確認し、その特徴を言語だけでチームに伝え、復元できるかというという取り組みも、他者への伝え方や情報共有する力が身につけられます。
-やり方-
- LEGOブロックを使ってグループワークをする(例:制限時間内にLEGOブロックでタワーを作る)
ドラマジック
『ドラマジック』は、コミュニケーションの本質を理解し、演劇を題材にしたワークでコミュニケーション力を養う研修です。実はコミュニケーション能力を養う上で、演劇のメソッドを利用することは、非常に効果的なのです。
演劇では、声の出し方や大きさ、視線や表情・ボディーランゲージ、セリフの間合いなどを駆使して観客をストーリーに引き込みますが、その表情や声と言葉が一体となってコミュニケーションになるわけです。自分の普段のクセが周りにどんな印象を与えているかや、イライラした場合の対処法などを考えるきっかけになり、演劇のメソッドを学ぶことでコミュニケーション力の向上に役立ちます。
-やり方-
- 題材としてドラマや演劇の1シーンを選ぶ
- 参加者に役柄を割り振り、感情を乗せて伝わるように演じ切る
- 参加者同士でお互いにどんなキャラクターに見えたか、などをフィードバックする
- 別の役柄に変えて演じてみる
- 演じ方の改善点や感情、声のトーンについて再度フィードバックする
野球のポジション当てゲーム
『野球のポジション当てゲーム』は、チームで協力して一つの解答を導き出すことを目的とした協力型の論理ゲームです。このゲームはジグソーメソッドと呼ばれる手法を用いており、それぞれに与えられたカードの情報を口頭のみで伝え、時間内に9人のメンバーとそれぞれのポジションを導き出します。
自分の持っているカードを他の人に見せることができないので、情報をしっかり言語化して伝える力が必要になります。ただ、カードの内容を単に読み上げるのではなく、解答を導き出すのに重要なポイントを見極めなくてはいけません。論理的に伝えることの重要性を学ぶことができます。
-やり方-
- 参加者にそれぞれ野球のポジションに関する情報が書かれたカードが配られる
- 自分のカードをメンバーに見せずに情報を言語化して伝える
- メンバーの情報をまとめ、野球のポジションを当てられたら成功
まとめ
新入社員研修でグループワークを行うことで、新入社員の人柄や能力を知る機会が得られます。また、会社が目指す社員像やチームワークの在り方を伝えるきっかけにもなります。新人同士の交流も深まるので、ぜひ取り入れてみてください。
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