updated: 2024
ユニークな社内研修のアイデア15選|主体性・意欲が高まる
社員の育成に欠かせない社内研修は、企業にとって悩みどころの1つ。会社としては社員一人ひとりに様々なスキルや考え方を身に付けてもらって生産性を上げたい一方、興味を引く内容でなければ参加者は意欲が湧かず、学びの定着につながりにくいものです。
昨今では、その課題を解決すべく、社員全員が意欲的に取り組める体験型のユニークな社内研修を導入している企業も数多く見受けられます。
本記事では、ユニークな社内研修を行うメリットと、実際に企業が実施しているユニークな社内研修のアイデアを運動型、集団型、ワーク型に分けて15選ご紹介します。
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ユニークな社内研修とは
ユニークな社内研修とは、参加者が意欲的に参加でき、楽しんでいる感覚で学ぶことができる研修です。
一般的に社内研修といえば、業務上必要な知識を学ぶ「座学研修」、実務を実際に行うことでスキルを高める「OJT(On the Job Training)研修」、「ロールプレイ研修」、協調性を高める「グループワーク」などがあります。これらは、業務効率やスキルを磨く上では欠かせませんが、参加者側からは「同じような内容で退屈」、「モチベーションが上がらない」、「知識を教えられるだけでは身につかない」といった声も上がりやすく、社員が受動的な姿勢のままではせっかくの研修も効果が出ません。
そのため、参加者がより意欲的に参加できる内容で、かつ実務に生かせるスキルや考え方を習得することができるよう、社内研修にもユニークな企画やアイデアが必要なのです。仕事とはいえ、遊び心がある内容で体験しながら学ぶことで、研修の効果がより発揮できるようになります。
ユニークな社内研修を実施するメリット
ユニークな社内研修を実施するメリットは以下3点が考えられます。
モチベーションの向上
遊びやゲームの要素を取り入れることで、社員に能動的な学びの場を提供することができます。特に、通常業務から離れたテーマであれば研修自体が貴重な体験となり、多くの学びや刺激を得ることができるでしょう。
実践的なスキルが身につく
実際に体や頭脳を動かして体験する内容であれば、新たな知識や考え方をその場で実践することができ、通常業務に即座に生かせるスキルとなります。会社が社員に求める知識や考え方が習得でき、職場の生産性向上に役立つでしょう。
チームビルディングに役立つ
グループで分かれて行う研修なら、社員同士が互いのことをよく知り、繋がりを深めるきっかけになります。部署や世代を隔てた交流が活性化することは、通常業務を円滑に進めることだけでなく、新しいビジネスやイノベーションのアイデアが生まれる環境づくりにも効果的でしょう。
【運動型】ユニークな社内研修のアイデア5選
ここからは、実際に実施されている社内研修のアイデアを紹介します。
チャンバラ合戦研修
株式会社IKUSAが提供する「チャンバラ合戦」は、社内研修としても実施事例の多いアクティビティ。スポンジ製の刀を武器に、腕につけた命(ボール)を狙って戦う極めてシンプルなアクティビティです。
参加者はチームに分かれ、勝つために軍議(作戦会議)や役割分担を行って合戦に挑みます。戦いは数回にわたって行うので、反省点や改善点を話し合い、合戦を通してPDCAサイクルを回すことができるでしょう。参加者一人ひとりが自覚をもって役割を果たすことが重要なので、自然とコミュニケーションが活性化され、チームビルディングにも効果的です。
思いっきり体を動かすことも、思いっきりチャンバラをすることも、社会人としては貴重な体験なので、参加者のモチベーションが上がります。内定者研修や新人研修にぴったりのアクティビティです。
自衛隊研修
全国の自衛隊駐屯地・基地で多くの企業が利用しているのが自衛隊での研修です。二泊三日の研修期間中、朝6時から消灯まで自衛隊員さながらの訓練やトレーニング、座学も行うことで、規律を守る姿勢や強い精神力、忍耐力、社会人としてのマナーなどが身に付きます。
参考:隊内生活体験
無人島研修
無人島研修とは、4人1チームで3日間限られた物資を用いて無人島生活を生き抜くと言った内容で、日清食品ホールディングスで行われる研修です。自給自足の生活を強いられるので、食についての大切さを再認識し、生き抜く「自活力」を養う内容になっています。年齢も部署も違うメンバーで、多様な価値観を尊重しつつコミュニケーションを取る必要もあり、参加者同士の結束力も高まるでしょう。
参考:海外グループ企業の外国籍管理職も初参戦! 骨太の管理職を育成する新任管理職向け「無人島研修」を実施 | 日清食品グループ
ボルダリング研修
ボルダリング研修とは、人工の壁面や石を掴み、壁をよじ登るボルダリングを行う研修です。安全のためにルールを守ることの大切さや、仲間と励まし合うコミュニケーション能力、達成感を味わうことができ、全身運動になるため気分転換としても最適です。
参考:研修・キャリアアップ|採用情報|株式会社ホロンシステム
ガム取り清掃研修
ガム取り清掃研修は、銀座で路上に捨てられたガムを清掃する新人向け研修です。
ガムをはじめとするお菓子の大手メーカー・ロッテでは、ガムの捨て方の啓蒙も兼ねて新人研修として清掃活動を行っており、活動の際は「ガムのポイ捨てダメ」と書かれたスタッフジャンパーを着用しています。製造業としての覚悟やSDGsへの理解、社会貢献の姿勢などを身に付ける研修になっています。
参考:ロッテ ~ 新入社員研修の一環として銀座でガム取りを実施 ~ 2019年度『ガム取り清掃活動』 2019年4月13日(土) 東京・銀座4丁目交差点付近にて実施|株式会社ロッテのプレスリリース
【集団型】ユニークな社内研修のアイデア5選
謎解き脱出ゲーム研修
株式会社IKUSAが提供する、社内研修にも人気の謎解き体験型アクティビティです。
参加者はチームに分かれ、それぞれ協力しあって謎解きに挑みます。チーム対抗戦であるため、勝つには全員で力を合わせることが必須。会社や通常の業務に絡めた謎を出すこともでき、社員同士のコミュニケーションの活性化や連帯感を高めるための研修に適しています。
リアル探偵チームビルディング
リアル探偵チームビルディングは、株式会社IKUSAが提供する、協力や教え合いを促進し、それを通して学びを得るジグソー法を基にした、アクティブラーニング型チームビルディング研修です。
ジグソー法とは、アメリカの社会心理学者が提唱した、人種間の壁を取り除くために開発された手法。参加者は①大グループとその中の②小グループに所属し、②にはそれぞれ別の情報が与えられます。参加者は②で個別に話し合った内容を①に適切に情報を提供し、お互いに教え合いながら、学習を進めいていくことで学習効果が高まります。それぞれが得た情報をグループ内で共有し、謎解きを進めていくので、高いチームビルディング効果があります。
農業研修
農作物を育てて収穫する過程で、植え付けから収穫までの計画を立て、世話をする研修です。天候や災害など予想外のトラブルなどにも対応することで、計画力や臨機応変な対応力、忍耐強さを身に付け、チームビルディングができる研修です。
参考:えと菜園 » ブログ記事 » 企業様向けサービス-お客様の声(株式会社イーウェル様)
演劇研修
演劇の台本を用いて、社員全員が役を演じてみる演劇研修。ただ台本を読むだけでなく、声の抑揚や表情、身振り手振りで感情を表すため、感情を表に出す自己表現力を磨くことができ、さらに役柄や背景などを把握する過程では他者への理解力や想像力も見につきます。
参考:鎌ケ谷巧業(株)様「ドラマティック社会人基礎力研修」 | 劇団と学ぶ「ドラマティック社会人基礎力研修」
幼稚園研修
株式会社栃木ダイハツ販売会社や、青森ダイハツモータースで実施されている「幼稚園研修」。地域の幼稚園で5日間、子どもたちと遊んだり給食を食べたり、園生活のサポートをしたりして、子どもとの関わり方を実践的に学びます。
顧客にはファミリー層多いため、子どもの目線を学び、子どもが楽しく過ごせるショールームをつくることが来店者の満足、顧客獲得につながる、との考えで行われており、新入社員は全員参加の研修です。この研修によりファミリー層に喜ばれるサービスのアイデアが生まれるなど、良い効果が発揮されています。
【ワーク型】ユニークな社内研修のアイデア5選
合意形成研修コンセンサスゲーム
合意形成研修コンセンサスゲームは、物語を通して複数人で合意形成をする過程と要点を実践しながら学べる研修です。参加者同士で議論を行い、自分と他人の考え方や価値観の違いを知ることができます。また、結論を導くための論理的な思考、情報の整理力を向上させることも可能です。
ベーシックなプログラムである「ジャングルサバイバル」と、防災も同時に学ぶことのできる「帰宅困難サバイバル」のふたつのプログラムがあります。オンラインツールを利用しての開催もできるので、遠方の社員同士が参加できるメリットもあります。
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SDGsを学べる体験型ゲーム
ワールドリーダーズ
ワールドリーダーズは、企業経営を擬似体験できるビジネスゲームです。1チーム1つの企業となり、企業の利益をどれだけ上げられるかを競い合います。
ゲーム中には、「物価上昇」や「デフレ」といったイベントが発生し、闇雲に利益を追求するだけでは勝利できません。社会情勢や環境などを考えながら、バランス良く成長を維持することが大切であるため、SDGsの観点での企業の役割だけでなく、戦略の立て方や情報共有、駆け引き、チームビルディングなどについても学ぶことができます。
SDGs カードゲーム「2030SDGs 」
カードゲーム「2030SDGs(ニーゼロサンゼロ エスディージーズ)」は、SDGs17の目標を達成するための“道のり”を体験できるカードゲームです。
このゲームは、SDGsの目的やゴールについて学ぶゲームではなく、「SDGsの本質」について体感的に学べる内容になっており、これからの社会人にとっては必要な教養の1つです。例えば、何かインフラを整備すれば経済としてはプラスですが、自然環境の視点ではマイナスの作用があり、ゲームは現実世界を模した世界観の中で進行します。「それぞれの異なる価値観を達成するためにプロジェクトを進行するが、世界の経済・社会・環境にも配慮しなればならない」という状況設定が、現実世界に極めて近い状態であることです。
研修としてSDGsを「自分事化」することで、SDGsへの理解を深めることができる一方、自分の意見を整理し、表現する力、多様な価値観を尊重することや、協力することの大切さを学ぶことができます。
ある惑星からのSOS
「ある惑星からのSOS」はオンラインで楽しめる、SDGsと謎解きを掛け合わせたイベントです。 参加者は「ある惑星」の課題を解決するというミッションを与えられます。 謎を解いて情報を整理することで、課題の解決方法を導き出すことができ、ゲームを進めるなかで、知らず知らずのうちに今世界で起きている問題や、SDGsの必要性を学ぶことができます。
謎解きには協力が不可欠、チームビルディング効果のあるゲームです。
SDGs マッピング
IKUSAが提供するSDGsマッピングは、自社の取り組みとSDGsを結びつけるワークショップです。自社の取り組みを分類し、SDGsの目標を構造化して示した「ウェディングケーキモデル」にあてはめて自社とSDGsのつながりを見つけます。
前述したSDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」もしくや謎解き「ある惑星からのSOS」とセットで実施すると。ゲームでの体験をより深い学びに落とし込むことができるのでおすすめです。
まとめ
楽しく主体的に参加できる研修は、社員にとってはモチベーションが上がりやすく、企業にとっても社員育成に効果的で、どちらにとっても有意義であるといえます。企業理念や、会社が求める人物像の育成に適したものがあれば、取り入れてみましょう。社員の主体性がアップし、社員同士の繋がりも深まれば、職場の生産性も向上するでしょう。
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