チームビルディング

updated: 2025 

New!

人事交流会の企画アイデア27選

人事交流会の企画アイデア27選

人事担当者同士が集まり、採用・育成・制度づくりなどの課題を共有する場が「人事交流会」です。他社の事例や知見を知るだけでなく、同じ立場だからこそ分かり合える悩みを語り合えます。

本記事では、人事担当者のネットワークづくりや実務改善につながる交流会の企画を27選紹介します


受け身では終わらせない、行動につながる研修へ。

Z世代の関心を引き出す、テーマごとのゲーム型研修プログラムをまとめた資料をご用意しています。

⇒ゲーム型研修をまとめた資料を見てみる

初めてのご相談でも安心。研修プランナーが最適なプログラムをご提案します。

⇒まずは相談してみる

【導入・関係づくり】人事交流会の企画

人事交流会では、最初に安心して話せる空気をつくれるかどうかが、その後の進み方を左右します。初対面でも自然に声をかけられ、話が始まるしくみを用意しておくことで、意見交換がしやすくなり、対話の質が高まるでしょう。

ここでは、緊張をやわらげながら、参加者の考え方や人となりが自然と伝わる企画を紹介します。

採用あるあるスピーチ

採用あるあるスピーチは、人事担当者が「最近の採用で印象に残った成功談や失敗談」を1人1分で共有する企画です。人事ならではの悩みや体験はどの企業でも共感が得やすく、場の緊張をほぐす効果があります。大げさな演出よりも実際にあった出来事や感じた難しさをそのまま語ることが大切です。具体的な話のほうが他の参加者が自分の状況と照らし合わせやすくなり、その後の意見交換につながりやすくなります。

質問カードを使った自己紹介

質問カードを使った自己紹介は、「なぜ人事を選んだのか」「どのような瞬間にやりがいを感じるか」「今の課題は何か」などを質問カードにし、順番に引いて答える企画です。話題がランダムに展開することで、形式的な自己紹介よりも個性が伝わりやすくなります。人事職は面接などで聞き手に回ることが多いため、交流会の導入で対話型の要素を取り入れると、参加者が受け身にならず、互いに発言しやすい空気を生み出せます。

ペアインタビュー

ペアインタビューは、2人1組で相手の仕事内容や課題を聞き合い、その内容を全体に紹介する企画です。自分の経験を語るよりも、相手の話を要約して紹介する必要があるため、傾聴力や理解力が問われます。人事交流会では、他者理解を通して自社を客観視することができるため、後半のセッションの質も高まります。紹介を通して「自分がどう見えているか」にも気づけるため、互いに信頼が生まれやすい雰囲気を作れます。

【戦略の共有】人事交流会の企画

採用活動や人材確保のテーマは、多くの企業が関心を寄せる分野です。成果を競うのではなく、課題の背景や考え方を共有することで、互いの知見を実務に活かせます。

ここでは、採用や人材戦略の質を高めるための企画を紹介します。

採用トレンド&課題の共有

新卒・中途を問わず、最近の採用状況や工夫した取り組みを共有する企画です。最初に各社で感じている変化や課題を1分程度で紹介し、その後に共通するテーマを拾いながら話を深めます。業界や企業規模によって状況は違うため、「どちらがよいか」を比べるよりも、背景にある事情や考え方を知ることがポイントです。他社の視点に触れることで、見落としていた改善のヒントに気づきやすくなります。終了後、話題になったポイントを短くまとめて共有すると、社内での検討にもつなげやすくなるでしょう。

内定辞退の裏側を語る共有会

内定辞退や途中辞退をテーマに、実例を匿名で共有しながら「どの段階で、どのような迷いが生まれていたか」を整理する企画です。候補者の温度感が下がったサインや、社内連携が遅れた場面などを振り返り、対応の流れを掘り下げます。ここで目指すのは、「辞退理由の推測」ではなく、行動の見直しです。迷いを察したときの声のかけ方、面接後のフォロー連絡のタイミング、配属先との情報共有の方法など、現場でそのまま使える改善点を具体的に言語化しましょう。

採用ブランディング研究会

採用サイトやSNSの見せ方を題材に、応募者にどのように会社を伝えるかを整理する企画です。各社の発信内容を見比べながら、「仕事内容の説明」「社員紹介の見せ方」「写真の使い方」などの工夫を具体的に確認します。そのうえで、自社の発信に不足している点や改善できる点を言語化しましょう。「どの情報をどの順番で見せるか」「どの写真を使うか」など、次の更新作業で着手すべき内容が明確になるでしょう。

【育成・組織開発】人事交流会の企画

人事交流会の価値は、採用だけでなく「人が育ち、組織が機能する仕組み」を共有できることにあります。他社の取り組みを知ることで、自社の課題を客観的に捉え直すきっかけになるでしょう。

ここでは、育成や組織づくりを軸にした企画を紹介します。

研修プランの共有

新入社員やリーダー向けなど、立場ごとに行っている研修内容を持ち寄り、目的や進め方を共有する企画です。研修は資料や講義内容だけでなく、「どのような成長を期待し、どの場面で身につけさせたいのか」という設計によって効果が変わります。他社の考え方や工夫を知ることで、研修後のフォロー方法や現場との連携など、自社では気づきにくい改善点を見つけやすくなります。最後に、それぞれが明日から試したい取り組みを言語化することで、学びを実務に移しやすくなるでしょう。

1対1面談の進め方の共有

1対1面談を続ける中で生じる悩みやうまくいった場面を持ち寄り、進め方の工夫を学び合う企画です。「話題が広がらない」「相手が本音を話してくれない」など、現場で起こりやすい課題を取り上げると、具体的に検討しやすくなります。質問の切り出し方や気持ちに寄り添いながら意見を伝える言い回しなど、明日から試せるポイントを交換できます。内容に配慮しながら実例を扱うことで、安心して意見交換できる場になるでしょう。

現場マネジメントの悩みの共有

心理的安全性や日々のマネジメントで起こる悩みを題材に、現場チームをよりよく動かす方法を話し合う企画です。他社の工夫を知ることで、声かけやフォローの仕方に新しい視点が得られます。面談の入り方や、失敗を責めずに前向きに導く伝え方など、具体的な行動レベルの工夫を共有しましょう。進行役を置き、意見が言いやすい雰囲気を作ることで、実務につながる示唆を得やすくなります。

社員のメンタルケアを学ぶ交流会

社員の不調サインや、相談しやすい環境づくりについて意見交換する企画です。「最近、気持ちが落ちている様子があるが、どのように声をかければよいか」「早めに専門家につなげる判断基準はどこか」など、現場で迷いやすいテーマを扱います。対応を1人で抱え込むと負担が大きくなるため、他社の事例や支援体制を知ることで、安心材料が増えます。最終的に「社員の変化に気づくためのチェックポイント」や「対応フローの基本」をまとめると、日々の実務にすぐ役立ちます。

【他社事例・知見の共有】人事交流会の企画

人事施策のリアルは、公式資料では見えにくいものです。現場で試行錯誤した担当者の声には、実践でしか得られない学びがあります。交流会では、成功と失敗の両面を共有することで、他社の取り組みを「自分ごと」として吸収できるようにしましょう。

ここでは、他社の知見を共有しながら人事の発想を広げる企画を紹介します。

人事施策のミニ発表会

自社で行った人事施策を短時間で紹介し合う企画です。持ち時間を区切ることで、ねらい・成果・工夫点を簡潔に整理できます。発表後は「よいと思った工夫」や「真似したい取り組み」を共有し、実務に落とし込みやすくしましょう。競争ではなく、学び合う雰囲気で設計することが重要です。他社の取り組みに触れることで、自社の課題や強みを客観視するきっかけにもなります。

人事データの活用講座

採用や社員アンケートの数字を、日々の判断にどう生かすかを学ぶ企画です。数字を集めるだけでなく、「どこに問題があるか」「何を変えればよいか」を見つける使い方に焦点を当てます。たとえば、退職が多い時期を見て面談のタイミングを変える、応募数と通過数を見て原稿の見直しを考えるなど、身近な例を扱いましょう。数字に苦手意識がある人でも、取り組み方がわかる内容にすることで、数字を使って次の一手を考える力が育ちます。

制度変更の実践ストーリーの共有

評価制度や勤務ルールなどの変更を経験した担当者が、そこに至る過程や難しかった場面を共有する企画です。成功の裏にある調整や対話の工夫を知ることで、制度を形にするプロセスを具体的に理解できます。トップの説得、現場の不安への対応、周知の進め方など、実務で役立つ視点を得られます。制度を動かすために必要な姿勢や準備を考えるきっかけになるでしょう。

異業種人事の交流セッション

業種を越えて人事担当者が集まり、共通課題を語り合うセッション企画です。異なる制度・文化・働き方に触れることで、自社を相対的に見つめ直せます。テーマは「若手定着」「キャリア自律」「ダイバーシティ推進」など、どの業界にも通じる内容を選びましょう。異なる視点の交流は新しい発想を刺激し、業界全体の課題解決にもつながります。多様な価値観に触れることで、人事の枠を越えた組織を見る目が養われます。

人事のデジタル活用研究会

採用管理ツール、勤怠システム、AIの活用など、人事の現場で使う技術について知識を深める企画です。「選定時に重視した点」「社内への説明方法」「現場からの反発をどのように減らしたか」など、導入時のリアルな工夫を共有しましょう。小さな機能改善やツールの段階的な導入例など、実務に近い視点を学ぶことで、無理なくデジタル化を進めるヒントが得られます。テクノロジーが苦手な人でも参加しやすいテーマ設定にすると、参加者全体の理解が深まります。

【協働・ネットワーク形成】人事交流会の企画

人事交流会の価値は、情報を聞いて終わるのではなく、その後の行動につながることです。同じ悩みを持つ担当者同士が、実際にやってみた工夫や失敗を分かち合うことで、次の取り組みが生まれやすくなります。ときには、共通テーマをきっかけに、他社と一緒に取り組む動きに広がることもあるでしょう。

ここでは、出会いをその場限りにせず、学びを仕事に生かすための交流企画を紹介します。

合同で考える採用企画会

地域や同じ業界の企業が集まり、共同で採用イベントやインターン企画を考える企画です。「どのような学生に会いたいか」「情報発信をどう分担できるか」など、共通のテーマを話し合いましょう。1社では難しい取り組みも、力を合わせることで実現に近づきます。競争ではなく協力の姿勢を育て、仲間として一緒に採用に取り組む関係をつくれます。

研修ノウハウの情報交換会

自社の研修プログラムやマニュアルを持ち寄り、狙いや工夫を共有する実践的な企画です。似た課題に向き合う企業同士が、講師の選定方法やオンライン研修の運営など、具体的な情報を交換します。「資料は非公開」「一部のみ紹介」など、共有範囲を明確にしておくことで、安心して発言できるでしょう。終了後に交換したアイデアをもとに、合同研修の実施につながるケースもあります。

世代をつなぐ学び合いトーク

若手人事と経験豊富な人事がペアになり、互いに学ぶ企画です。若手は最新の働き方やツールの活用法を伝え、ベテランは現場調整や信頼づくりのコツを共有します。違う世代の視点を掛け合わせれば、新しい人事のあり方を考えるきっかけになります。また、世代を超えた理解が深まることで、組織全体の対話が活性化しやすくなるでしょう。

人事の実務相談会

現場で困っていることを持ち寄り、参加者同士で助け合う企画です。「新しい制度を始めたが定着しない」「社員との面談で言葉が出てこない」など、日々のつまずきを出し合いましょう。全員が相談する側でもあり、ほかの人の相談にも耳を傾け、気づいた工夫を伝えながら進めます。話すことで状況を整理でき、明日から試したい行動が見えやすくなります。

現場を巻き込む取り組みの共有会

人事施策を現場へ広げるための関わり方を話し合う企画です。「管理職への説明会の進め方」「協力メンバーの探し方」「現場から意見を集める仕組み」など、社内連携のコツを共有します。制度や研修が人事だけで完結すると浸透しにくいため、現場の意見をあらかじめ取り入れる方法を学ぶことが大切です。実例を通じて、現場と一緒に動く姿勢を育てることで、施策の成功率が上がります。

【オンライン・フォローアップ】人事交流会の企画

オンラインでも、工夫次第で深くつながることが可能です。ポイントは、画面越しでも安心して話せる空気をつくり、一度の出会いを次の学びにつなげることです。その後のやり取りや振り返りの仕組みを用意すると、関係が続きやすくなります。

ここでは、オンライン開催や交流後のフォローを通じて、人事同士のつながりを長く育てる企画を紹介します。

オンライン交流用チャットグループ

交流会のあとに、SlackやLINEオープンチャットで情報をやり取りできるよう、グループを作成しましょう。「イベントの進め方」「制度づくり」など話題ごとに分けて投稿すると見やすくなります。運営側が管理しすぎず、参加者が自然に話せる雰囲気づくりが大切です。やり取りを続けることで、人事担当者同士の孤立を防ぎ、相談しやすい関係が生まれます。

匿名で悩みを出し合うオンライン相談会

事前に集めた「人事として言いにくい悩み」を匿名で紹介し、当日参加者で考える企画です。「上司が現場の声を聞かない」「部下のメンタル対応で手一杯」など、本音の課題が出やすくなります。名前を出さずに話せるため、安心して意見を交わせるのが魅力です。終了後には、出たテーマを整理して共有すると、次の企画のテーマ決めにも役立ちます。悩みを見える形にすることで、改善への一歩が見えやすくなります。

次のテーマを決める意見交換タイム

交流会の最後に「次に話したいこと」をアンケートで集め、投票で決める企画です。参加者の関心を反映できるので、継続参加の意欲が高まります。投票後に「今日の学び」「次回試したいこと」を話す時間を設けると、気づきを仕事に活かしやすくなります。

人事の読書会

人事や組織づくりに関する本をテーマに集まり、感想と気づきを話す企画です。「自社ではどう使えるか」を中心に考えることで、机上の学びを実務に落とし込みやすくなります。本をきっかけに価値観や考え方を話せるため、壁を作らず意見交換ができます。続けて開催すると、知識が増えるだけでなく、人脈づくりにも役立つ場になるでしょう。

まとめ

人事交流会の目的は、情報を並べることではありません。同じ立場にある担当者が、自社では言いにくい悩みや工夫を率直に話し合い、仕事に活かせるヒントを持ち帰ることにあります。安心して発言できる関係の中で、「この方法を試してみよう」と思える時間が生まれると、学びが実務につながるでしょう。

人事の仕事は、日々「人と職場の間」で判断を重ねる役割です。1人で抱えこまず、思いを共有できる仲間とつながることで視野が広がり、迷ったときの支えになります。人事交流会で横のつながりを作りましょう。


Z世代が“つい本気になる”仕掛けが詰まった研修を。

IKUSAでは、PDCA・OODA・ロジカルシンキング・合意形成などをテーマに、楽しみながら学べる参加型の研修プログラムをご用意しています。

⇒ゲーム型研修をまとめた資料を見てみる

企画の段階でも構いません。まずは、どんなプログラムがあるのかのぞいてみてください。

⇒まずは相談してみる



この記事を書いた人

IKUSA.jp編集部
IKUSA.jpでは、楽しさを主軸にした体験型のイベントや研修に関する情報をご紹介していきます。オンラインでもリアルでも、参加者全員が楽しめるイベントはIKUSAにお任せください。
RELATED ARTICLES関連する記事
RECOMMENDおすすめ記事
PAGE TOP