国内企業が導入しているユニークな社内イベント・福利厚生事例まとめ

社員のモチベーション直接関わるといっても過言ではないのが、社内イベントや福利厚生などの存在。
企業によって、それぞれの内容は異なりますが、なかにはユニークな社内イベントや一風変わった福利厚生を取り入れている企業も存在します。
「一般的な社内イベント・福利厚生では物足りない気がする」という企業担当者の方にとって、他社の社内イベントや福利厚生は気になるのではないでしょうか。
この記事では、国内企業が実際に取り入れているユニークな社内イベントやユニークな福利厚生をご紹介します。具体的な事例をチェックしながら、自社の社内イベント・福利厚生を見直してみてください。
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ユニークな社内イベント・福利厚生は多い
あまり知られていませんが、ユニークな社内イベント・福利厚生は意外にも多いようです。
一般的な社内イベントといえば、飲み会や交流会、チームビルディングなどが多いでしょう。また福利厚生に関しても有給休暇、スポーツジムの利用料負担などをよく目にするのではないでしょうか。
しかし、他にも「そんな社内イベントを取り入れているの?」「福利厚生にそんな内容を含めるの?」など、珍しい内容を取り入れている企業が少なくありません。
ユニークな社内イベントやユニークな福利厚生は、社員のモチベーションややる気、チームワークなどさまざまなメリットに繋がるので、積極的に検討していきたいポイントでもあります。
ユニークな社内イベントまとめ
ユニークな社内イベントには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。実際に国内企業が実施している社内イベントについて、詳しくご紹介します。
ドライブインシアター
ドライブインシアターは、大手自動車メーカーが実施した社内イベントで、大きく注目を集めました。
車に乗ったまま映画鑑賞できるイベントで、屋外に設置した大きなスクリーンで映画を楽しむことができます。
近年は新型コロナウイルスの感染拡大により、「3密の回避」が叫ばれるようになり、映画館での映画鑑賞も気軽にできなくなりました。
コロナ禍であっても安心して映画鑑賞を楽しめるイベントとして、ドライブインシアターは注目を集めたのです。
ドライブインシアターの運営には株式会社IKUSAが対応。速やかな案内はもちろんのこと、軽食の販売なども行い、満足度の高いドライブインシアターを成功させました。
トヨタ自動車株式会社「幹の会」の皆様にドライブインシアターをご利用いただきました!ドライブインシアターのお問い合わせはこちら
レーシングカー大会
レーシングカー大会は、文字通り社員がレーシングカーで競う社内イベントです。
レーシングカーというと、子どものころに遊ぶものというイメージが強いですが、意外にも大人になってからでも楽しめるゲーム。ついつい熱くなってしまう社員も少なくないようです。
レーシングカー大会は、単純にタイムを競うだけでも盛り上がりますが、一定のルールを設定するのもおすすめ。たとえば「初心者はスタート位置を数メートル先にする」「チーム対抗にする」「操作しているレーシングカーで手作りフープの下をくぐらなければならない」など、工夫次第でさまざまな楽しみ方ができるでしょう。
屋内・屋外のいずれでも楽しめるので、天候に左右されにくい点も大きなメリットでしょう。
カレー作り大会
カレー作り大会は、複数のチームに分かれてカレーを作るだけというシンプルな社内イベントです。
作ったカレーは社員みんなで美味しく食べるだけではなく、上司や社長など代表者が「どのチームのカレーが好みだったか」を発表。
優勝したチームに豪華景品をプレゼントしたり、記念撮影をしたりするなど、社員のやる気が高まるようなルールを設定するのがおすすめです。
食材はあらかじめチームごとに自由に準備してもらったり、くじ引きなどで「使用できる食材」を決めたりなど、ユニークなルールを設けるのもいいでしょう。
同じ条件下ではなく、あえて不公平な条件のもとでカレー作りをすることで、よりチームの創意工夫も見られるので、楽しい社内イベントになるはずです。
周遊型謎解き脱出ゲーム
周遊型謎解き脱出ゲームは、イベント会社・IKUSAが実施している社内イベントの一つです。
さまざまなゲームがありますが、とくに注目したいのが無人島を貸し切って脱出を図る「無人島からの脱出」。
謎解きゲームがベースとなっており、チームで力を合わせながら手がかりやヒントを探していきます。
社員が降り立つ島は「幻島」と呼ばれる場所。幻の花を探さないと、島も社員も消えてなくなってしまうという世界観のもとで脱出を目指します。
参加人数に制限はないので、数百人単位での参加も可能。実際に大手企業のチームビルディングや社内イベントとしても積極的に検討されています。
謎解き脱出ゲームのお問い合わせはこちらオンライン脱出ゲーム
オンライン脱出ゲームとして、コロナ禍の今注目を集めているのがIKUSAのリモ謎です。
フルリモートでありながら、謎解きと脱出ゲームを体験できるという、まったく新しいスタイルの社内イベント。大手企業から中小企業に至るまで、のべ500団体以上、さまざまな企業の社内イベントとして計画されてきました。
「閉ざされた電脳都市からの脱出」「燃え盛る本能寺からの脱出」などのテーマに沿ったさまざまな謎を解き明かしながら、制限時間以内の脱出を目指します。複数人のチーム体制で進めていくので、協力し合うことが前提のゲームであるのが特徴。
オンラインゲームや謎解き・脱出ゲームが未経験の方でも楽しめる工夫が施されているので、安心して導入できます。完全フルリモートなので、コロナ禍であっても安心して参加できる点も人気のポイントです。
リモ謎のお問い合わせはこちらバブルサッカー
バブルサッカーは、大きなバブルボールを体に身に着けてサッカーをするゲームです。
一般的なサッカーとは異なり、バブルボールを身につけていることで動きが制限されます。また、ボールをめがけて複数人が集まると、バブルボール同士がぶつかり合い、弾き飛ばされるという普段の生活では味わえない感覚を楽しめます。
球技でありながら、格闘技のような要素もあるため、社内イベントとしても大いに盛り上がるでしょう。
バブルボールで体が守られているので、試合中に転んでもけがをする心配がないのも魅力。安全かつ楽しくサッカーを楽しめます。
サバイバルゲーム
サバイバルゲームは、近年趣味としても人気を集めているゲームです。
会場では衣装や武器を身にまとい、チームで戦略を立てながら協力して敵を倒していきます。使用する武器はBB弾が主流ですが、IKUSAではレーザータイプの武器も完備。当たっても痛くありませんし、けがをする心配もないため、女性や初心者でも安心です。
また、サバイバルゲームは頭だけでなく体もしっかり使うゲーム。隠れる・追いかける・逃げる・屈むなど、短時間でさまざまな動きをするので、適度なリフレッシュにも繋がるでしょう。
非日常体験ができるといった魅力もあることから、ユニークな社内イベントの一環として導入する企業が多いようです。サバ研の資料ダウンロードはこちら
ボードゲーム大会
「体力や運動神経などに左右されない社内イベントを企画したい」という企業が選ぶ社内イベントの一つに、ボードゲーム大会があります。
複数種類のボードゲームを取り入れて、社員に好きなタイプを選んでもらい、各ボードゲームで優勝者を決定します。
ボードゲームは思考力や想像力などを刺激するだけではなく、遊びながらコミュニケーションをとりやすい点が魅力。「社員同士のコミュニケーションを増やしたい」「交流の機会を作りたい」と考える企業担当者の方からも好まれています。
また、ボードゲームは導入時の費用を安価に済ませやすいのが特徴。初期コストが低いうえに、一度ボードゲームグッズを購入すれば長く活用できるので、コストパフォーマンスも高いといえるでしょう。
泡パーティー(泡パ)
社内イベントとしては「本当に?」と思ってしまう企画が泡パーティー(泡パ)です。
泡パといえば、クラブやディスコ、ハロウィンイベントなど、若者が集まる場所で実施するイメージがあるかもしれません。しかし意外にも、社内イベントとして泡パを導入している企業も。
専用の機材をレンタルしたり、専門業者に依頼したりするなどして、泡だらけのパーティーを実施。普段目にすることのないような大量の泡を前に、テンションが上がる社員は少なくありません。社員同士で記念撮影をしたり、泡をかけ合ったりして、思い思いに楽しむ姿が見られます。
社内運動会
社内運動会は、比較的定番な企画かもしれません。
学生時代に経験した運動会を、社会人となった今再度楽しむというシンプルな内容。一般的な運動会のように、リレーや玉入れ、大玉転がしといった種目を取り入れる場合もありますが、体力や運動神経の差に考慮して、思考力を競ったり、チームで協力し合ったりできる種目を導入することも多くなっています。
なお、IKUSAでは防災をテーマにした防災運動会、オンライン版のおうち防災運動会を実施しています。
コロナ禍で大勢が集まっての運動会が難しいなか、おうち防災運動会であればオンライン環境さえ整っていれば実施可能です。
おうち防災運動会のお問い合わせはこちら企画コンテスト
企画コンテストは、社員のアイデアやチームワーク、個性などが見られる、魅力的な社内イベントです。
明確なルールは企業によって異なりますが、あらかじめ提示した条件に沿って、社員たちに企画を考えてもらう形が一般的です。複数人ずつチームを組んで、自由に企画を考えてもらい、最も魅力的な企画を考えたチームが優勝となります。
社員の創意工夫が見られることはもちろんのこと、コミュニケーションを交わしたり、積極的に意見を出し合ったりなど、実際のビジネス現場でも活用できるスキルを身につけることに繋がります。
「遊びの要素が強すぎるのはちょっと……」と、ユニークすぎる企画に抵抗を感じる担当者の方でも、比較的検討しやすいイベントではないでしょうか。
珍しい福利厚生まとめ
福利厚生といえば、社員のモチベーションに直接関わる部分といっても過言ではないものです。
休暇に関する福利厚生や、健康関連の福利厚生などが一般的ですが、国内企業の福利厚生を詳しく見てみると、個性豊かなものも見られます。
ここからは、一般的にはあまり見られない福利厚生を見ていきましょう。
エンドレスサマー制度
珍しい福利厚生としてまず挙げられるのが、エンドレスサマー制度です。
文字通り夏の時期限定の制度であり、6月・7月・8月それぞれに連休を確保できるという、社員にとって非常に魅力的な福利厚生です。
とくに、日本の暦の上では6月には祝日が設けられていないため、連休を取りにくいのが現実。エンドレスサマー制度は「定期的に連休が欲しい」という社員にとって、理想的な福利厚生といえます。
なおある企業では、夏の各月で取得できる連休は3日間。平日休みを満喫できるよう配慮した制度となっています。
サッカー休暇制度
サッカー好きにはたまらない福利厚生が、サッカー休暇制度です。
サッカーファンが多い海外では、サッカーのために休暇を取得できたり、そもそもサッカーイベントに合わせて休業したりする企業は珍しくありません。しかし、日本ではほとんどそのような状況は見られません。
それでも、国内企業のなかには、ワールドカップやオリンピックなどの本戦に限り、結果次第で休暇を取得できる福利厚生を設けている会社も。「日本代表が良い結果を残したら休暇付与」など、具体的な線引きをしているので、社員も日本代表を応援せずにはいられないでしょう。
サッカーへの興味の有無にかかわらず、社員を巻き込んでみんなで同じ時間を共有できる福利厚生でもあるので、社内環境改善にも繋がるでしょう。
友人紹介制度
国内企業でたびたび見かける福利厚生に、友人紹介制度があります。
企業における友人紹介制度は、顧客として友人を紹介するというものではなく「新たな社員候補として友人を紹介する」というものです。
近年は業種や業界を問わず、人手不足に悩まされているのが現状。なかなか人手が見つかりにくいうえに、採用における手間・時間・経済的なコストが大きいことから、多くの企業にとって採用はハードルが高い問題です。
しかし、信頼できる社員からの紹介であれば、安心して迎え入れやすいもの。広告の出稿や多くの応募者との面接という工程を考えると、時間やコストの大幅削減が実現できます。
友人紹介制度では、「友人紹介1人につき20万円以上支給」といったケースもあり、企業にとってはもちろんのこと、社員にもメリットの大きい福利厚生です。
アニバーサリー休暇
アニバーサリー休暇とは、自分だけの記念日を設定して、1年に1回だけ特別に休暇を貰える福利厚生です。
誕生日や結婚記念日といった目に見える記念日ではなく、自分で特別に設けられる記念日であるのが特徴。入社記念日や初契約取得記念日など、自分にしかない記念日を設けて、毎年1回休暇を取得できるのは大きな魅力なのではないでしょうか。
万が一、指定した記念日と職場の休業日と重なってしまった場合には、振替休日を設けるなどの形で対応することで、社員の満足度を高められるでしょう。
ピアボーナス制度
企業では珍しいポイント制を活用した福利厚生がピアボーナス制度です。
とある企業では、定期的に社員にポイントを付与し、そのポイントで同僚に感謝などのメッセージを投稿できるようなシステムを設けています。
最も多くのポイントを獲得した社員には、ピアボーナス制度の一環として賞金(10万円など)が贈られます。
単純にボーナスが増えるだけでなく、日常の中での社員のやりとりに活気が生まれるメリットもあることから、環境改善やコミュニケーションの活性化を促すことにも繋がるでしょう。
フリーカフェイン制度
フリーカフェイン制度は、いわゆるコーヒー飲み放題の福利厚生です。
国内の企業のなかには、インスタントではなく本格マシンを導入し、社員が美味しいコーヒーを飲めるようこだわっているところも。
コーヒー好きの社員にとっては、とくに喜ばれる福利厚生です。
シエスタ
シエスタは、出勤日の昼寝を認めている福利厚生です。
もともと、昼寝は疲労回復効果が高いとして評価されています。午後のエネルギーを回復するということにも繋がるので、とある企業では日中に30分程度の昼寝をOKとしているのです。
実際、昼寝をすることで、午後の集中力やパフォーマンスの向上がよく見られるもの。頭もスッキリするので、疲れやすい午後を乗り切りやすくなります。
「午後になると社員がぼーっとしている」「午後になるとミスが目立ってくる」など、集中力やパフォーマンスなどに課題を感じる企業は、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。
おひるねスペース開放
前項でも触れたとおり、勤務中の昼寝は体や頭をすっきりとさせる効果が高いことから、重要視されるようになってきています。
とはいえ、昼寝を許可しても「どこで昼寝をすればいいのか」という問題が生じます。そこで国内の一部の企業では、会議室などの使用頻度が少ない一室をおひるねスペースとして開放。社員が自分のタイミングで休息できるよう、場所を提供しているのです。
デスクで昼寝をすると「他の社員のモチベーションに関わってしまう」と懸念されてしまいますが、特別に設けた昼寝スペースでの仮眠であれば、問題なく取り入れることができるのではないでしょうか。
出戻り手形制度
出戻り手形制度とは、一度退社した社員の再就職を許可する福利厚生です。
さまざまな事情により、長年働いた職場を離れる選択をする社員は少なくありません。しかし、出戻り手形制度で再就職を許可する姿勢を見せることで、一度職場を離れた元社員が戻りやすくなるメリットがあるのです。
企業としても、新しい人材を発掘するよりも、「一度働いたことのある元社員に戻ってきてもらいたい」と思うこともあるはず。元社員にとっても、戻れる場所があるのは心強いでしょう。
ユニークな社内イベント・福利厚生を取り入れる3つのメリット
ユニークな社内イベント・福利厚生が、具体的に企業にどのようなメリットをもたらすのでしょうか。
福利厚生は、手間や時間、コストがかかるため、なかなか決断が難しいかもしれません。しかし、ユニークな社内イベント・福利厚生のメリットを把握すれば、前向きに検討しやすくなるはずです。
ユニークな社内イベントや福利厚生を導入することで企業がどのようなメリットを得られるのか、見ていきましょう。
離職率の低下に繋がる
まず挙げられるのが、離職率の低下です。
ユニークな社内イベント・福利厚生は、基本的に社員のための取り組みです。社員自身は「会社が社員のことを考えてくれている」と感じ、働きやすさや居心地の良さを感じやすくなるはずです。逆に社内イベント・福利厚生をほとんど取り入れていない企業や、無難な内容を取り入れているだけの企業は、社員が不信感を募らせることになりかねません。
社員の好奇心を刺激するような企画、社員の満足度を高めるような制度など、社内イベント・福利厚生は、優秀な社員の離職リスクを回避するためにも必要な取り組みだといえます。
社員同士のコミュニケーション活性化が期待できる
ユニークな社内イベントや福利厚生は、社員同士のコミュニケーションを活性化しやすい傾向にあります。
たとえば、この記事でご紹介した社内運動会を例に挙げると、チーム同士で競うことから応援し合う・協力し合う・戦略を話し合うなど、さまざまな場面でコミュニケーションが生まれるのです。一見、実際のビジネス現場には何の関係もなさそうな会話であっても、イベントを通して生まれたコミュニケーションは、そのまま現場での円滑なコミュニケーションに繋がります。
報告・連絡・相談・商談・雑談・提案など、コミュニケーションはさまざまな形で求められるもの。現代の企業はコミュニケーション不足が目立つ現場も多いことから、ユニークな企画を計画して、定期的に実施することをおすすめします。
仕事のパフォーマンス向上に繋がる
ユニークな社内イベント・福利厚生を取り入れるメリットの一つが、仕事のパフォーマンス向上です。
社内イベントや福利厚生は、社員のモチベーションを高められます。たとえば、社内イベントで十分に楽しめれば「楽しかった!!明日の仕事も頑張ろう」と前向きになれるでしょう。また、福利厚生を利用してしっかりと休息を確保することで、エネルギーチャージができるでしょう。
ただ楽しいだけ・快適なだけでは終わらないのが、ユニークな社内イベント・福利厚生の大きなメリットなのです。
社員の仕事のパフォーマンスやモチベーションに課題を感じている場合は、社内イベントや福利厚生の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ユニークな社内イベントや福利厚生は、結果的に企業の成長に大きく関わる部分です。コスト面を節約しようとすると、結果的に社員の満足度低下に繋がってしまうため、不用意にコストを削減するのはおすすめしません。
企業の成長を目指すのであれば、当然ながら積極的に社内に取り入れていきましょう。
「社内イベントを取り入れたいけれど、具体的に何をしたらいいのか分からない」「福利厚生ってどんな内容なら社員が喜ぶのだろうか」など、悩みを抱えている担当者の方は、ぜひこの記事も参考に、社内イベントや福利厚生を見直してみてはいかがでしょうか。