updated: 2025
ウォーキングイベントの企画アイデア30選
目次
ウォーキングイベントとは、健康づくりや地域交流などを目的に開催されている、楽しんで歩くイベントのことで、参加者の体力に合わせた距離設定、安心して歩く楽しさを感じられる工夫と環境づくりが重要です。
本記事では、ウォーキングイベントの企画アイデアを文化系・ゲーム性が高いものなど6つに分類し、計30選紹介します。
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【文化を味わう】ウォーキングイベントの企画アイデア7選

ここからは、文化を味わうウォーキングイベントの企画アイデア7選を紹介します。
歴史をたどるまち歩き
歴史をたどるまち歩きは、地域に残る史跡や建造物を巡りながら、街の成り立ちや文化の変遷を学ぶウォーキングイベントです。歴史を体感してもらいながら歩くことで地域への愛着が高まりやすく、文化的な魅力の再発見につながるのではないでしょうか。なお参加者の安全のため、ルート上の危険箇所や交通量を事前に確認し、参加者に周知しましょう。
沿線ウォーキング
沿線ウォーキングは、鉄道沿線を歩きながら地域の魅力を発見するウォーキングイベントです。道中の駅で休憩したり名物グルメを楽しんだりすることもできるため、参加者層によって内容を変更することで鉄道ファンからファミリー層まで幅広く参加してもらいやすいでしょう。
また、普段は通過してしまう景色や人々の暮らしに触れられることが期待でき、地域理解や公共交通への関心を高めるのにも効果的です。
たてもの巡りウォーキング
たてもの巡りウォーキングは、歴史的建造物や個性的なデザインの建物を巡りながら、地域の街並みや建築文化を楽しむウォーキングイベントです。たとえば地域にある建造物の背景や建築様式などを歩きながら学ぶ体験を通して、地域への愛着を深めたり、地域の文化的価値を再発見したりする機会になるかもしれません。
なお、実施する際はルート上の交通量や立ち入り可能なエリアを事前に確認し、安全にウォーキングできる動線を確保しましょう。
ガイドウォーキング
ガイドウォーキングは、地域に詳しいガイドの案内で街の歴史や文化を学びながら歩くウォーキングイベントです。たとえば建物や史跡にまつわるエピソードを聞くことで、街の魅力をより深く理解する機会になり得るでしょう。また、ガイドの語りを通じて地域の成り立ちに触れてもらうことで参加者の興味を引き出し、地域への愛着を育む効果が期待できます。
古地図ウォーキング
古地図ウォーキングは、古地図を片手に街を歩き、現在の風景と照らし合わせながら時の流れを体感するウォーキングイベントです。かつての道や建物の位置を探しながら歩くことで街の変化から歴史を実感でき、地域への興味と愛着を深める効果が期待できます。
なお、実施する際は立ち入り制限のある場所のリサーチなど、歩行ルートを事前に確認しましょう。
地形を味わうウォーキング
地形を味わうウォーキングは、坂道や河川跡、台地など地域特有の地形を実際に歩くウォーキングイベントです。地図上では分からない高低差や景観の変化を感じながら、土地の成り立ちや暮らしとの関わりを学ぶことで地域への理解を深めるとともに、新しい発見を得られるかもしれません。実施する際は、参加者の体力や安全に配慮し、勾配のあるルートは事前に告知しましょう。
まちづくりウォーキング
まちづくりウォーキングは、地域の空き家や空き店舗を巡り、街の現状や課題を考えるウォーキングイベントです。ガイドの案内で街を歩き、終了後には街をより良くするためのアイデアを話し合うプログラムを設けることも可能です。
参加者が地域の魅力と課題を自分ごととして捉えるきっかけとなり得るため、まちづくりへの関心と参画意識を高める効果が期待できます。なお実施する際は、自治体やルート上にある空き家の所有者へ事前確認をとるようにしましょう。
【ゲーム性が高い】ウォーキングイベントの企画アイデア6選

以下では、ゲーム性が高いウォーキングイベントの企画アイデア6選を紹介します。
謎解きウォークラリー
謎解きウォークラリーは、街を巡りながら出題された謎を解いてゴールを目指すウォーキングイベントです。チームで協力しながら答えを導く過程で会話や交流が生まれ、謎解きを楽しみながら地域への理解や愛着を深めるのにも効果が期待できるのではないでしょうか。
実施する際には、難易度のバランスを取るためにゲームマスターを配置したり、立ち寄りポイントにチームが集まりすぎたりしないような工夫がおすすめです。
位置情報ゲーム
位置情報ゲームは、移動することで進行するウォーキングイベントです。スマートフォンの位置情報と連動した企画のため、参加者が地図上のチェックポイントを巡ることで、陣地取りやポイント獲得などのゲームを楽しめます。
競争と地域の探索を組み合わせることで、ゲームをプレイしながら地域の魅力に触れる機会を生み出すことができるでしょう。
名所スタンプラリー
名所スタンプラリーは、地域の名所を巡ってスタンプを集めるウォーキングイベントです。観光名所や隠れた名スポットをルートに組み込むことで、地域の魅力を発見する機会を提供します。集めたスタンプに応じて特典を設けることで参加意欲を高めることができ、楽しんでもらいながら地域活性化も期待できるでしょう。実施する際には、スタンプ設置場所の管理や、混雑しやすいポイントでの安全対策が必要です。
グルメスタンプラリー
グルメスタンプラリーは、地域の飲食店を巡ってスタンプを集めるウォーキングイベントです。地元のカフェやレストラン、マルシェなどを訪ねながら、食を通して地域の魅力を味わってもらう機会になります。グルメを楽しみながら歩けるため、健康促進と地域経済の活性化を同時に実現でき、参加者に満足度の高い体験を提供できるでしょう。実施する際は、混雑防止策や、飲食店との連携体制を整えることが大切です。
ウォーキングバトル
ウォーキングバトルは、参加者同士で歩数を競うウォーキングイベントです。チームや個人で期間中の歩数を集計し、ランキング形式で結果を発表します。日常の移動をイベント化することで、運動への意識向上や健康促進につながることが期待でき、社内イベントとしても一体感やモチベーション向上に効果的でしょう。
また歩数計アプリなどを活用することで、気軽に実施できる点も魅力です。あわせて、「より効果を発揮するウォーキング講座」などを開催すると充実した内容になるのではないでしょうか。
ホラーウォーキング
ホラーウォーキングは、ゾンビや幽霊などのホラーキャラクターになりきって歩くウォーキングイベントで、ハロウィンなど季節行事と相性の良い企画です。夜の公園や商店街を舞台に仮装や演出を楽しんでもらいながら、地域回遊を促す仕組みづくりで地域活性化するきっかけにもなり得ます。なお、実施する際は暗所での安全確保や、騒音対策を行い、地域住民など周囲へ配慮しましょう。
【マインドフルネスを促す】ウォーキングイベントの企画アイデア4選

以下では、マインドフルネスを促すウォーキングイベントの企画アイデア4選を紹介します。
モーニングウォーキング
モーニングウォーキングは、朝日を浴びながら歩くウォーキングイベントです。朝歩くことで体内時計を整えることが期待でき、心身ともにすっきりした状態で1日をスタートさせるリズムづくりにもつながります。なお、朝の静かな時間帯に実施するため、周囲の迷惑にならないよう集合場所やルート、早朝の交通事情へ配慮しましょう。
フォレストウォーキング
フォレストウォーキングは、森の中を歩くことで自然の癒しを感じるウォーキングイベントです。森林から発散されるフィトンチッドという成分が自律神経のバランスを整えると言われており、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。
木々の香りや鳥の声を感じながら歩くことで、自然に身を沈める時間になることが期待でき、心身のリフレッシュに効果的なのではないでしょうか。
ノルディックウォーキング
ノルディックウォーキングは、クロスカントリーで使われる専用ポールを用いたウォーキングです。腕を使って歩く全身運動であるため、姿勢の改善や肩こりの緩和、脂肪燃焼効果も期待できます。また、通常のウォーキングよりも強度があるためより没入感があり、マインドフルネスの促進にも効果的でしょう。初心者でも簡単に始められる点が魅力ですが、ポールの長さ調整や周囲との間隔確保など安全面への配慮が必要です。
サイレントウォーキング
サイレントウォーキングは、電子機器や音楽といった人為的な刺激を避け、自分の呼吸や足音などに意識を向けるウォーキングイベントです。静寂の中で心を整え、自身の感覚に集中してもらうことで、マインドフルネスや精神的なリフレッシュを促進します。
なお、通常は1人で行うことも多いですが、集団で実施することで安心感や一体感も得られやすいでしょう。
【地域回遊を促す】ウォーキングイベントの企画アイデア3選

ここからは、地域回遊を促すウォーキングイベントの企画アイデア3選を紹介します。
マルシェ巡りウォーキング
マルシェ巡りウォーキングは、地域で開催されるグルメや物販のマルシェを巡るウォーキングイベントです。地域の食や工芸などを体験でき、地域の魅力を再発見するきっかけになり得ます。また、買い物や試食を通じた交流が生まれやすく、地域経済の活性化やまちへの愛着醸成につながるでしょう。なお、各会場の混雑を避けるため、チームに分けて時間帯を分散したり、ルートを設計したりするのがおすすめです。
ウォーキングフォトコンテスト
ウォーキングフォトコンテストは、街を歩きながら撮影した写真を募集するというフォトコンテスト形式のウォーキングイベントです。参加者の視点で地域の魅力を切り取ってもらうことで、新しい発見や感動が生まれることが期待できます。
また、SNSのハッシュタグを活用すれば地域の魅力を広く発信できるため、観光促進や地域ブランディングにも効果的でしょう。
ガストロノミーウォーキング
ガストロノミーウォーキングは、歩きながら地域の風土が育んだ食文化を体験するウォーキングイベントです。郷土料理や地酒を味わい、歴史や温泉なども巡ることで、五感を通じて地域の魅力を深く感じてもらえるのではないでしょうか。
また、地域住民や生産者との交流を通じて食と文化を学ぶ観光体験を提供することで、地域ブランドの向上や観光誘致にもつながることが期待できます。
参考:国土交通省|観光庁
【自然に触れる】ウォーキングイベントの企画アイデア4選

以下では、自然に触れるウォーキングイベント4選を紹介します。
紅葉ウォーキング
紅葉ウォークは、秋の紅葉シーズンに開催されるウォーキングイベントです。色づく木々や自然の景観を楽しみながら歩くことで季節の移ろいを感じてもらえるため、心身のリフレッシュにつながることが期待できます。
家族連れや友人同士、地域の人に参加してもらうことで交流が深まりやすく、地域の観光資源としての紅葉スポットの認知向上にも貢献できるでしょう。なお、落ち葉で滑りやすくなる道や冷え込みへの対策として、安全な靴での参加を促し、服装の注意喚起が必要です。
ビーチサイドウォーキング
ビーチサイドウォークは、海辺を歩きながら風や波の音を感じるウォーキングイベントです。潮の香りや目前に広がる水平線などの自然を感じることで、ストレス軽減やリフレッシュ効果が期待できます。また、実施の際は、潮の満ち引きや強風を考慮した安全なルート設定と日焼け対策を周知するのがおすすめです。
ネイチャーフィールドビンゴ
ネイチャーフィールドビンゴは、自然の中で遊びながら観察力を養うウォーキングイベントです。地域特有の植物や虫、鳥などをビンゴのマスに設定し、見つけたらチェックを入れて進行します。親子やグループで楽しんでもらいやすく、自然とのふれあいを通じて環境への関心を高める効果も期待できるのではないでしょうか。
なお実施の際は、事前に立ち入り禁止区域や危険な動植物をリサーチしたうえで参加者に周知し、スタッフの配置も視野に入れましょう。
トレイルウォーキング
トレイルウォーキングは、林道や岩場など自然の地形を活かした道を歩き、四季折々の自然を体感できるウォーキングイベントです。舗装されていない道を進むことで自然の魅力を再発見し、参加者の心身のリフレッシュにもつながるでしょう。実施する際には、参加者の安全を確保するため天候や足場の状態に注意し、歩行ルートの確認や装備の事前案内が重要です。
【社会的テーマに触れる】ウォーキングイベントの企画アイデア6選

ここからは、社会的テーマに触れるウォーキングイベント6選を紹介します。
チャリティーウォーク
チャリティーウォークは、歩くことで社会貢献につながるウォーキングイベントで、参加費の一部を環境保護団体や福祉支援団体などに寄付します。ウォーキングを通じて健康促進を図りながら、地域や社会とのつながりが感じられるイベントとして、個人だけでなく企業や団体のCSR(企業の社会的責任)活動にも適しているといえます。
なお実施する際は、寄付先の透明性を示したうえで、参加者が支援の意義を理解できるように情報を開示するのがよいでしょう。
防災ウォーキング
防災ウォーキングは、地域の危険箇所、避難経路を実際に歩きながら災害時の歩き方を学ぶウォーキングイベントです。家族連れや地域住民同士の参加にも適しており、いざという時の行動を実践でイメージしてもらうきっかけになるかもしれません。なお実施する際は、事前にルートの安全確認を行い、危険箇所の説明や緊急時の対応方法を明確に伝えるように意識しましょう。
クリーンウォーキング
クリーンウォーキングは、ゴミ拾いを行いながら街を歩くウォーキングイベントで、参加者一人ひとりの行動が環境保全につながる企画です。地域の人々と協力しながら街を綺麗にすることでまちへの愛着が深まりやすく、環境意識の向上にもつながることが期待できるのではないでしょうか。なお、実施する際はゴミの分別方法や回収ルールを事前に共有するのがおすすめです。
ユニバーサルウォーキング
ユニバーサルウォーキングは、障害の有無や年齢を問わず誰でも参加できるウォーキングイベントです。車いす利用者や高齢者、家族連れなど、さまざまな立場の人がともに歩き、交流を深めることができる機会になるのではないでしょうか。なお、実施する際には、段差や急勾配の坂は避けたうえでルートを事前に共有したり、休憩時間を十分に設けたりすることで安心して参加してもらいやすいでしょう。
多文化ウォーキング
多文化ウォーキングは、異なる国や地域の出身者がともに歩きながら交流するウォーキングイベントです。たとえば、コースの途中に各国の歴史や食、音楽などの文化を紹介・体験するスポットを設けることで、歩くだけで世界を旅するような体験ができるかもしれません。
たとえば、参加者同士の交流を深める工夫として、多言語の案内表示や通訳ボランティアの配置、翻訳アプリの活用もおすすめです。
手話ウォーキング
手話ウォーキングは、手話で地域の文化や名所を紹介するウォーキングイベントで、聴覚障がいのある人も、手話を学びたい人も一緒に参加できる企画です。歩きながら手話に触れることで、リアルタイムな周囲の風景の変化を伝え合うことが期待でき、コミュニケーションの幅を広げる効果が期待できるのではないでしょうか。
また、実施する際は案内スタッフに手話通訳者を配置し、参加者に伝わりやすい説明資料を用意するようにしましょう。
まとめ
ここまで、ウォーキングイベントの企画アイデアを、自然や社会的テーマに触れるものなど6つに分類し、計30選を紹介しました。ぜひ本記事を、参加者が安心して楽しく歩けるウォーキングイベントの企画にお役立てください。
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IKUSA.jp編集部



