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posted:2022 07.12

周年行事(周年記念事業)の3つの目的とは?施策例や、実行までの流れを解説

あらたこまち
周年行事(周年記念事業)の3つの目的とは?施策例や、実行までの流れを解説

周年行事(周年記念事業)とは、その名の通り、企業の創立・設立〇周年を祝うために行われる、さまざまなイベントや企画のことです。従業員や株主をはじめとするステークホルダー(企業の利害関係者)に感謝を伝えることを目的としたものですが、近ごろの周年行事は、もっと戦略的なものとして行われているようです。

本記事では、企業にとって周年行事とはどういったものなのか、周年行事の目的や施策の一例、オンラインでもできる周年行事、準備から実行までの一連の流れとポイントを、わかりやすく解説します。

企業にとって周年行事とは

周年行事(周年記念事業)とは、企業として〇〇年継続できたことを祝うためのさまざまな事業のことです。企業の創立・設立から10年、20年、50年など節目となる時期に行う企業もあれば、創業・設立の日前後に毎年開催する企業もあります。

かつては、記念講演会や祝賀パーティーなどをメインとし、1日~1週間程度で実施することが一般的でした。近年は、単にビジネスを継続できたことを祝うだけでなく、重要な事業戦略として活用されるようになってきています。

周年行事は、企業に変化を起こす絶好の機会なのです。例えば、「新しい事業に挑戦したい」「ブランドイメージを一新したい」と思っていても、慣れ親しんだスタイルを変化させるのは、なかなか難しい部分もあります。しかし、ここに「周年」という理由が加わると、関係者に受け入れてもらいやすくなるのです。

また、周年行事を成功させるために準備をしていくなかで、社内の結束力を強化することもできるでしょう。周年行事ということで、社外からの注目度も高くなり、プロモーションもしやすくなります。

周年行事の3つの目的

周年行事は一般的に、以下の3つの目的を持っています。

1.感謝を伝える

まず1つめの目的は、感謝の気持ちを伝えることです。

日頃から企業を支えてくれている従業員や株主、取引先などのステークホルダーへ、これまでの感謝と、これからも力を貸してほしいという気持ちを届けましょう。

経営層から従業員やその家族に、直接感謝を伝える機会というのは、普段はなかなかありません。規模の大きな企業であれば、なおさらでしょう。式典やパーティー、社内イベントなどは、直接気持ちを伝える絶好のチャンスです。従業員とその家族に感謝を伝えねぎらうことで、従業員の企業に対する信頼が強くなり、労使間の絆が深まります。

また、従業員だけでなく、株主、取引先、顧客など、さまざまなステークホルダーとのかかわりがあるからこそ、企業の活動は成り立ちます。社業協力への感謝を伝えることで、信頼関係がより強化されるでしょう。

2.これまでの歴史・これからのビジョンの共有

2つめの目的は、企業の歴史とビジョンの共有です。

自社の経営理念は何でしょうか? 経営理念とは、企業としての方向性を示す基本的な考え方や、創業者・経営者の思いを表すものです。企業経営を考えるうえで、非常に大切な要素ですが、「経営理念がいまひとつ浸透していない」と悩む企業も多いのです。

経営理念が浸透しないのは、経営理念に込められた意味を従業員が正しく理解できていないからかもしれません。式典やパーティー、記念誌などのさまざまな周年行事を通して、企業がこれまで歩んできた歴史を振り返り、これからのビジョンを示すことで、従業員は経営理念を改めて理解できるでしょう。

また、周年行事を通じて自社の歴史やビジョンを共有することで、組織としての一体感が生まれ、周年行事をさらに盛り上げていくことができるでしょう。従業員一人ひとりの帰属意識やモチベーションの向上といった効果も期待できます。

3.社外のステークホルダーへのアピール

先ほども述べたように、周年行事は多くの場合、社外からの注目度も高くなる時期に行います。社外のステークホルダーに戦略的にアピールすることで、ブランディングの強化につながります。特に、新規市場への参入や顧客層の拡大、ブランドイメージの一新などを考えているなら、周年行事は絶好の機会であるといえます。

新商品やサービスのリリースにも、良いタイミングでしょう。広告、イベント、キャンペーンなどを通してうまく顧客にアピールすることで、売り上げアップも期待できます。

また、周年に合わせて、社名やロゴを変更する企業もあります。社名やロゴを変更することで、顧客に覚えてもらいやすくなることや、企業イメージの向上が期待できます。ただし、知名度が下がってしまったり、企業のイメージが変わってしまったりというデメリットがもたらされる可能性もあります。社名やロゴを変更する際に重要なのは、「プロモーション活動」です。周年というタイミングなら、さまざまな周年行事を通してプロモーションしやすくなるため、社名・ロゴ変更による効果を得やすくなるでしょう。

周年行事における施策の例

周年行事では、具体的にどのようなことを行うのでしょうか。施策の一例を紹介します。

  • 式典・パーティー
  • 講演会・セミナー
  • 周年旅行
  • 記念品の配布(文房具、タオル、カレンダー、オリジナルのお菓子など)
  • 社史・周年史・記念誌の発行
  • 記念ムービーや周年記念サイトの作成
  • 社名・ロゴの変更
  • 新商品・サービスの発表
  • キャンペーン

これらは、あくまで一例です。インターネットやSNSの発達により、周年行事も多様化しています。アイデア次第で、さまざまな企画を立てることができるでしょう。

また、これらの内のどれか1つでなく、いくつかを組み合わせて実施するケースが多いです。周年を迎える年を「周年イヤー」と位置付けて、1年を通して周年行事を展開する企業もあります。

周年行事を行う目的や、企業の規模、事業内容などによっても、どの施策が適しているかは異なります。例えば、B to B(企業→企業)なら、式典・パーティーや記念品の配布などで感謝を伝えることが多いですが、B to  C(企業→消費者)なら、販売促進につながるキャンペーンや、限定商品の展開などで、売り上げにつなげていくことができます。

オンラインで開催可能な周年行事

社内向けの周年行事を、オンラインで実施する企業も増えているようです。オンラインでの周年行事としては、例えば以下のようなものがあります。

オンラインでの式典やパーティー

Zoomなどのビデオチャットツールを使用して、オンラインで式典やパーティーを行うことができます。参加者全員がインターネット上に集合するパターンもあれば、どこか一ヶ所をメイン会場とし、そこで行われている式典を生中継するというスタイルもあります。

オンラインで式典やパーティーを開催する場合は、参加者一人ひとりの通信環境を確認し、必要なツールを導入してもらわなければなりません。当日スムーズに進行できるように、あらかじめ使い方などについてもレクチャーしておくことが大切です。また、配信する側に機材トラブルが起きてしまうと、中断・中止となってしまう恐れもあります。オンライン開催の場合は、特に入念にリハーサルをしておきましょう。

式典やパーティーにおける食事についても、デリバリーサービスを活用して、参加者の自宅に料理・飲み物が届くように手配すれば、みんなで乾杯もできます。離れていても同じ食事を味わうことで、一体感も高まるでしょう。盛り上げるための余興を取り入れても良いかもしれません。

ここで、オンラインの式典・パーティーにおすすめのサービスをいくつか紹介します。

オンラインフードデリバリー

オンラインフードデリバリー

オンラインフードデリバリーは、株式会社IKUSA(以下、IKUSA)が提供する、企業向けのフードデリバリーサービスです。ご自宅まで、プロ監修の料理と飲み物のセットをお届けします。

選べるメニューは10種類以上。メニューには、一人ひとりが「和食」「洋食」「中華」のなかから好きなコースが選べるものもあります。「あなたはどのコースにしたの?」「中華のこのメニュー、おいしいよ!」など、料理をきっかけに会話が広がるかもしれません。

また、料理の金額を当てるゲーム「ゴチバトル!」や、一流の品がどれかを見極めるゲーム「格付けバトル!」などをオプションでつけることも可能です。配送先の住所の取りまとめや、オプションのゲームの進行などはIKUSAが行いますので、幹事様の負担も軽減できます。

リンク:オンラインフードデリバリー | IKUSA.JP

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オンラインクイズ大会

「オンラインクイズ大会」は、IKUSAが提供する、クイズシステムを使ったオンラインのクイズ大会です。

必要なものは、Zoomなどのビデオチャットツールと、スマートフォンのみ。ビデオチャットツールにQRコードが表示されるので、これをスマートフォンで読み取ると、クイズシステムにアクセスできます。アプリのダウンロードや会員登録など、面倒な手続きは一切不要です。

4択問題や並べ替え問題など、さまざまな形式のクイズが楽しめます。オリジナルのクイズを作成することもできますので、周年にちなんだ企業の歴史をクイズにしてみるのも良いかもしれません。

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オンラインビンゴ大会

「オンラインビンゴ大会」は、IKUSAが提供する、抽選システムを使ったオンラインのビンゴ大会です。

必要なものは、Zoomなどのビデオチャットツールと、パソコンもしくはスマートフォンのみ。指定されたURLにアクセスするとビンゴカードが出てくるので、あとはビデオチャットツールの画面を見ているだけでOKです。MCがビンゴマシーンを回し、出た数字がビンゴカードにあれば、自動で反映されます。

初めてのオンライン開催で盛り上がるか不安に感じる方もおられるかもしれませんが、前項の「オンラインクイズ大会」と「オンラインビンゴ大会」は、プロのMCが進行します。きっと、盛り上がること間違いなしですよ!

どちらも実施時間は30分~1時間。イベントを短時間で盛り上げたいときにおすすめです。

リンク:オンラインクイズ・ビンゴ大会 | IKUSA.JP

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動画メッセージの配信

社長や役員から従業員に向けたメッセージ動画をあらかじめ撮影しておき、配信するという方法もあります。リアルタイムではないので、双方向のコミュニケーションにはなりませんが、従業員は自分の好きなタイミングで視聴できるというメリットがあります。

メッセージだけでなく、企業のこれまでの歴史や、これからのビジョンを示した映像を加えてみると良いでしょう。最近では、社史や周年史、記念誌などを映像で作成する企業も増えています。紙媒体よりもわかりやすく、メッセージ性が強いことが特徴です。BGMCGなどを使って演出を工夫すれば、より感動的な記念動画になるでしょう。

周年行事を開催するまでの流れとポイント

周年行事の準備は、周年の23年前から始めていくことが一般的です。どんな準備が必要なのか、周年行事を実行するまでの具体的な流れを見てみましょう。

1.目的と仮予算を決定する

まずは、周年行事の目的を定めます。先ほども述べたように、周年行事の目的は、「感謝を伝える」「これまでの歴史・これからのビジョンの共有」「社外のステークホルダーへのアピール」の、大きく分けて3つです。ここでは、さらに具体的に、「自社にどんな変化を望むのか」を明確にします。

例えば、「感謝を伝えることで信頼関係を強化する」「歴史・ビジョンを共有することで一体感を醸成する」「社外にアピールすることで新たなブランドイメージを早期に定着させる」などです。この際、経営層と話し合い、周年に対する思いや今後のビジョンなどを反映しましょう。

多くの企業が、周年行事として複数の施策を実施しますが、全体としての目的を定めておかないと、方向性がぶれてしまい、狙った効果が得られにくくなってしまいます。

目的が決まったら、大まかな予算を決め、書面にまとめて決裁をもらいます。

2.プロジェクトメンバーを決める

目的と仮予算が決まったら、これを実行するための体制づくりを始めていきます。プロジェクトメンバーの人選は企業によってさまざまですが、事務局(周年行事の管理)と実行委員(施策の企画・実行)に分けて進めていくケースが多いようです。

人選は各部署の意見を尊重することが大切ですが、以下の項目に当てはまるような従業員が、プロジェクトメンバーに適しているといえるでしょう。

【プロジェクトメンバーに適した従業員の特徴】

  • 周年行事を「自分ごと」と捉えてくれる
  • 周囲に影響を与えることができる
  • 他の従業員に慕われている
  • 将来の経営を支えていく力がある
  • 現状に危機感を持っており、成長意欲がある

また、プロジェクトメンバーに選ばれても、周年行事の準備に専念できるわけではなく、本業と兼務で進めていく場合がほとんどです。準備が負担となりすぎないように配慮する必要もあります。

体制は早い段階で固め、周年行事の1年前からは、意識啓発やモチベートを行っていきましょう。

3.具体的な企画と本予算を決定する

周年行事の1年前に入ったら、企画を具体的にしていきます。プログラムの概要や、必要な設備、記念品のデザインなどを決めていきましょう。

また、式典やパーティー、イベントなどで大きな会場を使う場合、早めに会場を押さえておくことも忘れずに。特に、イベントが多い4月・10月や年末年始などは、数ヶ月前であっても予約が取れないこともあるかもしれません。

具体的な企画が決まったら、これを実現するための本予算も算出し、書面にまとめて決裁をもらいます。

4.実行

周年行事を行う年を迎えたら、スケジュールどおりに実行していきます。

最近は、1年を通して複数の施策を実施する企業が多いです。期間中は、より多くの従業員を巻き込み、一丸となって周年行事を盛り上げていくことが、成功のポイントとなります。そのためには、社内報や社内SNSなど連動させて、社内コミュニケーションを活性化させることが重要です。

式典・パーティーなどは、事前のリハーサルも入念に行いましょう。特にオンライン開催の場合は、配信トラブルが起きた場合の対処法なども、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

また、実行したらそれで終わりではありません。周年行事によって得られた成果を報告・確認し、今後のさらなる発展に向けて、施策を検討していきましょう。

まとめ

競争が激化する市場を勝ち抜いていくために、企業はさまざまな戦略を検討していかなければなりません。周年行事も、単なる「お祝いイベント」で終わらせずに、うまく活用し、企業のさらなる発展につなげていくことが大切です。

インターネットやSNSなどの発達により、周年行事の形態も多様化しています。他企業の事例なども参考にしながら、インパクトを残せる企画を考えてみてください。

周年行事の事例については、以下の記事でまとめています。「社内向け」「社外向け(B to B / B to C)」「オンライン開催」、そして企業だけでなく「商品・キャラクターの周年」というカテゴリーに分け、30選紹介していますので、よろしければご覧ください。

参考:周年イベントの事例30選! 社内向け・BtoB・BtoCなどカテゴリー別に紹介

この記事を書いた人

あらたこまち
雪国生まれ、関西在住のライター・ラジオパーソナリティ・イベントMC。
不動産・建設会社の事務職を長年務めたのち、フリーに転身。ラジオパーソナリティーとしては情報番組や洋楽番組を担当。
猫と音楽(特にSOUL/FUNK)をこよなく愛し、人生の生きがいとしている。好きな食べ物はトウモロコシ。
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