updated: 2025
New!町おこしイベントの企画30選!地域を盛り上げるアイデア集

目次
町おこしでは、人口減少や商店街の空洞化といった課題に対して「人が集まる理由」をつくることが大切です。地域ならではの魅力を活かした企画は、観光客の呼び込みや住民の定住促進、さらには世代を超えた交流のきっかけにもつながります。
本記事では、町おこしにぴったりな30のイベントアイデアを紹介します。
地域資源を活かす町おこしイベント6選
地元の人にとっては当たり前の風景や文化が、外から訪れる人にとっては大きな魅力となります。
ここでは、地域資源を活かした町おこしイベントを紹介します。
1.ご当地グルメフェス
地元食材や郷土料理を集めたご当地グルメフェスは、地域の味を広める絶好の機会です。地元の飲食店や農家が出店することで、観光客は新しい発見を、住民は身近な魅力の再発見を楽しめます。チケット制やスタンプラリーを取り入れれば回遊性が高まり、町全体の飲食店や商店街への来店機会が増えて経済効果にもつながります。
2.地元企業マルシェ
地元企業マルシェは、地域の企業や事業者を集めて製品・サービスを紹介するマルシェです。普段は触れる機会の少ない商品や技術に出会える場となり、地場産業の魅力を再認識できます。出店者同士の交流から新しいコラボが生まれることもあり、町の産業振興やブランド力向上に寄与します。
3.伝統工芸の体験ブース
伝統工芸の体験ブースは、和紙づくりや染物、陶芸など、地域に根づく伝統工芸を体験できるブースです。職人の技を間近で感じながら自分の作品をつくる時間は、子どもから大人まで夢中になれる特別な体験になります。作品を持ち帰れる仕組みを整えれば、参加者にとって町を思い出すきっかけにもなるでしょう。
4.地元農産物の収穫祭
地元農産物の収穫祭は、畑や農園を会場にし、採れたての野菜を販売したり収穫体験をしたりするイベントです。調理ブースを用意すれば、旬のおいしさをその場で味わうことも可能です。生産者と直接話せる時間があることで、作り手の思いや土地の恵みに触れ、農業への理解や親しみが深まるでしょう。
5.郷土料理教室×試食会
郷土料理教室&試食会は、地域に伝わる料理を学びながら交流できるイベントです。料理の背景にあるエピソードや歴史を紹介することで、参加者は味だけでなく文化も一緒に体験できます。完成した料理を囲めば自然と会話が生まれ、町の温かさを感じる場になるでしょう。
6.ふるさとフォトコンテスト
ふるさとフォトコンテストは、町の風景や暮らしをテーマに写真を募集し、展示やSNSでの発信を行うイベントです。住民と来訪者それぞれの視点で地域を切り取ることで、普段は見過ごしてしまう町の魅力に気づくきっかけにもなります。SNSでの発信は、観光や移住促進にも効果を発揮します。
世代間交流を促す町おこしイベント6選
子どもから高齢者までが一緒に遊んだり学んだりする時間は、自然な笑いや会話を生み、地域の絆を強めます。
ここでは、世代をつなぐ交流型の町おこしイベントを紹介します。
1.町民大運動会
町民大運動会は、リレーや玉入れ、大玉転がしなど幅広い種目を組み合わせ、住民全員で楽しむ運動会です。チーム分けにランダム性を取り入れれば、普段接点のない人とも関わるきっかけになります。勝敗だけでなく「一緒に挑戦した」という経験そのものが一体感を生み出し、町全体が温かい雰囲気で包まれるでしょう。
2.仮装パレード
思い思いの衣装で町を歩く仮装パレードは、地域全体を明るくするにぎやかなイベントです。フォトスポットや審査コーナーを設ければ、参加者はもちろん見る人も楽しめます。SNSで拡散すれば、町の魅力を広く伝えるPRの場としても効果的です。毎年テーマを変えて開催することでリピーターが増え、町の恒例行事として定着しやすくなります。
3.昔遊びフェス
昔遊びフェスは、竹馬やけん玉、こま回しなど懐かしい遊びを体験できるイベントです。子どもたちには新鮮で、大人や高齢者には幼少期を思い出すきっかけとなり、自然と世代を超えた会話が生まれます。高齢者が先生役となり遊びを教えることで、「教える・学ぶ」という関係ができ、技術の継承や世代間交流が同時に進むでしょう。
4.町内クイズラリー
町内クイズラリーは、地域の歴史や文化を楽しく学べる回遊型イベントです。町の各所に地元にまつわる問題を設置し、歩きながら答えを集める形式にすることで、観光しながら町について学べます。家族や友人同士で協力しながら挑戦すれば、世代を越えた会話や学びのきっかけになります。
5.手づくり縁日コーナー
手づくり縁日コーナーは、地域の団体や子ども会が主体となって運営するイベントです。わなげやスーパーボールすくいなど昔ながらの遊びを中心にした屋台を、子どもたち自身が企画・運営することで、主体性を発揮できます。来場者とのやり取りを通じて自然に会話が生まれ、子どもたちが社会性を育むきっかけにもなるでしょう。地域全体で子どもを見守る温かい空気が広がるため、世代を超えた交流の場としてもおすすめです。
6. 町の思い出マップづくりプロジェクト
町の思い出マップづくりプロジェクトは、世代を超えて町の歴史を共有する取り組みです。高齢者から昔の話を聞いたり写真を見せてもらったりし、今の風景と組み合わせて1枚の地図に仕上げます。完成したマップは展示や冊子にして共有すれば、住民にとっては誇りとなり、訪れた人にとっても町の歴史を知るきっかけになるでしょう。世代間の交流と地域資源の再発見の両方を促せるイベントです。
観光誘致・滞在促進につながる町おこしイベント6選
観光誘致・滞在促進のイベントは、町を訪れる理由をつくり、地域への関心を高める効果があります。非日常感を感じられ、話題性のある企画を取り入れれば、参加者の記憶に残りやすく、SNSや口コミを通じて町の魅力が広がるでしょう。
ここでは、観光誘致・滞在促進に役立つイベントを紹介します。
1.夜の城下町ライトアップウォーク
夜の城下町ライトアップウォークは、歴史ある町並みや建物をライトアップし、夜ならではの幻想的な雰囲気を演出するイベントです。昼間とは違った表情の町を散策することで、観光客は非日常観に浸れます。季節ごとにライトアップの色や演出を変えれば、リピーターを呼び込みやすくなります。
2.銭湯で音楽ライブ
地域の銭湯を舞台に音楽ライブを開催する企画です。アコースティックライブやDJイベントを組み合わせれば、音楽とお湯のリラックス効果が重なり、特別な時間を楽しめます。「新しい銭湯の楽しみ方」を提案することで、観光客の誘致や町の新たなファンづくりにつながります。
3.古民家で着物撮影体験
町家や古民家を舞台に、着物姿での撮影体験を提供するイベントです。プロのカメラマンによる撮影に加え、着付けやヘアセットが含まれたパッケージにすれば、観光客は気軽に参加できます。撮影した写真やデータを受け取れる仕組みにすると、旅の思い出が形に残るだけでなく、SNSでの発信も盛んになるでしょう。
4.古民家を活かしたコワーキングスペース×交流拠点
古民家をリノベーションしてコワーキング施設として活用し、仕事場としてリモートワーカーや長期滞在者が利用できるようにするとともに、地域の交流拠点とする取り組みです。観光客と住民がワークショップやイベントで顔を合わせることで、移住相談や地域活動への参加といった新しい関係づくりが生まれます。町の新しい魅力を発信でき、移住希望者や再訪客にとっても町を身近に感じるきっかけになるでしょう。
5.ご当地キャラと行く町巡り
ご当地キャラと行く町巡りは、ご当地キャラクターが観光ガイド役となり、参加者と一緒に町を巡るイベントです。キャラクターが案内することで、子どもから大人まで親しみを持ち、町を楽しく知ることができます。町に親近感が生まれ、観光客が再び訪れたくなる動機付けにもなるでしょう。
6.音楽ライブ×ナイトマルシェ
月明かりの下で開催する音楽ライブとマルシェを組み合わせたイベントです。地元アーティストによるアコースティックライブは、幻想的な時間を演出します。マルシェを同時開催し、地元グルメや雑貨を並べれば、訪れた人は音楽を聞きながら買い物や食事を楽しめます。
地域課題を解決する社会派町おこしイベント6選
地域課題は深刻さを前面に出すのではなく、遊び心や交流の要素を加えることが大切です。課題解決を「楽しい体験」と結びつけることが、町の未来を考える人を増やす第一歩になるでしょう。
ここでは、地域課題にアプローチする社会派イベントを紹介します。
1.空き家リノベコンテスト
空き家リノベコンテストは、使われていない住宅に新しい可能性を見つけ、地域資源を活用する企画です。複数の空き家を候補にしてリノベーションアイデアを募集すれば、建築やデザインに興味を持つ層を巻き込めます。さらに、住民投票や展示発表を取り入れることで、町全体で「どう活用するか」を考える機会にもなるでしょう。
2.高校生×高齢者のまちづくりワークショップ
高校生×高齢者のまちづくりワークショップは、高校生と高齢者がペアを組み、理想の町の姿を語り合うワークショップです。世代の異なる視点が交わることで新しい発想が生まれ、互いに学び合う場になります。世代を超えたつながりを築く第一歩にもなる企画です。発表の場を設ければ若い世代の柔軟なアイデアと高齢者の経験が融合し、地域に根ざした実践的な提案へと発展するでしょう。
3.移住相談×グルメ座談会
移住相談×グルメ座談会は、移住希望者と住民が「食」をきっかけにつながるイベントです。地元食材を使った料理やお茶を囲みながら語り合うことで、観光では見えない町のリアルな姿を知ることができます。リラックスした雰囲気で交流できるため、移住を検討する人にとっての相談のハードルも下がるでしょう。
4.耕作放棄地の畑キャンプ
耕作放棄地の畑キャンプは、放置された農地を活用し、農業と観光を結びつける取り組みです。昼は農作業を体験し、夜は星空の下で地元食材のBBQやキャンプファイヤーを楽しむことで、大自然を丸ごと味わえます。こうした非日常の体験は、参加者に地域の新たな可能性を感じさせ、農業や土地の価値を見直すきっかけにもなります。
5.フードロスゼロ屋台
フードロスゼロ屋台は、廃棄寸前や規格外品の食材を使い、新しい料理として提供する屋台イベントです。来場者は「工夫次第で食材がよみがえる」ことを実感でき、食の大切さを身近に感じられます。さらに、地元飲食店と協力して多彩なメニューを展開すれば、楽しい食体験を通じてフードロス問題への理解が自然と広がり、地域全体で意識を高めるきっかけにもなります。
6.ごみ拾いウォーキング
ごみ拾いウォーキングは、町を散策しながらごみを拾うことで、環境美化と住民同士の交流を両立できるイベントです。アプリやポイント制度を導入し、集めた量を記録・発表すれば、ちょっとしたゲーム感覚が加わり、子どもから大人まで楽しく参加できます。
自然と遊ぶアウトドア系町おこしイベント6選
自然との触れ合いは、大人にとっては癒しになり、子どもにとっては学びにつながります。また、その土地ならではの風景を活かしたアウトドア体験は、観光資源としての価値を高めると同時に、住民が地域の自然を誇りに思うきっかけにもなるでしょう。
ここでは、自然を楽しみながら町おこしにつなげるアウトドア系のイベントを紹介します。
1.里山トレッキング×地元食材の野外ランチ
里山トレッキング×地元食材の野外ランチは、地元ガイドの案内で自然や暮らしの歴史を知りながら、里山の景色を楽しめるイベントです。歩いたあとはゴール地点で旬の食材を使ったランチがふるまわれ、自然の恵みを味わうことで土地の魅力をより深く実感できます。季節ごとに変わる景色や食材を組み合わせれば、訪れるたびに新しい発見があり、地域への親しみや再訪のきっかけにもなるでしょう。
2.川で魚のつかみ取り大会
川で魚のつかみ取り大会は、浅瀬の川や用水路を舞台に行う水辺でのイベントです。子どもから大人まで夢中になって魚を追いかけ、つかまえた魚をその場で焼いて食べれば、自然の恵みを全身で味えます。親子で一緒に挑戦すれば食育の機会となり、世代を超えた交流のきっかけにもなるでしょう。観光客にとっては「ここでしかできない体験」となり、町を再び訪れる動機にもつながります。安心して楽しめるように、ライフジャケットの着用やスタッフによる見守りを取り入れましょう。
3.星空キャンプ×焚火トーク
星空キャンプ&焚火トークは、星空の下でキャンプを行い、焚火を囲みながら語り合う宿泊型イベントです。夜空を見上げる特別な時間は、町でしかできない体験として参加者の記憶に残るでしょう。地元の人が星座の解説や昔話を伝えると、地域文化を学ぶ機会にもなり、観光資源としての価値が一層高まります。
4.田植え体験と泥んこ運動会
午前は田植えを体験し、午後は田んぼを舞台にした泥んこ競技で遊ぶイベントです。自然に触れながら大人も子どもも夢中になれる時間となり、参加者同士の笑顔が広がります。終了後に地元食材を使った料理をふるまえば、農業の大切さを味覚と体験の両方で伝えられます。農業を町の魅力として再発見してもらえる取り組みです。
5.地元木材でDIYワークショップ
地元の森林資源を活用し、イスやスプーンなどの木工品をつくるワークショップです。木を削ったり磨いたりする過程を通じて、自然の恵みやものづくりの楽しさを体験できます。完成品は持ち帰れるため、親子の思い出として長く残り、日常の暮らしのなかで町のことを思い出すきっかけにもなります。こうした取り組みを通じて森林資源の大切さが伝わり、「木の町」といったイメージの発信にもつながるでしょう。
6.SUP・カヌーで湖上ガイドツアー
湖や川を舞台にした水上アクティビティで、SUPやカヌーに乗って自然を体感できるイベントです。ガイドの案内で水辺の風景や生き物を観察しながら進めば、湖上から普段は見られない町並みや自然を眺められるため、これまでにない角度から町の魅力を楽しめます。ライフジャケットを必ず着用し、初心者向けの安全講習を取り入れて、子どもから大人まで安心して水上体験を楽しめる工夫をしましょう。
町おこしイベントには「IKUSA ARENA」がおすすめ!
町おこしイベントを企画するときに、意外と悩ましいのが「会場選び」です。屋外イベントは天候に左右されやすく、参加人数が多いと安全面や設備面で不安が残ることも少なくありません。そのようなときに頼れるのが、幅広い用途に対応できる屋内型施設「IKUSA ARENA」です。
IKUSA ARENAは、最大700人を収容でき、音響・照明・スクリーンなど、設備が充実しています。スポーツや演劇、展示会、交流イベントまで幅広く対応可能です。
まとめ|小さな一歩から始まる町おこし
町おこしに決まった正解はなく、大切なのは「その町らしさ」をどう活かすかという視点です。小さな企画でも人が集まり、笑顔や会話が生まれれば地域は動きだすでしょう。もし「何から始めたらいいかわからない」と感じたときは、本記事で紹介した30のアイデアを参考にしてみてください。規模や対象に合わせて自由にアレンジし、地域に合った形で実践していくことが大切です。
“普通の企画”では物足りない、そんなイベントに。 IKUSAでは、チャンバラ合戦や謎解き、ワークショップ型アクティビティなど、企画映え・体験価値の高いコンテンツを100種類以上ご用意。コンセプトや会場に合わせて柔軟にカスタマイズ可能です。 「体験要素を入れたい」「参加者の記憶に残る演出がほしい」といったご相談も歓迎です。