updated: 2024
インディアカとは?ルール、実施方法、おすすめポイントを紹介
羽が付いたボールを手で打ち合う、バレーボールのようなスポーツである「インディアカ」。日本での競技人口は世界的に見ても多く、日本各地で大会が開催されたり、レクリエーションとして取り入れられたりしています。
本記事では、「インディアカ」の概要や実施方法、ルール、おすすめポイントを紹介します。併せて、「インディアカ」の歴史や普及のようすなども紹介していますので、是非最後までお読みください。
年間1000件以上のイベント・研修を支援。IKUSAのサービス総合カタログ【デジタル版】を無料配布中
⇒無料で資料を受け取る
企画から司会・運営、食事手配まですべておまかせ!
参加者全員が没入できる運動会を総合的に支援する「社内運動会プロデュース」とは?
⇒社内運動会プロデュース ご紹介資料を無料で受け取る
メールアドレスのみで簡単10秒受取「社内運動会のメリットや失敗しないポイント」
⇒無料で資料を受け取る
インディアカとは
「インディアカ」とは、4枚の羽が付いたボール(インディアカボール)を手で打ち合う、バレーボールのようなスポーツです。ラケットなどは使わず、手で打ち返すのがポイントです。羽が付いている分、通常のバレーボールよりもスピードは遅く、狙った方向に飛ばしやすいため、初心者でも問題なく楽しめるでしょう。
試合人数は4対4で、交代要員をそれぞれ4人まで置くことができます。ネットを挟んで羽根付きボールを打ち合い、先に21点を取ったほうがセットを取ります。3セットマッチで、2セットを先に取ったチームが勝ちというのがルールです。
基本的に年齢制限はなく、男女混合チームを作ってプレーすることもできます。比較的自由度の高いスポーツなので、団体スポーツに興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
インディアカの実施方法
ここでは、「インディアカ」で用意するものと実施の流れについて解説します。
用意するもの
「インディアカ」をするにあたって必要なものは以下のとおりです。
- インディアカボール(赤い羽根付きのボール、長さ約25㎝、重さ約50g)
- スペアの羽根(インディアカボールの羽根が傷んだ際に付け替えるため)
- インディアカ専用ネット
- インディアカ用支柱
- 得点表示板
- 審判が使用するもの(ホイッスル、フラッグ、台)
実施する際の流れ
「インディアカ」の流れは以下のとおりです。
- 4人ずつのチームに分かれる
- チームの代表者がジャンケンをして、勝ったほうのチームがサービスかコートを選択する
- 自陣のコート内に落とさないようにしながら、インディアカボールをネット越しに片手で打ち合い、3回以内で相手チームのコートへ打ち返す
- 得点はラリーポイント制で、各セットは21点先取制。20対20になったらジュースとなり、その後は2点勝ち越したチームをそのセットの勝者とする
- セットごとにコートを交替する
- 3セットマッチで、2セット先取したチームが勝者となる
なお、第3セットでは、どちらかのチームが11点先取したらコートを交替します。その際、サービス権は交替時のまま続行されます。
大まかなゲームの流れは上記のとおりですが、インディアカではほかにも細かなルールが設定されています。
インディアカのルールと反則行為
以下は、日本インディアカ協会による「インディアカ競技規則」の抜粋です。
競技を行うコートは、10m×13.40mの長方形でバドミントンコートと同じサイズである。
コート内競技者は4名(男女混合は2~3名の女子がいること)で、交替競技者を4名までおくことができる。
ネットの高さは、シニア女子85m、シニア男女混合・シニア男子・女子2.00m、男女混合と男子2.15mとする。
競技用具は(社)日本インディアカ協会公認のインディアカボールを使い、クッションの入った平たいパッドの部分を素手で打つ。
インディアカボールを肘から先の片手(ネットを越えてくる第1打とブロックは両手を使っても良い)でプレーし、ネットを越えて相手側コートに打ち込み、インディアカボールが相手側コートに落とすことにより得点となる。
競技開始前にサービス(あるいはレシーブ)を選ぶかコートを選ぶかをキャプテンのジャンケンで決める。
コート内での競技者は、前列3名、後列1名に分かれ、左右及び前後の競技者は足が触れ合わないように位置する。
前列競技者(3名)は、どの位置からもアタックプレーができ、ブロッキングにも参加できるが後列競技者(1名)は、アタックライン後方からのアタックプレーはできるがフロントゾーンでのアタックプレー及びブロッキングに参加することはできない。
サービスは後列に位置する競技者がコートのエンドラインの外側からアンダーハンドで行う。
サービスは1回とし、インディアカボールがネットに触れた場合は失敗となる。また、相手側に得点されるまで同じ競技者がサービスを行う。
競技は21点を1セットとして3セットマッチで行い、2セット先取したチームが勝者となる。なお、得点はラリーポイント制とする。
インディアカボールがネットを越えて相手側に打ち返すまでの打球許容回数は3回に限られている。ただしブロッキングまたはネットプレーが含まれるプレーの場合はこの限りではない。
競技がインプレーのとき、プレーヤーはセンターラインを踏み越えてはならない。
同じ競技者が2度続けてインディアカボールに触れてはならない。ただしブロッキングとネットプレーをしたときはこの限りではない。
相手側コートのインディアカボールに触れてはならない。ただしアタックをした後に手がネットを越えてしまっても反則とはならない。
ブロッキングは前列競技者3名が両手を使って行っても良い。また、打球許容回数として数えないし、ブロッキングをした競技者は続いてインディアカボールに触れても反則とはならない。
競技がインプレーの状態にあるとき、身体、衣服のどの部分でもネットに触れた場合、また、アタック及びブロッキングの際にネットに触れた場合は反則となる。
出典:一般社団法人 日本インディアカ協会「インディアカ競技規則(抜粋)」
細々としたルールはありますが、おおまかにはバレーボールのルールと似ています。レクリエーションとして楽しむのであれば、コートの広さやネットの高さなどは状況に応じてアレンジするとよいでしょう。男女混合チームを組むことも可能であるため、参加者の状況に合わせてチーム編成をすることも可能です。
なお、上記の規則のうち、13~15、17は反則行為なので覚えておきましょう。
インディアカのおすすめポイント
インディアカには、以下のようなおすすめポイントがあります。
初心者でも楽しめる
インディアカボールは軽く柔らかな素材でできており、当たっても痛みを感じることはないでしょう。また、バレーボールのように突き指をする心配もありません。
羽根によってスピードが緩和されるうえ、通常のボールよりコントロールしやすく、初心者でもすぐにプレイできるようになります。
幅広い年齢層で楽しめる
インディアカは、初心者でもすぐできるようになるスポーツであるのと同様に、子どもや高齢者でも楽しめるものでもあります。スピードが緩やかなインディアカボールであれば、力の弱い子どもや、体力・俊敏性が衰えた高齢者でも続けられるでしょう。
事実、公式試合では参加者の年齢制限がなかったり、シニアの部を設けていたりします。年齢層に縛られずに楽しめるため、レクリエーションとしてもぴったりのスポーツです。
楽しみながら体を鍛えられる
走ったり、ボールを打ち返したりするインディアカは全身運動です。スピードが緩やかであることからバレーボールほどハードではないにしても、ゲームが終わるころには誰もが一汗かいていることでしょう。ボールを打ち返すためにリズム良く動きまわることで、楽しみながら全身をバランス良く鍛えられるはずです。
狭い場所でもできる
インディアカボールは羽根が付いていてスピードが緩やかであるため、バレーボールのように遠くに飛んだり、地面に落ちて転がっていったりする心配がありません。そのため、狭い場所でも問題なく行えます。
もちろん、体育館のように広々とした場所で競技規則にある広さのコートを使うのが一番ですが、試合を行う8人がある程度動き回れるだけの広さがあれば、インディアカを行うことは十分可能です。
インディアカの歴史
インディアカの始まりは、1936年にあるドイツ人・クローンがブラジルのリオデジャネイロで「ペテカ」というスポーツの存在を知り、それをドイツに広めたこととされています。ドイツに持ち帰った後、用具を改良したり、ルールを設けたりして、現在のインディアカとして確立させたのです。
ちなみに、「インディアカ」という名前は、ペテカの原型がインディオ(ラテンアメリカの先住民)の遊びであったことから、クローンが「インディアーナ・ペテカ」を略す形で名付けたとされています。
インディアカの競技人口と普及のようす
現在の日本におけるインディアカの競技人口は、約100万人とされています。世界的にも日本は競技人口の多い国で、ほかにインディアカが普及しているのはヨーロッパの国々やブラジル、ニュージーランド、カナダです。
さらに、インディアカは2001年から世界選手権が、2002年からはワールドカップが開催されており、2023年には、ワールドカップのシニア女子とシニア混合の部で日本は優勝しています。
そうした人気を背景に、TikTokでも、インディアカの公式試合のようすや練習風景などの動画がいくつもアップロードされています。
まとめ
「インディアカ」は、初心者や高齢者でも楽しめる安心・安全なスポーツです。世界的に見ても競技人口は多く、日本各地でレクリエーションとして取り入れられています。
用意するものはいくつかありますが、大まかなルールはバレーボールに似ていてわかりやすいため、一度始めてしまえば参加者全員で熱中できることでしょう。
世界的な広がりはヨーロッパと日本、韓国に限られているのが現状ですが、これからの普及に日本が貢献できる可能性は大いにあります。興味のある方は、積極的に挑戦してみてください。
IKUSAでは、年間1000件以上のユニークなイベントや研修を支援しています。90種類以上のイベント・研修サービスからお客様のニーズに合わせてご提案させていただき、ご要望に応じたカスタマイズも可能です。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
⇒無料でサービス総合カタログ【デジタル版】を受け取る
企画から司会・運営、食事手配まですべておまかせ!
参加者全員が没入できる運動会を総合的に支援する「社内運動会プロデュース」とは?
⇒社内運動会プロデュース ご紹介資料を無料で受け取る
メールアドレスのみで簡単10秒受取「社内運動会のメリットや失敗しないポイント」
⇒無料で資料を受け取る