updated: 2024
チームワークとは?ビジネスゲーム5選と高める方法を紹介
チームワークは仕事をする上の重要性が高く、高めることでチームの生産性や、働くことに対するやりがいや人間関係が良くなることにともなって仕事に対する社員満足度が向上することを期待できます。
今回は、チームワークとは何か、関係が深いスキルの種類、仕事におけるメリット、チームワークを高める方法、ビジネスゲームの例を簡単にわかりやすく紹介します。
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チームワークとは
チームワークとは、厚生労働省が公表している「チームワークの推進」によると、「同僚・先輩・後輩など周囲と連携・協力して日常業務を遂行する能力」と定義されています。
参考:チームワークの推進 – 厚生労働省(XLS)
つまり、チームが連携し、協力して業務を行えるチームは「チームワークが良い」といえます。
チームワークには、社風や職場環境などの会社に関する特徴に加え、社員の能力(スキル)も関係します。そのため、チームワークを高めるには、会社の環境を良くしたり、社員教育を行ったりすることが重要です。
チームワーク向上と関係が深いスキルの種類
チームワークに関係するスキルは、経済産業省が2006年に公表した社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)のうち、「チームで働く力」の6つの要素として定義されています。
- 発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力)
- 傾聴力(相手の話を熱心に聞く力)
- 柔軟性(意見や立場の違いを理解する力)
- 情況把握力(自分と周囲の人・物事との関係性を理解する力)
- 規律性(社会のルールや約束を守る力)
- ストレスコントロール力(ストレスの発生源に対応する力)
上記のスキルが高いとチームワークが向上しやすくなります。それらのスキルは、ビジネスゲームを行うことで高めることができます。社員のポテンシャル(潜在能力)が高くないとしても、社員教育を行うことで、成長を促すことができます。
チームワークが高いことは、チーム仲が良いことと必ずしもイコールではありません。
チームワークを高めるためには、社員のスキルを高めることも重要です。
チームワークの仕事におけるメリット
チームワークが低いと、チームの生産性の高さや成果、社員の働きがい、社員満足度などが低下する可能性があります。
以下で詳しく紹介します。
チームの生産性の高さや成果に影響する
チームワークが低いと、業務上において社員同士が連携・協力しにくい状態になる可能性があります。
会社は多くの場合、複数の社員に役割や業務が割り振られ、分業という形で連動・連携して業務を進めていく必要があります。チームワークが低いと、連携がうまくいかなかったり、協力し合うことが少なくなったりするため、生産性や成果が向上しにくくなります。
社員の働きがいや社員満足度に影響する
チームワークが低い状態になっていると、社員の働きがいや社員満足度が低下する可能性があります。
- 雇用の安定性
- 仕事の内容・やりがい
- 人間関係・コミュニケーション
- 職場環境
- 福利厚生
- 賃金・労働条件・人事評価や処遇
参考:現在の職場での満足度 – 厚生労働省(PDF)
上記は、厚生労働省が公開しているPDFに記載された「社員満足度」に関係する項目です。
チームワークが低い状態になると、人間関係・コミュニケーションだけでなく、成果が上がらないことにともなって仕事の内容・やりがい、賃金、労働条件、人事評価や処遇などが低下する場合もあります。
社員満足度が低下すると、転職・退職に至る可能性があります。チームワークを改善することは、会社全体にとっても大きなメリットがあるといえるでしょう。
チームワークを高める方法
- チームの関係性を良くする
- 社員のスキルを伸ばす
チームワークを高めるには、上記の2つが重要なポイントになります。
以下で詳しく紹介します。
コミュニケーションを活性化させる
チームワークを高めるには、コミュニケーションを取る機会が重要で、さらに社員が「ポジティブな気持ちでいられるようにすること」が大切です。
ポジティブな気持ちでいると、同じ状況であっても物事をより好意的に捉えられるようになり、他の社員に対する印象が良くなりやすくなります。チームワークを高めるには、連携や協力が必要なため、他の社員に対してポジティブな印象を持っていることが重要です。
以下では、ポジティブな気持ちでコミュニケーションが取れる手法を紹介します。
ビジネスゲームを実施する
ビジネスゲームは、仕事で必要な知識やスキルが身につく社会人向けのゲームです。謎解き、コンセンサス、SDGs、防災などのさまざまなテーマのビジネスゲームがあります。楽しく行えるビジネスゲームを実施することで、社員のスキルアップにつながり、さらにポジティブな気持ちでコミュニケーションが取れます。
研修・社員旅行などのイベントを実施する
研修や社員旅行は、社員がほどよい緊張感をもって参加する社内イベントで、社員が「学ぶ必要がある」と意識的に取り組みやすいため、コミュニケーションを取るように促すことでスキルアップと社員同士の関係構築につながります。
懇親会・歓迎会・送別会を実施する
懇親会・歓迎会・送別会などの食事をしながらコミュニケーションが取れるイベントを実施することで、社員が仲間意識をもつようになることが期待できます。チームに社員が加わった際に歓迎会、抜ける際に送別会を実施し、定期的に懇親会も実施することでチームに一体感が生まれ、コミュニケーションが活性化します。
ランチミーティングを実施する
ランチミーティングとは、昼食時にミーティングを行うことを指す言葉です。社員同士が昼食を一緒に取りながらコミュニケーションが取れるため、コミュニケーション活性化につながります。ただし、業務時間とすると休憩時間ではなくなる場合があるため、仕事の打ち合わせをするのではなく、ランチ懇親会という形で行う方法もあります。
社員のチームワークと関係のあるスキルを伸ばす
チームワークを高めるには、チーム内の環境・雰囲気づくりに加え、社員のスキルを伸ばすことも重要です。社会人基礎力などのスキル向上につながる社内イベントを実施することで、社員のスキルアップにつながります。
また、スキルアップを図るには、スキルを起点にして考えるだけでなく、手法から検討する方法もあります。ジグソー法(ジグソーメソッド)や、OODA LOOPなどのフレームワークに関連するビジネスゲームを実施することでチームワークを高めることにつながる場合があります。
チームワークを高めるビジネスゲーム5選
ビジネスゲームを実施することで社会人の能力を向上させ、コミュニケーションによりチームワークを高める効果を期待できます。
以下で、5種類のビジネスゲームを詳しく紹介します。
合意形成ゲーム「コンセンサスゲーム」
コンセンサスゲームは、合意形成(意見の一致)を体験し、その大切さと方法を学べるビジネスゲームです。
ある課題に対し、まずは個人で考え、そのあとにチームで考えます。多くの場合、個人が考えた答えよりも、チームで考えた答えのほうで模範解答(専門家の回答)に近づくため、話し合って意見を一致させることの大切さを学べます。
また、チームでディスカッションをする際に、リーダーシップを取る人、全員の意見をまとめる人などが必要になり、参加者が自主的に役割を担うことで、どのようにすれば意見を一致させることができるのかも体験により学ぶことができます。
コンセンサスゲームのやり方
- オープニング
- ルール説明
- 個人で課題に対する答えを考える
- チームで課題に対する答えを考える
- 解説を聞く
- エンディング
- 振り返り
サービス概要
- 実施時間:1時間半~2時間程度
- 実施人数:20~100名程度
- 実施環境:オンライン・オフライン
リモート謎解きゲーム「リモ謎」
リモ謎は、オンラインで本格的な謎解き脱出ゲームを実施できるサービスです。
独自に開発したリモ謎システムとビデオ通話が可能なツールを使用し、チームで協力して謎を解き明かし、ミッションをクリアすることを目指します。
同時に複数の謎を解く必要があるため、クリアするためにはチームで役割を分担したり、適切にフォローをしたりすることが重要です。また、一見してわかる謎だけではなく、全員で考えながら力を合わせる必要があるため、チームワークを高める効果が高いことが特徴です。
リモ謎のやり方
- オープニング
- ルール説明
- リモ謎システムを活用して謎解きを行う
- 謎解きの解説
- エンディング
- 振り返り
サービス概要
- 実施時間:1時間半~2時間程度
- 実施人数:20~100名程度
- 実施環境:オフライン
※オフラインの場合には「謎解き脱出ゲーム」があります。
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」
ワールドリーダーズは、カードやコマを使用し、SDGs経営の重要性を学びながら交渉や駆け引きを行う本格的なビジネスゲームです。
配当フェーズ、交渉・作戦フェーズ、イベント発生フェーズを繰り返し、チームで話し合いながらさまざまな選択をしながらもっとも資金を多く稼ぐことを目指します。SDGs経営がテーマになっているため、事業を選択する際に環境や社会に配慮することが重要ですが、利益を出せない選択をしてもいけません。
ビジネスとSDGsを両立することを目指す過程で、ビジネスパーソンとしての成長や、SDGsに関する学びを得られるビジネスゲームです。
ワールドリーダーズのやり方
- オープニング
- ルール説明
- 配当フェーズ
- 交渉・作戦フェーズ
- イベント発生フェーズ
- 3~5を繰り返す
- 結果発表
- エンディング
- 振り返り
サービス概要
- 実施時間:1時間半~2時間程度
- 実施人数:20~100名程度
- 実施環境:オフライン
合戦アクティビティ「チャンバラ合戦」
チャンバラ合戦は、スポンジの刀と色のついたボールを使用し、本格的で安全な合戦を楽しめるアクティビティです。
戦国時代の世界観を表現した城や障害物がフィールドに配置され、武将の格好をしたMCやスタッフが運営を行います。
チームで軍議を行い、PDCAサイクルを回しながら勝利を目指すため、コミュニケーションや成功体験を通じてチームワークを高めることにつながります。
チャンバラ合戦のやり方
- オープニング
- ルール説明
- 軍議・第1回戦
- 軍議・第2回戦
- 軍議・第3回戦
- 軍議・第4回戦
- エンディング
- 振り返り
サービス概要
- 実施時間:1時間半~2時間程度
- 実施人数:20~500名程度
- 実施環境:オフライン
防災アクティビティ「防災運動会」
防災運動会は、防災をテーマにしたオリジナル種目を体験できるアクティビティです。
防災について考える際には、災害発生時だけでなく、災害発生前~復興までを見据えて対策を講じる必要があります。
防災運動会を実施することで、防災について学ぶことができ、参加者の防災意識を高めることで社員の防災に関する関心・興味を高める効果を期待できます。また、各種目にチームで力を合わせて取り組むため、チームワーク向上にもつながります。
防災運動会のやり方
- 開会宣言・オープニング
- 第1種目
- 第2種目
- 第3種目
- 第4種目
- 閉会式・エンディング
- 振り返り
サービス概要
- 実施時間:1時間半~2時間程度
- 実施人数:20~500名程度
- 実施環境:オフライン
※オンラインの場合には「おうち防災運動会」があります。
まとめ
チームワークを高めることで、社員自身の満足度が高まったり、チームの成果が上がったりすることにつながります。
そのためには、ポジティブな気持ちでコミュニケーションが取れる機会を増やすことと、社員のスキルアップにつなげることが重要です。
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