updated: 2025
New!プレイベントとは?企画アイデアや開催までの流れをわかりやすく解説

目次
「イベントの集客を成功させたい」「参加者により満足してもらいたい」と考えている担当者の方も多いでしょう。そのような課題を解決する有効な手法のひとつが「プレイベント」です。
本記事では、プレイベントの概要から、開催するメリット・デメリット、具体的な企画アイデア、そして成功に導くための開催手順や効果を最大化するコツまで、わかりやすく解説します。
プレイベントとは
プレイベントとは、本イベントへの集客や期待感の向上などを目的に、本番より前に開催される小規模なイベントのことです。映画でいえば「予告編」、音楽ライブでいえば「オープニングアクト」をイメージするとわかりやすいかもしれません。
参加者はプレイベントに参加することで、本イベントの雰囲気や内容の一部を事前に体験することが可能です。主催者にとっては、本イベントへの参加を迷っている層の背中を押すきっかけとなり、さらにはすでに申し込みを済ませた参加予定者の期待感を高めることにもつながる、戦略的な取り組みといえます。
前夜祭やキックオフイベントとの違い
プレイベントと似た言葉に「前夜祭」や「キックオフイベント」があります。これらは混同されやすいですが、目的や対象者、開催時期がそれぞれ異なります。違いを理解することで、プレイベントの役割がより明確に把握できるでしょう。
プレイベント | 前夜祭 | キックオフイベント | |
目的 | 本イベントの集客・告知・期待感の向上(マーケティング目的) | 本イベントの成功祈願・祝賀(お祭り・祝賀目的) | プロジェクトの開始宣言・内部の結束(内部統制目的) |
対象者 | 社外の一般参加者・潜在顧客(外部) | 関係者・コアなファン(内部・外部) | 社内・関係者(内部) |
時期 | 数週間~数ヶ月前 | 直前 | プロジェクト開始時 |
プレイベントを開催するメリット
プレイベントの開催は、本イベントに多くのよい影響をもたらします。ここでは、プレイベントを開催することで得られる主なメリットとして、以下の5つを説明します。
- 体験を通じて参加を後押しできる
- 参加者の期待感を高められる
- 参加者同士のコミュニティを形成できる
- SNSでの拡散を促せる
- 本番前のリハーサルになる
体験を通じて参加を後押しできる
プレイベントには、本イベントの申込数を増加させる効果が期待できます。これはプレイベントが「お試し体験」として機能し、本イベントへの参加を悩んでいる人の不安を取り除けるからです。
たとえば、参加費3万円の有料ビジネスセミナーを想定してみましょう。金額の高さから申し込みを躊躇している人にとって、本イベントの登壇者の一人が30分間無料で講義を行うオンラインセミナー(プレイベント)は、本イベントの価値を判断する絶好の機会となります。プレイベントに参加し、「この人の話なら3万円を払う価値がある」と感じられれば、安心して本イベントに申し込めるでしょう。
このように、プレイベントは試食・試飲のような役割を果たし、最終的な参加決定を後押しします。
参加者の期待感を高められる
イベントの魅力の一部を先行公開することで、参加者の「早く本番を体験したい!」という期待感を高められます。
ここでは、大規模な音楽フェス(本イベント)を控えているケースを考えてみましょう。出演アーティストの1組が、プレイベントとしてSNSで生配信を行い、演奏を披露したとします。そこでアーティストが「フェス当日は、この曲を特別な演出とともに演奏します。さらに新曲も初披露するから楽しみにしていてほしい」と告げれば、ファンは本番への想像を膨らませ、期待感が最高潮に高まった状態で当日を迎えられます。
参加者同士のコミュニティを形成できる
本イベントの前に参加者同士が交流する機会を設けることで、「当日は知らない人ばかりで不安」という気持ちを和らげ、安心して参加できるようになります。その結果、申込数の増加にもつながるでしょう。
たとえば、あるゲームのファンイベント(本イベント)を開催する前に、プレイベントとしてオンライン交流会を実施すると、参加者は同じキャラクターが好きな仲間を見つけたり、ゲームの攻略法について語り合ったりできます。こうして事前に知り合いができることで、本イベント当日は「〇〇さん、プレイベントではどうも!」と声をかけられるようになるため、参加ハードルが下がります。
SNSでの拡散を促せる
プレイベントが「口コミの火種」となり、SNSでの参加者の自発的な発信によって情報が広がる効果も期待できます。
たとえば、新商品の発表会(本イベント)の前に、プレイベントとしてインフルエンサーや一部のファンを招いた先行体験会を開催したとします。参加者は「一足先に新商品を体験できた!」という特別感から、その感動や体験を写真や動画付きでSNSに投稿するでしょう。こうした第三者によるリアルな意見は、広告よりも信頼性が高く、本イベントへの注目度を一気に高めることができます。
本番前のリハーサルになる
プレイベントを本番前のテストとして実施することで、運営上の課題を事前に発見できて、改善につなげられます。初めて新商品発表会をオンライン配信で行う場合、機材トラブルや進行の遅れなど、多くの不安要素があります。そこで、プレイベントとして限られた関係者や招待客を対象に小規模な発表会を開催すれば、「映像が一部の端末で乱れる」「声が聞こえにくい」といった具体的な課題が明らかになります。
本番前にこれらの問題点を修正しておくことで、多数の参加者を迎える本番のリスクを大幅に減らすことが可能です。
プレイベントを開催するデメリット
プレイベントには多くのメリットがある一方で、開催前に考慮すべき点もあります。ここでは、プレイベントを開催するデメリットとして、以下の2つを説明します。
- 企画・運営のコストとリソースがかかる
- 本イベントと内容が重複し、ネタバレになることがある
企画・運営のコストとリソースがかかる
本イベントとは別にもう一つのイベントを開催するため、手間と費用が増える点はデメリットです。たとえば、プレイベントとして「無料のオンラインセミナー」を開催する場合、担当者が内容を考え、登壇者と打ち合わせ、告知文を作成するなどの時間的コストが発生します。さらに、ウェビナーツールの利用料や広告費などの金銭的コスト、当日の司会や配信オペレーターを手配する人的コストも必要です。
これらの発生するコストと期待できるメリットを十分に検討したうえで、開催するかどうか判断しましょう。
本イベントと内容が重複し、ネタバレになることがある
プレイベントで情報を出しすぎることで、本イベントに参加する価値が薄れてしまう可能性がある点にも注意が必要です。
「トップ営業マンが教える10の秘訣」という有料セミナーを開催する場合を例に考えてみましょう。最も重要な「3つの秘訣」をプレイベントの無料セミナーで話してしまった場合、参加者は「肝心な部分は聞けたから、もう本番に参加する必要はない」と感じてしまうかもしれません。
プレイベントでは、あくまで本番への興味を引くための「さわり」の部分だけを見せることが重要です。プレイベントが本イベントのネタバレにならないように、内容は慎重に検討してください。
【目的別】プレイベントの企画アイデア8選
ここでは、プレイベントでの実施におすすめの企画を、3つの目的に分けて紹介します。
目的 | 企画アイデア |
新規顧客を獲得する | 専門家を招いたオンラインセミナー 業界インフルエンサーのトークイベント SNSキャンペーン |
参加予定者の期待感を高める | カウントダウンイベント 先行体験会 |
参加者同士のつながりを深める | ワークショップ チャンバラ合戦 チーム対抗クイズ大会 |
目的1:新規顧客を獲得する
新規顧客の獲得を目的とする場合、プレイベントは本イベントへの入り口として機能します。専門性の高い情報提供や、影響力のある人物の発信力などを活用し、これまで接点のなかった潜在層にアプローチできる企画が有効です。
【新規顧客の獲得におすすめの企画】
- 専門家を招いたオンラインセミナー
- 業界インフルエンサーのトークイベント
- SNSキャンペーン
専門家を招いたオンラインセミナー
業界で著名な専門家や有識者をゲストに招いたオンラインセミナーは、専門家の知見を無料で提供できるため、潜在層に強くアプローチできるのが大きな魅力です。本イベントが大規模なマーケティングカンファレンスの場合、プレイベントとしてSNSマーケティングなど特定の分野に絞った90分間の無料セミナーを実施するとよいでしょう。
オンライン形式は地理的な制約を受けにくく、全国から参加者を集めやすい点も強みです。さらに、セミナーで得られた参加者リストは、その後のマーケティング活動で活用できる貴重な資産となります。
業界インフルエンサーのトークイベント
特定の業界で影響力を持つインフルエンサーを招くことで、従来ではリーチできなかった層にまでイベントの情報を届けることが可能です。
たとえば、本イベントが美容関連商品の発表会であれば、プレイベントとして人気の美容系インフルエンサーを招き、開発担当者との対談を生配信するのもひとつの手です。プレイベントにはインフルエンサーのファンが参加するため、初期の盛り上がりを創出しやすく、SNSでの拡散も期待できるため、新規顧客の獲得に適しています。
SNSキャンペーン
拡散力の高さとコストパフォーマンスの良さから、 SNSキャンペーンの実施もおすすめです。SNSキャンペーンには、公式アカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリポストすることを条件に、本イベントのチケットや関連グッズを抽選でプレゼントする「フォロー&リポストキャンペーン」などが挙げられます。
こうした仕組みなら参加者の投稿がそのまま宣伝となり、広告以上の信頼性を持って本イベントの情報が広がります。さらにキャンペーンへの参加ハードルが非常に低いため、短期間で多くの人を巻き込みやすく、本イベントの認知度向上につながります。
目的2:参加予定者の期待感を高める
プレイベントで参加予定者の期待感を高めたい場合、プレイベントを通じて本イベントへのワクワク感を高めることが重要です。情報を小出しにしたり、特別な体験を提供したりして、参加予定者の関心を惹きつけ、本番への期待を最大限に高めましょう。
【参加予定者の期待感の向上におすすめの企画】
- カウントダウンイベント
- 先行体験会
カウントダウンイベント
カウントダウンイベントとは、本イベントに向けて、SNSや特設サイトなどで開催当日までの日数をカウントダウンする企画です。ただ日数を表示するだけでなく、「開催まであと10日」のタイミングでシークレットゲストを発表したり、「あと7日」で参加特典のグッズデザインを公開したりするなど、段階的に情報を解禁します。このように情報を小出しにすることで、参加者は毎日情報を確認したくなり、参加者の期待感を徐々に高めることが可能です。
先行体験会
先行体験会は、本イベントで披露するサービスや商品、コンテンツの一部を、限られた参加者に先行で体験してもらう企画です。たとえば、本イベントとしてITツールの新作発表会を開催する場合、抽選で選ばれた30名限定で、新機能の一部を実際に操作できる体験会を開催するのがおすすめです。
「他の人より先に体験できる」という特別感が参加者の満足度を高め、イベントへの愛着にもつながります。さらに、体験会の様子をSNSに投稿してもらえれば、それが信頼性の高い口コミとなり、本イベントへの期待感を高める効果も期待できます。
目的3:参加者同士のつながりを深める
プレイベントで参加者同士のつながりを深めたい場合、共通の体験を通じて、参加者間で自然な会話が生まれるような、参加型の企画が効果的です。
【参加者同士のつながりを深めるのにおすすめの企画】
- ワークショップ
- クイズ大会
- チャンバラ合戦
ワークショップ
ワークショップは、参加者が主体的に議論したり、手を動かしたりしながら、共通のテーマについて考える企画です。たとえば、地域の活性化をテーマにしたシンポジウムを開催する場合は、「私たちの街の未来を考える」というテーマでワークショップを開催するのもよいでしょう。
ワークショップではグループワークを通じて自然に会話が生まれるため、初対面の参加者同士でも打ち解けやすいのが特徴です。本イベントを一緒に盛り上げる仲間としての意識を育むきっかけにもなります。
クイズ大会
プレイベントにおすすめのクイズ大会は、イベントのテーマや登壇者、関連する業界知識などを題材にしたクイズを出題し、参加者が解答を競い合う企画です。出題内容の自由度が高く、専門的な知識を問うクイズからユーモアを交えたクイズまで幅広く出題できます。
チーム対抗戦にすれば、答えを相談し合う過程で会話が生まれ、参加者同士の距離が縮まりやすくなります。参加者同士でつながりを深めやすく、本イベント当日の盛り上がりにも直結しやすい点がプレイベントにおすすめの理由です。
チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、スポンジ製の刀を持ち、腕に「命」となるボールを装着して戦うチーム対抗のアクティビティです。ルールは30秒で理解できるほど簡単で、誰もが気軽に参加できる一方、戦略を立てる奥深さがあり、子どもから大人まで夢中になれます。
プレイベントとしておすすめの理由は、試合前にチームで作戦を練る「軍議」の時間があることです。どう攻めるかを話し合う中でコミュニケーションが活性化し、初対面でも一体感が生まれます。合戦を通じて生まれた仲間意識は、本イベントへの参加意欲や当日の盛り上がりにつながります。また、体力や運動能力の差が勝敗に大きく影響しないため、年齢や性別、国籍に関係なく誰もが楽しめる点も魅力です。
プレイベントを開催するまでの流れ
プレイベントを成功させるためには、綿密な計画と段階的な準備が不可欠です。ここでは、開催までの流れを5つの段階に分けて解説します。
- 目的とゴールを明確にする
- ターゲットと開催形式を決める
- 本イベントにつながる魅力的なコンテンツを決める
- 効果的な集客・告知戦略を立てる
- アンケート等で効果測定し、本イベントへつなげる
ステップ1:目的とゴールを明確にする
まずは「何のためにプレイベントを開催するのか」という目的と、「どのような状態になれば成功か」というゴールを明確にします。目的とゴールを設定することで、計画段階から判断の基準がぶれず、関係者間で共通認識を持ちながら準備を進めることが可能です。
ゴールを設定する際は、最終的な目標であるKGI(重要目標達成指標)に加えて、そこに至るまでの中間指標であるKPI(重要業績評価指標)も設定することがおすすめです。KPIを設けることで、進捗を客観的に評価して改善策を講じやすくなり、ゴールを達成しやすくなります。
- KGI(例): プレイベント経由で本イベントの申込者数を50名獲得
- KPI(例): プレイベント申込者数200名、参加率70%、参加後アンケート回答率80%
ステップ2:ターゲットと開催形式を決める
次に、プレイベントに「誰に参加してほしいのか」というターゲット像を明確に描きましょう。ターゲットの年齢層、興味関心、ライフスタイルなどを具体的に設定することで、心に響く企画内容や告知方法などが明らかになります。
ターゲットが決まったら、どのような形式でプレイベントを開催するのか検討します。リアル形式やオンライン形式、あるいはその両方を組み合わせたハイブリッド形式など、ターゲットが最も参加しやすい形式を選ぶことが重要です。
開催形式 | メリット | デメリット |
リアル形式 | l 直接交流ができ、信頼関係を築きやすい l 臨場感や一体感を味わえる | l 会場費や交通費が発生する l 遠方からの参加が難しい |
オンライン形式 | l 全国どこからでも参加できる l コストを抑えて実施できる l 録画配信で情報を残せる | l 交流が限定的になりやすい l 通信環境に左右される |
ハイブリッド形式 | l リアルとオンラインの双方に対応できる l 参加の選択肢を広げられる l 大規模イベントでも柔軟に運営できる | l 配信設備や人員の確保が必要となる l リアルとオンラインの体験に差が生じやすい |
ステップ3:本イベントにつながる魅力的なコンテンツを決める
設定した目的とターゲットに基づき、プレイベントの具体的なコンテンツを決めます。プレイベントは単体で完結するのではなく、本イベントへの期待感が高まるようなコンテンツを盛り込むことが大切です。登壇者やテーマの一部を本イベントと連動させたり、プレイベント参加者限定で本イベントの特典を用意したりするなどの工夫が効果的です。
ステップ4:効果的な集客・告知戦略を立てる
どれほど魅力的な内容であっても、プレイベントの存在を知ってもらえなければ、参加にはつながりません。ターゲットに合わせた複数のチャネルを活用して、効果的にプレイベントの情報を届けましょう。
告知チャネル | 特徴 |
イベント告知サイト(Peatixなど) | 関心の高い層にアプローチしやすい |
SNS(X、Facebookなど) | 拡散力に優れ、幅広い層にリーチしやすい |
メールマガジン | 過去の参加者など、既存リストへの告知に効果が高い |
Web広告 | ターゲットを絞り込み、的確に情報を届けられる |
告知文を作成する際には、「イベントに参加するとどのようなメリットが得られるのか」をわかりやすく伝え、思わず参加したくなるような訴求を心がけましょう。
ステップ5:アンケート等で効果測定し、本イベントへつなげる
プレイベントを開催した後には、参加者へのアンケートを実施し、満足度や内容に関するフィードバックを収集しましょう。これにより、運営側が気づきにくい改善点や、参加者が特に評価したポイントなどを把握できます。
集まった意見は丁寧に分析し、本イベントのコンテンツや運営を改善するためのヒントとして活用します。たとえば「進行がわかりやすかった」「交流の時間をもっと増やしてほしい」といった声は、そのまま次の施策に反映できる有益な材料です。
さらに、アンケートは調査だけで終わらせず、フォローアップの機会としても活用しましょう。回答後に本イベントの詳細情報を送付すれば、参加意欲を高めるきっかけになります。
プレイベントの効果を最大化するコツ
ここでは、プレイベントの効果を最大化するためのコツを3つ紹介します。
- 本イベントとのストーリー性を意識する
- 限定感や特別感を演出する
- 参加ハードルを下げる
本イベントとのストーリー性を意識する
プレイベントと本イベントを、別々のイベントではなく、一つの体験として設計することが大切です。ありがちな失敗例として、プレイベントと本イベントで登壇者やテーマが全く異なり、関連性が感じられないケースが挙げられます。これでは、プレイベントの盛り上がりを本イベントに引き継ぐことができません。
プレイベントで提示した課題の「答え」が本イベントで明かされる、というようなストーリー性を意識し、内容を決めましょう。
限定感や特別感を演出する
「プレイベント参加者だけが〇〇できる」という要素を取り入れることで、ターゲットの参加意欲を高められます。
【限定感や特別感を演出できる企画例】
- 登壇者と直接話せるクローズドなQ&Aセッション
- 先行体験会への招待
- 本イベントのチケット割引や特典の付与
参加ハードルを下げる
プレイベントは、本イベントにまだ興味を持っていない潜在層との最初の接点となることもあります。そのため、できるだけ気軽に参加できるような設計を心がけましょう。
【参加ハードルを下げる工夫の例】
- 参加費を 無料、もしくは低価格に設定する
- 30分~1時間程度の短時間で実施する
- 場所を選ばないオンライン形式で開催する
「少しだけ覗いてみよう」という気持ちで参加した人が、イベントの魅力に触れることで、本イベントの熱心なファンに成長することも少なくありません。
プレイベントに関するよくある質問
ここでは、プレイベントに関するよくある質問とその回答を紹介します。
プレイベントはいつ頃開催するのが効果的ですか?
目的によって最適な時期は異なります。
目的 | おすすめの開催時期 |
新規顧客の獲得・認知度向上 | 本イベントの1〜2か月前。早めに開催することで、プレイベントで興味を持った人が本イベントへの参加を検討する時間を十分に確保でき、口コミが広がる期間も長くなります。 |
ターゲットの期待感の向上・盛り上がりの創出 | 本イベントの1〜2週間前。本イベントへの熱量が高い状態で、間を空けずに本番を迎えられる。 |
プレイベントの参加費は、無料にすべきでしょうか?
必ずしも無料にする必要はありませんが、参加ハードルを下げたいのであれば無料が望ましいでしょう。特に、まだイベントに強い関心を持っていない潜在層にアプローチしたい場合に効果的です。
ただし、ある程度関心度の高い参加者だけを集めたい場合には、500円〜1,000円など少額の参加費を設定することも有効です。
プレイベントが盛り上がらなかった場合、どうすればよいですか?
まずは盛り上がらなかった原因を分析してください。プレイベントでの学びを次に活かすことで、本イベントの成功確率を高めることができます。
参加者アンケートや申込数、当日の反応などから、考えられる原因を整理しましょう。
- 告知がターゲットに届いていなかった
- 参加者同士が交流しにくい雰囲気だった
- 企画内容がターゲットのニーズと合っていなかった
その上で、本イベントに向けて対策を実施します。たとえば、告知がターゲットに届いていなかった場合には、「告知方法を見直し、ターゲットが集まる別の媒体でも告知を行う」といった改善策が考えられます。
まとめ
本記事では、プレイベントの概要から開催するメリット・デメリット、おすすめの企画アイデア、開催までの流れ、そして効果を最大化するコツまでを解説しました。
プレイベントは、本イベントの集客力を高め、参加者の満足度を向上させるための有効な手法です。本番前のリハーサルとして活用できる一方、準備・運営のコストがかかるなどのデメリットもあります。
プレイベントを成功させるためにも、目的とゴールを明確にした上で、本イベントへとつながるストーリー性のあるコンテンツを検討しましょう。ぜひ本記事でご紹介した内容を参考に、あなたのイベントの価値を最大化する、魅力的なプレイベントを実現してください。
“普通の企画”では物足りない、そんなイベントに。
IKUSAでは、チャンバラ合戦や謎解き、ワークショップ型アクティビティなど、企画映え・体験価値の高いコンテンツを100種類以上ご用意。コンセプトや会場に合わせて柔軟にカスタマイズ可能です。
「体験要素を入れたい」「参加者の記憶に残る演出がほしい」といったご相談も歓迎です。