updated: 2024
チームビルディングゲーム37選!簡単・オンライン・アクティビティ
目次
近年、組織の成果を最大化させる手法として、チームビルディングに注目が集まっています。
チームビルディングの強化を図る方法にはさまざまなものがありますが、無理なく取り組みやすいのが「ゲーム」です。本格的な研修プログラムだと堅苦しくなりがちです。しかし、ゲームであれば楽しみながらチーム力を高められます。
本記事では、チームビルディングの概要、目的、チームビルディングゲーム37選を紹介します。
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チームビルディングとは
チームビルディングとは、個々のメンバーが持っている能力や経験を最大限に発揮して、共通の目標を達成できるチームづくりに関する取り組みです。
ほとんどの会社では、さまざまな機能を持つチームが連携し合って仕事をしています。一人ひとりのパフォーマンスを上げ、組織全体の生産性を高めるには、チームビルディングが不可欠といえるでしょう。
VUCA時代(未来の予測が難しい時代)といわれる現在、会社を取り巻く環境が大きく変化しており、どんなに優秀であっても個人でできることには限界があります。そうしたなか、強い組織をつくるための手法として、チームビルディングに注目が集まっています。
チームビルディングの目的
チームビルディングの目的として、主に次の3つが挙げられます。
1.チーム全体で挑戦するマインドの形成
マインドセットとは、これまでの経験や教育、思い込みによって形成された無意識の思考パターン、固定化された物事の見方のことです。たとえば、コップ半分の水を見たときに「もう半分しかない」と考える人もいれば、「まだ半分もある」と考える人もいます。予測不可能な時代背景のなかで、岐路に立たされている会社は少なくありません。これをピンチと捉えるか、チャンスと捉えるかによって、今後手にする結果は変わってきます。チームが同じ目標に向かって進んでいくために、メンバー全員が「この目標を達成したい」というマインドを形成することは重要です。チームビルディングによりチームの目標やビジョンが共有されれば、メンバーの認識がそろい、チーム全体で挑戦するマインドが芽生えてくるでしょう。
2.コミュニケーションの活性化
メンバー間のコミュニケーションを活性化して、チームとしての一体感を創出することもチームビルディングの目的の1つです。チームで大きな目標を達成するには、メンバーが一丸となって協力し合い、仕事を推し進める必要があります。業務を円滑におこなううえで、お互いに考えを伝え合い、情報共有を徹底することは欠かせない要素です。チームビルディングの取り組みによって、メンバー同士の対話の機会を増やして、コミュニケーションを活発にさせる効果が期待できます。相互理解が深まり、良好な人間関係が構築されることで、目標に向けた取り組みもスムーズになるでしょう。
3.適切な人員配置と役割分担
チームメンバーのスキルや能力を最大限に引き出すには、適切な人材配置と役割分担が大切です。チームビルディングにより、お互いの個性や強みなどが明確になれば、自然とそれぞれの適性にマッチする人材マネジメントや役割分担が可能となります。こうした適材適所の実現は、モチベーション向上につながり、会社全体の利益に大きな影響を与えるでしょう。
チームビルディングにゲームが有効な理由
チームビルディングを強化する目的で、多くの企業ではさまざまな施策を取り入れています。本格的なチームビルディング研修・合宿もありますが、まとまった時間や手間を要するため、実施するのが難しいと考えている担当者も多いようです。そこで有効なのが、短時間で気軽に開催できるゲームです。改まった研修だと、参加者は「難しそう」と身構えがちですが、ゲームであればリラックスした雰囲気のなかで、楽しみながら他メンバーと交流を深められます。どんなゲームにもクリアすべき課題があります。チームで協力してゴールをめざす過程で、自然とコミュニケーションが活発になり、チームワークが育まれるでしょう。メンバーの仕事とは違う一面を垣間見られ、親睦が深まる効果も期待できます。
アクティビティ型のチームビルディングゲーム12選
以下では、アクティビティに取り組むことでチームビルディングにつながるゲーム12選を紹介します。
1.謎パ
「謎パ」は、全員が1チームとなり、コミュニケーションを通じて情報共有を重ね、謎解きやミッションに取り組んでゲームクリアを目指すアクティビティです。
謎パではアクティブラーニングの手法の1つであるジグソーメソッドを活用し、参加者ごとに異なる謎の一部を配布することでコミュニケーションを促進させます。また、全体が共通の目標に向かって取り組み、ゲームクリアを目指すため、一体感の醸成やチームビルディングにつながることが特徴です。
謎パを実施する際には専任のMCがファシリテーターを担当し、運営スタッフがサポートするため、全体を盛り上げながら没入感を高めます。参加者が没入して楽しく取り組めるため、主体性が高まり、学びを深めることもできます。
謎パはオフラインとオンラインのどちらでも実施することができます。
<やり方>
- 入場時間
- オープニング・ルール説明
- 問題の配布
- 情報収集・謎解き
- 謎の解読・ミッション発令
- ゲームクリア
- 解説・表彰・エンディング
2.謎解き脱出ゲーム
「謎解き脱出ゲーム」は、ワークショップ形式でおこなう謎解き脱出ゲームです。
謎解き脱出ゲームは机上でおこなわれるため、チームごとに参加者の全員が着席できるスペースがあれば実施することができます。謎解きだけでなくミッションなども含まれているため、謎解きが得意な人も苦手な人も一緒に楽しめることが特徴です。
また、謎解き脱出ゲームをクリアするためには、チーム内で役割や取り組む謎などを分担し、協力することが必須となります。チーム内のコミュニケーションが促進され、共通の目標に向かうことでチームビルディングをはかれます。
チームビルディングを目的とした社内レクリエーションや研修などで人気があります。
<やり方>
- オープニング・ルール説明
- 謎解き脱出ゲーム
- 解説・表彰・エンディング
3.合意形成研修コンセンサスゲーム
「合意形成研修コンセンサスゲーム」は、ある状況を想定して優先順位を考え、チームの意見を一致させる(合意形成)ことを実践的に学べるアクティビティです。
コンセンサスゲームは、想定される状況やストーリーにおける「優先順位」についてチームで考え、意見を一致させるプロセスを体験できるゲームです。まずは参加者が自分で考え、そのあとにチームで話し合って1つの答えを導き出します。多くの場合にチームで話し合った結果のほうが専門家の模範解答に近づくため、コンセンサスを取ることの重要性や方法を実践的に学ぶことができます。また、チームごとにコンセンサスを取るまでの過程が異なるため、振り返りを通じてさまざまな方法を学ぶことができます。
コンセンサスゲームを実施する際には、「多数決の禁止」、「全員が意見をいうこと」、「全員が納得するまで話し合うこと」などのルールを設けることが重要です。適切な方法でコンセンサスを取り、チームで達成感を得られるため、チームビルディングにつながります。
<やり方>
- オープニング・ルール説明
- 予期せぬ問題が発生する(演出)
- 対処法を個人で考える
- チームで話し合って考える
- 要点の解説・振返り
- エンディング
4.チャンバラ合戦
「チャンバラ合戦」は、スポンジの刀で肩につけたボールを落とし合う合戦アクティビティです。
軍議と実戦を繰り返すことでPDCAサイクルを回し、参加者がチームごとに戦略を立てながら取り組めます。また、共通の目標に向かって楽しくコミュニケーションを促進させながら取り組むことでチームビルディングにつながるため、社内イベントで特に人気があります。
チャンバラ合戦を実施する際には、戦国武将をモチーフとした衣装を着たMCや運営スタッフが進行・運営をサポートします。戦国時代の合戦のような世界観を演出するため、参加者が没入感をもって取り組むことができます。
<やり方>
- 挨拶・ルール説明
- 武将登場
- 軍議
- 第1回戦(全滅戦)
- 軍議
- 第2回戦(全滅戦)
- 軍議
- 第3回戦(大将戦)
- 写真撮影・エンディング
5.マーダーミステリー研修
「マーダーミステリー研修」は、推理ゲームの「マーダーミステリー」を活用し、社会人基礎力や交渉力などのビジネスパーソンに求められるスキルを学べるアクティビティです。
マーダーミステリーとは、ある事件の登場人物になりきって推理や駆け引きをおこなうゲームです。マーダーミステリーは同じストーリーのものを二度とおこなうことができないため、唯一無二の体験を通じてチームビルディングにつながります。
<やり方>
- 入場・オープニング
- キャラクター選択
- 推理フェーズ
- 推理の発表・投票
- エンディング・振返り
6.リアル探偵チームビルディング
「リアル探偵チームビルディング」は、大グループと小グループを行ったり来たりして推理をおこない、ゲームクリアを目指すアクティビティです。
アクティブラーニングの1つであるジグソーメソッドを取り入れ、小グループごとに配布された異なる情報をもとに大グループと小グループで考えながら最終的な答えを導き出します。大グループと小グループでおこなう情報共有や話し合いでコミュニケーションが促進され、共通体験を通じてチームビルディングをはかることができます。
<やり方>
- オープニング
- 小グループごとに情報を配布
- 小グループで考える
- 大グループで情報を共有して推理を勧める
- 小グループで分析・仮説立てをおこなう
- 大グループで最終的な結論をだす
- 解説・結果発表
7.NEW運動会
「NEW運動会」は、バブルサッカーやキンボールなどのニュースポーツを種目に取り入れた運動会プログラムです。
20世紀の後半以降に生まれたスポーツをニュースポーツといいます。多くの人が体験したことのないニュースポーツをおこなうことで、参加者が没入して取り組むことができます。また、運動会は大人数でも全員で取り組めるため、共通体験・達成感などを通じてチームビルディングにつながることも特徴です。
運動会種目としては、ニュースポーツに限らず、チャンバラ合戦・謎解きなどのアクティビティや、運動会の定番種目を含めておこなうこともできます。
<やり方>
- 開会宣言
- 第1種目
- 第2種目
- 第3種目
- 第4種目
- 閉会式
8.サバ研
「サバ研」は、サバイバルゲームを通じてOODA LOOP(意思決定のフレームワーク)を実践的に学べるアクティビティです。
サバ研を実施する際は、まず講習をおこなったあとに、サバイバルゲームを体験します。そのうえでOODA LOOP研修をおこない、意思決定の流れ・方法などを実践的に学びます。また、そのあとにチームでミッションに取り組み、共通の目標達成を目指すことでチームビルディングをはかることができます。
より安全に実施する場合は、レーザー銃を使用することも可能です。
<やり方>
- 着替え・準備体操
- サバイバルゲーム講習
- サバイバルゲーム体験
- OODA LOOP研修
- 休憩
- ミッション&ブリ―フィング
- 振返り・結果発表
9.レーザーシューティングバトル
「レーザーシューティングバトル」は、チーム対抗でレーザー銃を撃ち合うアクティビティです。
レーザー銃を使用するためより安全に実施することができます。レーザーシューティングバトルでは、「殲滅戦」、「フラッグ戦」、「大統領戦」、「宝探し戦」などのさまざまな形式でチーム戦がおこなわれます。体を動かすスポーツ感覚で楽しく取り組むことができ、チームで協力するためチームビルディングにつながることが特徴です。
<やり方>
- 集合・着替え
- ルール説明
- 殲滅戦
- フラッグ戦
- 昼食
- 大統領選
- 宝探し戦
- 記念撮影・表彰
10.E-SPORTSレクリエーション
「E-SPORTSレクリエーション」は、ARスポーツやテレビゲームなどをおこなうアクティビティです。
おすすめはARスポーツのHADOです。ARは「拡張現実」の略称で、現実世界にデジタル情報を追加する魏技術です。HADOでは、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着し、エナジーボールやバリア・シールドなどを使いながらチームで戦います。
性能カスタマイズをおこなうことで攻撃・防御の強さを変えることができるため、チームとして取り組む際に高い戦略性が求められます。
テレビゲームで対戦などをおこなう場合は、配信することも可能です。
<やり方>
- ルール説明
- 予選
- 本戦
- 表彰・エンディング
11.チームビルディングBBQ
「チームビルディングBBQ」は、バーベキューとアクティビティをセットで実施し、バーカウンター&ビールサーバーの飲み放題もつく出張バーベキューサービスです。
「オリジナルカレーづくり」、「肉の重さ当てゲーム」などのアクティビティを体験することでコミュニケーションが促進され、チームビルディングにつながります。ベーシックプラン、バラエティプラン、贅沢プランの3種類のバーベキュープランがあります。
提携先のバーベキュー場の他に、バーベキューの実施が可能な公園、会社が保有する敷地内、工場内などのさまざまな場所で実施することができます。また、バーベキューの準備・片づけなどもスタッフがおこなうため、任意の場所で手ぶらバーベキューをおこなうことができます。
<やり方>
- バーベキュー・アクティビティの実施
12.マシュマロチャレンジ
マシュマロチャレンジは、乾燥パスタ、テープ、ヒモ、マシュマロを使って、自立可能なタワーを立て、その高さをチームで競うゲームです。限られた量のパスタをどう使えば高くなるのか、どんな形にすればマシュマロの重さに耐えられるのかなど、チームで協力し合って作業を進めていきます。
<やり方>
- 与えられた道具を使い、自立可能でかつ、できるだけ高いタワーを立てる
- 足場をテープで固定するのは不可
- パスタやテープ、ヒモを切るのはOK
- マシュマロを切るのは不可
- 制限時間は、作戦時間も含めて18分
- 最も高いタワーを立てたチームの勝利
<対象人数>
- 4人1チーム
<用意するもの>
- 乾燥パスタ20本
- テープ90cm
- ヒモ90cm
- マシュマロ1個
- はさみ
オンラインで実施できるアクティビティ型のチームビルディングゲーム6選
以下では、オンラインのアクティビティに取り組むことでチームビルディングにつながるゲーム6選を紹介します。
1.格付けバトル
「格付けバトル」は、俳句、紅茶、絵画、牛肉の一流の品を予想するアクティビティです。
楽しくコミュニケーションを取ることができ、また専任のMCや運営スタッフが全体を盛り上げるため、体験を通じてチームビルディングをはかれます。また、ステージ上の演出を含めて実施することもできるため、周年イベント・社内パーティーなどで人気があります。
格付けバトルはオフラインとオンラインのどちらでも実施できます。ブラウザアプリケーションや集計システムを活用するため、オンラインでも円滑な進行・盛り上げが可能です。
<やり方>
- ルール説明
- 体験・予想
- 回答
- 正解発表
- 表彰・エンディング
2.オンラインクイズ大会
「オンラインクイズ大会」は、テレビ番組のような演出されたクイズ大会をオンラインで楽しめるアクティビティです。点数の集計もシステムでおこなうため、スムーズです。チーム対抗戦にすれば、チームの結束力アップにつながるでしょう。
<やり方>
- クイズシステムにアクセスする
- オンライン上で出題された質問に対し、スマートフォンで回答する
- 高得点を獲得したチームの勝利
<対象人数>
- 10~10000人
<用意するもの>
- インターネット環境
- デバイス
3.合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE
「合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE」は、物語を通してグループ全員で話し合い、コンセンサスを取る(意見を一致させる)ゲームです。ゲームを通して、自分と他人との考え方や価値観の違いを理解できます。
<やり方>
- 発生した課題に対して、対処法を個人で考える
- それぞれの意見をチームでディスカッションする
- コンセンサス(意見の一致)を得られたら、チームごとに発表する
- 各チームで振り返りをおこなう
<対象人数>
- 1チーム5~8人
<用意するもの>
- インターネット環境
- デバイス
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4.ヒーローインタビュー
ヒーローインタビューは、1人がヒーロー役、残りのメンバーがインタビュアー役になり、スポーツ選手の「ヒーローインタビュー」を疑似体験するゲームです。コミュニケーション能力の向上に役立ちます。
<やり方>
- ヒーロー役とインタビュアー役に分かれる
- ヒーロー役にインタビュアーが質問をする
- 役割を交代し、同じようにインタビューを繰り返す
<対象人数>
- 4~6人程度
<用意するもの>
- なし
5.おうちにあるものしりとり
おうちにあるものしりとりは、自宅にあるもので、しりとりをするゲームです。基本的なルールは普通としりとりと同様で、家にあるものを持ってきて、言葉をつないでいきます。
<やり方>
- 回答の順番を決める
- 進行役がお題を出す
- 回答者はお題に合うものを家の中から探して持ってくる
- 制限時間内(30秒~1分程度)にものを持って来られなかったらアウト
- 最後まで残った人の勝利
<対象人数>
- 5人~
<用意するもの>
- なし
6.リモ謎SHORT
「リモ謎SHORT」は、リモートワークでもチームビルディングができる謎解きゲームです。ビデオチャット機能を使い、チームで協力しながら、ストーリーに沿った謎を制限時間内に解き、クリアをめざします。通常は90分~120分かかりますが、SHORTバージョンなら60分以内で完了します。
<やり方>
- 参加メンバーは、設定されたストーリーの登場人物になる
- チームで協力し、制限時間内に謎を解く
<対象人数>
- 10人~
<用意するもの>
- インターネット環境
- デバイス
SDGsに関するチームビルディングゲーム4選
以下では、SDGsに関して学ぶことができるチームビルディングゲーム4選を紹介します。
1.SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ
「ワールドリーダーズ」は、会社経営を擬似体験できるビジネスゲームです。一チームが一会社となり、会社の利益をどれだけ上げられるかを競い合います。
利益は、労働力や資本を使って上げることができます。
しかし、このゲームは闇雲に利益を追求するだけでは勝利できず、勝利のためには、社会や環境など、様々なことを考える必要があります。
本ゲームでは SDGsにおける会社の役割だけでなく、戦略の立て方や情報共有、駆け引き、チームビルディングについて学ぶことができます。
<やり方>
- チームごとに「会社」として分かれる
- さまざまなことを考慮しつつ、利益を上げる
2.SDGs カードゲーム「2030SDGs 」
「2030SDGs(ニイゼロサンゼロエスディージーズ)」は、SDGs17の目標を達成するための“道のり”を体験できるカードゲームです。プレイ人数は最低5人から、最大で200人規模まで対応可能です。
このゲームは、SDGsの目的やゴールについて学ぶゲームではなく、「SDGsの本質」について体感的に学べる内容になっており、SDGsについての理解や興味がない人でも、プレイすることで「SDGsとはこういうものなんだ」と理解できます。
例えば、「交通インフラを整える」というプロジェクトを実行するには、お金と時間が必要になり、それと引き換えに新たなお金と時間がもらえます。そして、交通インフラを整えることで経済は良くなりますが、一方で環境は破壊されます。そのため、世界の状況メーターの「経済」はプラスになりますが、「環境」はマイナスになってしまうのです。
2030SDGsは、このように、お金や時間といった制約の下で自分の価値観を満たしつつ、世界の状況を整えるにはどうしたらいいかをプレイヤー自身が考えていくゲームとなります。
<やり方>
- ルール説明
- お金や時間のカードでプロジェクトを実行していく
3.ある惑星からのSOS
「ある惑星からのSOS」はオンラインで楽しめる、SDGsと謎解きを掛け合わせたアクティビティです。 参加者の皆さんは「ある惑星」の課題を解決するというミッションを与えられます。 謎を解いて情報を整理することで、惑星の課題を解決する方法を導き出すことができます。 チームでゲームを進めるなかで、知らず知らずのうちに、今世界で起きている問題や、SDGsの必要性を学ぶことができます。
協力することが重要なので、チームビルディングにも効果があります。
<やり方>
- ルールとストーリーの説明
- 謎を解き、情報を整理してミッション解決を目指す
4.SDGs マッピング
「SDGsマッピング」は、自社の取り組みとSDGsを結びつけるワークショップです。 SDGsの目標を構造化して示した「ウェディングケーキモデル」に自社の取り組みを分類し、自社とSDGsのつながりを見つけます。
IKUSAのSDGsマッピングは、SDGsボードゲーム「ワールドリーダーズ」もしくはオンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」とセットで実施します。ゲームとワークショップをセットでおこなうことで、ゲームでの体験をより深い学びに落とし込むことができます。
また、ワークに入る前に、SDGsの基礎的な内容について解説をおこなうため、SDGsの知識があまりない方でも気軽に取り組めます。 SDGsマッピングをおこない自社とSDGsのつながりを感じることで、SDGsを身近なものとしてとらえ、自分ごと化することができます。
自分達のことを改めて捉え直すことで、一体感を高めることができます。
<やり方>
- SDGsについて講義を受ける
- 個人やグループでSDGsと事業を紐付け、目標を立てる
短時間で簡単にできるチームビルディングゲーム15選
以下では、アクティビティに取り組むことでチームビルディングにつながるゲーム15選を紹介します。
1.Good & New(グッドアンドニュー)
Good & New(グッドアンドニュー)は、最近、自分の身の回りで起きた良かったこと(Good)や新しい出来事(New)を話すゲームです。Good & Newを探すうちに、物事の見方がポジティブになるといわれています。
<やり方>
- グループに分かれる
- 24時間以内に起きた「良かったこと」「新しいこと」を発表する
- 全員で拍手する
<対象人数>
- 1グループ3~6人
<用意するもの>
- なし
2.バースデイライン
バーステイラインは、ルールはいたって簡単で、制限時間内に一列に並ぶゲームです。ただし、整列する際に会話や筆談をするのはNGです。参加メンバーはジェスチャーだけで、お互いの誕生日を把握しなければなりません。お互いに協力し合うことで、メンバー同士のコミュニケーションがスムーズになります。
<やり方>
- 参加メンバー全員に立ってもらう
- 生年月日の早い順に並んでもらう
- 答え合わせをする
<対象人数>
- 10人~
<用意するもの>
- なし
3.漢字1字で自己紹介
漢字1字で自己紹介は、自分のことを漢字1字で表現して、その文字を選んだ理由を伝える自己紹介ゲームです。自己を分析してアピールするのに役立ちます。
<やり方>
- 2人1組でペアになる
- それぞれ、紙に自分を表す漢字1字で書く
- 書いた漢字を相手に見せながら自己紹介し、なぜそれを選んだのか説明する
- 全員が自己紹介を終えたら、お互いに質問する
<対象人数>
- 4人~
<用意するもの>
- 紙
- ペン
4.共通点探しゲーム
共通点探しゲームは、制限時間内に相手との共通点をいくつ見つけられるかを競います。ただし「私たちは人間である」といった誰にでも当てはまる共通点はカウントされません。
<やり方>
- 2人1組になる
- 5分間で相手との共通点を探す
- 共通点の多いチームの勝利
- ペアを入れ替え、ゲームを繰り返す
<対象人数>
- 4人~
<用意するもの>
- なし
5.ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームは、非言語のコミュニケーション能力が磨かれます。
ジェスチャーゲームについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
ジェスチャーゲームのお題370選!ジャンル別・難易度別に紹介
<やり方>
- 3~8人でグループをつくる
- 出題者はジェスチャーをする人にお題を耳打ちする
- ジェスチャーをする人は、声を出さずに身ぶり手ぶりだけで表現する
- 見ている側がお題を当てたら、次の人に交代する
- メンバー全員がジェスチャーを終えたチームの勝利
<対象人数>
- 1グループ3~8人
<用意するもの>
- なし
6.私は誰ゲーム
私は誰ゲームは、参加者全員に名前を伏せたプロフィールを書いてもらい、それを誰が書いたのかを当てるゲームです。名前など容易に個人を特定できる情報以外なら、何を書いても構いません。コミュニケーションを活性化するきっかけづくりになります。
<やり方>
- 参加メンバー全員に自己紹介メモを書いてもらう
- 全員のメモを回収し、出題者がそのなかの1枚を読み上げる
- 回答者は、そのメモが誰のものなのかを当てていく
<対象人数>
- 6~10人程度
<用意するもの>
- 紙
- ペン
7.条件プレゼン
条件プレゼンは、与えられたキーワードに沿ってプレゼンをおこなうゲームです。思いもよらないユニークなプレゼンをしたチームが優勝です。プレゼン力をはじめ、アイデア力、情報収集力など、ビジネスに必要な能力が試されます。
<やり方>
- チームに分かれる
- 与えられたキーワードを基に、チームでプレゼン内容を考える
- プレゼン実施
- 判定者に一番おもしろいプレゼンをしたと判定されたチームの勝利
<対象人数>
- 1チーム4~6人
<用意するもの>
- 紙
- ペン
8.似顔絵当てゲーム
似顔絵当てゲームは、その名の通り似顔絵を当てるゲームです。参加メンバー同士のコミュニケーションを自然と深めることができます。お題となる人物は、チームメンバー全員が知っている人にしましょう。
<やり方>
- メンバーの代表者が似顔絵を描く
- 他のメンバーは、似顔絵を見て誰を描いたのかを当てる
<対象人数>
- 1チーム5~6人
<用意するもの>
- 紙
- ペン
9.自分史の共有
自分史の共有は、自分の人生についてメンバーに話すだけというシンプルなゲームです。今の仕事を選んだ理由やこれまで勉強してきたことなどを語ります。自己開示により、メンバー同士の相互理解を深めることができます。
<やり方>
- 自分の歴史を1人につき5分程度で語る
- 語り終えたら、他メンバーは一言ずつコメントをする
<対象人数>
- 1チーム4~10人程度
<用意するもの>
- なし
10.伝言ゲーム
言葉を伝えていく伝言ゲームは、誰もが子どもの頃に一度はやったことがあるのではないでしょうか。元の言葉と最後に届いた伝言を一致させるのが目的ですが、間違いが多いほど盛り上がります。
<やり方>
- チームで1列に並ぶ
- 先頭のメンバーにお題を伝える
- 先頭から順に、お題の言葉を後ろの人に耳打ちしていく
- 最後の人まで伝わったら、伝えられた言葉を発表する
<対象人数>
- 1チーム4~5人
<用意するもの>
- なし
11.ビブリオバトル
ビブリオバトルは、自分がおもしろいと思った本を持ち寄り、その魅力を紹介し合うゲームです。投票によって「チャンプ本」を決めます。なお、自分が紹介した本には投票できません。
<やり方>
- 参加者がおすすめの本を持って集まる
- 順番に1人5分間で本を紹介する
- すべての発表が終わった後で「どの本が一番読みたくなったか」を参加者全員1人1票で投票する
- 最多票を集めたら勝利
<対象人数>
- 3人~
<用意するもの>
- 紹介したい本
12.10秒ぴったりチャレンジ
10秒ぴったりチャレンジは、ストップウォッチを使っておこなうゲームです。ルールがとても簡単で、誰でも楽しめます。
<やり方>
- 参加者は各自、ストップウォッチを手に持つ
- ストップウォッチを見ずに、体内時計を頼りに10秒を数える
- 10秒ジャストと思った時点で、ストップウォッチを止める
- 10秒からの差異で順位を決める
<対象人数>
- 3人~
<用意するもの>
- ストップウォッチ
13.十人十色
十人十色は、他メンバーの好きな食べ物や趣味などを当てるゲームです。相手の視点に立って考えることを体感でき、相互理解を深めることができます。
<やり方>
- 各チームから回答者を1人選ぶ
- 回答者は好みに対する質問について、3択から1つを選ぶ
- 参加者は、回答者がどの選択肢を選んだのか推測する
- 答え合わせをし、正解なら1点を獲得
- より多くの点数を獲得したチームの勝利
<対象人数>
- 1チーム4人~10人
<用意するもの>
- なし
14.イントロクイズ
イントロクイズは、曲のイントロ(冒頭)を流して、それが何の曲なのかを当てるゲームです。回答者の年代に合わせた音楽を出題すれば大いに盛り上がるでしょう。個人戦もいいですが、チームビルディングを目的とするのならチーム戦がおすすめです。
<やり方>
- 曲のイントロを流す
- 答えがわかったら挙手して、曲名を答える
- 正解なら1点を獲得
- お手つきや誤答は1回休み
- より多くの点数を獲得したチームの勝利
<対象人数>
- 1チーム4~10人
<用意するもの>
- 音源
15.流れ星
流れ星は、参加者全員が紙とペンを持ち、流れ星の絵を描き「せーの」で見せ合うゲームです。同じテーマでも、完成した絵がまったく違うことに驚くでしょう。人によって捉え方や見え方が異なることを学べます。
<やり方>
流れ星のお題で、各自1分程度で絵を描く
できあがった絵を見せ合う
<対象人数>
- 4人~
<用意するもの>
- 紙
- ペン
まとめ
チームビルディングは、成果を上げるチームづくりのために欠かせない要素です。チームビルディング強化に取り組むことによって、組織にポジティブな変化をもたらすことができます。
一人ひとりのスキルや能力を最大限に引き出せば、チームの目的を達成しやすくなり、ひいては組織全体の業績アップにつながります。チームビルディングの具体的な方法として、ワークショップや研修などさまざまなものがありますが、ゲームは楽しみながらメンバー同士の交流を深め、チームワークを向上させられるのがメリットです。
IKUSAでは、年間1000件以上のユニークなイベントや研修を支援しています。90種類以上のイベント・研修サービスからお客様のニーズに合わせてご提案させていただき、ご要望に応じたカスタマイズも可能です。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
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「あそぶ社員研修」は、受講者全員の主体性を高め、置いていかれる社員を作らない講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。講義による学びの定着を促し、翌日からの業務に役立てることができます。