updated: 2024
OODAループ(ウーダループ)研修の効果・メリットとは?提供会社も紹介
目次
OODAループ(ウーダループ)は、最速で行動するための概念です。直観をアップデートし、様々な場面で瞬間的に判断して行動できるようになることが最大のメリットで、ビジネスマンだけでなく、学生、主婦(主夫)の方の生活にも影響します。
今回は、OODAループとは何か、メリット、なぜ個人や組織の生産性が高まるのか、人がどのように変わっていくかを説明したうえで、研修で学べる会社を紹介します。
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OODAループとは
- みる(observe)
- わかる(orient)
- きめる(decide)
- うごく(act)
上記の4つのプロセスに「みなおす(loop)」を加えて、OODAループと呼ばれています。
OODAループの概念を確立したのは、米軍のジョン・ボイド大佐です。朝鮮戦争の結果から戦闘機の機動能力とエネルギーを分析し、宮本武蔵の「五輪書(兵法の道)※1」や新渡戸稲造の「武士道」、孫子の兵法、クラウゼヴィッツなどを参考にして確立したと言われています。
※1 宮本武蔵「五輪書(勝率98.885%)」:確実に勝つ兵法(兵法の道)
OODAループの展開
OODAループは世界的に注目され、軍事、ビジネス、テクノロジー、スポーツなどの幅広い分野で活用されています。また、受験、就活、婚活などの日常生活でも、無意識のうちに実行されています。OODAループについて理解し、意識的に行動することで、最速で動く技術が身に付きます。
参考:PDCAサイクルとOODAループとは?2つの違い、メリット・デメリットを解説|あそぶ社員研修
OODAループの重要なメリット3つ
OODAループを身に着ける特に大きなメリットは下記です。
迅速に意思決定できる
OODAループの特に重要なポイントの一つに、「世界観をアップデートすること」があります。具体的には、「①知っている状況を増やす」、「世界がどうであるかを正しく更新する」ということです。それによって結果を予測し、正しく迅速に動けるようになります。「判断力・決断力に自信がない」という人であっても、OODAループを取り入れて意識的に思考すれば、直観が磨かれ、最速で行動できるようになります。
目標を定めて最短で行動できる
OODAループを実践して世界観を更新し続けることにより、知っている状況から瞬時に結果を予測できるため、決断に迷うことが減ります。それに伴い、脳の力を仮説検証や意思決定に使えるようになります。そして「夢・目標」の実現を早めることに役立ちます。
臨機応変に対応できる
OODAループは、「知っている状況」のほか、「知らないけれど結果を予測できる状況(複雑)」、「理解できても結果を予測できない状況(不確実)」、「知らない上に結果も予測できない状況(曖昧)」にも対応できる概念です。そのため、状況に応じて行動できるスキルも身に付きます。
なぜOODAループで個人や組織の生産性が上がるか
直観を磨いて世界観を更新できる
OODAループを実践することで、直観が磨かれます。具体的には、知っている状況が増えることで、結果を瞬時に予測でき、直観的に判断できるようになります。それによって考える時間が短縮され、生産性が向上されます。
また、知らない状況に出くわし、頭で理解することができても結果を予測できない場合には、仮説検証を行います。そうして世界観が更新されることでも、個人がスキルアップします。不確実な状況では、仮説検証をして世界観を更新します。
自発的に動くようになる
世界観を更新するには、自ら「うごく(行動する)」必要があります。その結果、主体性が高まり、自ら考えて行動できるようになります。また、個人が成長することで業務スキルが向上し、生産性が上がるという面もあります。
先行き不透明もしくは曖昧な状況でも決断して進んでいける
状況を経験したことがなかったり、国内・海外での成功例がなかったりすると、決断して行動することをためらってしまうこともありますよね。しかし、それによって目標達成のために必要なチャンスを逃してしまうこともあります。OODAループを実践すれば、「先行きが不透明な状況」、「曖昧な状況」でも迅速に行動でき、決断して進んでいけるようになります。
OODAループで人がどのように成長するか
OODAループは知っている状況を増やし、直観的に判断することで最速の行動をとれるようになる概念です。つまり、直観を磨いて「知っている状況を増やすこと」が重要なテーマとなります。
直観を身に着けるにはパターン(世界観)を多くつくることが大切です。主なパターンは、「遺伝的資質」、「文化や伝統」、そして「経験(知っている状況)」の3つです。以下で、直観を磨く方法について紹介し、人が成長する過程について説明します。
曖昧な状況
未知の状況(知らない状況)で、行動の結果も予測できない状態を指します。その場合には、「みる・わかる・きめる・うごく・みなおす」のすべてを行って世界観を更新します。しかし、OODAループを回すのは、知っている状況をつくるまでの間だけです。世界観が更新されれば、次に同じ状況に出くわした際には直観的に判断できます。
不確実な状況
状況を整理して理解することはできても、行動の結果を予測できないような不確実な状況では、「みる・わかる・きめる・みなおす」で世界観を更新します。つまり、仮説検証をして世界観を更新するということです。似た概念には、企業の方法論「リーン・スタートアップ」があります。
複雑な状況
未知の状況だけれども、行動の結果を予測できるような複雑な状況では、観察して世界観を更新します。つまり、「みる・わかる」を連携させる(フィード・フォワード)ということです。たとえば、受験勉強やイメージトレーニングなどがそれにあたります。
参考サイト:
OODAループ研修を提供する会社
アクティブアンドカンパニー(ワークショップ)
15~30名程度のワークショップ形式で、OODAループについて学ぶ研修システムを提供している会社です。マネジメントスキルだけでなく個人のスキルアップも期待できます。OODAループは「意図的に観ること」が大切なので、概念に応じたワークショップを通じてトレーニングすることにより、理解を深めていけるでしょう。
OODA(ウーダ)ループトレーニング | アクティブアンドカンパニー
株式会社IKUSA(アクティビティ)
弊社は、「チャンバラ合戦」「防災運動会」「戦国宝探し」「謎解き脱出ゲーム」といったオリジナルのアクティビティを多数提供しています。戦国時代をモチーフにした「チャンバラ合戦」を中心に、「組織のチームビルディングやアイスブレーク」、「商業施設などの集客」、「まちおこし・地域活性化」といったイベント・研修を楽しく活性化するお手伝いをしています。
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サバ研(サバイバルゲーム研修)とは
「サバ研(サバイバルゲーム研修)」は、OODAループを学べるアクティビティ体験型のサバイバルゲーム研修です。OODAループは戦争を検証するところから始まった概念であり、裏を返せば「どうすれば勝てるか」を考えます。つまり、サバイバルゲーム(戦場体験)は、OODAループそのものなのです。
サバ研は、「どうすれば勝てるか」を検討するブリーフィングをこまめに設けることでOODAループを実践します。直観を身に着けるには、「見る(観る)」ことが重要ですが、それを意識的に行えます。また、「勝つための行動」、「勝つための検証」、「勝つための決定」を行うことで、戦略的に勝つにはどうすればよいかを考える機会を得られます。サバイバルゲームという瞬間的な判断力を求められるアクティビティは、直観を即行動に移すことを学ぶのに最適です。ゲームの域を超えた高度な研修を通じて、OODAループを学んでみてはいかがでしょうか。
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OODAチャンバラ合戦とは
OODAチャンバラ合戦は、IKUSAの人気プログラム「チャンバラ合戦」に、OODA LOOPを取り入れたアクティビティです。
チャンバラ合戦とは
チャンバラ合戦は、スポンジ製の刀を手に持ち、「命」と呼ばれるカラーボールを腕につけ、相手チームの「命」を落とし合うアクティビティです。
一度参加すれば誰でも夢中になってしまう魅力のあるアクティビティですが、ただ楽しいというだけではなく、安全で、チームビルディングにも高い効果があります。レクリエーションや社内研修におすすめです。
OODAチャンバラ合戦では、最初にOODA LOOPについての講義を受け、知識を学んでからそのフレームワークを実際に合戦内で使っていきます。講義受講の後に実践することで、説明を受けるだけでは身につけることのできない、実際的知識が得られるでしょう。
OODA LOOP研修まとめ
OODAループそのものは、誰もが日常的に体験しています。しかし、OODAループを学んだ人とそうでない人には差があります。OODAループを学びことで、意識と行動が変わり、個人・組織が戦略的に成長しようとする意識付けが大切ということでしょう。
ビジネスシーンでは、結果を推測できずに一歩を踏み出すことをためらったり、状況に戸惑って適切に行動できないこともあります。そのような中でも勝っていかなければなりません。勝てる組織・個人を育てるOODAループを体験したい方は、下記よりお問い合わせください。
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