updated: 2024
ディスカッションで取り扱われるテーマ30選
複数の人が共通のテーマについて議論を重ね、アイディアや解決方法を模索していく「ディスカッション」。就活の選考で採用されていることが多いため、就活生としては内容を把握して対策しておきたいところです。
本記事では、ディスカッションの概要を説明するとともに、ディスカッションで扱われることが多いテーマをカテゴリ別に紹介します。あわせて、ディスカッションをするうえで注意すべきポイントについても解説しているので、これからディスカッションに挑戦する就活生の方は、是非参考にしてください。
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ディスカッションとは
ディスカッションとは、複数の人で1つのテーマについて話し合い、アイディアや解決方法といった結論を導き出すことです。このディスカッションを通して、企業は就活生の協調性やコミュニケーション能力、論理的思考力などをみています。
ディスカッションへの対策を講じるためには、そもそもディスカッションにはどのような種類があり、どういった流れで行われるのかを把握しておく必要があります。詳しくは、次項で解説します。
ディスカッションの種類
ひと口にディスカッションといっても、おもに以下のような種類があります。
- ディベート型
- 自由討論型
- 選択型
- 課題解決型
1つのテーマに対して賛成派と反対派に分かれて議論して1つの答えを導き出す「ディベート型」や、答えのないテーマを設定して自由に議論する「自由討論型」が特に有名です。それ以外にも、議論を通してテーマに関する複数の選択肢のなかから1つを選んだり、順位を付けたりする「選択型」や、提示された課題を解決するための方策を討論で導き出す「課題解決型」などがあります。
ディスカッションの種類によって、就活生のすべき対策は異なってきます。企業がどの種類のディスカッションを採用しているかは、企業情報や口コミなどをリサーチすることでわかることが多いため、よく確認しておきましょう。
ディスカッションの流れ
ディスカッションの流れは企業によって異なりますが、大まかには以下のように行われるのが一般的です。
- 企業の担当者からディスカッションのテーマや種類、制限時間などの説明を受ける
- 参加者同士で自己紹介をしてから、役割分担を決める
- 議論を開始する
- 議論の内容をまとめ、結論などを発表する
- (あれば)担当者から議論のやり方や結論などについてのFBをもらう
まずは、ディスカッション全体に関する説明があります。テーマや制限時間、注意事項などを聞き漏らさないようにしましょう。次に、ディスカッションをするメンバー同士で簡単に自己紹介し、司会やタイムキーパーなどの役割分担を決めます。
役割が決まったら、司会役が議論の開始を宣言し、メンバーがそれぞれに意見を出し合います。基本的に「メンバー間での結論を出す」ことが重要なので、制限時間内に必ず議論をまとめるようにしましょう。タイムキーパーは、「残り〇分」といった具合に、時間内に議論が終われるように残り時間を伝えると効果的です。
残り時間がわずかになったところで、メンバー間での結論をまとめ、誰が発表するかなどを決めます。結論を簡潔に発表したところで終了となります。
就活のディスカッションで取り扱われるテーマ30選
ここでは、ディスカッションでよく取り扱われるテーマについて、先述した4つの種類別に紹介します。
自分が受ける企業の選考で採用されているディスカッションの種類に合ったテーマを、よく確認しておきましょう。
ディベート型ディスカッションのテーマ
ディベート型ディスカッションでは、対立する立場の人を納得させるだけの論理的思考やプレゼンテーション能力が重要です。具体例として、以下のようなテーマが挙げられます。
- テレビCMとYouTube広告のどちらが有効か
- 制服やスーツは廃止すべきか
- 小学生にスマホを持たせるべきか
- テレビを家に置くべきか
- 子どもを塾に通わせるべきか
- 美容関係の広告は規制すべきか
- 仕事とプライベートのどちらが重要か
- 資本主義と社会主義、どちらの国が幸せか
自由討論型ディスカッションのテーマ
自由討論型ディスカッションでは、答えがないテーマが設定されることが多いため、すべてのメンバーが納得できる結論を導きだすための論理的思考や、相手の意見を尊重しながら取りまとめていく協調性などが試されます。具体例として、以下のようなテーマが挙げられます。
- 10年後の日本はどうなっているか
- 良い会社とはどのようなものか
- あなたにとっての理想の町となどのようなものか
- 1,000万円あったとしたら何に使うか
- 固定電話の新しい価値を創造してください
- 死後の世界とはどのようなところだと思うか
- 「喜び」の感情を目に見えるようにする場合、何色にしますか
選択型ディスカッションのテーマ
選択型ディスカッションでは、自分の主張を他のメンバーに伝える言語化能力や、自分と異なる主張・価値観を受け入れる柔軟性が必要になります。具体例として、以下のようなテーマが挙げられます。
- 生まれ変わるなら「男性」「女性」のどちらになりたいか
- 「早朝」と「深夜」のどちらが効率的に仕事できるか
- 企業で大事なのは「売上」か「商品価値」か
- 人生で重要なのは「お金」か「健康」か
- 朝食べるなら「和食」と「洋食」のどちらが良いか
- 「幸せな家庭」と「一生困らないお金」ならどちらを取るか
- 「都市」と「田舎」のどちらに住みたいか
- 所要時間も金額も同じ場合、「電車」と「バス」どちらを利用するか
課題解決型ディスカッションのテーマ
課題解決型ディスカッションでは、課題解決に至るまでの論理的思考や分析力、発想力を求められるテーマが多く見られます。具体例として、以下のようなテーマが挙げられます。
- 日本の人口減少を食い止めるにはどのようにすれば良いか
- スターバックスの売上を5倍にするためにはどのようにすれば良いか
- 企業の残業時間を減らすためにはどのようにすれば良いか
- 自社の有給取得率を高めるためにはどのようにすれば良いか
- 映画を配信ではなく映画館で見てもらうためにはどのようにすれば良いか
- 宇宙産業を活性化させるにはどのようにすれば良いか
- 社内コミュニケーションを活性化させるためにはどのようにすれば良いか
ディスカッションをするうえで注意すべきポイント
ここでは、ディスカッションを成功させるうえで重要になるポイントについて解説します。おもに、以下のポイントを意識して、ディスカッションに挑むようにしましょう。
- 周囲の意見も聞く
- ハキハキと話す
- 結論から話す
- 不明点があれば事前に確認する
- 身だしなみや姿勢などに気を配る
以降で1つずつ解説します。
周囲の意見も聞く
ディスカッションは自分の意見を言って終わりではありません。メンバーの意見を出し合い、それをもとに1つの結論を導き出すことがゴールです。そのため、自分以外の人の意見にもきちんと耳を傾け、自分の意見との相違点を分析する冷静さも必要になります。
選考としてのディスカッションでは、自分のアピールをしたいという気持ちが出がちですが、他の人の意見を押しのけたり、強く否定したりすることは褒められた態度ではありません。あくまでも、1つの結論を出すことが目的であるのを忘れないようにしましょう。
ハキハキと話す
ディスカッションは複数人での討論なので、声が小さいと自分の意見を周囲に伝えることができません。聞く人に伝わりやすいよう、明るい声と表情でハキハキと話すようにしましょう。そうすることで、ディスカッションが円滑に進むようになるうえ、他のメンバーも話しやすくなります。
普段の声量が小さめな方は、ハキハキと話す訓練をしておくのがおすすめです。
結論から話す
ディスカッションは時間が限られていることから、自分の主張をだらだら話すのではなく、簡潔にまとめる必要があります。そのために、まずは結論から述べるようにしましょう。
「自分が賛成か反対か」「自分は○○したほうが良いと思います」といった結論を述べてから、その理由や根拠につなげます。そうすることで、自分の立ち位置を確実に伝えられるし、相手にも伝わりやすくなります。
不明点があれば事前に確認する
ディスカッションが始まる前に、担当者から具体的な内容についての説明があります。そこですべての不明点が解消されれば問題ありませんが、ときには気になる点が残る場合もあるでしょう。その際は下手に知ったかぶりや思い込みでディスカッションに挑むのではなく、きちんと質問するのが重要です。
制限時間があるディスカッションを適切かつスムーズに進めるためにも、不明点は事前に解消しておきましょう。
身だしなみや姿勢などに気を配る
ディスカッションにおいて、実際の議論ももちろん大切ですが、それ以前の見た目や態度も重要な判断要素といえます。スーツやシャツにシワが寄っていないか、シューズに汚れがついていないか、髪型が整っているかなど、見た目部分にはっきりとわかるマイナス部分がないかを確認しましょう。
また、ディスカッションは椅子にかけた状態で行うため、座っている際の姿勢が猫背になっていないか、足を投げ出してだらしない体勢になっていないかなどのチェックも重要です。
さらに、「爪を噛む」「貧乏ゆすり」「腕組み」といったクセがある方は、周囲の人に不快感を与えてしまう可能性があるため、ディスカッションの場では出さないようにしましょう。
まとめ
ディスカッションは多くの企業の選考で取り入れられているため、就活生としては対策が欠かせない項目です。適切な対策をしておくためには、ディスカッションの概要や種類、扱われるテーマなどについて把握しておく必要があります。特に、種類やテーマは企業によって異なるため、しっかり確認しておきましょう。
本記事で紹介したテーマの例や、成功するためのポイントなどを意識して、ディスカッションに挑んでくださいね。
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