updated: 2024
オンライン内定者研修の目的、実施する際のポイントを紹介
目次
内定者研修は、内定者が新社会人としてのスタートを切るための最初の第一歩。内定者同士の懇親を深めるためだけでなく、入社に向けたスキルアップや会社をより深く知ってもらう貴重な機会として、企業にとっても非常に重要なものです。
新型コロナウイルス拡大の影響もあり、2020年以降は内定者研修をオンライン上で実施する企業が増えてきました。
これまで対面式だった研修をオンライン上で行うためには、内定者に向けた配慮が必要です。本記事では、オンライン上で内定者研修を行うポイントをご紹介します。内定者に分かりやすい研修を実施し、有意義な時間にしていきましょう。
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内定者研修の目的とは?
内定者研修を開催には、さまざまなメリットや目的があります。これらはオンライン上で行われる場合でも変わりありません。まずは、内定者研修を実施する基本的な目的をチェックしておきましょう。
1. 内定者の不安をなくすため
内定者は内定した会社にうまく馴染めるのかという不安に加え、社会人になることに対しての不安も抱えています。内定者が地方出身者の場合は、新しい土地で生活を送ることへの不安もあるでしょう。先輩や上司、同僚とうまく関係を築けるかなど、不安の種は数え上げるとキリがありません。
内定者研修は会社や社会人生活への不安を少しでも解消してもらうほか、内定者研修で繋がりをつくることで、先輩や同期など入社後のコミュニケーションをとりやすくする効果が期待できます。
2. 社会人としての基礎知識を身につけてもらうため
内定者研修では内定者に大学生と社会人の違いを認識し、気持ちをスムーズに切り替えて入社してもらう目的があります。
名刺交換や電話対応、服装などのビジネスマナーのほか、WordやExcelなどの基本的なPCスキルを身につけておくことで、内定者の入社後に即戦力として活躍してもらうことができます。
3. 内定辞退や早期離職を避けるため
企業に内定したからといって、その内定者が全員入社してくれるとは限りません。内定から入社まで長い期間がある場合や複数の企業からも内定をもらっている場合は、内定者が他の企業に流れてしまう可能性も十分考えられます。
実際に、厚生労働省の発表によると「大卒新卒者の約3割が3年以内に早期離職をしている」というデータもあり、入社後も長く続けてもらうためのケアが必要です。
内定者研修を通じて、内定者に対して入社前からしっかりフォローアップしていきましょう。
4.社内の情報を詳しく正確に伝えるため
内定者は就職活動中に入社する企業に対しての情報をある程度集めることができますが、大半は外部からの情報に限られます。
内定者研修で会社のルールや現場の声を紹介するなど、社内の情報を詳しく正確に伝えることで、内定者から企業に対しての理解はグッと深まります。会社のことを知ってもらい、安心して入社してもらいましょう。
オンライン上では、手厚い内定者研修が求められる
対面式で行う場合でも、講義内容を分かりやすく伝えるための内定者への心配りが重要とされる内定者研修。この点において、オンライン研修に変わったとしてもなんら変わりはありません。
「毎年やっているから大丈夫だろう」「昨年までの流れをそのまま引き継ごう」といったように、対面式と同じ内容で研修を行ってしまうのはNG!
あまりに分かりにくい場合には不信感を持たれたり、他の内定者研修と比べて目劣りしたりと、マイナスの印象を与えてしまい、結果的に内定辞退に繋がる可能性も……。
オンライン上では対面でのやりとりができないため、オンラインだからこそ”の内定者に向けた手厚い配慮を心掛けましょう。
オンラインで内定者研修を行う5つのポイント
オンラインで内定者研修を行う場合、内定者が不安にならないよう、分かりにくい内容にしないことが重要です。
細やかな部分までケアしてあげることで、「こんな小さなことでも配慮してくれるんだ」というプラスの印象を与えることができ、内定者に信頼して入社してもらうきっかけになるでしょう。
内定者に好印象を与える、オンライン上で内定者研修を行うポイントを紹介します。
1.内定者の特性やPC環境を事前に把握する
オンラインでの内定者研修を行うにあたり、自社の内定者がどのような特性を持っているか把握することは非常に重要です。
内定者がどのような知識やスキルを持っているか、どのようなキャリアを目指しているかによって研修内容は異なるため、面接やヒアリングシートなどで個人の特性をしっかりと把握したうえで研修内容を決定しましょう。
また、内定者がパソコンを用意できているのか、また安定したネット環境を整えられているのかは研修の進行に大きく影響します。オンラインでの研修が初めての内定者もいると想定し、実際に内定者研修を開始する前にオンライン上でやりとりができるかテストしておきましょう。
2. 内定者と講師・社員間で質疑応答ができるようにする
内定者の不安をなくすことは対面形式の研修でも基本ですが、オンライン研修では特に意識しなければなりません。
例えば、動画を活用した「eラーニング」は講師を毎回手配する必要がなく、受講生の好きなタイミングで学習できるなどオンライン研修として取り入れやすいメリットがある反面、受講が本人任せになってしまうデメリットがあります。
一方通行な学習システムは内定者に不安を与えてしまう原因にもなるため、直接会うことができないオンライン上では内定者とのコミュニケーションを促進できるよう会話やチャット機能を活用しましょう。
講師や社員と質疑応答しながら研修を進めることで、内定者の不安を減らし、研修内容の理解度をより高められますよ。
3. 他の内定者とのコミュニケーションがとれるようにする
内定者研修をオンラインで実施する場合、ただコンテンツを閲覧する自主学習形式だけに絞るのは危険です。
内定者研修には他の内定者との交流や人間関係に対する不安を解消するといった役割もあるため、オンライン上でも簡単にアイスブレイクやディスカッションの時間を設けるようにしましょう。グループワークやロールプレイングなどを研修内容を組み入れるのもおすすめです。
また、内定者研修が終わったあとに、内定者同士や講師、先輩などを交えて楽しく話ができる「オンライン飲み会」を開催するのも一案です。
「オンライン飲み会」におすすめなのが、内定者の各ご自宅にフードをお届けできるIKUSAの『オンラインフードデリバリー』です。どんなご飯が届くのだろうというわくわく感や、内定先の会社からのちょっとしたプレゼントというサプライズを内定者に届けることができます。また、オンラインであっても「同じ釜の飯を食う」ことができるため懇親会での会話もより弾みやすくなるという効果も期待できます。
詳しくは、以下から資料がダウンロードできます。
4. リアルタイムと各自で学習できる研修を混ぜる
内定者研修のボリュームが多く、数日にわたるような場合はリアルタイムの受講と自主学習ができる内容を混ぜるといいでしょう。
昨今はスマホで学習できるツールなども展開されているため、ビジネスマナーなど知識を得るものや自分で考える課題に対しては内定者で各自学習してもらい、ディスカッションやグループワーク、発表の場ではリアルタイムで他の内定者とオンライン研修を受講してもらうのが得策です。
卒論やアルバイトなどで忙しい学生でもスケジュールを組みやすくなり、オンライン上でも内定者研修を効率よく受講することができます。
5. 講師・教育担当者の事前準備を徹底する
まだまだ浸透し始めたばかりのオンライン内定者研修。企業によっては講師や教育担当者が不慣れなケースもあるでしょう。とはいえ、内定者に対して不慣れな雰囲気や、不安な表情を見せるわけにはいきませんよね。
講義内容のほか、サイトへのアクセスや資料を共有するなどのシステム面に対して内定者から質問がきたときに即座に対応できるよう、事前にしっかりと準備・対策をしておきましょう。
オンラインならでは!ゲーム形式で楽しめる内定者研修を活用しよう
オンラインでの内定者研修に慣れていない場合には、ゲーム形式で楽しめるオンライン研修プログラムを利用するのもおすすめです。
合意形成研修コンセンサスゲームオンライン
「コンセンサスゲーム」は物語を通して複数人で合意形成をする過程と要点を実践しながら学べる研修です。設定されたいくつかのルール(「相手の意見を否定しない」「多数決はしない」「直感で物事を決めない」など)を順守してゲームを進めていきます。
自分の意見をプレゼンする力、合意を取るためにコミュニケーションをとり、交渉する力、自分と他人の考え方や価値観の違いに気付く力、一つのゴールに向かってチームで協力する力 等を体感的に学ぶことができます。
実施時間:1時間~1.5時間程度
参加人数:5~8人 /1チーム(対応人数は10~200名)
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コンセンサスゲームは、合意形成・アサーティブコミュニケーションの講義・ワークとセットで研修として実施することもできます(対面形式・オンライン形式)。
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リモート探偵チームビルディング「リモ探」
「リモ探」は与えられた情報を整理・共有して、全員の力で真実に辿り着くことを目的としたオンライン研修です。「あるミッション」をクリアするというストーリーを進める中で、自然と議論を取りまとめるリーダーやファシリテーターなどの役割を担うことになり、内定者同士のチームビルディングにおすすめです。
実施時間:1時間~1.5時間程度
参加人数:3~20人 / 1チーム(対応人数は10~200名)
リモ探は、ロジカルシンキングの講義・ワークとセットで研修として実施することもできます(対面形式・オンライン形式)。
リモ研
「リモ研」はオンラインコミュニーションのマナーを身につけられると同時に、内定者同士のチームビルディングができる研修です。
この研修ではリモートワークを行うにあたって必要な基礎知識、コミュニケーション方法、営業方法を講義形式で学んだ後に、チームビルディング型謎解き「リモ謎 閉ざされた電脳都市からの脱出」を体験します。
オンラインで起こりうるトラブルの解決方法や役立つテクニック、インサイドセールスやリモートワークの浸透、オンラインでのミーティングを促進などこれからの時代に必要な知識を身につけることができると同時に、楽しいゲームで自然とチームビルディングができるという、1度に2つの研修ができるコスパの良さがおすすめでです。
実施時間:3時間~3.5時間程度
参加人数:4〜60名
オンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」
「ある惑星からのSOS」はオンラインで楽しめる、SDGsと謎解きを掛け合わせたイベントです。 参加者の皆さんは「ある惑星」の課題を解決するというミッションを与えられます。 謎を解いて情報を情報を整理することで、惑星の課題を解決する方法を導き出すことができます。 チームでゲームを進めるなかで、知らず知らずのうちに、今世界で起きている問題や、SDGsの必要性を学ぶことができます。
SDGsを学ぶことができるので、SDGsの重要性が高まる今、特におすすめのアクティビティです。
実施時間:2時間~2.5時間程度
参加人数:10〜500名
内定者に寄り添ったオンライン研修を開催しよう
これまで対面形式だった内定者研修がオンラインに変わることで、内定者だけでなく、企業にとっても不安が生じるもの。本記事でご紹介した内定者研修の目的なメリット、ポイントをしっかり理解したうえで、内定者をしっかりとフォローしてくださいね。
春からは自社の一員となる内定者をサポートするため、安心して入社できるように内定者に寄り添ったオンライン研修を実施していきましょう。
IKUSAでは、年間1000件以上のユニークなイベントや研修を支援しています。90種類以上のイベント・研修サービスからお客様のニーズに合わせてご提案させていただき、ご要望に応じたカスタマイズも可能です。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
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「あそぶ社員研修」は、受講者全員の主体性を高め、置いていかれる社員を作らない講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。講義による学びの定着を促し、翌日からの業務に役立てることができます。
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