updated: 2024
フォロワーシップとは?企業におすすめのゲームをピックアップ
近年、企業に必要な要素として注目されている「フォロワーシップ」。耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、フォロワーシップとは何なのかをしっかり理解している方は少ないかもしれません。
この記事では、フォロワーシップの概要や企業で必要とされる理由、フォロワーシップで期待できる点などをご紹介します。
「フォロワーシップについて今一度ちゃんと理解したい」という企業担当者の方は、ぜひ最後までお読みください。
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フォロワーシップとは?
フォロワーシップには、現在さまざまな定義があるのが現状です。そのため、一口にフォロワーシップといっても考え方の幅が広く、「何をフォロワーシップとするか」は一概には言えません。
ここでは「リーダー的存在を支える者」を定義として解説していきます。
リーダーとチームの存在が鍵
フォロワーシップは、リーダーとチームの存在が鍵となります。リーダーを支える存在(フォロワー)と、リーダーの関係性によってパフォーマンスは大きく左右するのです。極端に言えば、「リーダーだけが奮闘する」「リーダーが行動せず、フォロワーだけが積極的に動く」といったような関係性では、高いパフォーマンスは期待できないでしょう。
リーダーとチームが存在すること、それぞれが適切な関係性であることが、フォロワーシップに繋がるといえます。
フォロワータイプは大きく5つ
あまり知られていませんが、フォロワーシップにおけるフォロワータイプには、大きく以下の5種類が存在します。
- 孤立型
- 消極型
- 順応型
- 模範型
- 実務型
孤立型は、リーダーに関心を示すことがないだけでなく、貢献意識が低いのが特徴。物事に消極的な姿勢が見られます。
消極型は、孤立型よりもさらに消極的な傾向にあります。リーダーや周囲のチームメンバーの存在に依存しやすいのが特徴です。
比較的貢献意識が高いのが、順応型です。積極的な姿勢が見られる一方で、リーダーに対して反感を覚えたり、批判したりすることがありません。そのため、ややリーダーやチームに依存しがちな場面が見られます。
比較的貢献意識が高く、自発的に行動できる存在といえるのが模範型です。主体的に動ける人材であるだけでなく、自らがリーダーシップをとって、率先しながら動けるのが特徴。いわゆる「ナレッジワーカー」的な存在といえます。
最後に挙げられるのが実務型です。比較的多いタイプであり、「自分の業務以外には関心を示さない」「業務範囲外ではフォロワーシップに消極的」である傾向にあります。
この5つのフォロワータイプと、実際のチームメンバーの傾向を見てみると、それぞれがどのタイプに該当するかわかってくるもの。フォロワーシップを発揮するためには、「フォロワー」がどこに属するのかを把握する必要があります。上記を参考にしながら、チームについて考えてみましょう。
参考:フォロワーシップとは?具体例や5つのタイプ、高め方までわかりやすく紹介 | あそぶ社員研修
フォロワーシップで期待できること
フォロワーシップではどのようなことが期待できるのでしょうか。ここからは、フォロワーシップを発揮することで期待できるポイントについてご紹介します。
自主的に行動できるようになる
フォロワーシップで期待できることとして非常に大きな部分であるのが、チームメンバーが自主的に行動できるようになることです。
チームメンバーの傾向を見てみると「消極的」「傍観者に近い」など、受け身な姿勢が見られるメンバーもいるのではないでしょうか。しかしビジネスにおいて、自主的な行動や能動的な行動は重要です。
フォロワーシップにより自主的な行動ができるようになれば、仕事のパフォーマンスも高まることは間違いありません。
リーダーに意見を伝えられるようになる
チームのリーダーが必ずしもすべて正しいとは限りません。リーダーに対して「もっとこうしたほうがいいのではないか」といった意見を言える存在は、仕事のクオリティやチームワークを向上させるものです。
リーダーからの指示待ち人間になるのではなく、リーダーに対して積極的に発言できるようになるメンバーが増えるのは、フォロワーシップにしかない魅力といえるでしょう。
チーム全体でのパフォーマンス向上に繋がる
フォロワーシップを発揮できるようになると、チーム全体でのパフォーマンスを底上げすることに繋がります。
実際、チームのフォロワーシップが発揮されていると、コミュニケーションが円滑になったり、一人ひとりの業務配分のバランスがよくなったりと、さまざまな部分が改善されていくもの。
チーム全体でパフォーマンスが高まるということは、「仕事のクオリティが上がる」「生産性が上がる」という部分に達することができるようになります。チームのパフォーマンスに不安があるのであれば、フォロワーシップは必要だといえるでしょう。
フォロワーシップが必要な3つのケース
フォロワーシップは、必ずしもすべてのチームに必要とは言い切れません。ここからは、フォロワーシップが必要なケースについて触れていきます。
「指示待ち人間」が多い場合
チーム内に指示待ち人間が多い場合は、フォロワーシップが必要です。
「今日は何をすればいいですか?」「この後どうしますか」「これはどう対処しますか」など、受け身な姿勢をよく見ることはありませんか。指示がなくても自主的に動けるよう、普段からフォロワーシップを意識しておく必要があるでしょう。
リーダーとチームのコミュニケーションが浅い場合
リーダーとチームのコミュニケーションが少ない・浅いといった問題を抱えている場合も、フォロワーシップが必要です。
仕事のパフォーマンスは、コミュニケーションに左右されるといっても過言ではありません。「日ごろからコミュニケーションが少ない」と課題を感じている場合は、フォロワーシップが重要です。
チームがリーダーに頼りすぎている場合
チームがリーダーに頼りすぎている状況である場合は、フォロワーシップが必要不可欠。「リーダーの負担が大きい」「リーダーがいないと仕事がまわらない」などは、チームがリーダーに頼りすぎている状態です。
チーム一人ひとりが、自分で判断し行動に移せるようにするためにも、フォロワーシップに課題があるといえるでしょう。
フォロワーシップにおすすめのゲーム
フォロワーシップは、ゲームを通じて学んだり、疑似体験したりできます。具体的にどのようなゲームがあるのか、さっそく見ていきましょう。
【オンライン】リモ謎
IKUSAが提供するリモ謎は、ビデオチャットツールを用いて行う謎解き脱出ゲームです。
コミュニケーションを重視したゲームであるだけでなく、それぞれが自主的に考えて動けるように設計されています。「受け身な姿勢が目立つ」「消極的なメンバーが多い」という場合にもおすすめです。
詳細を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
【オンライン】ジャングルサバイバル
ジャングルサバイバルは、コンセンサス(合意形成)ゲームの一つです。
ジャングルをクルージング中に船が大破し、遭難したというストーリーです。生き残るためにはどうしたらいいのかを参加者全員で考え、手持ちのアイテムの優先順位をつけていきます。
リーダーはもちろんのこと、リーダー意外も積極的に発言できるゲームなので、「コミュニケーション不足」を課題としている企業にも適しています。
【オンライン・リアルともに可】謎パ
謎パはリアルでもオンラインでもできる謎解きとパズルを組み合わせた「全員協力必須」の謎解きゲームです。参加者全員でチームを組んで、謎のかけらを集めて謎を解いてミッションのクリアを目指します。
参加者同士で一丸となってパズルを解くので、達成感を味わうことができます。参加者全員で交流できて、社員の士気向上に繋がるゲームです。リモートワークで希薄化したコミュニケーションの改善を図りたい企業様におすすめです。
- チーム人数:全員で1つのチーム
- 全体人数:10〜600人
- 求められるスキル:コミュニケーションスキル(要点を伝える・ほかの人の話を聞くなど)、ひらめき力など
チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、戦国をテーマとしたユニークなゲームです。
スポンジ素材の刀で敵チームを倒していくというシンプルなルール。しかし戦略を立てたり、臨機応変に対応したりするなど、意外にも思考力やその場の判断力が必要となります。
企業のチームビルディングとしても注目を集めているアクティビティなので、「体を動かすゲームを選びたい」という方におすすめです。
サバ研
サバ研は、近年人気を集めているサバイバルゲームをベースとしたゲームです。
ただ単に敵チームを倒すだけではなく、先の見えない中で意思決定をする「OODA LOOP(ウーダループ)」により、個人の行動力や判断力を刺激します。
フォロワーシップを高めるのはもちろんのこと、リーダーシップのあり方についても学べるので、リーダー・フォロワーのいずれにとっても有益な体験となるでしょう。
マーダーミステリー研修
「マーダーミステリー研修」は体験型の推理ゲームです。参加者は事件の登場人物になりきり、物語の中で役割を演じながら、目的の達成や真実を見つけ出すことを目指します。参加者は臨機応変に自分の意見や立場を相手に明確に伝えたり、時には駆け引きする力も試されます。
社会人の基礎的な力をはじめ、主体的な行動力、論理的な思考力、交渉力を身に付けられる内容になっています。
イエナイヨ
イエナイヨは、カードゲームをベースとしたユニークなフォロワーシップゲームです。
「考えていることを口にする勇気がない」「配慮した発言ができない」「自己主張ができない」など、チーム内にありがちな問題を解消に役立ちます。
イエナイヨでは、自己主張を重視しつつ、相手も尊重するための意識を持てるようになるのが魅力。「お客様に謝罪するとき」「先輩からの誘いを断るとき」など、シチュエーション別に学べます。
パラダイス
パラダイスは、主体性を獲得したい方におすすめのゲームです。
本来は人材育成のためのゲームですが、「指示待ち人間を脱却したい」「自ら考えて行動したい」という方が取り組むことにより、必要な知識を身につけられます。
ボードゲーム感覚で楽しみながら学べるので、「アクティビティの導入が初めて」「ゲームを取り入れたことがない」という企業にもおすすめできます。
まとめ
近年、企業にとって必要な要素として注目されているフォロワーシップ。しかし、実際にフォロワーシップを十分に発揮できている企業は少数であるのが現状です。
フォロワーシップは、リーダーの普段を軽減したり、チームの自主性を高めたりとさまざまな魅力があります。そのため、すべての企業に必要なポイントであるといっても過言ではありません。
「チームのパフォーマンスに不安がある」「チームワークが発揮できていない気がする」など、チームとして課題や不安を感じている場合には、フォロワーシップへの理解を深めてみてはいかがでしょうか。
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