updated: 2024
ウォークラリーとは?メリット・実施手順・活用事例を紹介
チームビルディングにつながる効果的なアクティビティとして、ウォークラリーが注目されています。地図を頼りにチェックポイントを回り、ゴールを目指すウォークラリーを実施することで、コミュニケーション促進や参加者の関係構築の効果が期待できます。
本記事では、ウォークラリーの概要、メリット、ポイント・注意点、実施方法、活用事例について解説します。
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ウォークラリーとは
ウォークラリーは、歩いて地図に記載されたチェックポイントを回る野外イベントの総称です。一般的には競技性がなく、「楽しく歩くこと」を重視して実施されます。
安全な山道や河原の周辺などの緑が豊かな場所や、歴史的建造物が集中している地域などで実施することで、参加者のリフレッシュやコミュニケーション促進などにつながるため、社内レクリエーションにもおすすめです。
ウォークラリーの歴史
ウォークラリーの起源は、19世紀後半にスウェーデンで生まれたとオリエンテーリングとされています。
オリエンテーリングは、地図とコンパスを使い、順番通りにチェックポイントを回ってゴールするまでのタイムを競うスポーツです。1893年にはスウェーデンの国内で大会が開かれ、1949年には国際大会が開催されています。
参考:Invest Sweden Japan|地図とコンパスを頼りに森をナビゲートするオリエンテーリング
ウォークラリーとオリエンテーリングの違い
オリエンテーリングは地図とコンパスを頼りに決められた順番でチェックポイントを回り、タイムを競いますが、ウォークラリーには競技性がありません。また、ウォークラリーには定められたルールがないため、イベントを実施する目的や参加者の特徴などに合わせて内容を調整できる点も異なります。
ウォークラリーを実施するメリット
ここからは、ウォークラリーを実施して得られるメリットを紹介します。
協調性や積極性が養われる
ウォークラリーを楽しむには、メンバーがお互いの意見を尊重し、助け合いながら課題に取り組むことが大切です。そのため、ウォークラリーを実施することで、協調性やフォロワーシップなどを養うことができ、チームビルディング効果も期待できます。また、ウォークラリーの参加者は自発的に発言・行動することが求められるため、積極性にもつながります。
コミュニケーションが促進される
ウォークラリーは4~6名程度のチームで取り組むアクティビティで、参加者が楽しくコミュニケーションを取ることができるため、コミュニケーション促進や参加者の関係構築などにつながります。
合意形成について学べる
ウォークラリーに競技性はありませんが、ゴールまでのタイムを競う形で実施することもできます。チームで協力して勝利を目指すには、意見を一致させることが不可欠です。これを「合意形成」といいます。チェックポイントを回る順番についてチームで話し合うことで、合意形成のプロセスや重要性を実践的に学ぶことができます。
ウォークラリーの実施手順
以下では、ウォークラリーの実施手順を紹介します。
ウォークラリー実施前の準備
ウォークラリーを実施する際は、まず目的を明確にし、その目的に沿ったチーム編成や日程、場所などを決定します。また、各チームに配布する地図やミッションシートなどを作成する必要もあります。
社内イベントとしてウォークラリーを実施する場合は、会社に関するミッションを作成することで、参加者の当事者意識を高め、没入して取り組むことを促せます。たとえば、会社に関するクイズやゲームなどが挙げられます。
ウォークラリー当日
当日は、スタート地点でルール説明を行い、地図やミッションシートなどの必要なものを参加者に配布します。実施中は、道に迷ったチームやミッションに行き詰ったチームなどをサポートすることが大切です。
また、ゴール後は結果発表や振り返りの時間を設けましょう。共通体験を振り返ることで学びや気づきの定着を促し、コミュニケーション促進やチームビルディングなどにもつながります。
ウォークラリーを実施する際のポイント・注意点
ここからは、ウォークラリーを実施する際に注意すべき3つのポイントを解説します。
チーム分けを工夫する
ウォークラリーを実施する際は、目的に沿ったチーム分けが重要です。たとえば、他部署のメンバーと同じチームにすることで、部署間のコミュニケーションを促進させることができます。
また、メンバーの個性や能力を考慮することも大切です。リーダーシップを発揮できる人、体力に自信のある人など、バランスの取れたチーム編成にすることで、スムーズに合意形成ができたり、メンバーの特長を知って関係構築につながったりすることが期待できます。
参加者が楽しめる企画を立てる
ウォークラリーを実施する際は、レクリエーションとして楽しめる工夫を取り入れることが大切です。
たとえば、途中でおやつタイムを取り入れれば、交流がより楽しいものになるでしょう。また、チェックポイントで写真撮影をすることをミッションに取り入れることもおすすめです。チェックポイントで写真撮影をおこなうウォークラリーを「フォトラリー」といいます。
その他には、記念品の贈呈や表彰式を行い、チームの頑張りを称えて一体感を醸成させることや、全員が活躍できるように内容を工夫すること、楽しく学べる内容を盛り込むことなども重要です。
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ウォークラリーを実施する企業の活用事例
ウォークラリーを社内イベントの一環として取り入れている企業には、具体的に下記のような目的があります。
- 新入社員の教育プログラムの一環
- チームのパフォーマンス力向上
実際にウォークラリー研修を取り入れている企業として、大見工業株式会社や山梨スズキ販売株式会社などが挙げられます。どちらの企業も、ウォークラリーを通じてメンバー同士が信頼関係を深めていることが分かります。
新入社員の教育プログラムの一環としてウォークラリーを取り入れれば、協調性やコミュニケーション力などの重要なスキルを身につけられます。また、先輩社員が新人チームのサポート役としてウォークラリーに同行することで、普段は聞けないような会社のことを教えてもらったり、社会人としてのマナーを学んだりする良い機会になるでしょう。
参考:山梨スズキ販売株式会社|【健康経営】スマホを使ったウォークラリー団体対抗戦に参加しました。
まとめ
本記事では、ウォークラリーの概要、メリット、ポイント・注意点、実施方法、事例について紹介しました。
ウォークラリーを実施する目的や参加者の特徴などに合わせて企画を立てることで、コミュニケーション促進や関係構築などの効果を高めることが期待できます。
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