updated: 2025
New!地域交流イベントの企画例30選
目次
地域交流イベントとは、地域住民や企業、自治体などが参加し、世代や国籍を超えて交流するイベントのことです。祭りやワークショップなど多様な形式で行われ、地域の交流を深め、課題解決やまちづくりへの関心を高める役割が期待されるでしょう。
本記事では、地域交流イベントの企画例を子育て世代向け、文化系などに分類し、計30選紹介します。
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【子育て世代向け】地域交流イベントの企画例7選

ここからは、子育て世代向けの地域交流イベントの企画例を7選紹介します。
飯田橋サマーフェスタINサクラテラス
子育て世代も楽しめる「飯田橋サマーフェスタINサクラテラス」では、手持ち花火体験や縁日、盆踊り、キッチンカーの出店に加え、抽選会やキッズスペースも設けられました。親子で安心して参加できる多彩なプログラムが交流を促し、地域住民のつながりや地元への愛着を深める場になったと考えられます。
大妻みちあそび2025
大妻女子大学地域連携推進センターが主催する「大妻みちあそび2025」では、普段は遊べない道路を遊び場に変え、親子が安心して集える場を提供しました。大縄跳びやこま遊び、シャボン玉など昔ながらの遊びを通じて世代を超えた交流が生まれることが期待され、地域住民のつながりや親しみを育む機会になったのではないでしょうか。
参考:大妻みちあそび2025
くきストリートフェスティバル2024
千葉県久喜市で開催された「くきストリートフェスティバル2024」では、地元工業高校による道路を走るエコトレインや、地元バスケチーム選手とのシュート対決などが行われました。さらにキッズ工務店として高所作業車・ミニユンボ体験も用意され、子どもが楽しめる企画を通じて地域交流や地域への親近感が育まれる機会になったと考えられます。
多世代交流イベント「みんなのひろば」
神奈川県南足柄市「多世代交流イベント『みんなのひろば』」は、子育て世代が社会とのつながりを作る目的に開催した地域交流イベントです。
離乳食や幼児食のワークショップ、ランチ会に加え、工作やゲームを楽しめるフリースペースも設けられました。幅広い世代に開かれたイベントのため多世代の地域交流を促し、子育て家庭への理解や地域への親しみを育むきっかけになったと考えられます。
子育てに関する意見交換会
広島県福山市で開催された「子育てに関する意見交換会」は、ネウボラをはじめとするフィンランドの子育てシステムや日本版ネウボラの取り組み、さらに地域全体で子どもを育てる活動事例について20人の委員が意見交換を行いました。
多様な視点を共有する場が設けられたことで、地域住民が子育てに関する課題や取り組みを理解し、交流と協力を深める要因になったと考えられます。
参考:子育てに関する意見交換会
KAOFES
東京都多摩市で開催された「KAOFES」では、子どもが職業体験を通じて特別通貨を獲得し、会場内でサービスを受けられる仕組みが導入され、参加費を支払うと通貨やお仕事予約カードと交換でき、無料でも飲食ブースなどを楽しめます。
子どもにとっては楽しく挑戦できる場、保護者にとっては教育的な価値を実感できる場として作用することが期待されるため親子の参加意欲を高め、地域の人々が交流する機会を生み出すことに寄与したと考えられます。
こども英語村
「こども英語村」は、日本各地の公園で子どもと地域在住の外国人が集い遊ぶ国際交流&英会話イベントです。英語の先生から学ぶのではなく、地域に暮らす外国出身の人々との自然なやりとりを通じて、子どもたちが異文化に触れたり、英語を体験したりする場を提供しました。
地元に住む外国人住民と交流することで地域の多様性を実感する機会となり、同じ地域で暮らす人としての認識が生まれることが期待され、子育て世代にとっても国際的な視野を広げる機会となったのではないでしょうか。
参考:こども英語村
【文化系】地域交流イベントの企画例7選

以下では、文化系の地域交流イベントの企画例7選を紹介します。
みなまき一箱古本市
「みなまき一箱古本市」は、南万騎が原で開催された地域交流イベントで、一箱に入る量の古本を持ち寄り、本好きな人々が集う場となりました。第4回開催時には有志で手作りした本棚が使用され、温かみのある雰囲気を演出するなど、回によっての雰囲気が異なることで継続参加の楽しみも味わえます。
出店者と来場者が本を介して会話を交わすことで交流が生まれ、地域に住む人々のつながりや共有する文化的な親しみを育む環境が生まれたのではないでしょうか。
塩塚のカヤ、一緒に刈りませんか? 2024
「塩塚のカヤ、一緒に刈りませんか?2024」は、徳島県三好市の塩塚高原キャンプで行われた地域交流イベントです。地域特有の大地に根ざした農業文化に関する講話や草原の生き物探しに加え、カマを使ってのカヤ狩り体験が実施されました。
参加者が自然や地域の文化に触れることで、地域の魅力を発見したり文化への理解を深めたり、住民と来訪者が交流しやすい雰囲気を生み出すことが期待されるため、交流を育むきっかけになったと考えられます。
アートコミュニティ交流会
「神奈川県川崎市で開催されたアートコミュニティ交流会」は、アート活動に携わる人や関心のある人が自由に参加できる地域交流イベントです。団体や個人が顔の見えるつながりを作り、情報共有や相互支援を行うことで、市内のアート活動の活性化を目指しました。
共通の関心を持つ人々が交流することで新しいコラボレーションが生まれやすくなり、地域の文化的つながりを広げる要因となったのではないでしょうか。
参考:アートコミュニティ交流会
有楽町アートアーバニズム「YAU」
東京都有楽町で2022年に始まった「有楽町アートアーバニズム『YAU』」は、街なかでアート制作過程を公開する取り組みです。クリエイティブな人々の多様な出会いを誘発し、地域に新たな交流のきっかけを生み出したと考えられます。
都心のビジネス街にアーティストと市民が集う場をつくることで、持続的なアーティスト活動の支援と文化的ネットワークの形成を促し、地域全体の創造性を育む要因になったといえるのではないでしょうか。
うめとぴあバリアフリー上映会
東京都世田谷区で開催された「うめとぴあバリアフリー上映会」は、音声ガイドや日本語字幕を備え、誰もが楽しめる環境を整えた映画イベントです。バリアフリー対応により世代や立場を超えた参加を促し、映画を通じて共通の体験を分かち合う機会を提供しました。
多くの人が安心して集える場を設けることで地域交流のきっかけを作り、相互理解を育むことにもつながったと考えられます。
追分茶屋の歴史・文化を守る会
富山県富山市で開催された「追分茶屋の歴史・文化を守る会」では、旧北陸街道の歴史や文化を学ぶ講演会や道標の清掃、樹木の剪定や桜の植樹、収穫祭などを実施しました。世代を超えて史跡保全に関わる仕組みをつくることで地域への愛着が高まる要因となったのではないでしょうか。
鷹南野外映画祭 シネマ de SHOW
東京都三鷹市で開催され「鷹南野外映画祭 シネマ de SHOW」では、フリーマーケットやハンドメイドマーケット、ステージプログラム、映画上映が行われました。映画鑑賞に加え、買い物や舞台など多世代に響くような多彩な企画を用意することで集客力を高め、世代を超えた関わりを深めるきっかけとなると期待されました。
【まちづくり】地域交流イベントの企画例7選

以下では、まちづくりを目指す地域交流イベントの企画例を7選紹介します。
せいせきさくらがおかMERRY GO ROUND
東京都多摩市の聖蹟桜ヶ丘で開催された「せいせきさくらがおかMERRY GO ROUND」は、フードやアパレル、器や植物などの出展に加え、移動式メリーゴーランドの乗車体験やDJライブが楽しめるイベントです。グルメや買い物、体験などを通じて多様な世代が交流する場となり、地域に親しみを持ちながら町の魅力を再発見できる機会になったのではないでしょうか。
まちにち計画
「まちにち計画」は旭川市と買物公園エリアプラットフォームが実施するまちづくりイベントで、「素敵な自分でいられる」「行きたい・歩きたくなる」などの未来像の実現を目指しています。フードやアウトドア用品、マッサージ、ハンドメイドなど多彩な出展が並ぶため、世代や趣味が同じ人・異なる人々が一堂に会しやすくなることで、会話のきっかけも生まれやすくなると期待されました。
参考:まちにち計画
ふるのば Meet
「ふるのば Meet」は、企業と自治体が地域課題を共に解決し、地域創生を目指す公民共創コミュニティとして開催されました。対話を重視した場づくりにより、企業と自治体が抱える課題や強みを共有し合い、具体的な連携の可能性を探る機会となりました。
立場の異なる参加者同士が話すことで相互理解を深めるきっかけとなり、地域社会全体での協力体制を育むことにつながると考えられるでしょう。
参考:【公民交流イベント】民間40団体×12自治体が集結|「ふるのば Meet」開催レポート
いいねキタヒロ!まちびらきフェスタ
「いいねキタヒロ!まちびらきフェスタ」は、広島市で北広島のにぎわいづくりと交流拠点の形成を目的に開催されました。フードや雑貨、ワークショップ、ステージパフォーマンスが展開され、幅広い世代の関心を集める内容となったのではないでしょうか。
多様な出展や体験を通じて地域の魅力を再発見してもらうことで、交流を促進するきっかけになったと考えられます。
まちカフェ!
東京都町田市で開催された市民協働フェスティバル「まちカフェ!」では、市内のNPO法人や市民活動団体などが一堂に会し、活動発表や展示、交流を通じて団体同士や市民とのつながりを深め、地域課題や取り組みを共有する場となりました。
多様な主体が顔を合わせることで相互理解が促進される効果が期待でき、協働のきっかけや地域全体の活性化につながる要因になったとも考えられます。
大阪ええまちプロジェクト 地域活動交流会
地域交流活動をする人や活動に興味のある人が参加する「大阪ええまちプロジェクト 地域活動交流会」では、有償ボランティア(配食や生活支援など)や地域の居場所づくりをテーマに意見交換を実施しました。地域での取り組み事例を共有することで、地域の状況を把握できるだけでなく、参加者同士のネットワーク形成にもつながったと期待でき、地域課題への共感や協力関係が生まれるきっかけになると考えられました。
参考:大阪ええまちプロジェクト
よりなん「市民活動エキスポ」
愛知県岡崎市で開催された「よりなん『市民活動エキスポ』」では、市民活動団体や事業者が集まり地域課題や市民活動について意見交換を行いました。地域の取り組みや活動内容を広く知らせる機会となり、新たな連携や協力関係が芽生えることが期待されました。
また、情報共有や交流を通じて活動の持続性を高め、地域の課題解決に向けたつながりを強める要因となったと考えられるでしょう。
【国際交流】地域交流イベントの企画例5選

ここからは、国際交流を促進する地域交流イベントの企画例5選を紹介します。
多文化交流フェスティバル
兵庫県神戸市中央区で開催された「多文化交流フェスティバル」は、各国の踊りや音楽、グルメなど多様な文化を楽しめるイベントです。国籍や世代を超えて体験を共有することで相互理解が進むことが期待され、地域におけるつながりを作るきっかけになったと考えられます。
食の国際交流
ほどがや国際交流ラウンジで開催された「食の国際交流」は、外国人や日本人講師が自国の料理を紹介しながら参加者に作り方を教えるイベントです。料理を体験しながら互いの文化や生活習慣を知ることができる場を提供しました。
食を介することで世代や言語の壁を越えやすいと考えられ、地域の異文化理解や住民同士のつながりを促進する要因になったと考えられます。
異文化理解講座
ほどがや国際交流ラウンジで開催された「異文化理解講座」は、外国人講師が自国の文化や街の様子、関心事などを紹介するイベントです。講師の体験談を直接聞くことで異文化への理解を深めることが期待され、日常生活では得にくい視点に触れる機会となったのではないでしょうか。
対話を通じた交流は、地域に住む外国人への親近感や尊重の意識を育むきっかけにとなり得ると考えられます。
多文化交流会~ジャグリングde国際交流~
東京科学大学のジャグリングサークル「ジャグてっく」と国際都市おおた協会が実施した「多文化交流会~ジャグリングde国際交流~」では、ジャグリングショーや体験を通じて地域に住む外国人と交流しました。言葉の壁を超えてともに取り組むことで、地域に住む人々の距離を縮めるきっかけとなったのではないでしょうか。
参考:国際都市おおた協会「多文化交流会~ジャグリングde国際交流~」
文京区都市交流フェスタ2025
「文京区都市交流フェスタ2025」では、文京区と交流のある国内外の自治体や区内団体が参加し、文化体験や物産展、ステージパフォーマンスなどを展開し、地域や国の特色に触れる場を提供しました。多様な背景を持った人や幅広い世代が参加できる構成にすることで、国際交流を促進すると同時に地域のつながりも育むきっかけになったと考えられます。
【移住者向け】地域交流イベントの企画例2選

以下では、移住者向けの地域交流イベントの企画例を2選紹介します。
移住者さんいらっしゃい
静岡県富士市が開催した移住者交流イベント「移住者さんいらっしゃい」では、富士市の食をテーマにしたクイズや工作を実施しました。地域ならではのテーマを用いて、移住者が土地の魅力や文化を知れる場を提供しました。
気軽に参加できる雰囲気を生み出し、新しい人間関係の構築につながるきっかけになったと考えられます。
参考:移住者交流イベント「移住者さんいらっしゃい」令和7年度第2回レポート
移住者交流会2025
広島県江田島市が主催する移住者交流イベント「移住者交流会2025」では、子どもから大人まで幅広い世代が参加できる自己紹介やクイズ大会を実施しました。互いを知るきっかけの場となり、世代や立場を超えて交流が生まれることが期待されました。
気軽に参加できるプログラム構成により、移住者が地域に馴染みやすくなる雰囲気が醸成され、住民同士のつながりを育む場になったのではないでしょうか。
【移住希望者向け】地域交流イベントの企画例2選

以下では、移住希望者向けの地域交流イベントの企画例を2選紹介します。
信州ワーキングホリデーin駒ヶ根
「信州ワーキングホリデーin駒ヶ根」は、長野県駒ヶ根市が実施する「旅をするように地域の暮らしや仕事を体験するプログラム」です。観光とは異なり、地域の日常に触れながら住民と交流し、農作業や地域活動などに参加できます。
滞在型の体験を通じて、参加者は地域住民とのつながりを深め、移住後の生活を具体的にイメージしてもらえることが期待されました。
ひろかわワーキングステイ
「ひろかわワーキングステイ」は、福岡県広川町で職業体験を通じて移住体験ができるプログラムです。伝統工芸である久留米絣の工房での職業体験をはじめ、地域の人々との交流を通じて土地の魅力を実感してもらう場を提供しています。
参加者には暮らしや文化に触れてもらうことで、住民との関わりを通じて安心感や地域理解が深まることが期待されました。
まとめ
ここまで、地域交流イベントの企画例を、子育て世代向け・文化系・まちづくりなどに分類し、計30選紹介しました。地域交流イベントを成功させるには、参加者が主体的に関われる体験や対話できる場を設け、世代や立場を超えて交流できる環境を整えることがおすすめです。
ぜひ本記事を魅力的な地域交流イベントの企画にご活用ください。
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IKUSA.jp編集部
正木友実子
さおり

