チームビルディング企業研修

updated: 2024 

新人研修を成功させチームビルディングを促進するカギは流れのあるゲーム展開

新人研修を成功させチームビルディングを促進するカギは流れのあるゲーム展開

新人研修を担当されるみなさま、こんにちは。キャンプ場のお姉さんとして活動した経験をもち、ビジネスから美容まで貪欲に書く雑食ライターの古賀です。

私は大学時代、キャンプカウンセラーと呼ばれるボランティア活動をしていました。これは、いわゆる“キャンプ場のお姉さん”のこと。薪に火をつけたり、料理指導をしたり、キャンプファイアーをしたりと、お客様のサポート役をしていたのですが、なかでも勉強になったのがゲームです。

そのとき教わったのが、ゲームには「流れ」が重要だということ。初対面のお客様が自然と打ち解けていき、最後は仲間としての絆を深められるように、それぞれのタイミングに適したゲームを組み合わせるよう指導されました。

この教えは、新人研修にも十分に生かせるものです。数種類のゲームを組み合わせて、新入社員たちが主体的に楽しめるゲーム展開を考えてみましょう。

 

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投げっぱなしの企画はNG!流れのある企画構成を

新入社員にとって、研修は緊張の連続。そんな中で唯一の希望ともいえるのが、レクリエーションです。新入社員向けのレクリエーションというと、BBQや飲み会、ボーリング大会などの企画が目立ちますが、研修の効率アップを狙うならば、こうした企画はナンセンス。

お酒の力で歓談が弾むBBQや飲み会などは、コミュニケーションの向上には効果的かもしれませんが、反対にそれ以上の効果は期待できません。チーム対抗のボーリング大会は盛り上がるかもしれませんが、ただ勝敗を競うだけになりやすく、チームビルディングの実現は難しいでしょう。

そもそも、チームビルディングとは、仲間が一丸となって、一つのゴールに向かっていける組織づくりのこと。各々が主体的に個性を発揮し、真のパフォーマンスを引き出せるように働きかけることが大切なのです。

まずは、緊張をほぐす「アイスブレーキング」

最初は、こわばった心と体を解きほぐすことを目的に、「アイスブレイク」をおこないます。自己紹介や他己紹介といった参加しやすいゲームから始めると抵抗が少ないでしょう。ゲームを通して緊張が和らぐだけでなく、仲間の名前や特徴を覚えられるようになるので導入に最適です。

誰でも無理なく楽しめる「GOOD & NEW」

真面目な新入社員のなかには、ゲームに強い抵抗を感じている人もいるかもしれません。そこで、最初のゲームとして取り入れやすいのが「GOOD & NEW」です。

ルールはとてもシンプルで、一般的な自己紹介に加えて、24時間以内にあった“よかったこと”もしくは“新しいこと”を話すだけ。研修の感想やプライベートの話題など好きな内容を言えるので、誰もが無理なく参加できます。

プレゼンの練習にもなる!?「他己紹介」

自己紹介の次は、「他己紹介」で一歩踏み込んだ関係づくりを。まず、二人組みをつくったら、ファシリテーター(司会者)がお題を出し、それについて2分間ずつ互いに自己紹介をしてもらいます。

終わったら、全体に向けて相手の紹介をお願いします。ポイントは、ファシリテーターが「具体的なエピソードも盛り込んで、相手を魅力的に伝えてくださいね」と声掛けすること。

これによって、相手をより深く理解しようとしますし、発表に向けての緊張感が高まり、プレゼンの練習にもつながるでしょう。

合意形成研修コンセンサスゲーム

合意形成研修コンセンサスゲームは、物語を通して複数人で合意形成をする過程と要点を実践しながら学べる研修です。

参加者同士で議論を行い、自分と他人の考え方や価値観の違いを知ることができます。また、結論を導くための論理的な思考、情報の整理力を向上させることも可能です。

ゲームのストーリーや設定がありますので、お互いをよく知らなくてもゲームクリアのために話し合い、最終的に意見をまとめる中で、自然と打ち解けて話せるようになるでしょう。

オンラインツールを利用しての開催・リアルでの開催どちらにも対応しております

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笑いあえる関係をつくる「ディインヒビタイザー」

アイスブレイクで緊張がほぐれたら、「ディインヒビタイザー」に移ります。これは「抑制をとる」という意味で、心の壁を下げるためにちょっと恥ずかしいゲームをおこない、互いに笑いあえる関係性を育みます。

アイスブレーキングよりもさらに深く心と体をほぐし、失敗を恐れずに行動できる基礎をつくります。では、ディインヒビタイザーに適したゲームにはどんなものがあるのでしょうか。

恥ずかしいから盛り上がる「スピードラビット」

「スピードラビット」は、鬼を中心に全員で円になり、鬼の指名を受けた人とその両隣の人が協力してポーズや鳴き声を真似するゲームです。真似する動物は「うし」「うま」「うさぎ」のいずれか一つ。

例えば、鬼がAさんに「うし」とコールしたら、A さんは親指を立てて下に向けて手を組み、両脇の人が指を絞りながら、3人で「モ〜」と鳴き真似をします。この形が間違っていたり、鳴き真似をしていなかったりするとアウト。その人が鬼になります。

「うま」の場合、Aさんはジャッキーになり、右隣の人は馬の顔、左隣の人は馬のお尻になります。「うさぎ」なら、Aさんは耳になり、両脇の人は足になります。うさぎは鳴かないので、事前に鳴き声を決めておきましょう。

最初は説明をおこないながら甘めの判定でおこないましょう。慣れてきたら厳しくしていったり、スピードアップしたりすると盛り上がりますよ。鬼は2人、3人でもOK。一緒に鬼になった人たちは、恥ずかしさを共有しあえるので、仲が深まりやすいでしょう。

協力して課題を解決する「イニシアチブ」

これまでのゲームで信頼関係が築けたなら、互いに協力しあって課題を解決する「イニシアチブ」を取り入れましょう。一人では解決できない精神的・身体的課題を、それぞれの能力を出し合って解決することで団結力が高まります。ここでは、研修に適したイニシアチブゲームを紹介します。

グループ戦で競い合う「ペーパータワー」

A4の紙だけを使ってタワーを作るペーパータワー。数人ごとのグループに分かれ、その高さを競い合うゲームです。各グループに30〜40枚程度の紙を配り、タワーを作る前に10〜15分程度の作戦タイムを設けます。

作戦中は紙を触れても構いませんが、ただし、許されるのは一枚だけ。作成時間は1分以内です。これらのルールをふまえたうえで、グループのメンバーがそれぞれ意見を出し合って作戦を考えることで、チームの結束が固まります。

ゲーム終了後は、振り返りをおこないましょう。反省点を出し合い、再度グループディスカッションをおこなってから第二回戦を始めるのもおすすめ。より戦略的なタワーづくりが楽しめるはずです。

リアル探偵チームビルディング

リアル探偵チームビルディングは、協力や教え合いを促進し、それを通して学びを得るジグソー法を基にした、アクティブラーニング型チームビルディング研修です。

ジグソー法とは、アメリカの社会心理学者が提唱した、人種間の壁を取り除くために開発された手法です。参加者は①大グループとその中の②小グループに所属し、②にはそれぞれ別の情報が与えられます。
参加者は②で個別に話し合った内容を①に適切に情報を提供し、お互いに教え合いながら、学習を進めていくことで学習効果が高まります。

力を合わせなければクリアすることはできないようなアクティビティですので、イニシアチブにピッタリです。

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SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ

SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ』は、企業経営を体験できるSDGsビジネスゲームです。各チームは企業として戦略を立て、労働力や資本を使って利益を競います。

ただし本ゲームは、目先の利益を考えるだけでは勝利できない構造になっており、長期的な利益を生むために環境や社会など様々な要素を考慮する必要があります。

SDGsにおける企業の役割を学ぶだけでなく、戦略思考や情報共有、駆け引き、チームビルディングなどさまざまなことを体験できるゲームです。

もちろん、協力の大切さも学ぶことができます。

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オンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」

ある惑星からのSOS」はオンラインで楽しめる、SDGsと謎解きを掛け合わせたイベントです。 参加者の皆さんは「ある惑星」の課題を解決するというミッションを与えられます。 謎を解いて情報を情報を整理することで、惑星の課題を解決する方法を導き出すことができます。

チームでゲームを進めるなかで、知らず知らずのうちに、今世界で起きている問題や、SDGsの必要性を学ぶことができます

オンラインを利用したイニシアチブ研修がしたい場合には、特におすすめできるゲームです。

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また、これらのビジネスゲームと一緒にフレームワーク「SDGsマッピング」を実施することで、より学びを深めることができます。

SDGsマッピングは、自社の取り組みとSDGsを結びつけるワークショップです。 SDGsの目標を構造化して示した「ウェディングケーキモデル」に自社の取り組みを分類し、自社とSDGsのつながりを見つけます。 IKUSAのSDGsマッピングは、SDGsボードゲーム「ワールドリーダーズ」もしくはオンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」とセットで実施します。

ゲームとワークショップをセットで行うことで、ゲームでの体験をより深い学びに落とし込むことができるでしょう。また、ワークに入る前に、SDGsの基礎的な内容について解説を行うため、SDGsの知識があまりない方でも気軽に取り組めます。 SDGsマッピングを行い自社とSDGsのつながりを感じることで、SDGsを身近なものとしてとらえ、自分ごと化することが可能です。

SDGs カードゲーム「2030SDGs 」

カードゲーム「2030SDGs(ニーゼロサンゼロ エスディージーズ)」は、SDGs17の目標を達成するための道のりを体験できるカードゲームです。プレイ人数は最低5人から、最大で200人規模まで対応可能です。

このゲームは、SDGsの目的やゴールについて学ぶゲームではなく、「SDGsの本質」について体感的に学べる内容になっており、SDGsについての理解や興味がない人でも、プレイすることで「SDGsとはこういうものなんだ」と理解できます。

    最後には参加した人同士で話し合い、振り返る時間もありますので、他の人の考えに触れ、優れたところを取り入れることができます。

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    参考

    チームビルディング・アクティビティの種類 | 日本チームビルディング協会 -JTBA-
    スピードラビット | アイスブレイク

    楽しむ気持ちが絆を育む

    新入社員の第一関門といえる新人研修。高まる緊張をほぐすためにも、レクリエーションでは、アイスブレーキングから丁寧におこない、自然な流れでチームビルディングに取り組んでもらうことが大切です。

    しかし、初めてレクリエーションを担当する場合、何種類ものゲームを構成するのは、難しいかもしれません。不安がある場合は、プロに頼めばスムーズな展開を実現してくれます。楽しいレクリエーションを提供し、生まれたての絆を大切に育てていきたいですね。

     

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    この記事を書いた人

    古賀令奈
    フリーランスのライター&エディター。コスメの専門家・コスメコンシェルジュとしても活動。実は、元キャンプ場のお姉さんという顔も。インドア派なのかアウトドア派なのかわからないチグハグ人間。
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