研修・イベントの「IKUSA」ARTICLESBlog社内イベント東京都近郊で防災体験ができる施設をご紹介 社内イベント企業研修地域イベント updated: 2022 10.21 東京都近郊で防災体験ができる施設をご紹介 目次日本で起こった大きな災害防災を学ぶ必要性東京近郊で防災体験ができる施設まとめ近年日本ではたくさんの災害が起こっています。東京の東日本大震災は皆さんも記憶に新しいのではないでしょうか?しかし、大きな被害がなかったり、テレビで被害の様子を見るだけであまり実感がない方もいるのではないでしょうか?けれど、日本は近年だけでもたくさんの自然災害が起こっています。いつ起こるか分からない災害に備えて、防災対策をすることが大切です。しかし、災害のイメージが持てない中では、どんな防災対策を行えばいいのかもわからないでしょう。そこで今回は、東京都近郊で防災体験ができる施設をご紹介します。ぜひ疑似体験して、改めて災害について向き合う機会にしてみてはいかがでしょうか?日本で起こった大きな災害日本ではここ数年の間でも大きな被害をもたらした自然災害が起こっています。しかし、日本の災害はここ最近起こり出したわけではなく、過去にも大きな災害が起こっているのです。これをご覧になっている方は、まだ生まれていなかったり、記憶にない災害もあるかと思います。改めて、どんな災害があったのかを振り返り、過去の災害を風化させることなく、次の世代に語り継いでいき、防災意識を高めるようにしていきましょう。関東大震災『関東大震災』は、1923年(大正12年)9月1日 11時58分32秒頃に発生した地震災害です。東京府(現在の東京都)や神奈川県、千葉県から静岡県東部、茨城県という広範囲にわたり甚大な被害をもたらしました。この震災では、日本海沿岸を北上する台風の強風が関東地方に吹き込んだことで、当時木造住宅が密集していた地域では、広範囲に及ぶ火災が発生しました。この地震では、焼死で亡くなられる方が多かったのです。阪神淡路大震災『阪神淡路大震災』は、1995年(平成7年)1月17日5時46分頃に発生した兵庫県南部地震による大災害です。震源地は兵庫県の淡路島北部で、マグニチュード7.3という大きな地震が発生しました。近畿圏の広域でさまざまな被害がありましたが、その中でも特に震源に近い神戸市市街地の被害は甚大で、犠牲者は6,434人に達しました。第二次世界大戦後に発生した地震災害としては、東日本大震災が発生するまでは最大のものであったと言われています。東日本大震災『東日本大震災』は、2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒に発生した東北地方太平洋沖地震による災害です。最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7が最も大きいものでしたが、茨城・宮城・栃木・福島の4県と仙台市内の1区でも震度6強という震度が観測されました。この地震での大きな被害を生んだのは地震の揺れからの被害ではなく、揺れが生み出した大津波でした。大津波以外にも火災や福島第一原子力発電所事故による災害が重なり、12都道県で約1万8000人の死者・行方不明者が発生しました。震源域は、岩手県沖から茨城県沖までの南北約500 km、東西約200 kmのおよそ10万㎢という広範囲で発生しました。津波が沿岸部の街を飲み込んでいく様子や町が倒壊していく様子、福島第一原発におけるメルトダウン発生は、日本国内だけでなく世界中に大きな衝撃を与えました。熊本地震『熊本地震』は、2016年(平成28年)4月14日21時26分以降に熊本県と大分県で相次いで発生した地震です。震度7を観測する地震が4月14日だけでなく、4月16日にも発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生しました。この地震の発生回数(M3.5以上)は内陸型地震では1995年以降で最多となりました。一連の地震で、倒壊した住宅の下敷きになったり、土砂崩れに巻き込まれたりした多くの方が命を落とされました。しかし、地震による直接的なものではなく、避難生活によるストレスや持病の悪化などで亡くなる震災関連死も相次ぎました。車中泊での避難生活により、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)などにより死亡する方など、避難生活からの被害も多く見られた地震災害となりました。2018年台風21号2018年に大きな被害をもたらした『台風第21号』は、2018年(平成30年)8月28日に発生し、9月4日に日本に上陸した台風です。上陸する前から危険予測されていた台風でしたが、近畿地方を中心に甚大な被害を出す結果となりました。記録的な暴風となった台風21号の最大瞬間風速は、和歌山市では57.4m/sが観測され、1961年の第2室戸台風時の記録を超える観測史上1位となりました。大阪市でも47.4m/sの最大瞬間風速が観測され、最大瞬間風速は半世紀ぶりの記録となりました。この台風の脅威を予測したJR西日本は事前に「計画運休」を図り、被害を出さない防災対策には称賛の声が上がりました。しかし、関西国際空港では暴風の影響で流されたタンカーが連絡橋に衝突し、空港が孤立してしまう事態も起こりました。防災を学ぶ必要性防災はなぜ学ばなくてはいけないのでしょう?大切なこととは分かっていても、なかなか体験していないと実感が湧かないので緊急を要して学ぶこともないでしょう。しかし、災害が起こってから学んでいては遅いのです。なぜ、事前に学ばなくてはいけないのか?防災知識があることでどんなことが変わるのかをご説明します。事前に防災対策ができる事前に知識があることで災害に備えることができるのです。部屋の家具の配置はもちろんですが、いざ避難する際に本当に必要なものは何でしょう?災害が起こってから、必要な物を見つけ出し、用意できるのでしょうか?起こってから慌ててしまうのではなく、しっかりと事前にできる対策をとるようにしましょう。防災グッズや避難グッズも用意しておき、すぐに避難できるようにしておくといざという時に役立ちます。家族で今一度、部屋の中の危険な箇所を調べなおし、準備を整えておきましょう。また、災害はいつ起きるか分かりません。仕事している時や、出かけている時かも知れません。いつどこで起きても落ち着いて行動できるように想定しておくといいでしょう。防災についての正しい知識を得る世の中は情報で溢れており、中には正しくない情報も紛れています。だから、「何があっても調べたらわかるし、大丈夫」ではいけないのです。災害が起こった際は誰しも冷静な判断に欠けてしまうことが多いでしょう。そんな状態で、溢れる情報の中から正しい情報だけを見極めることは難しいと言えます。誤った判断一つで命が危険にさらされてしまいます。なので、事前に防災に関する知識をしっかりと身につけておくことが大切です。情報や知識を収集する時は情報元が重要となります。ネットや知り合いの話ももちろん嘘だとは言えませんが、できれば、信ぴょう性が高い政府から発表された情報や書籍等の知識を参考にしましょう。けれど、情報とは違った予想外のことが起こるのも災害の恐ろしさと言えます。なので、常に情報を集めながら、柔軟に対応できる力を身につけておきましょう。災害の恐ろしさを理解し、防災意識を高めるテレビで観る映像からでも災害の恐ろしさを感じますが、体感していないとなかなか実感は湧きにくいものです。実際に被災された方も「想像していなかった」「大丈夫だと思った」という方がいます。「自分は大丈夫」という過信は災害において危険です。災害は恐ろしいものということをしっかり認識することで、事前の防災対策に対する姿勢が変わってくることでしょう。東京近郊で防災体験ができる施設実際に災害を経験することはできませんが、疑似体験をすることができる体験施設があります。疑似体験することで、災害の被害の恐ろしさを体感し、防災に対する意識を改めるきっかけになるでしょう。今回は東京近郊にある災害体験施設をご紹介します。※現在は新型コロナウイルスの影響により、開館状況が変わっている場合がございますので、行かれる際には必ず施設のホームページや電話でご確認をお願いします。防災体験学習施設「そなエリア東京」『そなエリア東京』は、東京臨海広域防災公園内にある施設です。この施設では「東京直下72hTOUR」という防災体験ツアーが用意されており、マグニチュード7.3、最大震度7の首都直下地震の発生から避難までを体験することができます。災害が起こった際に、国や自治体などの支援体制が十分に整うまでに約3日間、72時間と言われています。このツアーでは、その72時間を生き抜く知恵を、タブレット端末を使ってクイズ形式で学ぶことができるのです。また、他にもエレベーター内で地震が起こった体験や停電した狭い通路からの脱出や避難所体験、津波体験など、さまざまな状況を想定した防災体験をすることができます。【そなエリア東京】http://www.tokyorinkai-koen.jp/sonaarea/住所:東京都江東区有明3丁目8番35号TEL:03-3529-2180開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)休館日:ホームページ内の会館・開館日カレンダーをご確認ください東京消防庁 池袋防災館『池袋防災館』は、体験を通じて防災に対する正しい知識を学ぶことのできる施設です。インストラクターが案内する地震体験や消火体験、煙からの避難体験、救急体験などの体験コーナーをまわる防災体験ツアーが用意されています。4コーナーをまわる防災ツアーが1日3回、2コーナーをまわるショートコースが1日1回あり、お買い物のついでに立ち寄れるほど気軽に参加することができます。他にも心臓マッサージやAEDの取り扱いなどの体験もできます。【東京消防庁 池袋防災館】https://tokyo-bskan.jp/bskan/ikebukuro/〒171-0021 東京都豊島区西池袋2丁目37番地8号TEL:03-3590-6565開館時間:午前9時から午後5時(毎週金曜日は午後9時)※体験コーナーの最終受付は午後4時15分(毎週金曜日は午後8時15分)休館日:毎月第1火曜日、第3火曜日及び第3火曜日の翌日(国民の祝日に当たる場合は翌日)年末年始(12月29日~1月3日)東京消防庁 本所防災館『本所防災館』は、安全な暮らしを目指し、楽しく防災に関する知識を学ぶことができます。地震の揺れの体験、初期段階の消火体験、応急救護、火災の煙からの避難要領などを体験することができるので、学びにつながりやすい施設です。【東京消防庁 本所防災館】https://tokyo-bskan.jp/bskan/honjo/news/〒130-0003 東京都墨田区横川4-6-6TEL:03-3621-0119(開館時間のみ)開館時間:午前9時から午後5時(入館受付:午後4時30分まで)休館日:毎週水曜日・第3木曜日(国民の祝日に当たる場合は翌日)年末年始(12月29日~1月3日)東京消防庁 立川防災館『立川防災館』は、地震や火災の本当の姿を知り、正しい対応方法を学ぶことができる体験学習施設です。ミニシアターや煙体験、地震体験を通して、お子様と一緒に体験しながら楽しく学ぶことができ、万が一の心構えを身につけることができます。【東京消防庁 立川防災館】https://tokyo-bskan.jp/bskan/tachikawa/〒190-0015 東京都立川市泉町1156番地の1TEL:042-521-1119(体験に関する問合せ・予約)開館時間:午前9時から午後5時休館日:毎週木曜日・第3金曜日(国民の祝日にあたる場合は翌日)年末年始(12月29日~1月3日)しながわ防災体験館『しながわ防災体験館』は東日本大震災の教訓などを踏まえ、防災意識の向上だけでなく、災害時の正しい知識や技術の習得を目的とした施設です。日本語のほか、英語、中国語、韓国語と多言語にも対応しているので海外の方にも安心して体験していただけます。また各コーナーでは、おさらいのQ&Aクイズを行うことができ復習もできるようになっています。【しながわ防災体験館】https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/bosai/bosai2/taiken/taikenkan/hpg000027669.html〒140-8715 東京都品川区広町2-1-36TEL:03-5742-9098開館時間:午前9時~午後5時休館日:月曜日・土曜日・祝日・年末年始北区防災センター『北区防災センター』は、過去に起きた地震の体験や、防災に関して学習できる身近な防災体験施設です。地震の科学館とも呼ばれている北区防災センターでは、展示ホール見学・体験・訓練を通して、防災に関する正しい知識を身につけられます。館内の施設で煙が充満した通路を歩いたり、消火体験などの防災に関する体験をすることができます。 【北区防災センター】https://www.city.kita.tokyo.jp/bosaikiki/bosai-bohan/bosai/shobosho/kagaku/index.html 〒114-0024 東京都北区西ケ原2-1-6TEL:03-3940-1811開館時間:午前9時から午後5時休館日:毎週月曜日(国民の祝日にあたる場合はその翌日)年末年始気象庁 気象科学館『気象科学館』は、気象や地震の観測機器や日本の四季・自然・気象を体感できるシアター、防災に関する知識を学ぶ装置などを揃えています。気象庁の新人予報官になってクイズにチャレンジする「ウェザーミッション」や竜巻や台風ができる仕組みを学べる「うずのすけ」、震度計を揺らしてその震度がいくつだったのかを測る「ゆらせ!震度計!」など、地震から台風、火山などさまざまな自然災害について学ぶことができます。【気象科学館】https://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/kagakukan.html〒105-8431 東京都港区虎ノ門3-6-9TEL:03-3212-8341予約受付時間:午前10時~午後5時休館日:毎月第2月曜年末年始(12月29日~1月3日)※その他にメンテナンスや、地震、台風、大雪などによりやむを得えない場合の臨時休館日あり千葉県西部防災センター「西部防災センター」は、災害時の自主的な対応力を育てるための防災体験学習施設です。風速30m/秒、雨量30mm/時の風雨の威力を実際に体験したり、ホテル火災を想定し、煙の中の避難方法を体験することができます。また心肺停止した人を救うための、心肺蘇生法やAEDの使用方法を学ぶこともできます。西部防災センターは、防災に関する正しい知識や技術を学び、防災に改めて向き合い防災意識を高める機会が得られる施設です。【千葉県西部防災センター】http://www.bousai-chiba.jp/〒271-0092 千葉県松戸市松戸558-3TEL : 047-331-5511開館時間:9時~16時30分(体験ツアーの出発時間は、9時~11時・13時~15時40分まで)※団体(10名以上)の場合は、必ず事前の予約が必要です。ツアー所要時間 60分~90分間(ツアー出発まで10分~30分間程度の待ち時間があります。)休館日:毎週火曜日(祝祭日の場合はその翌日)年末年始(12月28日~1月4日)埼玉県防災学習センター「そなーえ」「埼玉県防災学習センター『そなーえ』』は、災害に強い地域づくりを目的とし、地震や暴風などの災害時の対処法について楽しく学べる防災体験施設です。見慣れた風景の中でのリアルな地震体験ができるので、地震発生時の行動について学ぶことができます。また、煙が充満した通路から避難する体験や、消火器の使い方と効果的な初期消火の方法をなど、さまざまな災害における防災知識を身につけることができるのです。【埼玉県防災学習センター「そなーえ」】https://saitamabousai.jp/〒369-0131 埼玉県鴻巣市袋30番地TEL : 048-549-2313開館時間:午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)休館日:毎週月曜日(祝日・県民の日は開館・休館日は翌日に振替) 年末年始およびその他、館内点検のための臨時休館日があります。夏休み期間中(7月中旬~8月31日)は月曜日も開館。 ※開館時間・休館日に変更があった場合は、 ホームページの新着情報でご案内いたします。まとめいかがでしたでしょうか?今回は東京近郊の防災体験施設だけでしたが、こういった体験型の施設は各地にあります。ぜひお近くの防災体験施設を訪れ、防災と向き合う機会を作ってみてはいかがでしょうか。施設でも疑似体験ができますが、施設以外でも防災知識を楽しみながら学べるコンテンツがあります。楽しみながらとは言っても本格的な知識なので、今後の防災対策に期待ができます。興味のある方はこちらをご覧ください。 防災知識を得ながら本気で楽しめる運動会『防災運動会』の詳細はこちらオンラインで防災を学ぼう!『おうち防災運動会』の詳細はこちら グループワークを実施する7つのメリット 職場のコミュニケーションロスを解消し社員の生産性アップをはかる方法 記事一覧へ戻る RELATED ARTICLES関連する記事 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