updated: 2024
乾杯の挨拶の基本的な流れとマナー・シーン別文例を紹介
宴会のスタートを告げる乾杯の挨拶。その後の盛り上がりを左右しかねない、重要な役割を担っています。職場での新年会や忘年会、友人の結婚式など、さまざまなシチュエーションで乾杯の挨拶をお願いされることがあるかもしれません。
しかし、いざ指名されると「何を話したら良いのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。乾杯の挨拶を成功させるために、いくつか押さえておきたいポイントがあるので、事前にチェックしましょう。
今回は、乾杯の挨拶の基本的な流れ、乾杯の挨拶を行う際のマナーと注意点、シーン別文例を紹介します。宴会を盛り上げる企画も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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乾杯の挨拶とは?
乾杯の挨拶は、楽しい宴会の始まりを告げるものです。景気の良いスタートを切るために欠かせません。挨拶をする人が唱和を促し、参加者全員で「乾杯!」と発声することで会場の一体感が高まり、飲み会がさらに盛り上がります。
乾杯の挨拶は注目を集める重要な役割なので、主役に続く立場の人や、職場の上司、学生時代の恩師などが選ばれるのが一般的です。簡潔にテンポ良く話すと開宴への期待感が膨らみます。
乾杯までの基本的な流れ
乾杯の挨拶の基本的な流れは以下のとおりです。
自己紹介
乾杯の挨拶でまず「あなた自身がどのような人」なのかについて伝えます。自身の名前や所属する部署・部門、飲み会の主役との関係性などを含めて、簡単な自己紹介をしましょう。
簡単なスピーチ
乾杯というかけ声だけではやや味気ないため、簡単なスピーチをします。スピーチといっても長々と語る必要はありません。飲み会の目的や、主役に関連するエピソード、主役へ向けたはなむけの言葉をわかりやすく簡潔にまとめましょう。この部分は必須ではないので、持ち時間などによって省略も可能です。
乾杯の発声
最後に乾杯の音頭をとります。このタイミングで参加者へ起立と、飲み物の入ったグラスを手に持つように促しましょう。全員が起立し、グラスを持っていることを確認したら、グラスを高く掲げて「乾杯」と大きな声で挨拶しましょう。発声の前に、唱和を促すのが一般的です。詳しくは「乾杯のタイミングを明確にする」で解説します。
乾杯の挨拶を行う際のマナーと注意点
乾杯の挨拶を任されたら、スムーズにこなしたいものです。しかし、どんなふうに振る舞えばいいのか不安に感じる人もいるのではないでしょうか。ここで、乾杯の挨拶を行う際のマナーと注意点を押さえましょう。
大きな声ではきはきと話す
参加人数が多くなるほど会場内がにぎやかになるため、声がかき消され、聞き手に伝わりづらくなります。全員に声が届くように、大きな声でわかりやすく、はきはきと話すことが大切です。参加者の気持ちが高まるよう、明るく元気な挨拶を心がけましょう。
難しい言葉を使う必要はありません。普段通りの言葉で話すほうが、自分の想いを伝えやすくなります。
挨拶は簡潔に2分程度に収める
乾杯の挨拶は1~2分程度に収めるのが鉄則です。挨拶の一連の流れが終わらないと、参加者は目の前の料理や飲み物に手を付けられません。グラスを片手に長い時間立っている、興が醒めてしまう可能性があります。伝えるべきことは伝えつつ、あまり時間をかけすぎないようシンプルにまとめましょう。
乾杯のタイミングを明確にする
一連の流れで突然「乾杯」と声をかけても、参加者がタイミングを逸してしまい、みんなの気持ちをひとつにすることができません。乾杯の前に「みなさま、ご唱和をお願いします」など合図となるような言葉を挟み、それから「乾杯」と大きく発声しましょう。そうすれば参加者も準備ができ、全員で気持ちよく乾杯して宴会を始められます。
グラスをぶつけ合うのはNG
乾杯の挨拶を終えて、食事が開始したら、参加者と個別に乾杯をして回ります。基本的には「役職の高い人から先」に回るのがマナーです。その際、グラスを強くぶつけるのは好ましくありません。グラスがそっと触れ合う程度にしましょう。また、上司や取引先など目上の人と乾杯する場合は、自分のグラスの口を相手よりも少し下げるようにします。
下品な表現や悪口は言わない
乾杯の挨拶では、たとえ冗談でも誰かが不快に思うような表現は避けるようにしましょう。下品な話、ごく少数の人にしかわからない内輪ネタ、過去の暴露話はNGです。くだけた会だとつい軽口をたたきたくなってしまうかもしれませんが、あくまでも公の場なので礼儀正しくマナーを守りましょう。
【シーン別】乾杯の挨拶の文例
乾杯の挨拶文例をシーン別に紹介します。
【新年会】乾杯の挨拶の文例
みなさま、あけましておめでとうございます。ご紹介に与りました××課の○○です。僭越ではござますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。新年のスタートにあたり、みなさまとともに杯を交わし、決意を新たにしてまいりたいと思います。それでは、乾杯のご唱和をお願いします。我が社のさらなる発展と飛躍を祈念いたしまして、乾杯!
【忘年会】乾杯の挨拶の文例
ご紹介に与りました〇〇と申します。みなさま、1年間お疲れ様でした。本年は業界に吹いた逆風により、我が社も一時期は厳しい局面に立たされましたが、みなさまの頑張りで業績を回復することができました。来年もみんなで力を合わせて、前向きに取り組んでまいりましょう。それでは乾杯の音頭に移りたいと思います。今年の疲れを癒やし、来年へ向けて英気を養っていただければ幸いです。ぜひ時間の許す限りお楽しみください。それではみなさま、乾杯!
【飲み会】乾杯の挨拶の文例
ただ今ご紹介に与りました〇〇です。ご指名をいただきましたので、僭越ではございますが、乾杯の音頭をとらせていただきます。本日は食べて飲んで大いに盛り上がりましょう! それではご唱和をお願いします。乾杯!
【歓迎会】乾杯の挨拶の文例
みなさま、お疲れ様です。ご指名に与りました××部の○○でございます。まずは新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。慣れるまでは大変だと思いますが、いつでも気軽に声をかけてください。みなさんがこれから仲間として一緒に仕事をし、会社を盛り上げてくれることを楽しみにしています。それでは乾杯に移りたいと思います。みなさまグラスをお持ちください。新入社員みなさんの今後のご活躍とご健勝を祈念しまして、乾杯!
【送別会】乾杯の挨拶の文例
先ほどご紹介に与りました××部の○○です。このたびは△△さんご栄転おめでとうございます! △△さんは誰よりも熱心に仕事に努め、いつも我々を背中で引っ張ってくれました。そんな△△さんの門出の日に立ち会えることができて心からうれしく思っています。新天地へ行かれましても、健康にご留意され、ご活躍なさってください。
僭越ではございますが、△△さんの今後のますますのご活躍とご多幸を祈念いたしまして、乾杯したいと思います。みなさまグラスをお持ちください。それではご唱和ください。乾杯!
【結婚式】乾杯の挨拶の文例
ただいまご紹介に与りました、新郎の友人の○○でございます。××君、△△さん、ならびにご両家のご親族のみなさま、本日は誠におめでとうございます。このようなおめでたい席にお招きいただき、心よりお礼を申し上げます。今こうして、おふたりが新たな人生を迎えられたことを、親友としてとてもうれしく思います。どうか幸せな家庭を築かれますよう、お祈りいたします。
それでは僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。みなさまご唱和お願いします。新郎新婦の末永いお幸せとご両家ならびにご列席のみなさまのご多幸とご発展を祈念いたしまして、乾杯!
【社内の懇親会】乾杯の挨拶の文例
みなさま、本日はお疲れ様です。××課の○○でございます。本日集まった人の中にはまだ話をしたことがない人もいるかと思います。ぜひこの機会に、別部署の先輩や後輩と交流を深め、心ゆくまで楽しんでください。それでは乾杯の音頭を取らせていただきますので、みなさまお手元にグラスをご用意ください。ご唱和をお願いします。みなさまのさらなるご活躍とご健勝を祈念いたしまして、乾杯!
【フォーマルな懇親会】乾杯の挨拶の文例
ご指名を賜りました、株式会社○○の××でございます。本日はお忙しいところ、お集まりいただきありがとうございます。おかげさまで無事総会を終えることができました。重ねてお礼申し上げます。このようにみなさまが一堂を会して集まることはなかなかございませんので、ぜひこの機会に親睦を深めていただければと存じます。
それでは僭越ながら乾杯の音頭をとらせていただきます。みなさまお手元にグラスをご準備ください。ご唱和をお願いいたします。 みなさまのさらなるご活躍とご健勝を祈念いたしまして、乾杯!
【同窓会】乾杯の挨拶の文例
ご紹介に与りました幹事の○○です。本日は、お忙しいところ××学校同窓会にお集りいただきまして、ありがとうございます。こうしてまた元気にみなさんと再会できたことを大変うれしく思います。本日は短い時間ですが、学生時代に戻ってともに楽しく過ごしましょう。それではグラスの準備をお願いします。みなさんの末長いご健勝とご発展をお祈りいたしまして、乾杯!
【オンライン飲み会】乾杯の挨拶の文例
みなさま、本日はお疲れ様です。××部の○○です。今回は、部署内で初めてオンラインイベントを開催させていただきます。せっかくの機会ですので、大いに飲んで食べて盛り上がりましょう。みなさま、お手元にお食事、お飲み物のご準備はできましたでしょうか。オンラインではありますが、ぜひこの機会に親睦を深めていただければと存じます。それではお手元にグラスをご用意ください。ご唱和をお願いします。乾杯!
司会進行を「外注する」選択肢もあり
宴会の司会進行の主な役割は、イベントが滞りなく進むよう場をつなぐことです。挨拶やスピーチ、余興を披露してくれる人を紹介するなど、その仕事内容は多岐にわたります。責任が大きいため、誰に頼むべきかで頭を悩ませていないでしょうか。「適任者がいない」「司会進行の段取りが不安」このような場合はイベント会社に司会進行を外注するのもひとつの手です。プロの力を借りることで、イベントを円滑に進行できます。
株式会社IKUSAが提供する「懇親会・社内パーティープロデュース」は、社内パーティーの企画・運営サービスです。当日の進行やMCだけでなく、企画などもすべて任せられます。年間1,000件以上のイベント・研修実績に培われたノウハウと運営力を生かして、満足度の高いイベントを企画・運営します。
謎解き脱出ゲーム、カジノ風ゲームなど、斬新で誰もが「おもしろい!」と思えるユニークな体験を企画できるのがIKUSAの強みです。パーティーや懇親会などのイベントを盛り上げます。
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宴会を盛り上げるおすすめ企画4選
乾杯の挨拶で気分が高揚した宴会の雰囲気をさらに盛り上げるために、ゲームやレクリエーションなどの企画を取り入れてみてはいかがでしょうか。宴会に取り入れたいおすすめの企画を紹介します。
格付けバトル
株式会社IKUSAが提供する格付けバトルは、有名テレビ番組でおなじみの、味覚、嗅覚、視覚など五感を駆使して楽しむ体感型クイズゲームです。俳句、紅茶、絵画、牛肉の4つのジャンルで「一流の品」を見極め、全問正解の「一流ゲスト」を目指します。
準備から当日の運営、司会進行までIKUSAに任せられるのも魅力です。プロのMCが場を盛り上げるので、参加者全員でテレビ番組のゲストになった気分を味わえます。リアル・オンライン・ハイブリッドの形式で開催が可能です。
グルメチキンレースゴチバトル
IKUSAのゴチバトルは、有名レストラン出身のシェフが考案した高級アラカルト料理4品を実食し「実際にお店で食べたらいくらか」を予想する金額当てゲームです。プロのMCが盛り上げ役を担い、参加者はバラエティ番組のゲストになった気分を味わえます。
おいしい料理を囲めば自然と会話が弾むもの。メンバー同士のコミュニケーションが活性化されるでしょう。企画から準備、運営、演出まで任せることができ、幹事の負担を減らします。リアル・ハイブリッド・オンラインで実施可能です。
クイズ大会
宴会の余興の定番といえばクイズです。老若男女で楽しめ、誰でも気軽に参加できます。個人戦でも行えますが、チーム対抗戦では大人数で盛り上がれるのでおすすめです。普段関わりの少ないメンバーと交流するきっかけになるでしょう。
IKUSAのクイズ大会は、イベントで盛り上がる企画を実施したい人におすすめです。独自のシステムを使ってテレビ番組のような雰囲気を演出。クイズ形式も2択、4択、並べ替えなどさまざまな選択肢があり、参加者に合わせたオリジナルクイズを作成することも可能です。
ビンゴ大会
ルールがわかりやすく、大人数でも行いやすいビンゴは、宴会やパーティーの余興にぴったりです。ビンゴゲームの楽しみは、何といっても景品がもらえる期待感です。豪華な景品を用意しておくと、参加者のやる気が高まり、最後まで盛り上がるでしょう。イベントでビンゴを楽しみたい方にはIKUSAのビンゴ大会がおすすめです。事前準備から当日の運営まで任せられるため、手軽に開催できます。イベント開催の経験が豊富な、プロのMCがイベントを楽しく盛り上げます。
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まとめ
乾杯の挨拶は、楽しい宴会の始まりを告げる大事な役割を担っています。参加者全員に声が届くように、元気な声でハキハキと明るく挨拶しましょう。乾杯の挨拶は、長くなりすぎるといい印象を与えません。スピーチの内容は、わかりやすく簡潔にまとめることが大切です。参加者が気持ちよく宴会を始められるよう、マナーに注意して、ふさわしい言葉を選ぶようにしましょう。
今回の記事ではさまざまなパターンの文例を紹介したので、乾杯の挨拶を任された方はぜひ参考にしてみてください。
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