updated: 2024
福利厚生におすすめの部活動・サークル活動20選!設立の注意点とメリット・デメリットも紹介
福利厚生を整備することにより、従業員の満足度向上に影響します。法律で定められている法定福利厚生制度だけではなく、法定外福利厚生制度も整備することで、従業員がより満足のいく社内環境に近づく可能性があります。
今回は、企業の福利厚生におすすめの部活動・サークル活動20種類や設立する際の注意点、メリットとデメリットについて紹介します。
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部活動・サークル活動を設立するメリット
部活動・サークル活動を設立する主なメリットは以下の4つです。
- コミュニケーションを活性化できる
- 従業員がリフレッシュできる
- 従業員の運動不足の解消につながる
- 企業の認知度向上やイメージアップにつながる
以下で、詳しく説明します。
コミュニケーションを活性化できる
部活動・サークル活動を設立することで、業務外でも従業員とコミュニケーションを取れるようになります。業務中には接することのない他の部署の社員と接する機会が得られる可能性があり、社内のコミュニケーションが活性化される要因の一つになります。
従業員がリフレッシュできる
運動や文芸などを通して、社員がリフレッシュできる可能性があります。社員が興味のあることがあったとしても、それを行える場が見つからないことがあります。福利厚生として部活動・サークル活動を設立することが、リフレッシュできる場を提供することにつながります。
従業員の運動不足の解消につながる
部活動・サークル活動を設立することにより、従業員が運動できる環境を整備できます。ジムやプールなどに行って適度な運動を定期的に行える人もいますが、一人だけでは腰が重くなってしまう人もいるでしょう。企業の制度として部活動・サークル活動を設立することにより、社員の運動不足の解消に役立ちます。
企業の認知度向上やイメージアップにつながる
マラソンや野球、ラグビーなど、社会人チームが活躍することで、企業の認知度向上やイメージアップにつながる場合があります。強豪チームに育てるには時間とお金がかかりますが、投資に見合うメリットを得られる可能性があります。
部活動・サークル活動を設立するデメリット
部活動・サークル活動を設立する主なデメリットは以下の3つです。
- 企業に費用面の負担がかかる
- 人間関係のトラブルが起こる
- 従業員が活動に対して不満を持つ
以下で、詳しく説明します。
企業に費用面の負担がかかる
部活動・サークル活動に設立にあたっては、社内規定の整備や施設の購入、レンタルなどに時間とお金がかかります。
また、部活動・サークル活動を行う際の活動費用を企業が負担する場合には、継続的な支出になります。福利厚生として行う場合には企業が全額または一部を負担するため、資本的な余裕がなければ実施しにくい面があります。
人間関係のトラブルが起こる
部活動・サークル活動を行う際には、社員同士が接する機会が増えるため、人間関係のトラブルが起こる場合があります。業務から離れたところでの活動のため、企業の目が届きにくくなる場合があり、トラブルが大きくなる恐れもあります。
活動がプライベートに近い状態になると社内不倫などの私的なトラブルにつながる危険性もあり、注意が必要です。
従業員が活動に対して不満を持つ
部活動・サークル活動に参加したくないと感じる社員がいた場合、従業員満足度の低下につながる危険性があります。活動への参加を任意にしたり、活動頻度を下げたりするなどの対策をして、社員が不満を持たないように企業として配慮することが重要です。
福利厚生の部活動・サークル活動を設立する際の注意点
以下では、福利厚生の部活動・サークル活動を設立する際の注意点についてまとめます。
社内規定を整備する
トラブルが起こった際への備えや、補助金を得る条件など、部活動・サークル活動を行うための社内規定を定めておく必要があります。社内規定に明記すべき主な項目は下記のとおりです。
- 活動人数(設立最低人数)
- 活動期間・活動時間
- 役職(部長・サークル長など)
- 活動費用
- 参加者の部署(複数部署の社員が参加)
- 複数加入する場合の上限(部活数・サークル数)
- 活動内容の報告
人間関係などのトラブルに備えて、それらに関する項目を盛り込んでおくことも検討する必要があります。その場合には、具体的にどのような場合に、どのような処分をするか、企業がどのように対応するかなどを明確に記載しておく必要があります。
加入する保険を検討する
部活動・サークル活動が原因で社員が病気やケガをした場合に備え、保険に加入しておくことが重要です。福利厚生の一つとして活動をおこなうため、トラブルが起こった際には企業として対応する必要があります。
活動費用の目安を確認しておく
部活動・サークル活動を設立する前に、実際にかかる費用の目安を確認しておくことが重要です。想定以上に活動費用がかかり、企業として補助することが難しくなってから活動停止にしてしまうと、従業員満足度の低下につながってしまいます。活動費用の目途を立て、設立しても問題ないかを確認しておきましょう。
活動頻度や活動時間を決めておく
月に何回、何曜日の業務時間外に行うかなど、活動頻度や活動時間を定めておくことが重要です。設立する場合には社員にアンケートを取って要望をくみ取れるように配慮し、全員が納得したうえで活動を行えるようにしましょう。
設立目的を定めて共有する
部活動・サークル活動を行う目的を明確にし、それを社員に共有することが重要です。従業員の中には、活動に対して不満を持つ人がいる場合があります。企業や従業員にとって有意義な活動になるように、目的をきちんと示しておきましょう。
おすすめの部活動・サークル活動20選
企業が部活動・サークル活動を設立する際には、社会人として意義のある教養を得られたり、多くの社員が楽しく活動できたりするものを選択することで、メリットが多くなる可能性があります。以下では、企業におすすめの部活動・サークル活動を20種類紹介します。
文化系
以下、文化系の部活動・サークル活動を10種類紹介します。
美食
美味しいものや、珍しいものを食べる活動がメインになります。食に対して関心の高い社員が多くいる場合には、活動を共にする人たちと美食活動を楽しめるでしょう。高価なものを食べる場合にはお金がかかるため、企業が負担する費用の上限を決めておく必要があります。
吹奏楽・マーチング
学生時代に吹奏楽やマーチングを部活やサークルで行っていた社員が多くいる場合や、社会人になってから楽器の演奏を始めてみたい人がいる場合におすすめです。楽器の演奏は趣味の一つとなり、従業員が充足感を得られる可能性があります。
囲碁・将棋・チェス
囲碁・将棋・チェスは奥が深く、大人がハマれる競技の一つです。また、コミュニケーションツールの一つにもなります。部活動・サークル活動として実施すれば、従業員同士で勝負をしながらコミュニケーションが活性化し、楽しみながらリフレッシュ効果も得られるでしょう。
ボードゲーム
世界中のボードゲームを楽しむ部活動・サークル活動です。ボードゲームはドイツやイギリスで盛んに販売されています。種類が豊富にあるため長期に渡ってボードゲームを楽しめ、従業員同士のコミュニケーションツールになります。
バーベキュー
アメリカで盛んに行われている本格的なバーベキューを体験してみたり、日本各地のバーベキュー場を巡ったりする活動をします。日本でもアメリカで使用されている本格的なグリルを購入できますが、コンロで手軽に行うこともできます。人気レジャーの一つのため、リフレッシュ効果も期待でき、楽しみながら活動できるものの一つです。
【BBQとアクティビティを同時に楽しめる「チームビルディングBBQ」】
チームビルディングBBQは、チームビルディングアクティビティとBBQをセットで楽しめる、法人向けBBQサービスです。
「肉の重さ当てゲーム」や「オリジナルカレー作り」などのユニークなアクティビティを通してコミュニケーションを活性化できます。
また、アクティビティの企画だけでなく、会場探し・食材やドリンクの手配・設営撤収まですべておまかせできるため、幹事の工数を削減することができます。
ウォークラリー・登山
ウォークラリーとは、ウォーキングをしながらチェックポイントを回り、スタンプを集めながらゴールを目指すスポーツです。軽く走ってもよいですが、基本的にはウォーキングがメインになります。ウォーキングでリフレッシュしながら会話によるコミュニケーションが取れるため、時間を有意義に使いながらコミュニケーションが活性化する部活動・サークル活動です。
また、もっと体力の要る活動をしたい場合には、登山を行うこともできます。ただ、登山には遭難や転落などのリスクがあるため、実施する場合には保険に加入したり、専門家が同行したりしてリスクへの対策を取る必要があります。登山を行う際には安全面に配慮し、トラブルが起こらないように注意しましょう。
軽音楽・バンド
バンド活動をする部活動・サークル活動です。参加者でバンドを組み、定期的に発表会を行います。企業の部活動・サークル活動として設立する場合には、楽器は自費、活動費用としてスタジオなどの施設利用にかかる費用を負担して活動を補助します。
海外文化
海外文化について学び、発表して知識を共有する活動を行います。海外の文化に触れることで教養を深めると共に、価値観が変わって実生活にも良い影響を与える可能性があります。海外旅行を含む場合には費用が多くかかるため、設立する場合には活動内容と費用を明確に決めておく必要があります。
読書・文学
読書をしたり、文学について語りあったりする活動を行います。文学に興味のある人が多いほど、会話に熱が入り、好きなものを通してコミュニケーションが活性化します。企業は書籍の購入費用や、飲食費などを補助します。
趣味
各自が趣味を共有しあい、発表会などを行う活動です。共通の趣味を行う場合とは異なり、それまでは興味を持つことのなかったものの魅力を知れるため、新たな発見を得られます。興味を持てたものを体験してみることもでき、社員の感性が磨かれる可能性があります。また、コミュニケーションの活性化も期待できます。
運動系
以下、運動系の部活動・サークル活動を10種類紹介します。
フットサル
サッカーと比べて少人数ででき、ピッチが狭いため軽い運動も兼ねて行えるスポーツです。また、サッカーと比べて選手同士の接触が少なく、ケガのリスクがやや少ないため、企業の部活動・サークル活動に適しています。ただケガのリスクがないわけではないため、保険に加入することを検討する必要はあります。
バレーボール
バレーボールは激しい運動に慣れていなくても実施しやすいスポーツの一つです。企業側は施設レンタルや道具の購入にかかる費用などを負担しますが、高価なものは少ないため費用の目安を確認しやすいです。ジャンプした際にボールを踏んでケガをしやすいスポーツなので、保険に加入しておくことが重要です。
サイクリング
自転車に乗ってサイクリング場を走る活動を行います。転倒時のケガのリスクがあるため、保険に加入しておくとよいでしょう。歩行者や車の通行のある場所でサイクリングを行うと事故の危険性が高まり、他者に不快な思いをされてしまう恐れもあります。活動場所を明確にし、安全面やモラルに配慮して活動できるように企業がサポートをしましょう。
ボルダリング
ボルダリングは、ロッククライミングを疑似体験できるスポーツです。小学校低学年程度の子どもでもできるので、気軽に楽しみやすく、全身運動になるため運動不足の解消にも良い影響を与えます。レンタル費用も比較的安価で、企業が活動を支援する際にかかる費用も高くなりにくいです。
ゴルフ
男性社会人に人気のスポーツですが、女性も行いやすいスポーツの一つです。高額な道具があり、練習にもお金がかかるため自費の負担が大きくなりやすい特徴があるため、企業が費用を負担する場合には支援内容を明確にしておく必要があります。
筋トレ
筋トレをして体を鍛える部活動・サークル活動です。成果を見せるためにボディビルの大会に出場したり、メンバー間で発表会を行ったりできます。体を鍛えることは個人的な行動にあたりますが、メンバーと一緒に行うことで仲間意識が芽生えたり、長期的に継続しやすくなったりするため、社員の健康面に良い影響を与える可能性があります。
マラソン
マラソン大会に出場したり、走り込みなどのトレーニングを行ったりします。有酸素運動をすることで健康面に良い影響を与える可能性があります。ただし、体に負荷をかけすぎると逆効果になる危険性もあります。徐々に負荷を高めていくように配慮して、企業側も活動を管理する必要があります。
テニス
テニスは体力的な負荷をかけすぎずに手軽に楽しめるスポーツの一つで、男女混合でも行いやすいため、企業の部活動・サークル活動に適しています。ラケットやテニスボールなどの道具を企業が支給し、施設レンタル費用も負担することで、従業員は負担なく活動できます。
バドミントン
バドミントンもテニスと同様に、体力的な負荷をかけすぎずに手軽に行えます。体育館やスポーツ施設などの屋内に限らず、屋外でもできますが、他者に迷惑をかけたり事故にあったりする危険性を否定できません。活動内容を明確にし、基本的には施設を利用することでリスクを軽減できるでしょう。
サバイバルゲーム
サバイバルゲームは、障害物に身を隠しながらモデルガンで撃ち合うスポーツです。さまざまなルールがあり、旗を取り合ったり、ポイントを競い合ったりします。安全に配慮すればケガなく行えますが、リスクはあるので保険の加入は必須でしょう。各自が考えながら取り組む必要があり、判断力やコミュニケーションスキルが向上する可能性があります。
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まとめ
企業の福利厚生におすすめの部活動・サークル活動を20種類紹介しました。
福利厚生の部活動・サークル活動を設立すれば、人間関係がよくなったり、運動や趣味を楽しむ仲間が見つかったりして従業員満足度が高まる可能性があります。社員のケガやトラブルなどのリスクへの対策を取り、実施することを検討してみてください。
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