ゲーム・レクリエーション

updated: 2024 

ワードウルフとは?ルール、実施方法、コツを紹介

ワードウルフとは?ルール、実施方法、コツを紹介

言葉を使った人狼ゲームともいわれる「ワードウルフ」。メンバー間での会話が必須になるため、チームビルディングやアイスブレイクなどに活用できるゲームです。

本記事では、ワードウルフの概要、実施方法(用意するもの・流れ)、実施する際のコツなどを紹介します

また、ワードウルフの実施を検討されている方に向けて、ワードウルフを実施することで得られる効果や、実際にワードウルフを実施した感想も紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みください。

 

年間1000件以上のイベント・研修を支援。IKUSAのサービス総合カタログ【デジタル版】を無料配布中です。
⇒無料で資料を受け取る

 

社内レク、懇親会、運動会、研修などでチームビルディング!圧倒的に盛り上がる社内イベント・研修の事例集を無料配布中

⇒無料で資料を受け取る

 

ワードウルフとは

ワードウルフとは、グループのメンバーとの会話を通して、「他の人とは違うお題」を渡されたメンバーを見つけ出すゲームです。ゲーム名からもわかるように、「会話で少数派を見つける」というルールが人狼ゲームと似ていることから、「ワード人狼」などと呼ばれることもあります

人狼ゲームと大きく異なる点は、お題を渡された段階では、自分のお題が少数派(ワードウルフ)なのか多数派なのかがわからないことです。メンバーとの会話を重ねるなかで自分のお題がどちらなのかを判断し、少数派であった場合はそれが周囲にバレないように話を合わせなければなりません。

相手の話を聞いてそれぞれの立場を分析する力、勝利するために会話の内容をコントロールする力などが求められるため、おもにコミュニケーション能力を鍛えられるゲームといえます。

ワードウルフのルール

ワードウルフは、グループのメンバーそれぞれにお題を渡し、制限時間付きの会話をヒントに、少数派のお題を渡されたメンバーを見つけ出すゲームです

お題を確認したらそのまま会話をスタートし、質問やその回答をメンバー間で繰り返しながら、「自分のお題が多数派か少数派か」「(自分が多数派と確信できた場合は)誰が少数派のお題を持っているのか」を推理しながら見極めていきます。

会話が終了した後、メンバー同士で「誰がワードウルフか」の投票を行い、見事的中すれば多数派側の勝ち、だまし切れば少数派側の勝ちとなります。

ワードウルフの実施方法

ワードウルフは少数派を見つけ出すゲームなので、ゲームの進行役1人とは別に、最低でも3人以上で行う必要があります。最大人数に特に制限はありませんが、それぞれのメンバーの話を聞けるようにするために、1グループは68人程度で行うのがよいでしょう

その際、会話の制限時間は「3人なら2分」「5人なら3分」など、参加人数に合わせて調整するのがおすすめです。お題の少数派と多数派の比率も、参加人数に合わせて「少数派は1人だけ」「少数派は2人にする」といった具合に調整するとより楽しめます。

ここからは、ワードウルフの具体的なゲームの流れを紹介していきます。

 用意するもの

ワードウルフで用意するものは以下のとおりです。

  • ペン
  • メンバーの人数分の用紙
  • ストップウォッチ

各メンバーにお題を渡すための用紙と、お題を記入するためのペン、ゲームの進行役が時間を計測するためのストップウォッチがあればOKです

もし、手書きでお題を用意するのが手間であれば、ワードウルフ用のスマホアプリで代用してもよいでしょう。事前にゲーム人数や会話の制限時間などを設定しておけば、あとはアプリの指示に従うだけでスムーズにゲームを進められます。

 実施する際の流れ

ワードウルフのゲームの流れは、大きく以下の3ステップに分けられます。

  1. お題の確認
  2. 会話
  3. 投票

それぞれのステップについて、内容を紹介していきます。

1.お題の確認

進行役がゲームのルールを説明してから、用紙あるいはスマホアプリで、各メンバーが自分のお題を確認します。もちろん、自分のお題が何かは口にしてはいけません。先述のとおり、この時点では自分が少数派(ワードウルフ)なのか多数派なのかはわかりません。

なお、基本的に多数派のお題も少数派のお題も「同じカテゴリ」であることが前提条件です。たとえば、カテゴリが「フルーツ」であれば、多数派のお題は「いちご」、少数派のお題は「桃」といった具合です。

2.会話

各メンバーがお題を確認したら、制限時間付きの会話を始めましょう。そのなかで、自分のお題が多数派なのか少数派なのかを見極めつつ、他のメンバーのお題が何なのかあぶり出していきます。会話のなかで得たヒントをつなぎ合わせながら、自分が少数派とわかったらそれがバレないように周囲と話を合わせ、多数派であれば誰が少数派なのかわかるような質問を投げかけます。

このとき、ゲームの進行役は制限時間を過ぎてしまわないよう、「残り1分」など適度に残り時間をカウントするようにしましょう。

3.投票

会話が終了したら、各々が「ワードウルフだと思う人」に投票します。ゲームの進行役の掛け声で、メンバーが一斉に「ワードウルフだと思う人」を指さし、最も多くの票を獲得したメンバーを「処刑」することになります。

最多得票の人が決まったら、各メンバーの用紙あるいはスマホアプリでそれぞれのお題を見せて、誰が少数派で誰が多数派なのかを発表します。その結果、ワードウルフを処刑できていれば多数派の勝ち、多数派のメンバーを処刑してしまった場合はワードウルフの勝ちとなります。

なお、人狼ゲームの場合は、すべての人狼を処刑しなければ勝利とはなりませんが、ワードウルフの場合は、複数人いるワードウルフのうち誰か1人を処刑できれば多数派の勝ちです。

ワードウルフを実施する際の様子は以下のYouTube動画でご確認ください。

ワードウルフのコツ

ワードウルフで勝利するために特にコツが必要になるのは、やはり「会話」のやり方です

お互いにお題を探り合っていくため、最初は比較的あいまいな内容からスタートするはずです。先ほどの「いちご」と「桃」でゲームを行うなら、「これって甘いよね?」「ケーキに使われていることもあるよね?」など、抽象的な内容の質問で他メンバーの反応を探っていきます。

会話を重ねるうちに、少数派のお題を渡されたメンバーが「自分がワードウルフかも?」と気付くタイミングが出てくるでしょう。たとえば、「春になるとよく見かけるよね?」などという会話があれば、「桃」のお題を持っているメンバーは「あれ?」と思うはずです。そのようにして自分が少数派だと気付いた際でも、ポーカーフェイスを保ちながら話を合わせられるかが勝負の分かれ目です。

自分が多数派であると確信できた場合は、会話に対する各メンバーの反応をよく観察するようにしましょう。なかには、自分が少数派だと気付いたときにポーカーフェイスを保てず反応してしまう人もいるため、それを見逃さないためです。

ワードウルフを実施することで得られる効果

ワードウルフを実施することで、以下のような効果を得ることが期待できます。

  • コミュニケーション能力を向上させられる
  • アイスブレイクになる

ここでは、それぞれの効果について詳しく解説します。

コミュニケーション能力を向上させられる

ルールやゲームの流れでみたとおり、ワードウルフを行ううえでコミュニケーションは必須です。他メンバーのお題をあぶり出すための効果的な質問の仕方や、会話の内容を分析する方法、自分が少数派であることを隠すための話の合わせ方など、高度なコミュニケーション能力を鍛えることができます

さらに、表情やしぐさといった非言語的なコミュニケーションが示すものを読み取る能力も、自然に身に付いていくでしょう。

アイスブレイクになる

ワードウルフは会話することが必須なゲームであるため、自分から話すのが苦手な人であっても発言する順番が回ってきます。これが一種の自己開示となるため、アイスブレイク代わりとしてメンバーの親睦を深めることに役立ちます

「この人は質問の仕方がうまいな」「この人は焦ると早口になるタイプなのかも?」など、会話を重ねるごとに、各メンバーの性格やクセ、強み、弱みなどが明らかになっていくため、ゲームを始める前よりもお互いに親しみを感じられるようになっているはずです。

ワードウルフを体験した人の感想

以下は、実際にワードウルフを体験した人による感想です。

  • 最初はみんなが慎重になってなかなか会話が進まないのですが、そんな中で会話の口火を切っていく人、会話をリードしていく人、うまい質問を投げる人、思い切った大胆な回答をする人などが次第に出てきて面白かったです。
  • あまり固くならずにみんなでワイワイ楽しめました。
  • 参加者同士のコミュニケーションが活発になったり、お互いのことを理解するきっかけになったりして、とても良い機会になりました。何より、お話が苦手な方にも、「〇〇さんは?」などとお話を振ってくださる方の思いやりに感動しました。
  • 「ワードウルフはこの人だ!」と投票が1人に集中しても違う人がワードウルフで、「もっとやりたい!」と声が上がりました。
  • 各々のコミュニケーションの癖が出て非常に面白いです。最初から具体的に話す人、ひたすら黙っている人、ある程度ウルフの目途がついたときに積極的にワードウルフへの投票を促す人など、色んな面が見えました。

【子ども向け】防災ヒーロー入団試験

防災ヒーロー入団試験」は、防災知識を楽しく学び、防災ヒーローを目指す子ども向けアクティビティです

アクティビティの特徴

  • 「防災スリッパ」、「水消火器射的」などのワークショップを通して防災への関心が高まる
  • 親子で防災について考え、取り組みはじめるきっかけづくりができる
  • 体験を通して学びが定着し、保護者の方から感謝されるイベントができる

⇒無料で「防災ヒーロー入団試験」の資料を受け取る

まとめ

ワードウルフは、会話を重ねながらその内容を分析し、誰が少数派のお題を渡されたメンバーなのかを見つけるゲームです。ルールはシンプルですが、会話のなかで相手のお題を探るためには、高度なコミュニケーション能力が必要になります。また、自分が少数派だった場合には、それがバレないように周囲の話に合わせる演技力や調整能力も鍛えられます。

さらに、会話によって自己開示が進んでいけば、初対面あるいはこれまで関わりのなかったメンバーでも、自然と距離が縮んでいくはずです。ワードウルフは、楽しみながらコミュニケーション能力を向上させたり、アイスブレイク代わりになったりするゲームであるため、ぜひ積極的に取り入れてみてください。

 

IKUSAでは、年間1000件以上のユニークなイベントや研修を支援しています。90種類以上のイベント・研修サービスからお客様のニーズに合わせてご提案させていただき、ご要望に応じたカスタマイズも可能です。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
⇒無料でサービス総合カタログ【デジタル版】を受け取る

お問い合わせはこちら

この記事を書いた人

マッスー
元気な引きこもりWebライター兼Web編集者。出版社に約10年勤めた後、フリーランスとして記事を書いたり、編集や校正したり、社会の模擬テストをつくったりと、なんやかんやで文章に関わるよろづ仕事をしてます!
RELATED ARTICLES関連する記事
RECOMMENDおすすめ記事
PAGE TOP