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updated: 2024 

決起会とは?目的や流れ、成功させるためのポイントを紹介

決起会とは?目的や流れ、成功させるためのポイントを紹介

企業や組合などの組織では、さまざまな会合が催されます。そのひとつが決起会です。決起会では、食事やお酒を楽しみながら参加者と交流を深めることが多いため、一般的な飲み会や懇親会とどう違うのかわからないという方もいるのではないでしょうか。決起会は、通常の飲み会とは異なり、これから始まるプロジェクトに向けて参加者の士気を高める重要なイベントです。

今回は、決起会の意味や目的、成功させるポイント、開催までの流れ、決起会に参加するときの服装を解説します。挨拶のポイントや文例も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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決起会とは?

決起会とは、新たなプロジェクトを立ち上げたときや年度の始まりなどに、メンバー全員で目標を共有し、成功に向けて士気を高めるために行うイベントです。「キックオフパーティー」や「キックオフミーティング」とも呼ばれます。決起会と聞くと真面目で堅苦しいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。会のなかで、食事やお酒を楽しみながら仲間と親睦を深めるプログラムが組まれている場合も多くあります。

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決起会の目的

決起会は、何かに挑戦しようと決めて集まった人たちが、同じ目標に向かって一致団結し、士気を高め合うことを主な目的として開催されます。つまり、プロジェクトを成功させようという決意表明がなければ、決起会とは呼べないのです。したがって決起会では、参加者のモチベーションを高め、気持ちをひとつにする内容が求められます

プロジェクトのメンバーはバラバラの所属先から集められるケースも多く、決起会で初めて顔を合わせるメンバーも少なくありません。そのため、メンバー同士の顔合わせや交流促進も決起会の重要な目的のひとつとなります

飲み会との違い

決起会と飲み会は開催する目的が異なります。決起会はこれから始まるプロジェクトの成功に向けて、メンバーの士気を高めるイベントです。単に楽しくお酒を飲むだけでなく、仲間意識を高めてメンバー全員の一致団結を図ります。

一方、飲み会の主な目的はみんなで料理やお酒を楽しみながら親睦を深めることです。決起会を開催するときは、会の目的をはっきりさせ、単なる飲み会にならないよう注意しましょう。

決起会を開催するメリット

決起会を開催することで、以下のようなメリットがあります。

全員で共通の目標を再確認できる

決起会は、同じ目標のもとで協力し合うメンバーが、成功に向けてお互いの気持ちを高め合うために催される会です。新しいプロジェクトを始めるにあたり、その目標を全員で認識する必要があります。決起会のなかで共通の目標を改めて確認し、全員が同じ方向を向くことで、プロジェクトに一丸となって取り組めます

組織全体のモチベーション向上につながる

決起会は、新年度などの節目で全社的に行われるケースも多くあります。プロジェクトやチームの挑戦を周知させることにより、新しいチャレンジが興奮と期待感を湧き立たせ、組織全体のモチベーションアップに結びつくでしょう。プロジェクトメンバーに留まらず、他の構成員のやる気を引き出すきっかけにもなります。それがひいては、強い組織づくりにつながるでしょう。

チームワークの強化に役立つ

決起会は、同じ目標のもとにメンバー同士が集まり交流を深めていくため、親密になりやすいのが特徴です。飲食を共にするだけでなく、みんなで楽しめる余興やレクリエーションの時間を設けることで、さらなるコミュニケーションの活性化が期待できます。フレンドリーな雰囲気のなかで仕事に取り組めるため、業務連携がスムーズになり、優れたチームプレーを発揮できるでしょう。

決起会を成功させるポイント

決起会を成功させるためのポイントを紹介します。

開催目的を明らかにする

決起会が単なる飲み会とは異なることを参加者に伝えるため、主催者は開催する目的を明確に定めることが大切です。飲み会と同じ心持ちで参加するか、決起会の意義を知ったうえで参加するかで、メンバーのやる気が変わってきます。案内メールや開会の挨拶で、決起会の目的を明確に伝えるようにしましょう

タイムスケジュールを守る

食事やお酒を楽しみながら行う決起会の場合は、閉会時間を決めないと歓談が長引き、本来の趣旨から外れてしまう可能性があります。メリハリをしっかりつけるためにも、決まった時間内でスムーズに会を進めることが重要です。まずは、各プログラムの時間配分を決め、タイムスケジュールを組み立てます。当日はきちんと司会進行役を立て、タイムスケジュールに沿って時間どおりに進行しましょう。

参加者同士の交流を促す

決起会の効果を高めるためには、参加者全員が気持ちをひとつにする必要があります。みんなで楽しめる余興・レクリエーションを取り入れるなどの工夫をしましょう。全員参加型のゲームを取り入れると、会話が自然と弾み、コミュニケーションが活発になります。チームワークの向上を図るのであれば、チーム対抗戦がおすすめです。面識のない人同士でチーム分けすると、新たな交流が生まれるきっかけになるでしょう。

決起会当日までの準備

決起会の当日までに、以下の準備にとりかかりましょう。

決起会を開催する目的を決める

まずは決起会を開催する目的を定めることが重要です。具体的な例としては「○○プロジェクトの立ち上げに伴って、メンバー同士が打ち解けられるようにする」「若手メンバーが、今後同じ目標に向かって取り組む仲間と顔を合わせ、ざっくばらんに話をする場を設ける」などが挙げられます。目的を明確にすることで、プロジェクトの成功へ1歩踏み出せるでしょう

日時を決める

次に決起会を開催する日時を決めます。「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、新しいプロジェクトや新チームが発足したら、なるべく早いタイミングで日程を調整しましょう。参加予定者が多くなればなるほど、全員の日程を合わせることが難しくなります。いくつか候補日を設定してそのなかから選んでもらい、参加者が最も多い日に開催するといいでしょう

会場を選定する

決起会を成功させるためには、場所選びが大事です。ただの飲み会で終わらせないためにも、いつもの飲み会で利用するような居酒屋ではなく、ホテルのホールやレンタルスペースで行うのがおすすめです。仕事終わりでもアクセスがしやすい場所を選ぶと参加率アップを見込めます。デリバリーやケータリングを活用すれば、自分たちの希望する会場・時間に料理を届けてもらうことが可能です。

オードブルの手配をお任せできる「ビジメシオードブル」

株式会社IKUSAが提供する「ビジメシオードブル」は、企業イベントのために開発されたオードブル手配サービスです。オードブルの専門家が監修しており、味はもちろん、見た目も華やかなオードブルを1人前2,900円(税別)から注文できます。いつも同じようなメニューを囲んでマンネリ気味……という方にもおすすめです。

従来の大皿盛りのほか、1人前の小分け盛り、大皿でのカップ個々盛りに対応。シーンやニーズに合わせて選べます。紙皿や割り箸、紙おしぼり、紙トング、ゴミ袋といった食事に必要な備品一式も付いてくるので、別途用意するものはありません。

オードブルと一緒に、メンバー同士の交流を深めるイベントの手配も可能です。年間1,000イベントを手がけるIKUSAが90種類以上のサービスのなかから、それぞれの課題に合ったイベントを提案します。飲食からイベントまで全て一括で任せられるため、幹事の負担を軽減できます。

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参加者へ案内メールを送る

決起会の日時や会場が決まったら、参加者へ案内メールを送ります。基本的には全員参加が望ましいですが、それぞれの都合があるので、最終的に参加するかどうかは個人の判断に委ねましょう。

進行プログラムや資料を作成する

決起会の実施に伴い、当日の進行プログラムや必要な資料を作成します。

プログラムの例

  • 開会の挨拶
  • メンバー紹介
  • プロジェクトの説明
  • 質疑応答
  • 食事・歓談・余興
  • 閉会の挨拶

役割分担を決める

決起会をスムーズに進行するために、役割分担を決めます。当日の司会進行役、受付係、スライド係など、必要な係を洗い出し、担当を割り振りましょう

余興やゲームを考える

決起会では、面識のない人同士が一堂に会することがあります。また、社運をかけたプロジェクトのメンバーに任命されて緊張している参加者もいるでしょう。社員全員が楽しめるような余興やゲームを取り入れると、自然と会話が弾んで参加者同士の親睦が深まるのでおすすめです。

おすすめ余興「ゴチバトル」

IKUSAが提供する「ゴチバトル」は、有名レストラン出身のシェフが考案した高級アラカルト料理4品を食べて、その値段と合計金額を当てるゲームです。プロのMCが司会を担当し、盛り上がりをサポートするので、参加者はテレビ番組に出演している気分で実食と金額の予想に挑戦できます。「おいしい」「これは何?」と自然と会話が弾み、参加者同士のコミュニケーションも活発になるでしょう。準備から当日の運営まで任せられ、幹事の手間を省けます。リアル・ハイブリッド・オンラインで実施可能です。

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決起会当日の流れ

ここでは、決起会当日の一般的な流れとポイントを紹介します。

1.開会の挨拶

開会の挨拶は、プロジェクトリーダーが行うのが一般的です。リーダーからプロジェクトへの意気込みをメンバーに伝えることで、その場の雰囲気が引き締まります。冒頭で決起会を開催した目的を伝えると、参加者が決起会の意義を理解したうえで、会に臨めます。

2.メンバーの自己紹介

初めて会うメンバーがいることを考慮し、参加者1人ひとりに自己紹介をしてもらいます。少人数の場合は名前や所属、担当する業務内容のほか、プロジェクトへの意気込みを発表してもらうのもよいでしょう。大人数の場合は簡単な挨拶に留め、別枠で交流の場を設けると進行がスムーズです。

3.プロジェクトの説明

プロジェクトの概要や詳細を参加者に説明します。プロジェクトの目的や現状の課題、今後の見通し、方向性など、事前に共有している内容であっても、決起会というフランクな場で改めて伝えることで、より理解が深まるでしょう。メンバーの士気やチームの結束力を高めるためにも、わかりやすく伝えることが大切です。専門用語は別の言葉に言い換えるなどの工夫をしましょう。

4.質疑応答

新規プロジェクトに対する質疑応答の時間を設けます。メンバーの疑問を解消する貴重な機会です。仕事中は聞きづらいことも、決起会であれば気軽に質問しやすくなります。なかだるみを防ぐため、あまり時間をかけすぎずにテンポよく答えましょう。時間内に収まらない場合は、個別にメールや面談で対応します。

5.食事・歓談・余興

ミーティングが終了したら、メンバー同士の親睦と相互理解を図るため、食事・歓談の時間を設けます。余興やゲームを企画する場合は、決起会の開始から30分ほど経過したタイミングでの実施がおすすめです。

6.閉会の挨拶

会場から退出する10~15分前を目安に、閉会の挨拶を行います。閉会の挨拶は、参加者のなかで役職が2番目に高い人が行うことが一般的です。

決起会に参加するときの服装は?

決起会は仕事の延長線上であり、目標に向かって士気を高める会合なので、基本的にはフォーマルな服装が望ましいでしょう。

男性の場合

案内状に「カジュアルな服装」と明記されていない場合は、スーツスタイルが無難です。普段、職場でスーツを着ている人は仕事着と同じで問題ありません。あまり堅苦しくない会場の場合は、ノーネクタイにするか、明るい色のネクタイをするといいでしょう。

女性の場合

決起会は、単なる飲み会ではないので、ある程度フォーマルな服装を意識します。特に職場の決起会の場合はグレーやベージュのスーツスタイルがおすすめです。カジュアルな決起会では一般的なオフィスカジュアルでもOKですが、その場にふさわしいきちんと感をキープしましょう。

決起会の士気が高まる挨拶文例

決起会の挨拶は「士気を高める」ことが重要なポイントになります。どのような挨拶をするかによって、参加者が決起会を行った意味を理解できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。「何を話したらいいのかわからない」という方のために決起会の挨拶の文例を紹介します。

開会の挨拶文例

開会の挨拶では、「これからみんなでプロジェクトを成功させるために頑張ろう!」と高い意識を持てるように、明るく元気な挨拶を心がけましょう

・開会の挨拶例

「ただ今ご紹介にあずかりました、今回のプロジェクトリーダーを務めさせていただく〇〇と申します。本日は決起会ということで、ご多用のなか多くの方にお集まりいただきありがとうございます。明日から始まるプロジェクトが良いスタートを切れるよう、みなさんとの結束力を高められる会になればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします」

閉会の挨拶文例

食事や余興によって和んだ会場の空気を、閉会の挨拶で、少し緊張感のある空間に戻します。締めの部分で、もう一度決起会を開催した目的を共有して、参加者のモチベーション向上を後押ししましょう

・閉会の挨拶例

「ご指名にあずかりました〇〇です。僭越ながら閉会の挨拶を務めさせていただきます。本日は決起会にご参加いただきありがとうございました。みなさまとプロジェクトの目的を共有し、チーム一丸となって闘う決意が高まりました。これからいよいよプロジェクトが本格始動いたしますが、困難な状況に陥ってもチーム全員で助け合いながら乗り越えて、成功させましょう! 本日はお集まりいただきありがとうございました」

まとめ

決起会の目的は、参加メンバーの士気を高め、目標に向かって一致団結することにあります。新たな挑戦は時として困難を伴いますが、一緒に立ち向かう仲間との固い絆と、共有する目標があれば乗り越えられるでしょう。決起会をうまく活用し、プロジェクトの成功に向けて新たな一歩を踏み出しましょう。これから決起会を開催する方は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

 

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この記事を書いた人

正木友実子
福岡在住。大学を卒業後、大手食品メーカー勤務を経て、異業種のライターへ転身。求められている情報をわかりやすく伝えることがモットー
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