企業研修

2020 03.16

その他

防災教育に使えるゲームやワークショップは?企業の取り組み例も紹介

リッキー
防災教育に使えるゲームやワークショップは?企業の取り組み例も紹介

日本に住んでいる以上は、地震をはじめとした多くの災害と向き合っていかなければなりません。多くの企業においては、防災担当者を配置することで社内の防災教育や防災への意識向上を目指していますが、実際には、どのようにして防災教育を行えばいいのか分かりにくい部分もありますよね。

そこで今回は、企業の防災担当者様へ向けて、防災教育に使えるゲームやワークショップショップを紹介します。防災教育を実施している団体や、防災教育に役立つ防災情報サイトについても記載していますので、企業内で防災教育の取り組みを実施する際には、ぜひ参考にしてみてください。

社内で行える防災教育を紹介!

社内で行える防災教育を紹介!

「社内の研修で防災教育を実施したいけれど、何をしたらいいかわからない」という方に向けて、まずは、社内で企画できる防災教育のゲームやワークショップについてご紹介します。

カードゲームやすごろくといった、どこでも誰でも手軽に実施できるものから、防災の要素を取り入れた運動会まで、防災教育として活用できるゲームやアクティビティには様々なものがあります。社内やメンバーの属性に合わせて、それぞれに適した防災教育を選んでみてくださいね。

クロスロードゲーム

クロスロードゲームは、阪神・淡路大震災で災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに作成された、防災教材のカードゲームです。 カードには、「3000人いる避難所で、2000食を確保した。この食糧を配るか配らないか」といったような、“ジレンマ”を伴うような二者択一の質問が書かれています。

カードの質問にYesNoで答えていき、グループ内で多数派の人は青座布団を、同じ回答が1人しかいなかった場合にはその人に金座布団を渡し、最終的に1番多くの座布団を手にした人が勝利となります。ゲームをしながらも、防災に対する当事者意識を高めることや、他者との価値観の違いを気付くことができるカードゲームです。

シャッフル

シャッフルは、災害時に役立つ防災の知識を、遊びながら学ぶことができるカードゲームです。カードには「災害用伝言ダイヤルのかけ方」「ガスメーカーの復帰方法」などの防災に関するイラストが描かれており、それらを正しい手順に並び替え、正解するとポイントがもらえます。

学べる防災の知識も、「応急手当」「防災知識」「救援・救助」「サバイバル」のジャンルから、合計12で 種類もあり、楽しみながら防災の知識や技術を身につけることができるカードゲームです。

防災すごろくゲーム「GURAGURATOWN(グラグラタウン)」

GURAGURA TOWN(グラグラタウン)は、阪神淡路大震災の教訓を活かして開発されたすごろくゲームで す。街の中で防災アイテムを買い物をしながら、途中で出題される「地震クイズ」に答えて防災を学んでいきます。

GURAGURA TOWN(グラグラタウン)では、災害時に役に立つアイテムや、災害トラブルを解決するために有効な方法を楽しみながら学ぶことができるので、社内のワークショップにもオススメです。

減災アクションゲーム

「減災アクションカードゲーム(Disaster Mitigation Action Card Game)」は、東北大学リーディング大学院の有志生徒たちが開発した防災教育ゲームです。

減災アクションゲームは、災害に関するお題が出され、その災害時に取るべき行動についての絵札を取って説明する、まるでカルタのようなゲーム。身を守るとっさの判断を競いつつも、他の参加メンバーの災害に対する考えも共有することができ、防災教育としても活用できます。

ダイレクトロード

ダイレクトロードは、神戸市消防局の職員が開発した無料で使えるカードゲーム型の防災訓練教材です。ダイレクトロードには「ジグゾーメゾッド」と呼ばれる、参加者各々に与えられた断片的な知識を合わせて、問題を解決していく学習方法が取り入れられています。そのため、災害時における必要な行動や考え方を、メンバー同士で協力して身に付けてゲームを進めていきます。

ダイレクトロードには、「浜辺の町」「内陸の町」の2種類があり、それぞれの場所における災害を想定したゲームの作りとなっています。社内の防災教育で使用する際には、会社がある地域に近い方のゲームで防災を学んでみてはいかがでしょうか。

災害図上訓練「DIG

災害図上訓練「DIGDisasterImaginationGame)」は、地図上に参加者自身が書き込みをしていき、住んでいる地域や職場に潜む災害の危険性を“可視化”していく防災訓練です。

地域の地図やカラーペン、シール、付箋などを用意し、グループ毎に分かれて防災に関する地域の関連施設や設備の場所、 災害時における地域の弱点、地域で必要な防災対策などを話し合います。その後、グループ毎に話し合った内容を他のグループと共有し、情報交換や災害対策についてまとめていきます。

自分が住んでいる地域や会社付近の地域の防災状況を可視化することで、「実際に災害が起きたときにどうしたらいいか」を具体的に考えることができますので、企業の防災教育としても活用できます。

避難所HUG

避難所HUGHinanzyoUneiGame)は、避難所運営を考えるための1つのアプローチとして、静岡県が開発したゲームです。避難所HUGでは、年齢や性別の異なる避難者それぞれが抱える事情がカードに記載されています。これらのカードを元に、避難所の設備をどれだけ適切に配置できるか、避難所で起こる問題に対してどう対応していくかを模擬体験していきます。災害時に役立つ知識に加えて、避難所を設立する際に必要な視点や考え方も学べるのは、避難所HUGならではの特徴です。

防災運動会

社内の防災教育として、運動会に防災の要素を取り入れた「防災運動会」を活用することもできます。防災運動会では、運動会の種目に防災の知識を組み込み、、楽しみながらも防災について学ぶことが可能となっています。もちろん、運動会としても十分に楽しめますので、運動会で社内のチームワークを高めつつも、防災の教育までできる防災運動会はオススメですよ。

防災教育を実施している企業や団体は?

防災教育を実施している企業や団体は?

いくつかの企業や団体の中には、防災教育の講演やワークショップを実施している組織もあります。ここでは、社外を対象に防災教育を実施している企業や団体についてご紹介します。「防災教育は、専門家を呼んで実施したい」と考えている担当者の方は、参考にしてみてください。

一般社団法人防災教育普及委員会

一般社団法人防災教育普及委員会は、防災教育の国内外への普及や防災プログラムの開発・検証、防災教育指導者の育成などを手掛けている団体です。現在までに、全国の多数の学校やNPO、地域団体等の防災教育を支援してきた実績を持ち、企業の研修や防災教育も実施しています。

一般社団法人日本防災教育訓練センター

一般社団法人日本防災教育訓練センターは、防災講演や防災意識向上セミナー、防災教育講師派遣などを実施している団体です。代表理事のサニーカミヤ氏は、救助隊員として国内外で様々な功績をおさめており、その経験を活かした防災教育を実施しています。日本防災教育訓練センターが過去に防災教育を実施した、日本国内の大企業は200社、自治体は約100市町村以上であり、現在も防災教育の普及に取り組んでいる団体です。

市民防災ラボ

市民防災ラボは、家庭の自助や地域の共助をはじめとした、市民防災分野においての活動に取り組んでいる団体です。2006年の設立以降、毎年防災に関する多くのワークショップや講演を行っています。

防災教育に役に立つ!防災情報サイト

防災教育に役に立つ!防災情報サイト 

通勤時間や休憩時間など、ちょっとした時間に防災に関する情報サイトを見るだけでも、防災教育に役立てることができます。次は、防災教育や防災情報を掲載しているサイトをご紹介します。これらのサイトを防災担当者さんが直接確認するのでもいいですし、社内に広めていくことでも防災教育の一環としてオススメですよ。

防災情報のページ内閣府

内閣府が運営する「防災情報のページ」では、地震や雪害などの災害対策や過去の防災情報まで、防災に関する情報が一覧でまとめられています。最新の災害情報もいち早くチェックすることができるので、災害時にも役立ちます。また、企業・団体向けの防災情報のページも設置されていますので、防災教育としても活用できますよ。

防災情報提供センター国土交通省

防災情報提供センターは、国土交通省が運営する防災情報サイトです。防災情報提供センターでは、日本各地の河川情報や気象情報、道路状況、地域の降雨状況などを確認することができます。また、各地の雨量情報や警報情報なども、リアルタイムで確認できます。

防災教育ポータル国土交通省

防災教育ポータルは、学校の先生をはじめとした防災教育者向けのコンテンツとして、防災教育に取り組む際に役立つ情報がまとめられています。運営は国土交通省であり、サイト内には国土交通省が提供する最新の取組内容や、学校の授業でも使用できる教材例、防災教育の事例などが記載されています。

気象庁国土交通省

気象庁のサイトでも、「気象」「地震・津波」「火山」「海洋」「天気予報や観測情報」など、災害に関する情報をそれぞれリアルタイムで確認できます。

東京都防災ホームページ

東京都防災ホームページでは、東京都に関する防災情報を確認できます。サイト内には、東京都における防災の取り組みや、基礎的な防災知識まで、都民以外の人でも役立つ情報が多く載っています。

東京臨海広域防災公園

東京臨海広域防災公園は、国の災害応急対策の拠点として整備された防災公園です。こちらのサイト内では、施設内で行われる防災イベントの情報を確認することができますので、防災のイベントに参加してみたいと考えている人はぜひチェックしてみてください。

TEAM防災ジャパン

TEAM防災ジャパンは、日本各地の防災情報が集約されたポータルサイトです。各地で行われている防災イベントの紹介や、防災に関するニュース・情報の提供、防災教育コンテンツの提供などを見ることができます。また、TEAM防災ジャパンのサイトでは、ユーザーが見つけた防災に関する有益なデータや、ユニークな情報などを提供することができ、よりユーザーに近いコンテンツで防災を学ぶことができます。

砂防図書館

砂防図書館とは、東京都千代田区にある砂防・土砂災害に関する専門図書館です。実際に図書館に足を運ぶことで砂防の勉強をすることができますが、サイト内にも砂防に関する情報がまとめられていますので、図書館まで行くのが難しいという人は、ぜひ砂防図書館のサイトをチェックしてみてください。

ハザードラボ

ハザードラボは、株式会社プロデュース・オン・デマンドが運営する防災情報サイトです。サイトには、防災に役立つニュースや最新の防災情報などが載っており、防災教育としても活用できます。また、日本各地の地震、津波、火山、感染症、気象、台風、PM2.5、放射線量それぞれの情報を確認できます。

まとめ

企業の防災教育で活用できる

今回は、企業の防災教育で活用できるゲームやワークショップ、情報サイトについてご紹介しました。

防災教育と一言にいっても様々な形態で実施できますので、防災教育に参加される社員の属性や年齢層に合わせて行うことができます。中でも、カードゲームやワークショップは手軽に実施することができ、社内の防災意識を高めるためにもオススメですよ。

社内の防災教育で何をしようかお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人

リッキー
SEOライターとしてWeb業界に入り、今年で業界4年目のライター兼「ikusa.jp」編集長。
リアルアクティビティ事業とデジタルマーケティング事業を展開する株式会社IKUSAにて、イベント運営、事例記事・ノウハウ系記事の執筆に尽力。
研修・社内イベント・周年イベントなどの現場に触れながら、日々実感しているチームビルディングやコミュニケーションの大切さを記事に書き連ねている。

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