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updated: 2024 

宴会芸とは?選び方のポイントや注意点、盛り上がる出し物ネタ20選を紹介

宴会芸とは?選び方のポイントや注意点、盛り上がる出し物ネタ20選を紹介

宴会を盛り上げるために欠かせないのが宴会芸です。宴会芸と聞くと「何をやればいいのかわからない」「ウケなかったらどうしよう」と悩む人も多いかもしれませんが、それほど難しく考える必要はありません。自分の好きなことや得意なことを披露してみてはいかがでしょうか。1人が恥ずかしい場合は、周囲の人を上手に巻き込むのもひとつの手です。

今回は、宴会芸の概要、歴史、タイプと特徴、選び方のポイントや注意点、盛り上がるネタ20を紹介します

 

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宴会芸とは?

宴会芸とは、宴会やパーティーを盛り上げるために披露するエンターテインメントの総称です。参加者たちを笑わせたり楽しませたりするために行われるパフォーマンスや隠し芸を指します。一口に宴会芸といっても、歌やダンス、コメディー、マジック、書道、落語などジャンルはさまざまです。時間は短いものが多く、一瞬で終わる宴会芸もあります。

宴会芸の歴史

宴会芸は日本の伝統文化のひとつで、数百年以上の歴史があります。江戸時代には既に歌舞伎、落語、踊りなどが宴席で行われていました。徳川家康を支えた「徳川四天王」の1人に数えられる酒井忠次は、織田信長や豊臣秀吉も認めるほどの武将でしたが、ひょうきんな一面があり、どじょうすくいを彷彿とさせる「海老すくい」という滑稽な宴会芸を持ちネタとしていたそうです。

天正3年(1575年)の長篠の戦いでは、酒井忠次の報告に喜んだ信長公が酒宴で海老すくいを所望し、大いに気をよくしたという逸話が残っています(『譜牒余録 上巻』)。また、天正14(1586)年に家康が北条氏政と会見した際にも、海老すくいを披露したといいます。

明治時代以降になると、職場で宴会が行われることが一般的になり、社員たちがかくし芸などの宴会芸を披露するようになりました。時代は変わっても、宴会芸は人間関係を円滑にする手段として人々に親しまれ、楽しまれています。

宴会芸のタイプと特徴

ここでは、宴会芸のタイプごとにそれぞれの特徴を紹介します。

お笑い系

宴会芸の定番といえば、一発ギャグや一発芸、顔芸、コント、モノマネなどのお笑い系ではないでしょうか。有名人やお笑い芸人のモノマネもいいですが、同じ職場や宴会に参加している人など、身近な人のモノマネも盛り上がるようです。コントの台本は素人がゼロから生み出すのはハードルが高く、テンポが悪くて盛り上がらない可能性もあります。有名芸人のコントを少しアレンジして使うのがおすすめです。

感動系

一生懸命に練習して披露する宴会芸は、見る人に感動を与えます。歌や楽器の演奏、ダンス、マジック・手品といった特技がある人は発表するチャンスです。意外な一面を見せることで、あまり話をしたことのない人と会話が生まれるきっかけになるでしょう。

巻き込み系

恥ずかしがり屋な人にとって、宴会芸は考えただけで気が重いものです。そんな人でも他の参加者を巻き込めば、抵抗なく取り組めるでしょう。ビンゴ、ゲーム、クイズなど全員が楽しめて盛り上がるような余興がおすすめです。

宴会芸を行うメリット 

宴会やパーティーのプログラムに宴会芸を取り入れることで、次のようなメリットがあります。

宴会が盛り上がる 

おいしいお酒や料理と仲間たちとの会話だけでも十分楽しめますが、宴会芸や出し物があるとさらに盛り上がって、場の空気に一体感が生まれます。この経験は楽しい思い出として1人ひとりの心に刻まれるでしょう。特定の社員だけで固まることが減り、より広い交流が生まれるきっかけに繫がるでしょう。

コミュニケーションが活発化する 

ユニークで思わず笑ってしまう宴会芸は、参加者同士の会話が弾む呼び水になります。初対面の人とでも打ち解けやすくなるでしょう。また、宴会芸を披露すると他の社員の印象に残りやすいのもメリットです。その後の仕事にもいい影響をもたらすことが期待できます。例えば新入社員であれば、顔と名前を覚えてもらえ、組織に馴染みやすくなるでしょう。

同僚や上司の意外な一面を知ることができる

宴会芸を披露することで、普段の仕事上では見られない、意外な一面が垣間見えることもあるでしょう。例えば、普段は真面目で物静かな上司がノリノリで踊る姿を見せると「あれ、この人こんな趣味があったんだ」と周囲は親近感を覚え、心理的な距離がぐっと近づきます

宴会芸を選ぶポイント 

宴会芸を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

年齢や性別に関係なく楽しめる内容にする

宴会には20代の若手から、30代以上の中堅、50代以上のベテランまで幅広い年代が参加します。男性もいれば女性もいるので、老若男女問わず楽しめる芸や出し物を考えるようにしましょう。特定の人にしかわからない身内ネタは、他の参加者がしらける可能性が高いため避けるのが無難です。

簡単でわかりやすいものにする

宴会芸はシンプルイズベストです。変に凝ったものを用意する必要はありません。誰もがわかるような単純な出し物のほうが万人受けして盛り上がります。

会場に合った内容を考える

会場の広さや舞台の有無、どのような設備が整っているかによって、自ずとできること・できないことが決まってきます。「大きな音を立てない」「ダンスなどの振動が響く行為は禁止」など制限が設けられている会場もあるでしょう。お店を丸ごと貸し切って利用するケースもあれば、居酒屋やレストランの一角を借りるケースもあります。後者のような場合は、ほかのグループに迷惑をかけないように配慮して出し物を選びましょう。

宴会芸を選ぶ際の注意点 

宴会芸を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

下品なものは避ける

裸になったり、下ネタを言うなど下品な宴会芸は、不快に感じる人がいます。行き過ぎればセクハラになるので注意が必要です。また紙吹雪をまくなど、会場を汚す可能性があるネタは、お店の迷惑になるので除外しましょう。

長くなりすぎないように気をつける 

パーティー会場や宴会場は、利用時間が決まっています。あまり長くなりすぎると、タイムスケジュールが押してしまい、他の参加者が芸を披露できなくなるので注意しましょう。また、出し物の時間が長ければ長いほど、見ている側は飽きてきますし、芸をする本人も疲れてしまいます。演者と観客共に楽しめなくなるので、ネタの時間は3~5分程度にとどめるのが賢明です。

他の人と被らないネタにする

宴会芸や出し物が他の人と被ると、見ている側が冷めてしまう可能性があります。「またか……」と変な空気が流れ、演じる側もつらい時間を過ごすことになるでしょう。他の人のネタを事前に確認して、ネタが被らないよう配慮する必要があります

会社の宴会で盛り上がる!宴会芸のネタ20選

宴会芸のアイデアを4つのカテゴリーに分けて20選紹介します。

お笑い系

1.変顔

変顔は誰もが手軽に挑戦できる一発芸です。単純ですが、瞬間的に見る人の笑いを誘います。口を開けたり閉じたり、手を使って顔を左右に引っ張ったりといろいろなやり方があります。バトル形式にするのもおもしろいかもしれません。一瞬で終わるのでシャイな人にもおすすめです。

2.漫才

お笑い番組が好きで、宴会でちょっとした漫才をやってみたいという方もいるのではないでしょうか。オリジナルの漫才を作るのは大変なので、お笑い芸人のネタを完全コピーするのもおすすめです。クオリティを上げるためには練習がかかせません。早めに相棒を決めて、ネタ合わせや発声練習などをしましょう。

3.社内あるあるネタ

職場の宴会でおすすめしたいのが、社内あるあるネタです。業界ならではの謎ルールなど、みんなが共感できるような内容を考えると盛り上がります。ただし「○○さんと△△さんは付き合っている」など暴露系のネタは避けましょう。

4.うまい棒ソムリエ

駄菓子としてお馴染みのうまい棒を使った簡単なゲームです。参加者は目隠しをして鼻をつまみ、うまい棒を一口食べて味を当てます。見た目がユニークなアイマスクをつけてもらい、ソムリエにインタビューするような気取ったやりとりをすれば、会場は笑いに包まれるでしょう。

5.替え歌

誰もが知っている名曲の替え歌は、聞く人も楽しい気持ちになります。多くの人が経験するあるあるネタや、本人の体験談などをおもしろおかしく取り入れると、盛り上がりやすいでしょう。

6.モノマネ

モノマネは宴会芸の定番です。似ていればもちろん盛り上がりますが、お酒が入ってみんな開放的になっているので、似てなくても意外と喜ばれます。恥ずかしがらずに自信を持って思い切りやることが大切です。

7.二人羽織

昔から親しまれてきた宴会芸のひとつです。2人1組になって羽織を着て、1人は袖に手を通さずに座り、後ろで羽織に隠れたもう1人が羽織の袖に手を通します。あたかも1人のふりをして前の人に物を食べさせたり、メイクしたりします。2人が四苦八苦する姿は周囲の笑いを誘います。

8.再現ドラマ

誰もが知っている国民的ドラマや名作映画のワンシーンを再現します。名セリフや名シーンを完全再現すると大いに盛り上がるでしょう。

9.コスプレ

宴会芸は簡単でわかりやすいものが盛り上がります。コスプレは見た目にインパクトがあるので、おもしろい仮装やかわいい衣装を身にまとえば、盛り上がること請け合いです。本人も別人になったような感覚を味わえます。

10.ピクトグラム再現パフォーマンス

2021年に行われた東京オリンピックの開会式で話題を呼んだ出し物のひとつが、 ピクトグラム(絵文字)の再現パフォーマンスです。ピクトグラムを模したコミカルな動きは、シンプルでわかりやすく、見る人の笑いを誘います。ピクトグラムが何を表現しているのか、クイズ形式にするのもおもしろいかもしれません。

感動系

11.マジック

1人でもできて、見ている人も参加できるマジックは、宴会の席にぴったりの出し物です。マジックを習得するのは難しいと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。何度か練習すればできる簡単なマジックもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。

12.エアギター

音楽に合わせて、実際には手にしていないギターをあたかも弾いているかのように見せるエアギター。ギターを全く弾けない人でもチャレンジできるのが魅力です。アップテンポでノリがいい曲を選んで、大げさな身振りでパフォーマンスすると、ライブさながらの盛り上がりに。会場に一体感を生み出します。

13.ダンス

宴会芸で必ずといっていいほど披露されるのがダンスです。若手が多い宴会であれば今流行している曲を、40〜50代が中心の宴会なら昭和の懐かしい曲を選ぶと盛り上がりやすいでしょう。普段は物静かなタイプの人がいきなりキレキレに踊ると、見る人がそのギャップに新鮮な驚きを感じて、印象がガラッと変わるかもしれません。

14.テーブルクロス引き

テーブルクロス引きは、名前のとおり、テーブルに置かれたお皿やグラスを倒さないよう、その下に敷いてあるテーブルクロスを素早く引き抜く宴会芸です。緊張感を味わえて、成功しても失敗しても盛り上がります。少し練習が必要になりますが、コツさえ掴めば習得できるでしょう。

15.暗記

記憶力に自信がある人は、円周率を100桁唱えるなど、暗記力を披露してみてはいかがでしょうか。もしスラスラと暗唱できたら「すごい!」とびっくりされること間違いなしです。

巻き込み系

16.格付けバトル

株式会社IKUSAが提供する格付けバトルは、味覚、嗅覚、視覚など五感を駆使して楽しむ体感型クイズゲームです。俳句、紅茶、絵画、牛肉の4つのジャンルで「一流の品」を当て、全問正解の「一流ゲスト」を目指します。準備から当日の運営、司会進行まで全て任せられ、忙しい幹事の手を煩わせることはありません。プロのMCが場を盛り上げるので、参加者はテレビ番組のゲストになった気分を味わえます。食事も同時に手配可能です。

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17.クイズ大会

参加者全員で気軽に楽しめるのがクイズ大会です。チーム対抗戦にすると、普段交流の少ない社員とも自然と交流できるので、コミュニケーションの輪がひろがります。参加者の趣味趣向はそれぞれ異なるので、社会・経済・スポーツ・生活・雑学・エンタメなど幅広いジャンルから出題しましょう。IKUSAでは、クイズ大会の運営を行っています。動画や画像を織り交ぜてテレビ番組のような本格的なクイズ大会を演出。会社に関連する問題を盛り込むといったアレンジも可能です。

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18.ビンゴ大会

宴会やパーティーの余興にぴったりなのがビンゴ大会です。一度はやったことがあるという人も多いので、気軽に参加できます。景品を用意しておくと、参加者のモチベーションが上がり、さらに白熱したゲームとなるでしょう。IKUSAでは、ビンゴ大会の運営を行っており、発表用のスライドや音響、会場を盛り上げるMCまで一括して任せられます。

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19.イントロドン

テレビ番組でもお馴染みのイントロドンは、ある曲のイントロ部分を聴いて曲名やアーティスト名を早押しで当てるゲームです。ルールがわかりやすく、みんなでワイワイと盛り上がることができます。参加者全員が楽しめるよう、幅広い年代やジャンルの曲を選びましょう。

20.ロシアンルーレット

お寿司やシュークリームをいくつか用意して、そのうちのひとつだけワサビや激辛ソースを仕込み、一斉に食べてもらいます。ハズレを引いた人はポーカーフェイスで我慢するもよし、全員が大げさにリアクションをするのもよし。見ている人もドキドキハラハラ感を味わえて、大いに盛り上がるでしょう。

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まとめ

今回は、宴会芸の概要、歴史、タイプと特徴、選び方のポイント・注意点、盛り上がるネタを紹介しました。余興や出し物は、宴会やパーティーを盛り上げるために欠かせないものです。今からこっそり練習しておけば、当日の盛り上がりが期待できるでしょう。宴会芸を披露して見る人の心を動かし、場が盛り上がれば、新たな交流が生まれるきっかけにもなります。今回の記事を参考に、その会や参加者にあった宴会芸を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

正木友実子
福岡在住。大学を卒業後、大手食品メーカー勤務を経て、異業種のライターへ転身。求められている情報をわかりやすく伝えることがモットー
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