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鬼に関する祭り24選!故事・伝説に基づく祭りや鬼が災厄を祓う祭りなどを紹介

鬼に関する祭り24選!故事・伝説に基づく祭りや鬼が災厄を祓う祭りなどを紹介

鬼は、頑強な体躯を持ち、人間に危害を加える存在として描かれる空想・伝説上の怪物で、超人的な力と情け容赦ない性格の持ち主として語られます。一方で、祭りといった神事においては、悪いものを祓い、良いものを招く存在として登場することも多い存在です。

そこで本記事では、鬼に関する祭りを、故事や伝説に基づく祭り・鬼が災厄を祓う祭り・地区別に系譜を持つ祭りの3つに分類し、計24選紹介します。


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故事・伝説に基づく鬼に関する祭り5

ここからは、故事・伝説に基づく鬼に関する祭り5選を紹介します。

登別地獄まつり|北海道

登別地獄まつりは、北海道登別で毎年8月の最終土曜日・日曜日に行われる祭りです。登別地獄まつりは、登別温泉の地獄谷から地獄の釜の蓋が開いて、閻魔大王が鬼たちを引き連れて登別温泉に訪れるという伝説をもとにしています。祭り当日には、地元中学の生徒が担ぐ鬼神輿、鬼踊りなどの出し物があるほか、地獄祭り当日にのみ、温泉街の極楽通りを閻魔大王が練り歩くそうです。

参考:登別地獄まつり|観光スポット・イベント|(一社)登別国際観光コンベンション協会

本成寺鬼踊り|新潟県

本成寺鬼踊りは、新潟県三条市法華宗総本山本成寺で実施されている祭りです。室町時代本成寺の僧兵と農民が盗賊を追い払ったという故事にならい、厄祓いの形で節分の豆まき行事として今まで続いています。鬼たちは叫びながら、のこぎり・斧などを持って暴れ、参加者が豆を投げつけて退散させることで、平和と安全を祈るというものです。

参考:本成寺鬼踊り|三条市公式観光サイト

マダラ鬼神祭|茨城県

マダラ鬼神祭は、茨城県桜川市の雨引山薬法事で、毎年4月第2日曜日に開催される祭りです。かつて雨引山薬法事が兵火によって焼失した際、住職の前に現れたマダラ鬼神が大勢の鬼を使い、寺を再建したという故事にちなんで、鬼神に感謝をささげるために行われています。また、マダラ鬼神祭では、鬼が放った矢を拾うと家内安全・無病息災などのご利益があると言われているそうです。

参考:マダラ鬼神祭|まつり・イベント|桜川市観光協会

青鬼まつり|滋賀県

滋賀県の青鬼まつりは、学問の寺・石山寺屈指の学僧である朗澄律師(ろうちょうりっし)の遺徳を偲ぶ祭りです。朗澄律師は、国の重要文化財に指定されている経典や聖教群を石山寺に残すために尽力した1人なのですが、青鬼まつりは、朗澄律師が経典や聖教群を「鬼になって守護する」と誓ったことに由来するといわれています。

祭りにあわせて、石山寺の杉から取った杉の葉で体を覆った背丈5mの青鬼を製作し、祭りまで参拝者を楽しませます。また、祭り当日は等身大の青鬼も登場し、青鬼踊りを披露するそうです。

参考:青鬼まつり|六本山 石山寺

盆綱曳き(ぼんつなひき)|福岡県

盆綱曳きは、福岡県で開催される祭りで、施餓鬼(せがき:生前の悪事の報いで地獄に落ちた亡者を盆の間、地上に引き上げて供養する)行事の一種です。寛永3年に地区の徳随寺の本堂を建立した際に、仏教の故事にならって門徒衆で盆綱曳きを始めたといわれています。

盆綱曳きでは、小学生以下の男児が全身に煤を塗り、腰に藁ミノ、角に見立てた縄を頭に巻いて地獄の釜番である鬼に扮装します。その後、直径30cm、長さ20mの大綱を曳いて、地区内の4キロ弱の距離を練り歩きます。

参考:【8月14日】久富の盆綱曳き行事|筑後市

鬼が災厄を祓う祭り17

ここからは、鬼が災厄を祓う祭り17選を紹介します。

なまはげ柴灯(せど)まつり|秋田県

なまはげ柴灯まつりは、秋田県男鹿市の真山神社で行われる祭りで、900年前以上から行われている神事である「柴灯祭(さいとうさい)」と民俗行事の「なまはげ」を組み合わせたものです。なまはげ柴灯まつりでは、男鹿市内各地で行われる「男鹿のなまはげ」を再現します。また、男鹿のなまはげとは、怠け心を戒め、無病息災・田畑の実りなどをもたらすとされている大晦日の民俗行事です。

参考:まつりの内容|なまはげ柴灯まつりについて|なまはげ柴灯まつり

石巻神社下宮春季大祭(いしまきじんじゃしもみやしゅんきたいさい)|宮城県

地域住民の安寧を守る目的で開催されている石巻神社下宮春季大祭は、石巻神社で毎年4月の第1日曜日に行われる祭りです。石巻神社下宮春季大祭では、赤鬼・黒鬼・子鬼、獅子が登場しますが、そのうち鬼たちは横縞柄の装束に身を包んでいるのが特徴です。

赤鬼と黒鬼は拝殿の前縁で所作を披露した後、境内を走り回り子どもを捕まえて、たんきり飴と小麦粉を混ぜたものを頭に浴びせます。粉を浴びてたんきり飴を食べると厄除けになり、夏病みしないと伝えられているといいます。

参考:石巻神社の鬼祭り|イベント|おいでん!石巻

招福 鬼まつり|栃木県

招福 鬼まつりは、「鬼の棲み処鬼怒川温泉に世界中の鬼が集まり、鬼も人もみんなわちゃわちゃ楽しくふれあい邪気を払う」がコンセプトの、栃木県日光市鬼怒川温泉で開催される鬼祭りイベントです。鬼のグッズや鬼を連想させるものを身につけて参加した人に特別割引が贈呈されます。また、鬼怒川温泉の飲食店が、鬼をモチーフにしたオリジナルメニューを提供するなど、町をあげて開催している鬼の祭りといえるでしょう。

参考:鬼怒川温泉  招福鬼まつり|日光市公式観光WEB

瀧山寺鬼祭り|愛知県

瀧山寺鬼祭りは、旧暦元日から7日まで、天下泰平と五穀豊穣を祈願する修正会(しゅじょうえ)の最終日に行われる愛知県岡崎市の祭りです。瀧山寺鬼祭りでは、仏前法要、鬼塚供養、火祭りなどを実施します。

火祭りは、燃えさかる松明を持った男たちと、祖父・祖母・孫の面をかぶった3人の鬼が、半鐘、太鼓、双盤の乱打、法螺の音とともに本堂の回廊を回るというもので、その光景は壮観だそうです。

参考:国指定:無形民俗文化財 瀧山寺鬼祭り|岡崎市

豊橋鬼祭|愛知県

豊橋鬼祭は、愛知県豊橋市の安久美神戸神明社(あくびかんべしんめいしゃ)の例祭です。毎年210日、11日の2日間に渡って行われ、厄祓いや五穀豊穣の願いが込められています。10日の宵祭り(祭りの前夜に行われる祭り)では天岩戸開き(あまのいわとびらき)の神事を執り行い、11日の本祭で「天狗と赤鬼のからかい」と呼ばれる、天狗と赤鬼の掛け合いが行われるといいます。

天岩戸開き:天岩戸とは太陽神・天照大御神が籠もった洞窟のことで、天岩戸開きは、天岩戸を囲む他の神々が協力して戸を開けさせるという神話を指す。

参考:豊橋鬼祭とは|豊橋鬼祭

夏山八幡宮火祭り|愛知県

夏山八幡宮火祭りは、愛知県岡崎市夏山町の柿平・平針地区が1年ごとに執り行っている祭りです。夏山八幡宮火祭りでは、はじめに境内の林から伐採した生木を積み上げて点火した後、太夫と呼ばれる鬼が燃える木を持って、逃げる参拝者を追いかけ回します。参拝者は、燃える木の火の粉にあたると、その年は風邪を引かないと言われています。

参考:夏山八幡宮火祭り|市指定:無形民俗文化財 夏山八幡宮火祭り|岡崎市

やすらい祭|京都府

やすらい祭は、京都府の今宮神社で開催される、春の祭りです。桜や椿で飾られた花傘、赤毛・黒毛の鬼たちがお囃子に合わせて踊り歩き、御幣を奉じて神前へと向かいます。やすらい祭は、疫病を鎮め、平安を願う祭りで、花傘の下に入ると1年健康に過ごせると言われています。

御幣:ごへい。雷の光を模して作られた神道の祭祀で捧げられる神具で、紙垂(しで)を、竹や木に挟んだもの。

参考:やすらい祭|歴史|HOME|紫野 今宮神社

神事躍り(しんじおどり)|三重県

三重県伊賀市の神事躍りは、10月第2日曜日に行われ、雨乞祈願や災疫を祓うとされるカンコ踊りを奉納する祭りです。神事踊り当日は、勝手神社に向けて行列して歩くお渡りの後、神社に到着して境内に入りながら神事踊りがはじまります。

また神事踊りは、「式入(しゅくいれ)」「御宮踊(おみやおどり)」など5つの踊りで構成され、祭りに登場する赤鬼・青鬼は、式入では神殿側で踊り、御宮踊以降で青鬼は境内入口で踊るといいます。

参考:勝手神社の神事踊|伊賀ポータル

上野天神祭|三重県

神幸(みゆき)の露払い、悪疫退散、五穀豊穣を祈念しているという上野天神祭は、三重県伊賀市の上野天神宮で行われる祭りです。時期は明確ではないとされるものの、江戸中期ごろから鬼行列が供奉するようになったといいます。また、天保11年には、ほぼ現在の鬼行列の様子となり、各町から悪鬼、役行者、稚児、子どもの山伏、ひょろつき鬼が列をなしていたそうです。

参考:IV 鬼行列の成立③現行の鬼行列|III 風流と練物①風流(ふりゅう)|上野天神祭の歴史|上野天神祭

陀々堂の鬼はしり|奈良県

500年の伝統を誇る陀々堂の鬼はしりは、奈良県五條市大津町の念仏寺陀々堂で毎年1月14日に行われる火の祭典です。燃えさかる松明を振りかざした父鬼・母鬼・子鬼が堂内を巡り、住民の災厄を祓うといいます。厳しい寒さの中、例年多くの参拝者が訪れ、平成7年には五條市初の国の重要無形民俗文化財の指定を受けました。

参考:陀々堂の鬼はしり|奈良県五條市

椎出鬼の舞|和歌山県

和歌山県九度山町で行われる椎出鬼の舞は、350年以上続いている椎出厳島神社による祭りです。天災地変や災いを追い払い豊作や村人の安全を祈って執り行われ、若衆組の中で最年長である十人衆が、鬼1人、太鼓1人、笛2人、地謡7人、太鼓持ち1人の役持ちで務めます。また、鬼が持つ棒に触れると子どもが元気に育つという言い伝えもあるため、親子連れでの参加も楽しめる祭りといえるのではないでしょうか。

参考:椎出鬼の舞|観光資産|和歌山県優良県産品 プレミア和歌山

井原鬼まつり(秋祭)|岡山県

井原鬼まつりは、岡山県井原町で開催される祭りです。当日は、約100人の恐ろしい形相の鬼たちが御神幸の先払(神輿を先導し、道を清める役割)を務めます。1年間の家内安全を願って鬼のタスキや、槍先に挿した御幣を争奪すると無病息災のご利益があるそうです。また、各地区を巡る子ども神輿の先頭には、杖の先や腰に御幣を挿した鬼たちが観衆を怖がらせながら先導し、街を賑わせるといいます。

参考:【2025年】井原鬼まつり|岡山観光WEB

呉の秋祭り(例大祭)|広島県

呉の秋祭りは、10月第2日曜日に広島県亀山神社で開催される祭りです。亀山神社が呉に鎮座されたことへの感謝する祭りで、鬼の面を被ったヤブという存在が登場します。ヤブは神に奉納する新米を載せた俵神輿とともに宮入りし、神に奉納する米を守るために俵神輿について警護を行います。

ヤブは、神様の警護と神様の道案内を担い、神輿の通り道を塞ぐものや神輿を2階から見下ろすものがいれば、持っている竹の棒で威嚇するそうです。

参考:秋祭り|亀山神社

修正鬼会(しゅじょうおにえ)|大分県

修正鬼会は、大分県の国東半島にある6つの郷の谷々に位置する寺院群を開いた僧が無病息災、五穀豊穣を祈願して始めたといわれる伝統行事です。午後3時ごろから夕方まで僧侶による勤行が続き、夜になると集落総出でオオダイ(大松明)を点火し、修正鬼会がはじまります。荒鬼が松明を持って堂内を舞ったあと、参拝者に無病息災の火の粉を振りかけます。

参考:1990年2月号広報おおいた|修正鬼会(しゅじょうおにえ) -重要無形民俗文化財-|おおいたデジタル・アーカイブ|大分県

参考:寺院の歴史が人々をつなぐ|国東半島が誇る文化遺産「六郷満山」について|豊後高田市

こっぱげ面(こっぱげめん)|福岡県

こっぱげ面は、農作物の病害虫被害や梅雨時期の水害を消滅させるために始まった祭りで、福岡県の天照御祖神社(あまてらすみおやじんじゃ)、素盞嗚神社(すさのおじんじゃ)、祇園神社で行われています。祭りでは、こっぱげ面(鬼の面を付けた若者たち)が青竹を振りかざしながら村内を暴れまわり、こっぱげ面に尻を叩かれると1年間無病息災で過ごすことができると伝えられています。

参考:祇園祭(こっぱげ面)|八女市

奇習鬼追い|鹿児島県

奇習鬼追いは、鹿児島県曽於市の祭りです。無病息災や五穀豊穣をもたらす招福除災の善鬼が登場し、男鬼、女鬼、子鬼の3匹に加えて、鬼の全身を包む御幣を支えるための鬼使いが付き添います。祭りでは、鬼が御幣をなびかせて、鬼の手と樫の棒を持って暴れまわるのが見どころです。鬼に打たれた人は1年無病息災、鬼かぜに吹かれれば心身健全になると伝えられています。

参考:奇習鬼追い|曽於市伝統の祭り|そおナビ

大宝郷の砂打ち(だいほうごうのずなうち)|長崎県

大宝郷の砂打ちは、浜の真砂を集落に打ちまく長崎県玉之浦町大宝郷の祭りです。御神幸行列の最後尾にサンドーラ(藁の麻蓋)をかぶった砂鬼がおり、誰彼構わず砂を打ち付けことで、無病息災・豊作大漁を祈願し、悪霊・悪疫を祓うとされています。また、砂打ちを行う砂鬼は若者が扮しており、サンドーラと呼ばれています。

参考:大宝郷の砂打ち(国選択無形民俗文化財) |イベント|五島の島たび

鬼が登場し地区別に系譜を持つ祭り2

以下では、鬼が登場し、かつ地区別に系譜を持つ祭り2選を紹介します。

鬼太鼓(おんでこ)|新潟県

鬼太鼓は、新潟県佐渡市の祭りで、「豆まき流」「一足流」「前浜流」などの流派があります。流派は地区によってさまざまで、踊りは細かく意味合いが異なるため、鬼の手の返し方、足の出し方に注意しているといいます。また、鬼の面には角がなく、面や髪の色にも集落で受け継がれた歴史が息づくそうです。

参考:鬼が招く佐渡の春|佐渡を紹介 さどじまん|さど観光ナビ

花祭|愛知県

花祭とは、愛知県東栄町内11地区で行われる祭りのことで、毎年11月〜3月にかけて開催されています。悪霊を祓い除け、神人和合、五穀豊穣、無病息災を祈る目的で鎌倉時代から伝承されてきた神事です。

また花祭には、「振草系」「大入系」「大河内系」の3つの系統があるといい、小林地区は、唯一大河内系の花祭を行っています。大河内系は、他2つの系統よりも速い拍子、素朴な所作、独特の郷愁を覚える笛の音色が特徴的です。

参考:小林地区|各地の花祭|花祭(国指定重要無形民俗文化財) |東栄町

参考:花祭とは|花祭り公式サイト

まとめ

ここまで、鬼に関する祭りを、故事や伝説に基づく祭り・鬼が災厄を祓う祭り・地区別に系譜を持つ祭りの3つに分類し、計24選紹介しました。鬼は、その強面な見た目から、一見すると悪者のように捉えられがちですが、祭りにおいては、悪いものを祓い、子どもの成長を守ったり福を招いたりする存在として、役割をもっていることがわかりました。

ぜひ、本記事を鬼に関する祭りのリサーチや企画にご活用ください。


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この記事を書いた人

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