防災企業研修

updated: 2024 

防災対策とは?災害が起きたときの心構えも紹介 

防災対策とは?災害が起きたときの心構えも紹介 

皆さんは防災対策をしていますか?近年、日本では大きな災害が起こっています。そのことで、皆さんの防災に対する意識も変わってきたのではないでしょうか?間違った知識や起こった際の行動1つで、身の危険性が大きく変わるのです。

今回は今からでもできる防災対策から、家族や社内で改めて見直すべき防災意識をご紹介します。この記事を通して、いつ起こるか分からない災害において、事前に対応できる知識を身につけておきましょう。

 

防災研修・防災イベントの実績200件以上。あそびの力で防災意識を高める「あそび防災プロジェクト」とは?
⇒無料で資料を受け取る

 

企業防災でおさえるべきポイントを網羅した防災マニュアル「担当者必見 企業向け防災完全ガイド」とは?
⇒無料で資料を受け取る

防災対策で大切な「自助」と「共助」

防災対策において、大切なのは「自助」と「共助」の考えです。

では自助と共助とはいったいどんな考えなのでしょうか?

「自助」とは

「自助」とは、日頃から災害に備えて準備したり、災害時には事前に判断して、避難したりするなど、自分で災害から身を守るという意味です。

「共助」とは

「共助」とは、地域の災害時要援護者(お年寄りの方や歩行が難しい方、小さい子どもなど)の避難に協力したり、みんなで消火活動をするなどして、周りの人たちと助け合うということです。 

災害に備えるということは、事前に準備しておくことから始まり、災害発生時、発生から○時間経過した場合、避難所での生活などの場面で大切にすることが変わってきます。

災害において、自助と共助は大切だということを覚えておきましょう。

 

今からでもできる防災対策

防災対策は災害発生時に行動しても遅いのです。災害が来ることを想定した事前の対策が重要になります。いろんな災害を想定して、必要物品を買いそろえたり、家族や社内での確認事項を共有したりしておきましょう。

家族や社内で災害時のルールを決めておく

家族や社内で災害時のルールは決まっているでしょうか?

災害が起こった際の所在はさまざまです。なので、事前に家族や社内で災害が起こった際のルールを決めておくようにしましょう。

具体的には…

・家族や社員共通の災害伝言板を利用して安否確認を残す。

・防災バックの場所を確認しておく。

・指定されている複数個所の避難場所の中から集まる避難所を決めておく

などが挙げられます。

家の中、社内を見なおす

家の中や社内で安全な場所はどこでしょうか?家具は固定されていますか?

災害に備えた環境作りは大切です。今一度確認してみましょう。

  • たんすや本棚など大きな家具がL字フックで壁に固定されている。
    ➔家具を固定しておかないと、地震が来た時に倒れて下敷きになったり、出口を塞がれてしまう恐れがあります。
  • ➔地震や台風で窓が割れた際に、カーテンを閉めておくことで、
  • 高い場所や不安定な場所の上に、重たい荷物は乗せない。
    ➔高い場所に重たい荷物があると、地震が起こった際に、上から荷物が落ちてきて怪我をする恐れがあります。

  • カーテンをしている。また、防火素材が使われている。
  • ガラスの破片の散乱を抑えることができます。また、防火素材であれば、家事が起きても燃えにくくなります。

  • 消火器、避難バッグ、非常食を用意している。
    ➔火災時や避難を要された場合に必要になります。

  • 避難口を2つ以上確保している。
    1つの避難口から出ていけない場合を想定して2つは避難口をつくっておいた方が安心です(避難口のある場所がバラバラに確保されている方が望ましい)。

  • 避難シューズ、スリッパを用意しておく
    ➔災害時にガラスが散乱した上をスリッパ等で歩くと怪我のリスクが減ります。

ハザードマップを確認する

ハザードマップはご存じでしょうか?被害予測地図とも言われていて、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもののことを言います。

予測される災害の発生地点から被害の拡大範囲や被害程度が図面に記されています。

さらには各地域の避難経路や避難場所などの情報が記載されています。ハザードマップによって、事前に災害発生時のイメージがつきやすくなるので、避難経路などを歩いて確認しておくといいでしょう。

しかし、このハザードマップには少し懸念点があります。というのも、あくまで「予測地図」ということです。人は「ここは避難区域場所じゃないから、自分の家にいれば大丈夫」とか「この道を通れば安全」と都合のいい安心材料にしてしまうことがあります。

東日本大震災の津波でも起こってしまった事例ですが「ハザードマップではうちの地域は浸水区域に入ってなかったから逃げなかった」という方がいたり、その過信から逃げ遅れ、命を落とされた方もいたようです。

ハザードマップは「あくまで予測である」ことを認識しておく必要があります。情報を収集することはもちろん大切なので、ハザードマップで確認しておくことはおすすめします。

けれど、災害が起こった際に、自分の身を守ってあげられるのは自分だけと思って、自身で情報を見極める力は身につけておきましょう。

社内の避難訓練を定期的に行う

頭では理解していても実際に災害が起こるとパニックになり、落ち着いて行動できなくなります。なので、定期的な避難訓練を行い、模擬体験を積むと災害時にとるべき行動をイメージしやすくなるでしょう。避難訓練の目安は1か月に1回がベストです。月ごとに災害想定を変えた避難訓練を計画すると、どの災害にも対応しやすくなります。

会社によっては避難する際の社員の担当(消火班、誘導班など)が決まっているところもあるでしょう。役割を決めておくことで防災への意識も高まるのでおすすめです。しかし、あくまで役割なので、全員が防災や避難の知識を学んでおく必要があります。

もちろん会社だけではなく、家にいるときに災害が起こることは十分に考えられますので、お家でも避難訓練に取り組んでみられてはいかがでしょうか?

避難経路や避難場所を確認しておく

避難経路や避難場所は地域によって異なってきます。なので、引っ越しした際には、必ずその地域の避難経路や避難場所を確認しておくことが大切です。先ほどご紹介したハザードマップを利用するといいでしょう。災害が起こってから、図面を見る余裕はないので、図面確認だけではなく、事前に実際に歩いてみて、確認することでイメージしやすくなります。

防災バッグや非常食を常時する

ここ最近の大きな災害から家に防災バッグを用意している方も増えてきました。しかし、防災バッグの中身を把握していますか?使い方の理解はできていますか?防災バッグを用意したり、既定のバッグを買ったりした場合は、しっかりと中身を確認しておきましょう。

また、非常食を常時用意しておくことも防災準備では大切なことです。

「大丈夫!準備万端!」という方も必ず定期的に消費期限のチェックを行うようにしましょう。災害が起きていざ非常食を食べようとした時に消費期限が過ぎていて食べられないという問題も考えられます。また、道具を使わないと食べられない、火を使わないと食べられないものは非常食には向いていません。そして、食べ物と同時に、水も常時用意しておきましょう。

防災についての知識を学ぶ

避難訓練を行うだけでは、実践はできても知識としての学びが不十分になります。

間違った防災知識のまま、防災の準備をするのは危険です。ネット社会の今では、調べると簡単に情報が得られるようになっています。いろんな情報があふれているので、便利ではありますが、中には間違った情報もあるので気をつけましょう。正しい情報を見極める必要があります。

正しい知識を学ぶためには、研修を受講したり、防災イベントに参加したりしてみてはいかがでしょうか?

防災が学べる企業向けイベントをご紹介

防災の研修は難しそうで、参加するのにためらってしまうという方もいるでしょう。また、「せっかくなら社内で取り組みたいけど、講義で学ぶ以外の方法はないの?」という方はいませんか?

そんなお悩みを持つ方たちに防災知識が楽しく学べるイベントを3つご紹介します。

防災運動会

防災運動会』は、運動会に防災を取り入れた新しい運動会です。参加者はアクティビティを通じて、体を動かすことはもちろん、基礎的な防災知識や災害時の知恵を学ぶことができます。楽しいだけでなく、役に立つ、防災を学べる運動会です。

防災運動会では災害を5つのフェーズに分割、「事前/災害発生/発災直後/避難生活/生活再建」とそれぞれのフェーズに応じた競技を体験することができます。

「防災借り物競争」や「防災障害物リレー」など運動会の要素はしっかり残しながらも防災知識を深めることができるのです。

災害は地域や周囲の環境、家族や隣人との関係によっても対策が変わってきます。防災運動会は、地震の頻度が高い地域か、台風が多い地域か、家族での被災を想定するか、会社にいるときの被災かなどによって競技をカスタマイズし、オリジナルで作ることもできます。

防災運動会の事例記事はこちらをご覧ください。

【開催事例】「防災運動会」穴吹エンタープライズ株式会社様

防災運動会の資料を無料で受け取る

おうち防災運動会

研修や講義に参加したいけど、家庭がある方はなかなか参加しにくかったり、開催地が遠いと参加が厳しい方もいるでしょう。

そんな方向けに、お家にいながら防災知識が楽しく学べるコンテンツがあります。それが『おうち防災運動会』です。

『おうち防災運動会』はオンラインを通して行われます。

家にある非常食を持ち寄る『おうち探検!非常食捜索トライアル』や避難所で共助を促すための『全員参加!?避難所ジェスチャーゲーム』などのいろんな場面の防災知識が学べる競技が用意されています。

おうち防災運動会の資料を無料で受け取る

水害サバイバル

水害サバイバル』は水害の防災イベントにおすすめなボードゲームです。

プレイヤーはキャラクターになりきり、水害が起こった町で生き残りを目指します。キャラクターはそれぞれ目的や能力が異なります。また、各プレイヤーには、固有のミッションがあり、そのミッションをクリアするとポイントを獲得することができます。例えば足の悪い老夫婦が長距離移動出来なくて困っているなどです。こういったミッションをクリアしていくことによって、共助の学習にもつながります。

⇒水害サバイバルの資料を無料で受け取る

災害時にすべきこと

では実際に、災害が起きたときはどうしたらいいのでしょう?今度は災害時にすべきことをお伝えします。災害と言ってもさまざまな種類があります。災害全てに共通するべき行動もありますが、津波などの災害で特に気をつけてほしいこともあわせてお伝えします。

落ち着いて行動しよう

まずは、どんな災害においても落ち着いて行動するようにしましょう。慌てた状態だと、正しい判断ができなくなってしまいます。まずは落ち着いて、災害に応じた行動を行うように心がけましょう。

周りから入ってくるたくさんの情報に惑わされずに正しい情報を見極めて行動してくださいね。

津波てんでんこ

「津波てんでんこ」という言葉をご存じでしょうか?

この言葉は東北地方で昔から伝えられている言葉で「津波の時には、てんでんばらばらで逃げろ」ということです。老若男女関係なく、他人を構わず、一人ひとり逃げなさいという意味があります。一見、薄情な言葉に聞こえてしまうかも知れません。しかし、この言葉にはとても奥深い意味が込められています。

災害が起こった際に、子どもなら親の元に逃げてくるでしょう。親の元に来てしまったことで親子揃って津波に巻き込まれてしまい、命を落とすこともあります。

津波てんでんこは、そうした命が1人でも多く守れるように語り継がれてきたのではないか?と言われています。自分の命は自分で責任を持ち、守る意識を持つことで、みんなが助かるのです。

津波てんでんこというのは相手に絶対的な信頼を置いていないとできません。それぞれが必ず逃げてくれているという信頼関係で結ばれると救われる命も増えることでしょう。また、こうして率先して自らが逃げることで他者に「あの人が逃げてるなら逃げなきゃいけない」という心理を働かせ、他者に避難することへの刺激を与えるのです。

ある意味でこれは共助にもなるのです。他の人を助けたいのであれば、まずは自分が逃げましょう。しかし、お年寄りや歩行が困難な方は周りの人達と助け合うことも必要ですので、しっかりその瞬間の判断を落ち着いてするようにしましょう。

安否確認の災害用伝言板

いつ災害が起こるか分かりません。学校や職場にいる時間や、友達と出かけている時かも知れません。いつ何時、災害が起こったとしても、事前に家族や職場の仲間と安否確認を行う手段として災害用伝言版を活用するようにしましょう。

災害発生時は回線が途絶えてしまうことも考えられます。「LINE」は東日本大震災の時でもつながったと言われていたぐらい回線が安定しています、他にも、「web171」などNTTのサービスもありますので、防災対策として決めておくようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?災害が起こっても被害が少ないと、あまり防災に関して緊急性を感じなかったかも知れません。

しかし、いつ起こるか分からない災害…起きてから「どうしたらいいんだろう」では、命を守ることはできません。今回の記事をきっかけに、職場や家族と防災について考えてみてくださいね。

 

「やらないと」から「やってみたい」と思える防災へ。「あそび防災プロジェクト」は、謎解きやワークショップ、運動会などの体験型イベントを通して参加者が防災を学ぶきっかけをつくるプロジェクトです。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
⇒無料で「あそび防災プロジェクト」総合資料を受け取る

 

企業防災でおさえるべきポイントを網羅した防災マニュアル「担当者必見 企業向け防災完全ガイド」とは?
⇒無料で資料を受け取る

 

イベントや研修に関するご相談はこちら

この記事を書いた人

千流
くノ一『千流』でごじゃる!!
まだまだ見習い中の身でごじゃりまするー。
忍びとして得た情報を皆々様にお届けするでごじゃりまするよー!!
RELATED ARTICLES関連する記事
RECOMMENDおすすめ記事
PAGE TOP