updated: 2024
研修費用の相場は?費用内訳やコストカットも解説
企業で研修を実施するにあたり、講師や研修会社などに外注する場合、問題となるのが「コスト」でしょう。どのような研修であればどの程度の費用がかかるのか、費用感を把握しておく必要があります。
本記事では、研修費用の相場や研修のタイプによる料金の違い、研修費以外にかかる費用、研修費用を抑えるポイント、おすすめの研修プランなど詳しく解説します。
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研修費用の相場
OJTを含むスキルアップ研修、新人や若手向けの基礎的な研修や、マネジメントやリーダーシップ研修、メンタルヘルス研修、チームビルディング研修など、研修のバリエーションは多岐にわたります。
一般的に、社員1人あたりの研修1回にかかる費用は2.5万~5万円程度とされています。その他、会場利用費、設備費、飲食費などが別途かかる場合があります。
産労総合研究所によると、従業員1人あたりの教育研修費用における2022年度の予算額は43,261円で、2021年の予算額40,896円と比べて増加しています。
参考:2022年度 教育研修費用の実態調査 | 教育研修費用の実態調査 | 採用・教育 | 産労総合研究所
研修の種類と費用
研修1回の料金は、どのような研修を実施するかによって違いがあります。ここからは、研修の種類と相場、特徴を解説します。
講師(フリーランス)に依頼する研修=1.5万~2万円(受講者1人あたり)
フリーランスの講師による研修であれば、法人と比べて料金が安い場合があります。
一方、自社の課題に対して最適な講師を探すのに手間取る可能性があること、講師ごとにスキルの差がある点などが懸念点となります。
法人に依頼する研修=2.5~5万円(受講者1人あたり)
法人は研修テーマが幅広く、アサイン可能な講師の数が多いため、自社の課題に対して適した講師に依頼できる可能性が高いことが特徴です。
個人への依頼より料金が高いことが一般的ですが、信頼性やカスタマイズ性が高いといえます。
e-ラーニング研修=8,000万円~1.5万円(受講者1人あたり)
e-ラーニングとは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスで動画を視聴する研修方法です。集合研修と比べて料金が安いことが特徴です。
研修以外にかかるコスト
研修を1回実施するごとに、研修自体に加えてどんな費用がかかるかを念頭に入れておく必要があります。開催の規模や人数により変動しますので、注意しましょう。
会場費
会場費は「会場のグレード」と「会場の広さ(規模)」などによって異なります。
10~20名程度の研修であれば、小規模なセミナールームやレンタルオフィスなどで十分で、グレードにより変動はしますが、相場としては1万5000円~5万円程度で利用できます。自社に適切な研修スペースがあれば、この費用がカットできることもあります。
100名以上を収容できる会場となると、大規模な会議場やホテルの研修室といった選択肢になり、1日あたり12~20万円程になります。さらに、グレードの高いホテルや数百人単位で収容できる会場はそれ以上に費用がかかる場合もあります。
飲食費・宿泊費
研修合宿や懇親会を伴う研修では、飲食費・宿泊費などの費用が別途かかります。
設備費
必要な設備は研修内容によって異なりますが、研修ではおもにパソコン、ビデオカメラ、スクリーン、プロジェクターや、講師用・質疑応答用・進行用のマイクなどを使用します。レンタル費用がかかる場合があるので事前に確認しましょう。
研修費用を抑えるポイント
ここからは、研修費用を抑えるためのポイントを解説します。どのような部分をコストカットできるのか、細かく見ていきましょう。
助成金を活用する
企業の研修では積極的に助成金を活用しましょう。研修内容によってはコストの半分以上の支援が受けられる場合があります。
厚生労働省では人材開発支援助成金としていろいろな助成金を展開しています。地方自治体が設けている助成金もあるので、活用できる助成金がないかを調べてみましょう。
助成金の詳細については、厚生労働省や地方自治体のホームページなどから確認できます。しっかり情報収集をして、自社の研修で活用できる助成金がないかチェックしてみてください。
参考:人材開発支援助成金|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
複数の研修会社を比較する
研修会社に委託する場合には、複数の会社を比較することが大切です。会社によって費用設定や料金システムが異なります。
研修会社に企業の研修を依頼する際には、複数の会社をピックアップし、できれば相見積もりを取って比較するのがおすすめです。
おすすめの研修と費用
IKUSAでは、柔軟にカスタマイズできる研修プランを提案しています。ここからは、おすすめの研修やアクティビティと料金設定を紹介します。
リーダーシップ研修「グレートチーム」
「グレートチーム」は、IKUSA がリーダーシップ研修のために開発したビジネスゲームです。
「プロジェクト」をメンバーに割り当てたり、カードに書かれた様々な状況に対してリーダーとして決断を下す「リーダーズチョイス」を行ったりして、実際のビジネスのように多くの報酬を稼ぐことを目指します。
ゲームの中でリーダーの立場を擬似体験することで、楽しみながらもリーダーシップやマネジメントについて主体的に学ぶことができます。また、リーダーシップに関する講義もセットになっているため、学んだことをしっかり定着させられることも特徴です。
基本料金…12名36万円~
リアル探偵チームビルディング
リアル探偵チームビルディングは、協力や教え合いを促進し、それを通して学びを得るジグソー法を基にした、アクティブラーニング型チームビルディング研修です。
ジグソー法とは、アメリカの社会心理学者が提唱した、人種間の壁を取り除くために開発された手法です。参加者は①大グループとその中の②小グループに所属し、②にはそれぞれ別の情報が与えられます。
参加者は②で個別に話し合った内容を①に適切に情報を提供し、お互いに教え合いながら、学習を進めていくことで学習効果が高まります。
力を合わせなければクリアすることはできないようなアクティビティですので、その名の通り高いチームビルディング効果が期待できます。
基本料金…30名35万円~
ワールドリーダーズ
ワールドリーダーズは、企業経営を擬似体験できるビジネスゲームです。一チームが一企業となり、企業の利益をどれだけ上げられるかを競い合います。
利益は、労働力や資本を使って上げることができます。しかし、このゲームは闇雲に利益を追求するだけでは勝利できず、勝利のためには、社会や環境など、周囲の環境にも配慮をする必要があります。
「経営」を体感することで、戦略の立て方、交渉の仕方など、実際に必要になることも多いさまざまなスキルを身につけることが可能なアクティビティです。
基本料金…30名45万円~
SDGs カードゲーム「2030SDGs 」
カードゲーム「2030SDGs(ニーゼロサンゼロ エスディージーズ)」は、SDGs17の目標を達成するための“道のり”を体験できるカードゲームです。プレイ人数は最低5人から、最大で200人規模まで対応可能です。
このゲームは、SDGsの目的やゴールについて学ぶゲームではなく、「SDGsの本質」について体感的に学べる内容になっており、SDGsについての理解や興味がない人でも、プレイすることで「SDGsとはこういうものなんだ」と理解できます。
例えば、「交通インフラを整える」というプロジェクトを実行するには、お金と時間が必要になり、それと引き換えに新たなお金と時間がもらえます。そして、交通インフラを整えることで経済は良くなりますが、一方で環境は破壊されます。そのため、世界の状況メーターの「経済」はプラスになりますが、「環境」はマイナスになってしまうのです。
2030SDGsは、このように、お金や時間といった制約の下で自分の価値観を満たしつつ、世界の状況を整えるにはどうしたらいいかをプレイヤー自身が考えていくゲームですので、SDGsをゲームの後にも意識しやすくなるでしょう。
基本料金…15名20万円~
SDGs マッピング
SDGsマッピングは、自社の取り組みとSDGsを結びつけるワークショップです。 SDGsの目標を構造化して示した「ウェディングケーキモデル」に自社の取り組みを分類し、自社とSDGsのつながりを見つけます。
IKUSAのSDGsマッピングは、SDGsボードゲーム「ワールドリーダーズ」もしくはオンラインSDGs謎解き「ある惑星からのSOS」とセットで実施することで、ゲームでの体験をより深い学びに落とし込むことができる内容になっています。
また、ワークに入る前に、SDGsの基礎的な内容について解説を行うため、SDGsの知識があまりない方でも気軽に取り組めます。 SDGsマッピングを行い自社とSDGsのつながりを感じることで、SDGsを身近なものとしてとらえ、自分ごと化することができます。
基本料金…15名15万円~
おすすめのオンライン研修と費用
リモ謎
リモ謎は、リモートワークでもチームビルディングが出来る大人数参加型の謎解き脱出ゲームです。
ビデオチャット通話を使い、チームで協力をしながらストーリーに沿った謎を1時間〜1時間半の間に解き、脱出を目指します。
リモートワークにより交流が減ってしまった企業や、多拠点間で交流を図りたい企業、芸能人やインフルエンサーのファン交流イベントにオススメです。
基本料金…20名36万円~
合意形成研修コンセンサスゲームONLINE
合意形成研修コンセンサスゲームは、物語を通して複数人で合意形成をする過程と要点を実践しながら学べる研修です。
参加者同士で議論を行い、自分と他人の考え方や価値観の違いを知ることができます。また、結論を導くための論理的な思考、情報の整理力を向上させることも可能です。
普段のお仕事の中でも、意見を聞き合い擦り合わせることで、チームとして一つにまとまる、という場は多いことかと思いますが、この研修はきっとよりスピーディーな合意形成へとつながることでしょう。こちらはリアル開催も可能できますので、お気軽にご相談ください。
基本料金…30万円~
ある惑星からのSOS
「ある惑星からのSOS」はSDGsと謎解きを掛け合わせたイベントです。
参加者は「ある惑星」の課題を解決するというミッションを与えられます。 謎を解いて情報を情報を整理することで、惑星の課題を解決する方法を導き出すことができます。 チームで協力し、ゲームを進めるなかで、気負わずとも知らず知らずのうちに今世界で起きている問題や、SDGsの必要性を学ぶことができます。
扱うのは堅いテーマとなりますが、謎解きゲームですので楽しい研修になることでしょう。
基本料金…30名40万円~
まとめ
研修費用は、研修担当者にとっては悩みどころではありますが、相場を知った上で企画をすると工夫次第で節約をすることが可能であることを解説しました。
せっかく費用と手間、時間をかけて人材育成に取り組むのですから、参加者にとっても有意義な内容で、費用に見合った成果を上げ、実のある研修としたいものです。
本記事を参考に、自社にぴったりの研修を検討してみてください。
IKUSAでは、年間1000件以上のユニークなイベントや研修を支援しています。90種類以上のイベント・研修サービスからお客様のニーズに合わせてご提案させていただき、ご要望に応じたカスタマイズも可能です。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
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