社内イベント企業研修

updated: 2023 

コミュニケーション活性化におすすめのワークショップ13選

コミュニケーション活性化におすすめのワークショップ13選

「参加者が主体的に取り組める研修を行いたい」
「コミュニケーションを深められるような講座を実施したい」
そのような方におすすめなのが、ワークショップの実施です。ワークショップで参加者同士が意見交換を行うことで、コミュニケーションが円滑になるだけでなく、学びの効果も深められます。

本記事ではワークショップの効果や開催の流れ、おすすめのワークショップ13選をご紹介します。自社でワークショップを実施する際の参考にしてみてくださいね。

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ワークショップとは

ワークショップ」とは一般的に、「体験型の講座」のことを指します。参加者が主体的に課題に取り組む点が特徴的で、議論やディスカッションなどを行うことで課題を解決に導きます。参加者同士でのコミュニケーションが非常に重要です。

よく混同される「セミナー」と異なる点は、セミナーが講師の話を座って聞くだけのインプット中心の講座であるのに対し、ワークショップは参加者が意見交換を行うアウトプット中心の講座である点です。ワークショップにおける講師はあくまでワークを円滑に進めるためのファシリテーターであり、知識を一方的に与える人ではありません。

それぞれの特徴を理解して、目的に合った講座を選ぶようにしましょう。

ワークショップの効果

ワークショップを実施することで、以下のような効果が期待できます。

コミュニケーションの活性化

ワークショップで最も期待できる効果は、参加者同士のコミュニケーションの活性化です。ワークショップでは参加者が意見交換をしなければならない場面が多いので、自然とコミュニケーションが活性化できます。社内の交流が円滑になることは、離職率の防止にもつながりますし、連絡の抜け漏れ防止やお互いの業務把握にもなるので、業務効率アップにもなります。

「体感」できるので学びが印象に残りやすい

ワークショップでは座って話を聞くだけのセミナーとは違い、自らの頭で考え発言する機会が得られます。自分の頭や体を使って学んだことは「体感」として刻まれるので、ただ知識を詰め込むよりも学んだことが定着しやすいでしょう。

ワークショップ開催の流れ

「ワークショップをやってみたいけど、どうやって進めれば良いのかわからない」とお悩みの方に、ワークショップ開催の流れをご説明します。

目的を決める

ワークショップを行う前に、まずは目的を定めましょう。

  • コミュニケーションを活性化したい
  • 業務に関わる特定のスキルを身につけたい
  • 自社の課題解決を図りたい

上記のように、目的は会社の業種や状況によって様々です。あまりあれこれ詰め込みすぎてしまうと軸がぶれてしまい、結局中途半端なワークショップに終わってしまうことも。メインの目的を明確にしておくのが良いでしょう。

また、目的を決めたら、その効果を測る基準や測定方法もあらかじめ決めておきましょう。

内容を決める

目的に合わせて、ワークショップの内容を決めていきます。自社で実施するのも良いですが、「準備の工数を減らしたい」「クオリティの高いワークショップを行いたい」とお考えの場合は、プロの研修会社やイベント会社などに頼むのがおすすめです。

場所を決める

会場は早めに抑えるようにしましょう。会場を選ぶ際は、机と椅子はいくつ用意できるか、プロジェクターやホワイトボードを利用できるか、などを確認しましょう。

また、可能ならば下見をして、司会者の立ち位置や席の配置を決めておくとスムーズです。参加者が多い場合は荷物置き用のスペースが確保できるかも確認しておくのが良いでしょう。

ファシリテーターを決める

ワークショップ全体の進行を行うファシリテーターは、ワークショップを円滑に進めるための重要な役割です。以下のような人はファシリテーターに向いているといえるでしょう。

  • 全体の空気を読んでスムーズな進行ができる人
  • タイムマネジメントがしっかりできる人
  • 場の雰囲気を作るのが得意な人

該当する人が社内にいない場合や完成度の高いワークショップを行いたい場合は、プロのファシリテーターを呼ぶのもおすすめです。

備品などの手配

必要となるペン、紙などの用意をします。時間を測ってディスカッションやゲームをするワークショップの場合、ストップウォッチも用意しておくと安心です。また、BGMを流したりプロジェクターを使ったりするのに十分なコンセントが会場にない場合は、延長コードも用意しておきましょう。

アンケートの作成

ワークショップ終了後に配布するアンケートを作成します。目的の達成度や次回の要望を調査するために必要になるので、必ず実施しましょう。

告知

社員に情報共有をします。内容はあらかじめ伝えると参加者が事前に準備できてしまい、参加者同士の理解度にばらつきが出るおそれがあるので、詳しい内容は当日まで伏せておくのがおすすめです。ただし、難易度の高い課題を実施する場合には、事前に課題を出す、資料を渡しておくなどの工夫も必要となってきます。

当日

いよいよワークショップ当日です。当日は、参加者の様子やワーク中に使ったものを写真で残しておくと、あとで内容を振り返りやすくなるのでおすすめです。

振り返り

ワークショップはやりっぱなしではもったいないです。しっかり振り返りを行い、日々の業務や次回のワークショップなどに生かしていきましょう。

コミュニケーション活性化におすすめのワークショップ13選

「堅苦しい内容ではなく、楽しみながら学びを得られるワークショップがしたい」

「毎年ワークショップをやっていてネタがない」

とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ここからは、おすすめのワークショップを13個ご紹介します。コミュニケーションがとりやすいワークショップや楽しいワークショップをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

城攻め-SHIROZEME-

城攻め-SHIROZEME-は、スポンジの刀で相手の命を落としあう人気コンテンツ「チャンバラ合戦IKUSA-」をアレンジしたワークショップです。

参加者は与えられた小判をもとに城の資材を購入し、築城を行います。そして、城をうまく利用しながら敵軍と戦います。合戦に勝利すれば新たな小判をゲットでき、城を増強したり武器を補強したりといった用途で使えます。

築城や合戦の際に行われる「軍議」が、このゲームに勝利する大きなポイントです。自軍や敵軍の状況を分析し仲間と力を合わせて戦略を立てていくのです。軍議、築城、合戦を繰り返しPDCAを体感できる点が、このワークショップの強みとなっています。

また、各軍の「軍師」によるフィードバックも実施するので、学びを翌日以降の業務に生かすことができます。戦国をテーマにしたユニークなものでありながら、学びの要素も多いワークショップです。

<おすすめポイント>

  • とにかく楽しく、盛り上がる
  • 頭だけでなく体も動かすことができる
  • PDCAサイクルやチームワークを体感できる

城攻め-SHIROZEME-の事例はこちらからご覧いただけます。

【実績紹介】リーダーシップ研修『城攻め』をご紹介!PDCAを回してユニークなリーダー育成

体験型合戦研修IKUSA公式サイトはこちら体験型合戦研修IKUSAの資料ダウンロードはこちら

レゴ®シリアスプレイ®

レゴ®シリアスプレイ®は、レゴ®ブロックに教育理論「コンストラクショニズム」を掛け合わせて生まれたワークショップです。

まずファシリテーターからお題が発表されます。お題は「強いチームを作りましょう」「自社の製品を利用したお客様の未来の家を作りましょう」など様々です。参加者はそれぞれ、そのお題に合わせ、レゴを用いた立体作品を制作します。

時間が来たらその作品についての説明を行います(この部分は◯◯を表している、など)。

それを聞いた参加者は、その作品についての質問を行います。なんでこの色なのか、この配置には意味があるのかなどの質問をすることで、その作品を作った人は自身の新たな作品の意味に気がつきます。

自分の思いを言語化して伝えることの難しさや、チームでものの見方を共有していくプロセスを学べるワークショップです。

<おすすめポイント>

  • 個人で考える、作業する時間をしっかりとれる
  • 参加者同士の共通理解を深めることができる
  • 馴染みのあるものを使うので、楽しく参加できる

やり方

  1. ファシリテーターからお題が発表される
  2. 参加者はそれぞれお題に合わせてレゴを用いた立体作品を制作する
  3. 時間が来たら、作品についての説明をする
  4. 説明を聞いた参加者はその作品について質問をする

ワールドカフェ

ワールドカフェは、参加者全員の意見を取り入れることを目的とした会議方法の一種です。多くの人の意見を間接的に取り入れられる点が画期的とされています。

各グループで話をする人は、各テーブルに置かれた「トーキングオブジェクト」を持たなければなりません。トーキングオブジェクトは「今から話します」という意思表示のようなもので、これがあることにより、周囲が自分の話を集中して聞いてくれるという安心感を得られます。オブジェクトはペンでも石でも、なんでも構いません。

<おすすめポイント>

  • 参加者同士で活発な意見交換ができる
  • 話すのが苦手な人でも取り組みやすい

やり方

  1. 第一ラウンド
    あるテーマについて、各グループ4~5人で話し合いを行う。
  2. 第2ラウンド
    グループの中で一人だけ「ホスト」として残り、後のメンバーはかぶらないように他のテーブルへ移動する。残ったホストは新たなメンバーとまた同じテーマについての対話を続ける。
  3. 第3ラウンド
    全員最初のテーブルに戻り、他のテーブルに移動することで得たアイディアを共有する。
  4. 全体共有※ラウンドはいくつでもOKです。
    各グループの意見をまとめ、全体で共有する。

マインドフルネスワークショップ

マインドフルネスワークショップは、今ビジネスでも話題となっている「マインドフルネス」を実践と理論を交えながら楽しく学べるワークショップです。プロの講師によるマインドフルネスの解説を聞くだけでなく、参加者がストレッチを実践し、その感想や気づいたことを参加者同士で話し合うこともできます。

リラックスした雰囲気で行えるのでコミュニケーションがとりやすく、参加者の笑顔も見られるワークショップです。

<おすすめポイント>

  • 「マインドフルネス」を理解して日々の業務に役立てることができる
  • 講義と実践を組み合わせたワークショップなので深い学びができる
  • 和気あいあいとした雰囲気づくりができる

やり方

  1. 実践と理論を交えながらプロの講師からマインドフルネスを学ぶ
  2. 気づいたことを参加者同士で話し合う

ダジャーレdeござ~る!

一見くだらなさそうに思える「だじゃれ」ですが、実はだじゃれはコミュニケーションを生み出すのにぴったりなツールです。本ワークショップでは、だじゃれについて体系的に学びながら、実際にだじゃれを作っていきます。「だじゃれと親父ギャグの違い」などかなり突っ込んだ内容も学べるので、興味深いですね。

ワークショップの前後の「だじゃれテスト」で点数が伸びなかった方には参加費をお返しする「返金保障制度」を適用するといった仕組みもあり、だじゃれ力アップはお墨付きです。笑いのあふれる楽しいワークショップを実施したいという方におすすめです。

<おすすめポイント>

  • マンネリ化したワークショップを一新できる
  • コミュニケーション活性化のきっかけになる

参考:ダジャーレdeござ〜る – だじゃれは世界を救う!

ブレインストーミングワークショップ

ブレインストーミングは、思いついたアイディアをどんどん発言していく会議の方法のこと。それを発展させたのがこのワークショップです。

このワークショップでは、ブレインストーミングを行い、2時間で100個以上のアイディアを出しながら、効果的なブレインストーミングを行う方法を学びます。具体的には、量・質ともに高いアイディアを出せるブレインライティングという手法や、アイディアをブラッシュアップする方法を学べます。テーマは新規事業発案や業務改善など、なんでもOKです。ぜひ自社に合わせた課題で実施してみてくださいね。

<おすすめポイント>

  • ブレインストーミングの効果的な方法を知り、実務に活かすことができる
  • ワークを通し、実践的な学びを得ることができる
  • 参加者のアイディア力を試すことができる

やり方

  1. 意見を書き出せるものを用意する
  2. テーマをひとつ決めて、一定の時間内にアイデアを出していく

2030SDGs

2030SDGsは、国連が定める世界共通の目標、SDGs」を体感できるカードゲームです。

参加者は自らの価値観を達成することを目標に、プロジェクトを進めていきます。しかし、プロジェクトを実行すると「世界の状況メーター」が変化してしまいます。自分の価値観を達成することはもちろん大事ですが、世界の状況を見て、他のメンバーとの相談もしながらプロジェクトを進めていかなければなりません。

自分の価値観と世界の情勢のバランスをとっていくことが必要となる、奥深いカードゲームです。

<おすすめポイント>

  • 話題のSDGsを体感できる
  • メンバー同士のコミュニケーションが必須となる
  • 物事を深く考える力が身につく

参考:2030 SDGs ワークショップ | 一般社団法人イマココラボ

2030SDGsなど、SDGsを学べるゲームについて知りたい方は、ぜひこちらの記事もあわせてお読みください。

SDGsを学べるおすすめゲームをご紹介

ザ・タイヤ転がし

タイヤメーカーに勤めていた方が「営業力」を研究し、開発したゲームです。

このゲームでは、営業力の3つの要素『情報量』『スピード』『交渉力』を学ぶことができます。プレイヤーの順番は決まっておらず、5×3ラウンドの時間の中で、情報を収集し、自由に他社と協力・交渉しながら、自分が勝者となるための行動を選択していきます。

<おすすめポイント>

  • ゲームで楽しく学びを得ることができる
  • 実務に直結するスキルや考え方を身につけられる

参考:ザ・タイヤ転がし | 『ゲームマーケット』公式サイト

働き方改革ゲーム

働き方改革ゲームは、働き方改革をテーマとした研修ゲームです。このゲームを通して、一人ひとりが働く上で大事にしている軸を認識でき、働き方改革との向き合い方を考えることができます。

ゲームは、10分間を1期として、自身が所属する部門のミッションと、個人の「秘めたる信念」の両方を達成することを目標に進んでいきます。個人の目標と会社の目標のバランスをうまく取っていくことは働く上で非常に重要な課題であり、まさに働き方改革を擬似体験できるゲームとなっています。

このゲームのポイントは、「振り返り」を重視している点です。ただゲームをするだけではなく振り返りを行うことで、自分と会社のビジョンをどう融合させていくのか、働き方改革の影響を受けてマネジメントはどう変わるべきなのか、といった問題を考えるきっかけになります。

<おすすめポイント>

  • とっつきにくい働き方改革を楽しく学べる
  • 働き方改革を自分ごと化できる
  • 互いの価値観を知ることができる

参考:ビジネスゲーム「働き方改革ゲーム」 | 株式会社プロジェクトデザイン

インプロ

インプロとはImprovisation(インプロヴィゼーション)の略で、日本語では「即興」を指します。これ台本がない状態から即興演劇を行う演劇スタイルの一種ですが、コミュニケーション教育や人材育成の一環として取り入れる企業も増えてきています。

インプロでは、臨機応変に対応する力や想像力、表現力、傾聴力など、様々な力を身につけることができます。また、仲間と共に一つのものを作り上げる達成感も得られます。

<おすすめポイント>

  • ビジネスの現場で役立つ柔軟性を身につけられる
  • チームワークの醸成になる
  • 自己をさらけ出すことで、コミュニケーションが活性化する

チャンバラ合戦

チャンバラ合戦はスポンジの刀を使って腕についたボール(命)を落としあう体験型チームビルディングアクティビティです。

戦国時代の世界観を基にしたアクティビティで、スタッフは戦国武将や忍者の衣装を着てサポートを行います。

敵軍のボールをより多く落としたチームを戦の勝者とします。チャンバラ合戦は、一戦ごとに軍議を行い、チーム内で話し合って、PDCAサイクルを回すことができ、チームワーク力の向上やコミュニケーション活性化につながります。

<おすすめポイント>

  • 軍議と実戦を通してPDCAサイクルを回し、コミュニケーション活性化をはかれる。
  • 全員参加型のアクティビティを行い、楽しく盛り上がれる。

チャンバラ合戦公式サイトはこちらチャンバラ合戦の資料ダウンロードはこちら

謎パ

謎パは、リアルでもオンラインでも実施できる謎解きとパズルを組み合わせた「全員協力必須」の謎解きパズルゲームです。

参加者全員で一つのチームとなり、謎のかけらを集めて謎を解いてミッションのクリアを目指します。ゲームを通して参加者全員で交流をすることで、社員の士気向上に繋がります。

リモートワークで希薄化したコミュニケーションを改善したい企業様におすすめです。

<おすすめポイント>

  • リモートワークで希薄化したコミュニケーションを改善できる
  • 全員で協力してゲームをすることで、一体感や達成感を味わえる

謎パ公式サイトはこちら謎パの資料ダウンロードはこちら

ハイブリッドイベント

ハイブリッドイベントとは、リアルのイベント会場にいる人と、オンラインでイベントを楽しみたい人が一緒に楽しめるハイブリッド型社内イベントです。

参加者はオンラインでするか会場に出向くかの好きな方を選んで、イベントに参加することができます。イベント会場にいる社員とオンラインでのイベント参加を希望している社員が協力して同じイベントを楽しめます。

オンラインでの参加者は、会場にいる人と同じ空間、同じ時間で作業をしているような臨場感を味わうことができます。全員が一丸となって協力してゲームを行うことで、ハイブリッド型チームビルディングの向上に繋がります。

<おすすめポイント>

  • リアルでもオンラインでも楽しく遊べる
  • 全員で協力して楽しく盛り上がれる

ハイブリッドイベント 公式サイトはこちらハイブリッドイベントの資料ダウンロードはこちら

まとめ

コミュニケーション活性化におすすめのワークショップ13選をご紹介しました。ワークショップは、参加者のアウトプットを必要とするため、学びの効果を最大限に発揮できる手法です。 

本記事を参考に、自発性や主体性を育むことのできるワークショップをぜひ取り入れてみてくださいね。

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この記事を書いた人

たまこ
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年間1000以上のイベントを実施する株式会社IKUSAにて、イベント運営のお手伝いする町娘。
月間10万PVを超えるオウンドメディア「IKUSA.jp」にて記事を執筆中。
また、記事の編集、校正、アナリティクス分析、駆け出し動画編集、WEBデザイン、メルマガ企画など遊びの会社の1人マーケターとしてどたばたまこな日々を送っておりまする。
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