updated: 2024
社会人基礎力を向上させるゲーム13選
目次
社会人基礎力は、人材育成や社員教育などの観点から、さまざまな企業が注目しています。研修を行うことで社会人基礎力の醸成を目指すケースは多くあるものの、実際にはどのような研修やゲームが適しているのかわからないという担当者の方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、社会人基礎力を向上させるのにゲームが適している理由や、おすすめのゲーム研修についてそれぞれ紹介します。
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社会人基礎力とは?
社会人基礎力とは、経済産業省が2006年に提唱した「社会人として活躍するために求められる基礎的な能力」のことです。社会人基礎力には、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力があり、それぞれ合わせて12の能力要素によって構成されています。
「人生100年時代」と呼ばれ、人々の働き方や生活様式が多様化している現代社会においては、今後も活躍し続ける人材に求められる能力として、社会人基礎力の重要性は増しています。
参考:社会基礎力とは?構成要素や必要性、高めるために必要なこと | あそぶ社員研修
社会人基礎力の「3つの能力」と「12の能力要素」
社会人基礎力にはどのような能力が含まれているのでしょうか?社会人基礎力における「3つの能力」と「12の能力要素」について、それぞれ解説します。
前に踏み出す力
「前に踏み出す力」とは、現状から一歩前へと踏み出し、失敗しても粘り強く挑む能力のことです。仕事やプロジェクトでは「一つの答え」が存在しない場合が多くありますが、そのようななかでも失敗を恐れずに前へと踏み出す力が求められます。
たとえ挑戦が失敗に終わったとしても、自分自身で試行錯誤を繰り返して挑戦した経験は、今後の仕事やプロジェクトにも活かせるでしょう。
「前に踏み出す力」は、3つの能力要素によって構成されています。
主体性
物事に進んで取り組む力です。自らのチームメンバーを導いたり、意見をまとめたりといったリーダーシップの役割も主体性に含まれます。
働きかけ力
メンバーを良い形で物事に巻き込む力です。メンバーに協力を呼びかけたり、アドバイスを求めたりすることで、メンバーと協力しながら目標達成を目指します。また、自らが進んでアクションを起こすきっかけを作ることで、各メンバーが主体的に活動できるように働きかけます。
実行力
チームで設定した目標や目的を達成するために、物事を実行する力です。チームで何かを決めたとしても、それらを実行しなければ意味がありません。メンバーと協力し、目標達成へと挑戦する姿勢が求められます。
考え抜く力
「考え抜く力」とは、何事にも常に疑問を持って、最善策を思いつくまで考え抜く能力のことです。仕事やプロジェクトにおける問題や課題を解決し、改善するためには、何事に対しても問題意識を持ち、解決策を考え抜くことが求められます。
単に問題や課題を見つけるだけではなく、その解決に向けた計画を策定し、実行に移すことで、社会人基礎力にさらなる磨きがかかるでしょう。
「考え抜く力」は、3つの能力要素によって構成されています。
課題発見力
チームの現状を正確に分析し、補う部分や足りない点といった課題、問題を明らかにする力です。単に課題や問題を明るみにするのではなく、具体的な解決策まで提案できる高度な能力を有することで、さまざまな形でチームへ貢献できます。
創造力
既存の考えやアイディア、方法などを組み合わせ、価値のある新しいアイディアを生み出す力です。従来の方法や考え方だけにとらわれず、さまざまな角度から物事を俯瞰することで、今まででは思いつかなかったような解決方法へと繋がります。
計画力
チームの課題解決へ向けたプロセスを明確にし、実行へと移す力です。複数のプロセスから最適なものを選び、計画を進めていくことが求められます。単にプロセスを見つけるだけではなく、その解決に向けた具体的なアクションへと繋げることが必要です。
チームで働く力
「チームで働く力」は、多くのメンバーと協力し、目標に向けて取り組む能力のことです。仕事やプロジェクトを個人で完結しようとしても、個人でできることには限界があり、大きな成果も得られません。より大きな目標を掲げ、成果をあげるためには、多くのメンバーや関係者との協力が必須といえるでしょう。
他者と協力するには、自分自身の意見や考えを相手へ明確に伝えたり、相手の話を傾聴し理解を深めたりする能力が求められます。双方の立場を客観的にみて物事を進めていくことが必要です。
「チームで働く力」は、6つの能力要素によって構成されています。
発信力
自分の意見を発信し、相手へ明確に伝える力です。自分の意見をわかりやすく伝えられるように整理し、相手の立場に合わせて話をすることが求められます。
傾聴力
メンバーの意見や考えをしっかりと聴く力です。相手が話しやすい環境を作ったり、適切な質問を投げかけたりして会話の雰囲気を作り、コミュニケーションをとることが大切です。
柔軟性
メンバー同士の意見や考えの違いを理解する力です。多くのメンバーが集まる場では、メンバーそれぞれの育った背景や仕事に対する価値観などの違いから、対立が起こることも少なくありません。対立を防ぐためにも、各メンバーの意見や考えを傾聴し、それらを尊重することによる柔軟な対応が求められます。
情況把握力
自分とメンバーや物事との関係性を正確に把握する力です。チームにおける、自分自身の立ち位置や役割をしっかりと把握することで、自分がチームに貢献する方法を考えるきっかけとなります。試行錯誤を重ねることにより、チームに貢献するための具体的なアクションへと繋げられます。
規律性
ルールや約束を守る力です。目標を達成するために定められたルールを逸脱してしまうと、これまで積み上げてきた信用を失ってしまいます。社会人である以上、ルールや約束を守ることは必要最低限であり、ルールを遵守した上で目標を達成することが大切です。
ストレスコントロール力
ストレスに対処する力のことを、ストレスコントロール力といいます。ストレスを自己成長の機会と捉えてうまく対処することで、プラスな方向へと有効活用できます。ストレスというとマイナスなイメージがあるかもしれませんが、捉え方を変えて、ストレスとうまく向き合うことが大切です。
人生100年時代における社会人基礎力の「3つの視点」
2018年に開催された「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」では、人生100年時代といわれる現代社会において、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる能力として、「人生100年時代の社会人基礎力」が新たに定義されました。
人生100年時代の社会人基礎力では、3つの能力と12の能力要素を軸に、自己を認識して振り返りをしながら、学び・統合・目的のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要とされ、学び・統合・目的の3つの視点が加わりました。
【学び】何を学ぶか
学びの視点では、「自分自身が何を学ぶことで、現在の仕事や業務に付加価値を与えられるか」「自分自身の長所を伸ばし、短所を克服するために学ぶべきものは何か」など、自己成長に向けて学ぶものについて考えます。
日々の仕事で成果を出すために、自分自身が学ぶべきものについて考えることは、目的意識やモチベーションへと繋がり、より高い学習効果を得ることができます。
【統合】どのように学ぶか
統合の視点では、自分自身が学ぶと決めたものに対して、自己学習以外にも、今までの経験や他者との関わりからも学びを得る意識を持ち、さまざまな出来事を統合することで学びを得るための方法を見つけます。
学びの方法を広げるには、従来の方法や考え方に捉われずに広い視野を持ち、多くの人々と関わる機会を創出することが大切です。
【目的】どう活躍するか
目的の視点では、自分自身の学びや経験を通じ、強みを活かしてどのような形で自己実現や社会貢献に向けて活動していくかを考えます。何事にも目的意識を持つことで、価値のある創出に向けた、主体的な行動へと繋げることが可能になります。
社会人基礎力を向上させるためにゲームが適している4つの理由
これからの時代で求められる社会人基礎力。能力を身につけ、向上させるためにはゲームが適しています。
ここでは、その理由についてそれぞれ解説します。
1.ゲーム感覚で必要な能力やスキルを教えられる
社員研修で扱われるゲームの多くは、ゲーム性があって楽しみながらも、必要な能力やスキルを従業員に教えられるような内容となっています。
ゲーム研修の中には、参加者の準備が必要ないものや、紙・ペンなどの小物を揃えるだけで実施できるものもあり、社員研修として会場を選ばず気軽に実施できるという特徴もあります。
昨今では、研修用にさまざまなゲームが開発・提供されています。自社の研修や人材に合わせたゲーム研修を選ぶことで、より効果的な人材育成へと繋げられるでしょう。
2.チームワークを育める
ゲーム研修の多くは、チームやグループに分かれ、与えられた課題の解決をチームで協力して目指す内容となっています。メンバー同士でコミュニケーションを図り、目標に向けてアクションを起こしていくことは、社会人基礎力の「チームで働く力」を醸成することにも繋がり、結果としてチームワークを育む効果が期待できます。
ゲーム研修は、他にも主体性や創造性、課題解決力といった、対人コミュニケーション能力を中心とした社会人基礎力の向上にも繋がります。
3.実践に近い形式で研修ができる
ゲーム研修の中には、ロールプレイやグループワークなどを活用し、より実践に近い形式で実施できるものもあり、実践練習としても効果的です。実践形式で学ぶことで、参加者は能力やスキルをどのように活用できるのかを体感できるため、研修内容を日々の業務やプロジェクトに応用しやすいことが特徴といえます。
また、能力やスキルのインプットとアウトプットを同時に行えるため、能力やスキル、知識の定着にも高い効果が期待できるでしょう。
4.成功・失敗体験を得られる
チームで課題解決に向けて活動することは、結果的に成功体験・失敗体験を積むことに繋がります。チームで与えられた課題を解決できたときには、同様の体験を実践で活かすことに繋がり、逆に何かを失敗してしまった際には、その教訓を実践で活かすことで、能力やスキルの習得が期待できます。
ゲーム研修で失敗できることは、今までの方法や考え方などを振り返るきっかけにもなります。そこから新たな気づきを得ることで、日々の実践においても前に一歩踏み出すための意識づけに繋がるでしょう。
社会人基礎力の研修にゲームを取り入れる際の注意点
社会人基礎力の向上にはゲームが適していますが、研修に取り入れる際にはいくつかの注意点があります。ゲームの効果を最大限に引き出すためにも、これらの注意点はしっかりと把握しておきましょう。
ゲーム研修の目的を明確にする
ゲーム研修は楽しみながら参加できますが、その一方で「ただ楽しかった」で終わってしまうことも。そうなると、せっかく貴重な時間とコストを割いてゲーム研修を実施しても、研修の効果は十分に得られません。
参加者へは事前に研修の目的を明確に伝え、当事者意識を持って参加してもらうことで、効果的な研修へと繋げやすくなります。研修参加の目的意識を持つことで、「自分はなぜこの研修に参加しているのか」について参加者自身が考え、主体性を持って研修に取り組めるでしょう。
参加者の属性に合わせたゲームを選定する
ゲーム研修を開催する目的と参加者の属性が合っていないと、研修の効果を十分に得ることは難しいでしょう。
たとえば、社会に出て間もない新卒社員向けの研修では、「人生100年時代の社会人基礎力の3つの視点」を身につけさせるよりも、まずはすべての能力の基礎的な部分である「社会人基礎力の3つの能力」を醸成させたほうが適切といえます。
ゲーム研修では、「どの社会人基礎力」を「どのような属性・世代・所属の従業員へ身につけさせたいのか」を明確にし、十分な研修効果を得るためにもそれらに適したゲームを選定することが重要です。
研修後の能力評価やフォローの体制を整備する
単に研修を実施しただけでは、従業員に能力やスキルは身につきません。研修で実施した内容を定期的に評価し、足りない部分は適宜フォローできるような体制を社内で取り入れ、長期的な人材育成として従業員と向き合うことが大切です。
該当する能力を活かせる部署や職場環境へ配置転換することも、今後の企業を担う人材の教育方法として活用できるでしょう。
社会人基礎力を向上させるためにおすすめのゲーム13選
それでは、社会人基礎力を向上させるためにおすすめのゲームを13個、厳選して紹介します。
1.マーダーミステリー研修
マーダーミステリーとは、推理小説のような世界観のなかで、用意された台本に沿って物語が進行していくゲームです。マーダーミステリーの目的は、物語の犯人を見つけること。参加者に配布される台本はそれぞれ内容が異なるため、参加者各々が知っている情報を出し合いながら、事件の解決を目指します。
マーダーミステリーでは、犯人役は自分が犯人であることをゲームが終了するまで隠し通し、犯人以外の参加者は、自分の秘密を隠しながらも犯人を当てることが求められます。
そのため、事件の解決を目指すためには、参加者同士での情報共有をいかにしてうまく行えるかが成功のカギといえるでしょう。
相手の情報を正確に読み取り、なおかつ自分の持っている情報を正確に相手へと伝える能力は社会人として必須。ゲームを進めていくなかで出揃った情報を整理し、ゲームクリアへと導く主体性や課題発見力などの醸成にも繋がります。
2.コンセンサスゲーム
コンセンサスゲームとは、物語を通してメンバーからの合意形成を得るためのプロセス・要点を体感できるゲームです。合意形成はビジネスシーンにおける多くの場面で求められる能力ですが、傾聴力や創造力、情況把握力などをはじめとしたコミュニケーション能力が必要です。
コンセンサスゲームを通じて、合意形成を得るまでのプロセスを体感し、その方法を身につけることで、実践的な能力やスキルの習得へと繋がることから、さまざまな企業の研修でもコンセンサスゲームが活用されています。
ゲーム研修後には、合意形成の必要性や難しさなどの振り返りを行うことで、合意形成の能力を身につけられるようにフォローするといいでしょう。
株式会社IKUSAでは、クルージング中にジャングルに遭難したというストーリーで進行する「ジャングルサバイバル」や、災害後の都市部を舞台にした「帰宅困難サバイバル」といったコンセンサスゲームを提供しています。
研修の目的や参加者の人材層に合ったゲームを選ぶことで、より効果的な研修が実施できるでしょう。
オンライン、リアル、どちらでも実施可能です。
3.チャンバラ合戦
チャンバラ合戦とは、当たっても痛くないスポンジ製の刀と「命」と呼ばれるボールを使った対戦型アクティビティです。
ルールはとてもかんたんで、参加者の肩に命(ボール)をつけ、刀を使って相手の命を切り落とし、最後まで生き残った人数をチームで競い合います。老若男女問わずに、誰でも気軽に楽しめるのが特徴であり、これまでに企業研修として多く活用されています。
また、かんたんなルールであるにも関わらず、高い戦略性や戦術、チームワークが求められることからも、主に「チームで働く力」として必要な能力を育むことにおすすめです。
スポーツ同様にメンバー同士のコミュニケーションや、主体性(リーダーシップ)なども勝利には欠かせない要素であり、参加者の属性を問わずに社会人基礎力を鍛えるための研修としても活用できるでしょう。
4.サバ研
サバ研とは、株式会社IKUSAが提供する、チームビルディング型サバイバルゲームのこと。サバイバルゲームとは、その名の通り、軍隊体験ができる大人数参加型のアクティビティであり、エアソフトガンとBB弾を使用して戦います。
実践とは異なり、厳格なルールの下で戦いが始まるために、誰でも安心、安全に遊べるのがサバイバルゲームの魅力です。チームで協力して勝つために、念入りに戦術や戦略を考えたり、コミュニケーションを図ったりすることで、楽しみながらも研修として活用できるゲームとなっています。
サバ研では、アメリカの軍隊や企業で採用されている「OODA LOOP」と呼ばれるフレームワークが取り入れられていることが特徴的で、「瞬時の意思決定」「状況把握能力」といった能力を醸成することにも繋がります。
5.謎解き脱出ゲーム
謎解き脱出ゲームは、大人数参加型の研修として人気の高い「謎解き」と「脱出ゲーム」を合わせた、株式会社IKUSAオリジナルの体験型アクティビティです。謎解き脱出ゲームでは、参加者一人ひとりが物語の主人公となり、制限時間の中で出題される謎を解き、ゲームクリアを目指します。
制限時間の中で、チームで力を合わせてゲームクリアを図るシチュエーションは、チームワークを育む研修として有効活用できます。ゲームを通じて、社会人基礎力における「3つの能力」をバランスよく鍛えることができるでしょう。
6.ヒーローインタビュー
ヒーローインタビューとは、参加者を一人のヒーロー役と複数のインタビュアー役に分け、ヒーローへ向けてインタビューをするゲームです。野球のヒーローインタビューと同様に、ヒーローが気持ちよく発言できるように、インタビュアーの人たちは質問や会話を工夫してコミュニケーションを図ることが求められます。
インタビューの最後にヒーローが、「このインタビュアーともっと話をしたい」と思うインタビュアーを指名したらゲームが終了し、指名されたインタビュアーがゲームの勝利者となります。
相手(ヒーロー)の立場に立って質問や会話を考えることは、多くのビジネスシーンで必要な能力であり、ヒーローインタビューを通して発信力や創造力、情況把握力などの能力の醸成に繋がります。
7.野球のポジション当てゲーム
野球のポジション当てゲームは、メンバー内で「誰がどの野球のポジションなのか」を当てていくゲームです。参加者には、野球のポジションの情報が記載されたカードがそれぞれ配られますが、カードの情報は相手に見せることはできず、口頭のみでしか相手へ伝えられません。
相手に自分の情報を正確に伝える能力はもちろんのこと、相手の話を理解するための傾聴力や、情報を整理する情況把握力、課題発見力などの能力が求められます。
野球のポジション当てゲームは、指定のカードが準備できれば気軽に実施できるため、短時間での研修としても活用できるでしょう。
8.ペア探しゲーム
ペア探しゲームとは、メンバー同士の会話によって提示された「言葉」が自分と同じメンバーを探すゲームです。例えば、「バナナ」という言葉が提示された場合では、「食べ物ですか?」「何色ですか?」「味は?」などの質問を繰り返し、ペアを探し当てていきます。
相手の情報を正確に理解し、自分の持つ情報と合わせることは、傾聴力や創造力などが育まれます。ペア探しゲームでは、メンバー全員がペアになれたら終了となりますが、提示する言葉はそれぞれ異なるカテゴリーから選んでおくことで、より活発なコミュニケーションへと繋がります。
9.SDGs マッピング
SDGsマッピングは、自社の取り組みとSDGsを結びつけるワークショップです。 SDGsの目標を構造化して示した「ウェディングケーキモデル」に自社の取り組みを分類し、自社とSDGsのつながりを見つけます。 IKUSAのSDGsマッピングは、SDGsボードゲーム「ワールドリーダーズ」もしくはオンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」とセットで実施します。ゲームとワークショップをセットで行うことで、ゲームでの体験をより深い学びに落とし込むことができます。また、ワークに入る前に、SDGsの基礎的な内容について解説を行うため、SDGsの知識があまりない方でも気軽に取り組めます。 SDGsマッピングを行い自社とSDGsのつながりを感じることで、SDGsを身近なものとしてとらえ、自分ごと化することができます。
状況を把握し、意見を交わし合い、SDGsという「規律」に近いものを守るためのワークショップですので、チームで働く力は特に高まるでしょう。
⇒SDGsマッピングについて詳しく見る
10.SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ
ワールドリーダーズは、企業経営を擬似体験できるビジネスゲームです。一チームが一企業となり、企業の利益をどれだけ上げられるかを競い合います。
利益は、労働力や資本を使って上げることができます。
しかし、このゲームは闇雲に利益を追求するだけでは勝利できず、勝利のためには、社会や環境など、様々なことを考える必要があります。
本ゲームでは SDGsにおける企業の役割だけでなく、戦略の立て方や情報共有、駆け引き、チームビルディングについて学ぶことができます。
「企業経営」には、慎重に考えるだけでなく、ときに大胆な決断も必要になるでしょう。前に踏み出す力の向上が期待できます。
11.SDGs カードゲーム「2030SDGs 」
カードゲーム「2030SDGs(ニーゼロサンゼロ エスディージーズ)」は、SDGs17の目標を達成するための“道のり”を体験できるカードゲームです。プレイ人数は最低5人から、最大で200人規模まで対応可能です。
このゲームは、SDGsの目的やゴールについて学ぶゲームではなく、「SDGsの本質」について体感的に学べる内容になっており、SDGsについての理解や興味がない人でも、プレイすることで「SDGsとはこういうものなんだ」と理解できます。
例えば、「交通インフラを整える」というプロジェクトを実行するには、お金と時間が必要になり、それと引き換えに新たなお金と時間がもらえます。そして、交通インフラを整えることで経済は良くなりますが、一方で環境は破壊されます。そのため、世界の状況メーターの「経済」はプラスになりますが、「環境」はマイナスになってしまうのです。
また、2030SDGsでは、参加者間でのお金や時間といった資源の交換を自由に行えますし、基本ルールに則ってさえいれば何をしてもOKということになっています。そのため、個人と世界の目標を達成するためにどうするべきかを参加者同士が自主的に考え、意見交換を行えるのです。
SDGsマッピングと同様に、活発な意見交換からチームで働く力が向上するでしょう。
12.目的地移動ゲーム
目的地移動ゲームとは、用意された特定のポイントまで、チームで課題をクリアしながら移動するゲームです。3人のチームに分かれ「目隠しをする人」「発言はできないが目隠しをしている人をサポートする人」「声を出して目的のポイントまで誘導する人」のそれぞれに役割分担したらゲームがスタート。メンバー内で声を掛け合いながら、目的地までの移動を目指します。
目隠しをしている人はチームメンバーへの信頼や指示を正確に読み取る力、サポートをする人は状況を判断する力、指示する人は計画力や主体性が求められ、社会人基礎力が試されるゲームとなっています。
13.ビブリオバトル
ビブリオバトルとは、メンバーへ本を紹介し、最終的に一番多くの票を集めた人が勝利となるゲームです。メンバーはそれぞれがおもしろいと思った本を持って集まり、一人5分の持ち時間で本の内容をプレゼンします。
全員のプレゼンが終わったら、それぞれのプレゼンに関するディスカッションを行い、自分が一番読みたくなった本に投票して、最多票を集めた人が優勝です。多くのビジネスシーンで求められるプレゼンスキル。このゲームにより、発信力や創造力、柔軟性などが育まれます。
まとめ
今回は、社会人基礎力を向上させるためにおすすめのゲームについて紹介しました。ゲーム研修は、参加者が楽しみながらも能力を育むことへ繋がり、ゲーム感覚で必要な能力やスキルを教えられることが大きな特徴です。
ゲームには実践形式に近い研修もあり、研修の目的や対象とする人材層によって使い分けることで、より効果的な研修の実施に繋がるでしょう。
ぜひ今回の内容を参考に、社会人基礎力の向上に向けてゲーム研修を取り入れてみてはいかがでしょうか。
IKUSAでは、年間1000件以上のユニークなイベントや研修を支援しています。90種類以上のイベント・研修サービスからお客様のニーズに合わせてご提案させていただき、ご要望に応じたカスタマイズも可能です。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
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「あそぶ社員研修」は、受講者全員の主体性を高め、置いていかれる社員を作らない講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。講義による学びの定着を促し、翌日からの業務に役立てることができます。