posted:2021 10.04
updated: 2022 11.15
内定者懇談会はどんな内容がおすすめ?盛り上がる企画17選

内定者懇親会は多くの場合、内定者同士がコミュニケーションを取り、親睦を深めるために実施されます。オンライン内定者懇親会であれば、会社から遠いところに住んでいる内定者も長距離移動をせずにリモートで参加できます。
今回は、内定者懇親会を実施するメリット、オンライン内定者懇親会を成功させるコツ、おすすめのグループワークについて紹介します。
内定者懇親会を実施するメリット
内定者懇親会を実施することで得られるメリットで、とくに重要なものはアイスブレイクやチームビルディングになることが挙げられます。どちらも以下で詳しく説明します。
アイスブレイクになる
アイスブレイクは、緊張をほぐすための取り組みです。内定者は、入社するまでの間に期待だけでなく不安感も持っていることがあり、内定者懇親会が初顔合わせになる際には初対面の緊張感がある場合もあります。そのため、アイスブレイクをして緊張をほぐさないと、コミュニケーションを取ることに対して躊躇してしまい、親睦を深めにくくなる可能性があります。
内定者懇親会を実施する際には、グループワークや自己紹介、ゲームなどをアイスブレイクとして行うことが有効です。オンラインでも実施しやすいため、企画を立てる段階で検討してみてください。
チームビルディングになる
チームビルディングは、目標達成に向けて最短で進める組織づくりをするための取り組みです。チームビルディングによりコミュニケーションを取ることで、社員同士が必要な情報を正しく伝え合い、また同じ目標に向かうことで回り道をせずに目標達成を実現できる可能性があります。
また、内定者同士の関係性がよくなれば、悩みを持った際に同期の社員に相談できたり、互いに切磋琢磨をできたりするようになります。そのため、チームビルディングを行うことで、早期離職を防げたり、内定者のモチベーションの向上につながったりすることも期待できます。内定者懇親会を実施する際には、チームビルディングを行うことを検討しましょう。
内定者懇談会の内容
内定者懇談会は内定者同士や、内定者と既存社員が親睦を深めるための会ですが、内容はさまざまです。グループワークや飲み会など種類は複数あり、1日ですべて完結するケースから日にちをまたいで開催するケースまであります。
以下では、内定者懇談会の基本的な内容について紹介します。
内定者懇談会の種類
内定者懇談会の種類として挙げられるのは、グループワークや飲み会、交流会です。
・グループワーク
グループワークは、主に内定者同士で実施します。社内でのコミュニケーションが活発になるよう、相互理解が深まるテーマがおすすめです。企業の新規事業提案を考えたり、既存事業の課題を考えたりする内容であれば、企業理解も深まります。
・飲み会
飲み会や食事会を開催することで、内定者同士や既存社員との関係を深められます。終業後の時間帯であれば既存社員も参加しやすいため、懇談会として選ばれやすい内容です。
・交流会
交流会では、簡単なゲームやテーマを決めて座談会をするなど、さまざまな内容を実施できます。内定者だけでなく既存社員を参加させることで、入社後もコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
飲み会のような夜に実施する懇談会の場合、育児をしているメンバーは参加しにくい環境です。就業時間内に行われる交流会であれば、どの環境の社員も参加しやすく、全員で懇談会を楽しめます。
内定者懇談会の流れ
内定者懇談会の基本的な流れは、以下のとおりです。
- 自己紹介
- グループワーク
- 既存社員との座談会
- 食事会/交流会
- 社内見学
上記の流れを1日ですべて実施するケースや、日を分けて実施するケースがあります。なおオンラインでの内定者懇談会の場合、社内見学は割愛されることが多いようです。
内定者懇親会を成功させる5つのコツ
内定者懇親会を成功させるためには、以下の5つのポイントがあります。
- 内定者が楽しめること
- 会社の期待を伝えること
- スケジュールを明確に決めること
- 不明点が生じないようにすること
- 入社準備につなげること
以下では、内定者懇親会を成功させる5つのコツを紹介します。
内定者が楽しめる懇親会にする
内定者の緊張をほぐし、親睦を深めやすくするためには、楽しめる企画を立てることが重要です。グループワークにも遊びの要素を取り入れ、内定者が楽しめるように工夫しましょう。
内定者が楽しめる親睦会にするために、イベント会社のサービスを利用する方法もあります。イベント会社が提供するコンテンツには、アイスブレイクやチームビルディングになるものもあります。オンラインで懇親会を実施する際にも利用できるものもあるので、検討してみてください。
入社までに行っておくべきことを伝える
内定者懇親会は、内定者と直接コミュニケーションを取る貴重な機会になります。その時間を利用し、入社までに取得しておくべき資格、学んでおくべきことなどを伝えることで、内定者は入社準備としてスキルアップができます。
内定者のなかには、主体的に入社準備を進められる人もいれば、そうでない人もいます。入社後の活躍を見据えて、入社時点までにどうなっていてほしいかを会社からのメッセージとして伝えておきましょう。
タイムスケジュールを明確に決めておく
懇親会を実施する際に、前半に時間を指定して自己紹介やゲームなどを実施し、後半を自由時間にすることがありますが、それが原因で内定者同士のコミュニケーション不足になる場合があります。
内定者に対し、自主的に行動することを期待するよりも、必然的にコミュニケーションを取れるように懇親会を企画することが重要になることもあります。懇親会を実施する際には、タイムスケジュールを最後まで細かく決めておきましょう。
資料作成と情報共有を行う
とくにオンラインで懇親会を実施する際には、インターネット接続の不具合やアプリケーションの動作が止まることなどで、会社側からの説明が正しく伝わらない場合があります。内定者がはじめてアプリケーションを利用する場合もあるため、懇親会で使用方法や注意点などをまとめた資料を作成し、事前に渡しておきましょう。
内定者に入社日に提出する書類を渡す
内定者が入社する前に会社と直接コミュニケーションを取れる機会が、懇親会のみという場合もあります。入社当日に提出する必要がある書類を懇親会で渡しておきましょう。オンラインで懇親会を実施する場合には、事前に自宅に郵送しておき、当日に説明する時間を取ることで、提出率を上げられる可能性があります。入社してから日が経ってしまうと、提出漏れの原因になります。可能な限り、入社当日に提出してもらいましょう。
オンライン内定者懇親会でおすすめの企画11選
以下では、オンラインで実施する内定者懇親会におすすめのグループワークを11種類紹介します。オンライン飲み会で活用できるゲームにもなるので、ぜひ検討してみてくださいね。
【関連記事】
オンライン飲み会がつまらない理由は?盛り上がるゲームで面白くしよう!
リモ謎
リモ謎は、ブラウザアプリケーションを使い、謎解きをしながら脱出を目指すグループワークです。謎解き専門のクリエイターが作成した本格的な謎を解く必要があるため、謎解きが得意な人であっても、協力しないと解けない場合もあります。また、グループで協力するためにリーダーシップを発揮する人や、物事を俯瞰で見てアドバイスをする人などが自主的にコミュニケーションを取る必要があります。そのため、リモ謎を実施することでチームビルディングになります。
リモ謎の資料ダウンロードはこちらオンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」
「ある惑星からのSOS」はオンラインで楽しめる、SDGsと謎解きを掛け合わせたイベントです。 参加者の皆さんは「ある惑星」の課題を解決するというミッションを与えられます。 謎を解いて情報を情報を整理することで、惑星の課題を解決する方法を導き出すことができます。 チームでゲームを進めるなかで、知らず知らずのうちに、今世界で起きている問題や、SDGsの必要性を学ぶことができます。
ある惑星からのSOS 公式サイトはこちらある惑星からのSOSの資料ダウンロードはこちら
また、「ワールドリーダーズ」や「ある惑星からのSOS」と一緒にフレームワーク「SDGsマッピング」を実施することで、より学びを深めることができます。
SDGsマッピングは、自社の取り組みとSDGsを結びつけるワークショップです。 SDGsの目標を構造化して示した「ウェディングケーキモデル」に自社の取り組みを分類し、自社とSDGsのつながりを見つけます。 IKUSAのSDGsマッピングは、SDGsボードゲーム「ワールドリーダーズ」もしくはオンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」とセットで実施します。ゲームとワークショップをセットで行うことで、ゲームでの体験をより深い学びに落とし込むことができます。また、ワークに入る前に、SDGsの基礎的な内容について解説を行うため、SDGsの知識があまりない方でも気軽に取り組めます。 SDGsマッピングを行い自社とSDGsのつながりを感じることで、SDGsを身近なものとしてとらえ、自分ごと化することができます。
SDGsマッピング|SDGsの社内浸透を推進するワークショップ | IKUSA.JP
コンセンサスゲーム「ジャングルサバイバル」
コンセンサスゲームは、特定の状況で必要なものの優先順位について考えるグループワークです。まずは自分だけで考え、次にグループでコミュニケーションを取りながら検討します。ジャングルサバイバルでは、ジャングルで遭難してしまったというシチュエーションの中で生き延びるための必要なものを選んでいくゲームです。
コンセンサスゲームは、合意形成の重要性を学ぶ機会になり、業務上のコミュニケーションにつながる可能性があります。コンセンサスゲームでは、多くの場合に個人よりもグループで意見を出し合ったほうが正解に近づくことが可能です。そのため、会議などで積極的に意見をだし、他者の発言を受け入れ、答えを出せる組織づくりにつながる可能性があります。
合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINEの資料ダウンロードはこちらクイズゲーム
クイズゲームは、クイズに回答するグループワークです。会社に関係する問題を作成しておく「社内クイズ」、時事問題や一般常識などの問題に回答する「常識クイズゲーム」などがあります。事前に問題を作成しておいても、グループワークで自作してほかのグループに回答してもらう形式にしてもよいです。
内定者懇親会では、内定者が企業についての理解を深めることが重要です。そのため、社内クイズは内定者懇親会に適しています。また、クイズを作成することでコミュニケーションを取り、目標に向かう体験ができるため、チームビルディングになります。クイズゲームを実施する場合には、目的に応じて適切なものを選択しましょう。
リモ探
リモ探は、オンラインで探偵ゲームを楽しめるグループワークです。ジグソー法をベースに開発されたコンテンツで、情報共有の大切さを学べます。ジグソー法とは、グループのメンバーに別々の情報を与え、グループ内で共有することで全員に行きわたる学習法です。内定者懇親会で実施することで、チームビルディングになります。
ポテンシャル採用や新卒採用では、社会人経験が浅い内定者が多い場合があります。そのため、仕事を通じて課題を抱えることがベテラン社員よりも多く、働きながら悩みをもつこともあるでしょう。内定者懇親会がチームビルディングになれば、横のつながりで情報を共有し、課題解決につながる一助になります。内定者同士のチームビルディングとして実施することで、入社後にも役立ちます。
リモ探の資料ダウンロードはこちらリモBako
リモBakoは、謎解きとオンラインコミュニケーションを組み合わせた新感覚謎解き脱出ゲームです。オンラインで行うため、リモートで懇親会を行う際にも実施できます。専用のブラウザアプリケーションで謎解きを行うだけでなく、仮想空間でアバターを動かしてコミュニケーションを取れるため、オンラインの世界の中に入って謎解き脱出ゲームを行うような感覚を味わえます。オンライン内定者懇親会で実施できるチームビルディングになるコンテンツをお探しの方は、ぜひお気軽に問い合わせください。
リモBakoの資料ダウンロードはこちらビジネス体験ゲーム
ビジネス体験ゲームは、会社経営を疑似体験するグループワークです。業種や業界をお題として決めておき、ベンチャー企業の立ち上げを想定し、3年後、5年後、10年後の目標を達成するためにはどうすればよいのかをグループで話し合います。社会人経験の浅い内定者が、どのようにすればよいのかを考えることは難しい場合もありますが、先輩社員がフィードバックを伝えることで、会社経営に関する理解を深められます。
新卒採用やポテンシャル採用の内定者は、社会人経験が浅く、会社をどのように経営しているのかについての知識が乏しいこともあります。会社経営について理解することで、入社後の内定者自身の行動や意思決定に影響するため、内定者懇親会に適したグループワークの一つです。
絵しりとりゲーム
絵しりとりゲームは、絵を描いてしりとりをつなげるグループワークです。イラスト共有アプリケーションを使用し、リモートでも簡単に絵しりとりを行えます。絵しりとりゲームは楽しみながら行えるため、アイスブレイクにもなりますが、参加する内定者には論理的思考力、想像力、相手を思いやる気持ちなどが求められ、社会人に求められるスキルの向上も期待できます。
共通点探しゲーム
共通点探しゲームは、参加者同士の共通点を探すグループワークです。グループ内でコミュニケーションを取り、出身地、星座、趣味、好きな物事などの共通点を探します。互いの理解が深まり、親近感を持てるため、アイスブレイクになりやすいことが特徴です。内定者懇親会は多くの場合、内定者同士が親睦を深め、企業とのつながりも強くすることを目的として実施するため、相性のよいグループワークの一つです。
マインドマップゲーム
マインドマップゲームは、関連するものを樹形図のように広げていくマインドマップを作成するグループワークです。たとえば、お題が「食べ物」であれば、飲み物、コーヒー、カフェオレのように、関連するものを次々と挙げていきます。想像力や発想力が求められ、楽しみながら実施できます。マインドマップが完成したらグループ内で発表し、ほかの人のマインドマップを見て新たな発見を得られたり、その人の好きなものがわかったりするため、アイスブレイクやチームビルディングにもなります。
自己紹介ゲーム
自己紹介ゲームは簡単なゲーム形式で自己紹介を行うグループワークです。たとえば、24時間以内に起こったもっとも嬉しかったことを発表する「グッド&ニュー自己紹介」、自分を漢字一文字で表現する「漢字で自己紹介」などがあります。自己紹介は序盤に実施しやすく、アイスブレイクになるため、内定者懇親会に適しています。自己紹介ゲーム以外のグループワークと組み合わせ、緊張をほぐしてから取り組めるようにしましょう。
自己紹介ゲームについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
初対面でもゲームなら盛り上がる!懇親会で使える自己紹介系ゲーム10選
オフライン内定者懇親会でおすすめの企画6選
以下では、オフラインで実施する内定者懇親会におすすめのグループワークを6種類紹介します。
チャンバラ合戦–戦IKUSA-
チャンバラ合戦–戦IKUSA-は、スポンジの刀で、腕につけたボールを落とし合う合戦アクティビティです。軍議で作戦を練って戦略的に相手陣内に攻め込むことが求められるため、コミュニケーションを取ることが重要になり、チームビルディングになります。内定者懇親会、内定者研修、社内イベントなどをお考えの方は、ぜひお気軽に問い合わせください。
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」
「ワールドリーダーズ」は、企業経営の擬似体験ができるSDGsビジネスゲームです。
一チームが一企業となり、労働力や資本を使って利益をどれだけ上げられるかを競いあいます。
企業は利益だけでなく、環境や社会など、様々なことを考えて、企業の価値を高める必要があります。
最終的に一番多くの資金を稼いだ企業が、勝利となります。
戦略的思考や駆け引き、チームビルディングなどを学べる、内定研修におすすめの企画です。
SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズの資料ダウンロードはこちら
マシュマロチャレンジ
マシュマロチャレンジは、パスタの乾麺でつくったタワーの上にマシュマロを乗せるグループワークです。使える道具はパスタ、ひも、はさみのみで、より高いタワーをつくることを目指します。グループ内で意見をだし合い、コミュニケーションを取りながら試行錯誤して目標達成を目指すため、チームビルディングになります。また、楽しみながら実施でき、アイスブレイクにもなるため、内定者懇親会に適したグループワークの一つです。
マシュマロチャレンジを実際やってみた動画はこちらです。
ペーパータワー
ペーパータワーは、同じサイズの紙だけでタワーをつくるグループワークです。より高いタワーをつくることを目指して、グループ内でコミュニケーションを取りながら方法について検討します。そのため、チームビルディングになります。タワーははさみで切ったり折ったりしてつくります。タワーは自立できることが条件で、高さをだすほど難しくなります。コミュニケーションスキルだけでなく、発想力や論理的思考力が求められます。
ペーパータワーをやっている様子はこちらの動画からご覧いただけます。
販促体験
販促体験は、あるお店を想定し、売り上げアップのための施策について考えるグループワークです。たとえばスーパーを想定する場合には、販促グッズの作成や、商品の配置、スタッフ教育、イベント実施などの販売促進につながる施策について検討します。どうすれば売り上げアップにつながるのかを考えることによって、営業や販促の業務にもグループワークで得た経験が役立ちます。
防災体験
防災体験は、防災知識を学んだり、実際に防災活動を体験したりするグループワークです。防災は準備だけでなく、災害が起こった直後から復興までも含むため、幅広い知識が必要です。また、地震や大雨などによる災害が起こってからでは対処できることが限られてしまうため、事前準備について知っておくことが大切です。内定者懇親会で防災知識を得ることにより、内定者にも会社にも役立ちます。
まとめ
内定者懇親会におすすめのグループワークを紹介しました。
内定者懇親会は、内定者同士が親睦を深め合い、入社に対する不安解消や入社後の同期社員のつながりを強めたりする効果を期待できます。また、会社と内定者がコミュニケーションを取る貴重な機会にもなります。グループワークを実施し、内定者が楽しめるように企画しましょう。
株式会社IKUSAでは、内定者懇親会で実施することに適したチームビルディングやアイスブレイクになるオリジナルのコンテンツをサービス提供しています。2021年には年間600件を超えるオンラインイベント・オンライン研修を実施させていただきました。企業や自治体、商業施設、学校などのイベント・研修実施に関するサービス資料は以下よりダウンロードしてください。