防災

updated: 2024 

子ども向けの防災に関する取り組み20選

子ども向けの防災に関する取り組み20選

地震や台風などの自然災害が起きた時には、子どもたち自身が命を守る行動をとる必要があります。そのため、ほとんどの学校が何らかの形で防災教育を採り入れています。

しかし、災害は学校にいる時に起こるとは限らないため、家庭や地域と連携して、子どもの防災教育を行うことが大切です。

今回は、防災知識を向上するために活用できる子ども向けの防災ゲームやクイズをお伝えするとともに、防災体験ができる施設や取り組みについて紹介します

 

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子どもたちに防災を教える理由

子ども向けの防災に関する取り組みが必要な理由として、以下のようなことがあげられます。

  • 災害の知識を身につける
  • 生き残るための行動を知る
  • 不安や恐怖心を軽減する

ある程度年齢の高い子どもの場合、自分の命を守るだけでなく、他の人々や地域のために役割を果たすことも期待されます。幼児、小学生、中学生、高校生といった年齢別に、取り組みの内容を考えるとよいでしょう。

■年齢別に身につけたい防災行動

年齢別

身につけたい防災行動

幼児(~6歳)

  • 災害時に安全な場所で身を守る姿勢や行動をとる
  • 先生や保護者の指示を聞き、落ち着いて行動する

小学生(712歳)

  • 安全な行動や災害を防ぐ工夫について考える
  • 家族や友達、周囲の人と協力して、自ら危険を回避する行動をとる

中学生(1315歳)

  • 日常の備えを見直す
  • 応急手当の方法を学ぶ
  • 地域社会の一員として活動に参加し、他の人の安全に配慮できる

高校生(1518歳)

  • 要援護者への配慮ができる
  • 防災活動や災害時のボランティア活動に参加できる

 子どもに防災を教える際は、あまり恐怖心をあおらず、わかりやすく簡単な言葉で伝えるとよいでしょう遊びの要素も入れて楽しみながら学べると、身につきやすくなります

子ども向け防災ゲーム6

子どもたちにとって災害時の状況を具体的に想像することは難しく、子どもによっては防災に興味を持てない場合もあるでしょう。子どもたちが楽しみながら防災について学ぶためには、ゲームを活用するのがおすすめです。ここでは、楽しみながら防災について学べる子ども向けのゲームを紹介します。

1.カードゲーム「ぼうさいダック」

2005年に日本損害保険協会が制作したカードゲーム「ぼうさいダック」は、身体を動かしながら災害時の行動を学べるゲームです。カードの表面には、地震、津波、火事、台風、洪水、雷、蜂、道路、誘拐、知っている人(あいさつ)、ひったくり、悪いこと(ごめんなさい)といった12種類の危険と思われる場面が描かれており、裏面には動物の絵で対応行動が表現されています。

たとえば、表面に「地震」と書かれている場合、裏面には「身体を丸めて身を守ること」を表す絵が描かれています。大人はカードを子どもたちに見せ、子どもたちはそれに対応した行動のポーズをとります。年齢に応じて遊び方を工夫すると、楽しみながら防災を学べるでしょう。

2.防災カードゲーム「シャッフル」

NPO法人プラス・アーツが作成した防災カードゲーム「シャッフル」は、「消火器の使い方」など、めくったカードのお題にしたがって、ゲーム参加者が1枚ずつ4枚の手順カードを正しい順序に並べ、その順序が合っているとポイントがもらえるカードゲームです

「応急手当」「防災知識」「救護・救助」「サバイバル」の4ジャンルから12種類の防災知識を学べます。

3.災害対応カードゲーム教材「クロスロード」

クロスロードとは、「重大な分かれ道」のこと。文部科学省のプロジェクトで作られたカードゲーム教材「クロスロード」は、地震で起こりうるさまざまな場面を想定して、「自分で考えて決める」練習ができるゲームです

「人数分用意できない緊急食料を配るか」など、難しい判断を求められる設問が書かれており、ゲーム参加者は自分の考えを伝えながら意見交換を行います。

阪神・淡路大震災の時に対応した神戸市職員へのインタビューをもとにした「神戸編・一般編」のほか、「市民編」「高知編」「学校安全編」「大学生編」「要援護者編」などが作成されています。

4.うんこ防災ゲーム

「うんこ防災ゲーム」は、横浜市と「うんこドリル」を発行する文響社が運営する教育プラットフォーム「うんこ学園」がコラボして作られました。「地震編」「台風編」があり、各20問の問題があります。クイズ形式になっていて、「うんこドリル」でおなじみの「うんこ先生」と楽しみながら防災の知識を身につけられます。うんこ学園のホームページで遊んでみましょう。

参照:うんこ学園課外授業|うんこドリル公式

5.防災すごろく・防災かるた

徳島県防災人材育成センターでは、「地震体験シミュレーションすごろく」「防災かるた」を作成し、家庭や学校で手軽に防災について学べるよう取り組んでいます

「地震体験シミュレーションすごろく」は、8種類ある「防災準備ばっちりカード」をすべて集めることを目指します。「防災かるた」は、防災テーマによって色分けされた「かるた」で遊びながら防災知識を学べます。いずれも、ホームページからダウンロードしたものを印刷することで遊べます。

参照:防災すごろく&防災かるたを作りました!!|安心とくしま

6.避難所運営ゲーム

静岡県が作成した「避難所運営ゲーム(HUG)」は、避難所運営を行ううえで考えられるトラブルに対して、対処法を考えるゲームです

250枚のカードには避難者の情報が書かれています。参加者はカードを避難所のレイアウトが書かれた紙の適切だと思う場所に配置していきます。全てのカードを配置したら、最後に意見交換をし、グループ別に内容を発表すると、さまざまな気づきを共有できます。

参照:避難所運営ゲーム(HUG)について|静岡県 

子ども向け防災クイズ2

続いて、防災の知識が身につく子ども向けクイズを紹介します。

1.東京消防庁「みんなの防災クイズ」

東京消防庁のホームページには、小学生を対象にした「みんなの防災クイズ」が公開されています。低学年、中学年、高学年に分かれており、地震、火災、事故など、選択式の問題に答えます。全問正解するとプレゼントがもらえるので、楽しみながら防災知識が学べます。

参照:東京消防庁|みんなの防災クイズ

2.こくみん共済「親子で学べる防災クイズ」

こくみん共済のホームページでは、「親子で学べる防災クイズ」が紹介されています。生活用品・非常食など備えておく「モノ別」、地震・台風など「災害別」のクイズがあります。大人と子どもが一緒にクイズを解くことで、親子でしっかり防災知識を身につけられるでしょう。

参照:親子で学べる防災クイズ|みんなの防災|こくみん共済

子ども向け防災パンフレット・ノート3

難しくなりがちな防災の話も、マンガやイラストを使って伝えると、子どもにも理解しやすくなるでしょう。ここでは、子ども向けの防災パンフレットやワークノートについて紹介します。

1.パンフレット「みんなで減災」

災害による被害が大きくならないためには、家具の固定や水・食料の備蓄など、「減災」に努めることが大切です。内閣府のパンフレット「みんなで減災」では、3コマの減災マンガで、防災マップ、住宅耐震化、緊急地震速報などについてわかりやすく説明しています。日常の備えについて見直すのに役立つでしょう。パンフレットは内閣府のホームページからダウンロードできます。

参照:みんなで減災(減災啓発ツール)|防災情報のページ – 内閣府

2.防災ノート

東京都教育委員は、小学生用、中学生用、高校生用の「防災ノート」を作成しており、防災について自分で「考える」「調べる」「まとめる」ことができるようになっています。防災ノートは、東京都教育委員会のホームページからダウンロードができます。

いずれも、地震、大雨・台風といった災害ごとに特徴や設問が設けられており、とるべき行動や災害時の行動を考えるきっかけになるでしょう。また、ワークシートに自分の考えを書いたり、家庭での備えが十分か確認したりと、自発的に防災について考えられるのも「防災ノート」の特徴です。

参照:防災教育ポータルサイト|東京都教育委員会

3.「いのちをまもる!!」ガイドブック

地震、津波、水害などが起きた時、子どもたち自身が、自分の命を守る必要が出てくるかもしれません。福岡県では、イラストや写真を使った「いのちをまもる!!」ガイドブックを作り、県内の小学校に配りました

風水害編と地震・津波編があり、小学校低学年と高学年に分かれています。低学年は避難する時に気をつけること、高学年は地震や津波、水害が発生した時、身を守るために必要なことを説明しています。

ガイドブックは、福岡県防災ホームページからダウンロードできます。

参照:子ども向け|防災啓発|福岡県防災ホームページ

子ども向け防災ソング3

防災に関する知識や、備えた方が良いことをメロディーにのせた、防災ソングもあります。思わず口ずさんでしまうリズムや歌詞のため、子どもでも覚えやすいのが特徴です。

1.まるちゃん+こっちゃん-防災ソング今すぐはじめよう

防災士の資格を持つ林家まる子さん、娘のこっちゃんが仲良く歌う「防災ソング今すぐはじめよう」。家具の固定、備蓄品の用意など、災害への備えをチェックすることを歌で呼びかけています。スマホ、ラジオを用意すること、懐中電灯を枕元に置くこと、1週間分の食べ物と水の備蓄などが、ユーモラスに歌われています。後回しにしがちな災害への備えも、この歌詞が記憶に残ると、忘れずにできるかもしれません。

参照:まるちゃん+こっちゃん-防災ソング 今すぐはじめよう|YouTube

2.防災ソング『オッケー!BOUSAI!』

防災士の資格を持つ時東ぁみさんが作ったアップテンポな曲「オッケー!BOUSAI!」。「グラグラ揺れたら」の歌詞は少しドキッとしますが、落ち着いて身を守ることの大切さを忘れずにいたい、そんな気持ちになる歌です。災害に準備しておくことも歌われています。「爆風スランプ」のギタリスト、パッパラー河合さんが作曲を手掛けています。

参照:防災ソング『オッケー!BOUSAI!』 |YouTube

3.スチャダラパー『その日その時』

3人組のヒップホップグループ「スチャダラパー」の曲です。非常食にレトルト食品やラーメンを買っていたけれど、賞味期限が切れていたなど、等身大のラップは、スチャダラパーらしい魅力にあふれています。30年以上活躍しているグループならではの、一度聴いたらなかなか忘れられない曲です。

参照:スチャダラパー『その日その時』 |YouTube

子ども向け防災体験6

普段忘れがちな防災への取り組みですが、実際に防災施設で、地震による激しい揺れ、豪雨体験などを味わうと印象が残りやすくなり、防災意識の向上が期待できるでしょう。楽しみながら学べる防災体験を紹介します。

1.本所防災館

東京都墨田区の本所防災館には、満3歳以上の子どもを対象にした地震体験コーナーがあり、室内だけでなく、屋外やコンビニを想定した地震体験もできます。都市型水害体験コーナーでは、浸水で水圧がかかったドアの開放体験や、火災時の煙の特性と危険性を学び正しい避難をする煙体験コーナー、大型台風クラスの暴風雨が体験できるコーナー(小学1年生以上が対象)もあります。

参照:本所防災館|防災館 東京消防庁都民防災教育センター

2.人と防災未来センター

神戸市の「人と防災未来センター」は、1995年に起きた阪神・淡路大震災の経験を伝えるために作られました。実験やゲームを通じて防災や減災について学ぶ体験設備や、被災された方たちから贈られた写真や生活雑貨が展示されています。

参照:人と防災未来センター

3.京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリー

京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリーは、水害に特化した京都大学の施設で、最大300ミリの豪雨体験ができます。普段は研究施設ですが、防災教育に関する学校行事である場合には見学が可能です。一般公開についてはホームページで参加者を募集しています。

参照:宇治川オープンラボラトリー

4.防災キャンプ

自治体やPTAなどが開催する防災キャンプでは、学校や地域の避難場所などに泊まってキャンプをしながら防災について学べます。防災グッズ作り、炊き出し体験、段ボールベッドの組み立てなどのプログラムがあります。

自治体などが開催する防災キャンプに参加できない場合は、自宅のブレーカーを落とし、懐中電灯だけで過ごしたり、アルファ化米を食べたりといった簡単な防災キャンプをするのもよいでしょう。

5.防災クッキング

ガスや電気、水道が止まった状態を想定した「防災クッキング」を学ぶ防災教室を開催している企業があります。大阪ガスの「夏休み親子防災教室」では、水を使わないサバイバル鍋などの作り方を教えました。

参照:考える防災教室/大阪ガスネットワーク

6.防災工作

防災グッズのなかには、子どもたち自身で作れるものがあります。学研プラスの「つくって役立つ!防災工作」には、新聞紙を使った食器、ツナ缶を使ったランプなどの作り方が紹介されています

参照:『つくって役立つ!防災工作 水・電気・ガスが使えないくらしを考える』|学研

IKUSAの「防災ヒーロー入団試験」

IKUSAでは、子どもが参加できる体験型防災アクティビティ「防災ヒーロー入団試験」を提供しています

防災運動会では、防災を「事前準備」「災害発生」「発生直後」「避難生活」「生活再建」の5つのフェーズに分けており、防災スリッパ作り、水消火器射的、防災ウォークラリーなどの種目に参加することで、楽しみながら防災を学べるサービスとなっています。

地域の特徴によって、競技をカスタマイズすることができ、家族や地域のコミュニケーションにもつながります。「子どもと参加できる防災イベントがしたい」「楽しくて参加したくなる防災イベントがしたい」「身体を使うアクティビティがしたい」といった方におすすめの内容となっています。

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まとめ

災害はいつ起こるかわかりません。いざという時、子どもたちが自分自身で身を守ることができるよう、普段から防災意識を高めることが大切です。そのためには、子どもたちにとってわかりやすく、興味を持ってくれるような「子ども向けの防災」に取り組むのがポイントでしょう。

また、大人は日々の生活で手いっぱいで、防災への取り組みが後回しになりがちです。大人と子どもが一緒にゲームやクイズを楽しんだり、体験施設の見学をしたりすることは、家族ぐるみで防災意識を高めることにつながるでしょう。子ども向けの防災教育を活用して、子どもも大人も楽しみながら学んでみてはいかがでしょうか。

 

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IKUSA.jp編集部
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