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納涼祭を盛り上げるアイデア7選!ポイント・注意点も紹介

納涼祭を盛り上げるアイデア7選!ポイント・注意点も紹介

夏になると、各地で「納涼祭」が開催されます。納涼祭という名前から、なんとなく涼しそうなイメージがありますが、具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

本記事では、納涼祭とはどのような祭りなのか、開催時期や、「夏祭り」「暑気払い」との違いを解説します。そのうえで、納涼祭を開催するメリット、盛り上げるためのアイデアとポイント、開催するときの注意点も紹介します。


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納涼祭とは

まず「納涼」とは、夏の暑さを避ける工夫をして、涼しさを味わい楽しむことを意味する言葉です。たとえば、川や池などの傍でくつろぐ、冷たい食べ物や飲み物を味わう、花火を楽しむなど、さまざまな工夫をして涼を感じることをいいます。

そして納涼祭とは、涼を味わい楽しむための祭りのことです。夏になると、日本でも各地で納涼祭が行われます。自治体などが主催するイメージがあるかもしれませんが、会社が従業員のために、社内イベントの1つとして納涼祭を開催するケースもあります。

また、祭りによって名称もさまざまです。納涼祭(のうりょうさい)ではなく「納涼祭り(まつり)」とされることもありますし、規模が小さいものは「納涼会」、大規模なものは「納涼大会」として行われることもあります。また、「納涼盆踊り大会」や「納涼花火大会」など、名称にその祭りのメインイベントが含まれているケースもあります。

納涼祭はいつ開催する?

納涼祭は、夏の暑さを避け、涼を感じることを目的とした祭りですので、夏のなかでも特に暑い時期に開催されます。具体的には、梅雨明けからお盆明けまでの間に開催されるのが一般的です。

ただ、地域によっても異なりますし、特に決まりがあるわけでもありませんので、夏のように暑い時期であれば、いつ開催しても構いません。実際に、残暑が厳しい9月の初め頃に開催される納涼祭もあります。

「納涼祭」と「夏祭り」の違い

夏祭りとは、夏に開催されるさまざまな祭りのことです。日本では、季節ごとに各地でさまざまな祭りが開催されます。一般的に夏祭りとは、79月頃に開催される祭りを指します。

祭りは、開催される季節によって意味や目的が異なります。夏祭りは、豊作祈願、疫病退散、先祖供養などを目的としたものが多いです。ただ、このような何かを祈願するものや、地域に伝わる伝統的なものだけでなく、自治体や学校、会社がイベントの1つとして行う夏祭りもあります。

一方の納涼祭は、お伝えしたように「涼を味わい楽しむ」ことを目的に開催される祭りやイベントを指します。

このように、納涼祭も夏祭りも同じ「夏に開催される祭り」ではありますが、意味や目的が異なります。

「納涼」と「暑気払い」の違い

暑気払いとは、その名の通り「暑気(夏の暑さ)を払う」ことです。単に暑さを払うだけでなく、「元気をつけて夏を乗り切ろう」という意味も含まれています。

納涼は、「暑さを避けて、涼を楽しむ」こと。そして納涼祭は、それを目的とした祭りやイベントを指します。

どちらも「夏の暑さに対して何かをする」という点では共通していますが、ちょっとしたニュアンスの違いがあります。暑気払いは、どちらかというと暑さを払うための行為そのものを指す言葉といえます。たとえば、そうめんを「食べる」、ビールを「飲む」などです。一方の納涼は、涼を楽しむ「過ごし方」というイメージではないでしょうか。

暑気払いについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

暑気払いとは?いつ行うのか、イベント開催に必要な準備を解説

納涼祭を開催するメリット

次に、納涼祭を開催するメリットを紹介します。

地域住民や社員同士で交流できる

納涼祭は、いろいろな人と交流できる機会になります。

たとえば、自治体が主催する納涼祭なら、地域住民同士に交流を深めてもらえます。最近は、昔に比べると地域のつながりが薄れてきているといわれています。実際に、「自分が住んでいる地域にどのような人がいるのか知らない」「めったに顔を合わせて話す機会がない」という人もいらっしゃるのではないでしょうか。地域コミュニティを形成・活性化させることは、防災の観点からも重要です。納涼祭をきっかけに、つながりが生まれることもあるでしょう。

会社が主催する納涼祭なら、従業員とその家族、取引先などに、交流を深めてもらえます。その結果、チームワークが向上する、仕事が円滑に進むようになるなどのメリットも期待できるでしょう。

地域や会社が好きになる

納涼祭を通して夏の楽しい思い出ができると、住民や従業員が主催者(地域や会社)のことをより好きになってくれたり、愛着を持ってくれたりするようになる可能性があります。

住民が地域のことを好きになってくれれば、地域の行事にも積極的に参加してくれるようになるでしょう。また、転出防止や、外からの転入促進につながる可能性もあります。

会社の納涼祭なら、従業員の離職防止、ストレス軽減、モチベーション向上などが、期待できるメリットとして挙げられます。また、会社の場合は、小さい子どもでも楽しめる納涼祭にすると、より従業員の満足度を高められるでしょう。従業員の家族を招待して開催するイベントは、「ファミリーデー」とも呼ばれます。詳しくは以下の記事で解説していますので、こちらも参考にしてください。

ファミリーデーとは?メリット、実施方法、企画例を紹介

地域の活性化につながる

地域の活性化につながるというのも、納涼祭のメリットです。

たとえば、納涼祭に地元の飲食店に出店をお願いすれば、地元商店街を盛り上げられるでしょう。地元産のお肉や野菜、果物などを使ったメニューを提供すれば、外から遊びに来てくれた人にも地元の魅力をアピールできます。納涼祭という形で、地域課題の解決に貢献してみてはいかがでしょうか。

イメージアップにつながる

自治体であれば、納涼祭を通して、「地域住民のことや、住民同士のつながりを大切にしている自治体」というイメージをアピールできるでしょう。納涼祭は、基本的には誰でも参加できるので、外の人に地元の魅力を伝えられる機会でもあります。よいイメージが広がれば、転入者の増加につながるかもしれません。

会社の場合も、従業員とその家族だけでなく地域の人も参加できる形にしたり、地域と協力して行ったりすることで、会社のイメージアップを図れます。実際に、CSRSDGsの取り組みの1つとして、地域を巻き込んだ納涼祭を開催する企業もあります。

納涼祭のアイデア7

では、納涼祭では具体的にどのようなことをすれば、来場者に楽しんでもらえるのでしょうか。ここでは、納涼祭を盛り上げるアイデアを7つ紹介します。

1.花火大会

祭りといえば、やはり花火ではないでしょうか。

打ち上げ花火があると、集客率も大幅にアップします。ただ、花火を打ち上げるには事前に届け出が必要であり、コストも、準備の手間もかかります。打ち上げ花火ほど大掛かりなものではなく、会場内に手持ち花火を楽しめるスペースを作るのもおすすめです。

花火を取り入れる場合は、しっかりと安全対策をすることを忘れないでください。

2.盆踊り

盆踊りも、夏の祭りには欠かせません。盆踊りは、本来はお盆の時期にご先祖様の霊を供養し、お迎えするための踊りです。地域によっては、納涼祭とあわせて行われることもあります。

また、最近はJ-POPやアニメソングに合わせて盆踊りをするケースも見られます。人気の曲・流行りの曲に合わせて踊るのも、楽しいのではないでしょうか。

3.屋台

祭りといえば、屋台です。いろいろな屋台を用意すると、小さな子どもたちにも楽しんでもらえるでしょう。

  • 食べ物系:かき氷、りんご飴、綿菓子、チョコバナナ、たこ焼き など
  • ゲーム系:ヨーヨー釣り、スーパーボールすくい、射的、輪投げ など

4.流しそうめん

冷たくてのどごしがよいそうめんは、まさに「涼」を楽しむ食べ物といえます。竹で台を作ると、より「涼」の雰囲気が出ますが、準備が大変なので、市販のキットを使うのがおすすめです。レンタルしてくれるところもありますので、探してみてはいかがでしょうか。

色付きのそうめんを流すと、楽しさもアップします。大人から子どもまで、一緒になって楽しめるでしょう。

5.ステージイベント

音楽ライブ、ダンス、マジックショー、和太鼓などのステージイベントがあると、会場全体が盛り上がります。「夏」や「涼しさ」を感じられるように、ステージの装飾にもこだわってみましょう。

上記のような観て楽しむイベントだけでなく、ゲームやビンゴのような参加型のイベントを実施するのもおすすめです。

6.ビアガーデン

夏は、ビールが一段とおいしく感じられる季節です。会場のなかに、夜風を浴びながらビールとおいしい食事を楽しめるスペースを設けると、大人の来場者に喜ばれます。ビールが飲めない人も一緒に楽しめるように、いろいろな種類のドリンクを用意しておきましょう。

納涼祭ではありませんが、会社などでは「納涼会」という名目で、ビアガーデンで飲み会を開催するケースもあります。納涼祭のような大規模なイベントが難しい場合は、納涼会として飲み会や食事会を企画するのもおすすめです。

7.バーベキュー

おいしいビールと一緒に、バーベキューを楽しめるスペースも設けてみてはいかがでしょうか。

ただ、納涼祭は「涼を楽しみ味わう祭り」なので、「涼」を意識して取り入れてみてください。たとえば、焼き物だけでなくトマトやスイカを提供する、冷たい飲み物を用意する、涼しさを感じられるBGMを流す、などのアイデアが考えられます。

納涼祭を盛り上げるためのポイント

次に、納涼祭をより盛り上げるためのポイントを2つ紹介します。

浴衣や甚平で参加してもらう

浴衣や甚平姿の人が多いと、会場全体が「夏」「納涼祭」という雰囲気になり、盛り上がります。浴衣や甚平の人は割引、おまけに1個プレゼントなどの特典があっても面白いのではないでしょうか。

浴衣や甚平は、暑そうに見えるかもしれませんが、軽く通気性のよい素材で作られているので、風が通ります。見た目にも涼しいので、納涼祭におすすめです。

景品やオリジナルアイテムを用意する

納涼祭を盛り上げるために、何か景品やオリジナルアイテムを用意することも検討してみてはいかがでしょうか。

たとえば、光るおもちゃです。納涼祭は夕方以降に開催されることが多いので、目にも楽しい光るうちわ、スティック、ブレスレットなどは、子どもたちに喜ばれるでしょう。パンフレットや、その納涼祭オリジナルのうちわを作って配布するのもおすすめです。思い出になりますし、自治体や会社の宣伝にもなります。

また、会社の納涼祭の場合は、従業員に感謝を伝える機会でもあるので、グルメ券など豪華な景品を用意するケースもあります。

納涼祭を開催するときの注意点

最後に、納涼祭を開催するときの注意点を4つ紹介します。

人が集まりやすい日程を選ぶ

せっかく納涼祭を開催しても、たくさんの人に来てもらえなければイベントとして盛り上がりません。開催日時は、できるだけ多くの人が参加できる日時に設定することが大切です。

会社の1つのイベントとして納涼祭を開催する場合は、従業員にアンケートをとるのもおすすめです。また、従業員が仕事を忘れて楽しめるように、繁忙期は避けるようにしましょう。

会場は早めに確保する

納涼祭の開催日時を決めたら、会場を確保します。夏はイベントが多く、週末は特に予約が埋まりやすいので、できるだけ早めに押さえておきましょう。

多くの人に遊びに来てもらえるように、アクセスしやすい会場を選ぶというのもポイントです。あわせて、会場の近くに広い駐車場も確保できるとなおよいでしょう。

また、途中で多少雨が降ってきても続行できるように、屋根付きの会場や、屋内の会場で開催するという選択肢もあります。屋外の会場で開催するなら、雨が降った場合の対応も考えておきましょう。具体的には、もし開始前から荒天の場合は「中止するのか or 予備日を設けておくのか」を決めておく必要があります。また、途中で雨が降ってきても、テントやタープを用意しておけば、小雨程度であれば続行できるでしょう。

IKUSA ARENA」は納涼祭にもおすすめ

東京都内で納涼祭を開催することを考えているなら、練馬区にある「IKUSA ARENA」も検討してみてください。「IKUSA ARENA」は、20246月にオープンした大規模イベントスペースです。屋内ですので、天気にかかわらず予定のイベントを開催できます。

700m2のメインフロアの床には特注のゴムマット素材を使用しており、子どもが走って転んでもケガをしにくくなっています。また、大型ステージ、音響・照明設備も完備しています。迫力のあるステージパフォーマンスで、納涼祭も盛り上がること間違いなしです。もちろん飲食(アルコール含む)もOK。ケータリングの手配も可能です。

20248月には、会場の運営会社の主催でファミリーサマーフェスティバルも開催しました。レポートは以下からご覧いただけますので、よろしければ参考にしてください。

https://arena.ikusa.jp/case/1340/

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熱中症対策を行う

納涼祭に遊びに来てくれた人が熱中症にならないように、主催者としてしっかり対策をしておく必要があります。以下は、具体的な対策の一例です。

  • 冷たい飲み物を買える場所(屋台、自販機など)を多く・効果的に設置する
  • 冷たい飲み物を買える場所で欠品が起きないようにする
  • 日陰になる場所を作る
  • 休憩できる場所を作る
  • 救護所を設ける
  • 来場者がどこに何があるのかがすぐにわかるような工夫をする(会場の地図を配布する、スタッフを配置する、放送で案内する など)

環境省の以下のページから、「夏季のイベントにおける熱中症対策ガイドライン」がダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。

参考:環境省熱中症予防情報サイト|普及啓発資料のダウンロード

日本の夏は昔よりも暑くなっており、夜でもあまり気温が下がらない日もあります。屋内の会場であっても、油断は禁物です。主催者として、しっかりと熱中症対策をしておきましょう。

食中毒対策を行う

夏のイベントでは特に、食中毒にも注意しなければなりません。以下は、具体的な対策の一例です。

【調理をする人】

  • 清潔な服・帽子・靴を着用する。
  • 爪は短く切る。
  • 調理前とトイレの後には、しっかり手を洗い消毒する。
  • 当日体調が悪い人は調理に従事しない。  など

【調理器具や容器など】

  • 衛生的で、きれいな水が確保できる場所で調理する。
  • 洗浄・消毒した調理器具を使う。
  • 使い捨て容器など衛生的な容器で提供する。  など

【提供するメニュー】

  • できるだけ簡単に調理できるものにする。
  • しっかり加熱してから提供する。
  • 生ものやご飯ものは避ける。 など

参考:バザーやイベントなどで食品を取り扱う場合の食中毒予防|広島市公式ウェブサイト

まとめ

涼を楽しむための祭り、納涼祭について解説しました。せっかく納涼祭を企画しても、多くの人に遊びに来てもらわなければ、イベントとして盛り上がりません。開催日時は人が集まりやすい日時に設定し、年齢や性別を問わず楽しめる内容を企画しましょう。また、来場者に思いっきり楽しんでもらうために、熱中症対策や食中毒対策、その他安全対策をしっかりしておくことも忘れないでください。


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この記事を書いた人

IKUSA.jp編集部
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