updated: 2024
会社紹介動画の目的やメリットは?制作のポイント、事例を紹介
目次
会社紹介動画は、多くの人に自社のことを知ってもらうために非常に有効なツールです。企業イメージや事業内容をわかりやすく伝えられることから、会社紹介に動画を活用する企業が増えてきました。パンフレットやチラシなどの紙媒体にはない、さまざまなメリットがあります。
しかし、ただやみくもに動画を作成すればいいわけではありません。動画制作を進めるにあたっては、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
この記事では、会社紹介動画の目的やメリット、種類、動画制作のポイントを解説します。具体的な活用シーンや活用事例も紹介しますので、気になる方は参考にしてください。
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会社紹介動画とは?
会社紹介動画とは、自社の企業理念や事業内容、会社の規模など、会社について知ってもらいたいことを映像と音を使ってまとめた動画です。近年ではマーケティング戦略の1つとして、会社紹介動画を活用する企業が増えてきました。
会社紹介動画を活用することで、顧客や取引先、株主、従業員といったステークホルダーに対し、自社の魅力をわかりやすく伝えられます。
会社紹介動画を作る目的
会社紹介動画を制作する目的として、以下の3つが挙げられます。
企業のイメージアップ
会社の経営理念やブランドイメージといった抽象的な内容は、従来の紙媒体では表現するのが難しいものです。動画なら短時間でわかりやすく、企業の魅力を伝えられます。映像表現や音楽を通じて視聴者の感情に訴えやすく、より確実に自社のブランドイメージを定着させることができるでしょう。
また、会社紹介動画があると、自社の取り組みを対外的にきちんと説明している企業という印象を与えることが可能です。会社への理解を深めてもらうことで、安心感や信頼感の獲得にもつながります。商品の購入やサービスの申し込みといった利益に直結するアクションを後押しする際にも有効です。
認知度の向上
企業イメージを向上させるためには、会社そのものの認知度を向上する施策が不可欠です。会社紹介動画を活用して、自社がどういった企業なのか、どんな取り組みをしているのか、情報を発信し続けることにより、顧客や株主をはじめとするステークホルダーからの関心が高まり、さらなる認知度アップが実現します。
会社の事業内容や歩んできた歴史などを効果的に伝えられるので、自社のアピール材料にもなるでしょう。顧客との取引開始後も齟齬が生じづらくなるため、誤解や認識不足によるトラブル防止にも役立ちます。
優秀な人材の獲得
会社紹介動画を制作せずに採用活動を行う場合、スライド資料やパンフレットといったテキストベースの情報だけでは、会社の雰囲気や社員が実際に働く様子などを伝えづらいため、情報を口頭で補足したり、1人ひとりへ個別に説明したりといった手間がかかります。
会社の特徴や魅力、仕事内容なども動画なら伝わりやすく、採用活動の効率化を図ることが可能です。入社後の仕事のイメージが膨らむ映像を盛り込んで、求職者に「この会社で働きたい」と思わせることができれば、応募数が増え、優秀な人材の獲得につながるでしょう。
会社紹介動画の種類
会社紹介動画の種類は、大きく4つに分けられます。
事業紹介型
自社事業の紹介をメインにした動画です。企業の概要や会社の歴史、主力となる商材・サービスの説明、代表者メッセージ、従業員インタビューなど、会社に関する情報を網羅的に紹介します。自社の全体像を詳細までしっかりと説明することで、ステークホルダーからの信頼や共感を獲得しやすく、「この会社と取引したい」「一緒に働きたい」と思ってもらうのに有効です。
商品・サービス紹介型
会社が提供している代表的な商品・サービスを紹介する動画です。動画を用いることで、自社の商品・サービスの魅力やメリット、具体的な使い方などを視覚的にわかりやすく伝えられます。ユーザーの商品に対する理解や信頼が深まり、結果として売上の向上につながります。
コンセプト紹介型
事業紹介型や商品・サービス紹介型と異なり、会社のビジョンや経営理念、商品やサービスに込めた想いといった抽象的な概念(コンセプト)をユーザーに伝えることを目的とした動画です。商品の背景にあるメッセージやブランドの世界観などをわかりやすく紹介することで、ユーザーのアクションを促進します。
インタビュー型
自社で働く従業員へのインタビューをメインにした動画です。仕事のやりがいや職場の雰囲気など、実際に働いている社員のリアリティのある声を届けられます。求職者にとっては自分自身が働くイメージがしやすく、身近さや親近感を持ってもらえるため、エンゲージメントの向上やミスマッチの防止に役立つでしょう。
会社紹介動画を制作するメリット
会社紹介動画を制作するメリットを紹介します。
短い時間に多くの情報を伝えられる
動画は情報伝達力が圧倒的に優れており、文字や画像だけで伝える場合と比較すると、約5,000倍の情報を伝えることができるといわれています。膨大な情報を伝えられる動画なら、移動中や仕事の合間といった短い時間で自社をアピールすることが可能です。
テキストや画像だけでは具体的なイメージが湧きづらかった部分も、動画にすることでイメージが湧きやすくなり、より多くの視聴者にアプローチできます。長い文章だとユーザーが飽きて離脱する可能性がありますが、動画は短い時間で多くの情報を伝えられるので、最後まで見てもらえる確率が高まるでしょう。
感情に訴えかける力がある
視聴者の視覚・聴覚へダイレクトに訴求できるのが動画の大きな魅力です。会社の情報には、設立日や住所など明確で解釈の余地がないものと、ビジョンや経営理念、ブランドイメージといった受け手によって解釈の幅が大きいものがあります。後者はテキストや画像だけでは伝わりにくく、本来と異なる意図で伝わる可能性もあるでしょう。
それに対して、動画は多くの情報を感情に訴えかけ、人の心を動かすことを得意とする媒体です。「社長が自社の経営理念について熱意を込めて話す」「ブランドイメージを音と映像に乗せて魅力的に表現する」など、五感に響くアプローチで言葉では表現しづらい価値を可視化し、ユーザーの心に訴えかけることができます。
多くの人に視聴してもらえる
拡散性の高さも動画の大きなメリットです。例えばパンフレットは手渡しなどの限られた手段でしか広める方法がないため、会社のことを詳しく知ってもらうまでに時間がかかります。動画なら、より多くの人の目にとまる可能性があるため、認知拡大に効果的です。
印象に残る会社紹介動画を制作できれば、SNSなどを通じて多くの人に視聴・拡散してもらえる確率が高まります。多くの人に見てもらうことで、新たなファンの獲得やブランド力の向上といった効果が期待できます。
社内の様子をオンラインで紹介できる
採用活動において、求職者にリアルな社内の様子を伝えるには、自社に訪問してもらうのが1番有効ですが、実際問題としてなかなか難しいものです。距離的にも時間的にも制約があり、それ相当の準備も必要になります。会社紹介動画を制作すれば、現地まで足を運ぶことなく社内の雰囲気を感じてもらうことが可能です。
会社紹介動画を通じて社内の様子を紹介することで、明るく清潔感のある雰囲気か、働きやすい会社かなど、会社の印象をオンライン上で伝えられます。その結果として、入社希望者に会社訪問の疑似体験を提供できます。
会社紹介動画の活用シーン
会社紹介動画の活用シーンとして、以下の6つが挙げられます。
自社Webサイト
社紹介動画を活用するシーンとして、最もポピュラーなのが自社Webサイトです。自社サイトに会社紹介動画を埋め込むことで、会社に関する多方面の情報を1カ所に集約できます。自社に興味を持ってくれた見込み顧客や求職者に、事業内容や商品に関する情報を短時間でわかりやすく、魅力的に伝えられます。
企業イベント
企業イベント開催時に会社紹介動画を流すと、商品・サービスの認知拡大やブランディング効果が期待できます。企業イベントに参加してくれている人は、少なからず自社や自社製品に興味を持ってくれているので、さらなるイメージアップを図りやすいでしょう。
会社説明会
採用活動においても、会社紹介動画は有用です。新卒採用活動の一環として会社説明会を開催する際、会社紹介動画を流せば、一定レベル以上のクオリティを確保した情報を多くの求職者に提供できます。また、映像を使ってわかりやすく説明するので、求職者の自社に対する理解を深め、応募意欲を高めるのに効果的です。
展示会
多くの来場者が訪れる展示会では、来場者に自社ブースでいかに足を止めてもらい、どれだけの情報を伝えられるかがカギになります。しかし、多数のブースが存在するなかで、来場者の目に留まることは容易ではありません。自社ブース内で動画をうまく活用すれば、より多くの来場者の興味を惹くことができるでしょう。
SNS
会社紹介動画はSNSでも発信できます。SNSにはシェア機能による情報拡散力があるのが特徴です。フォロワーからの信頼感や親近感を獲得できれば、間接的に購買行動につなげられるでしょう。SNSと一口にいってもサービスによってユーザー層は異なります。自社の対象顧客や目的に合ったSNSを選定することが大切です。
動画サイト
YouTubeなどの動画配信サイトを通じて、会社紹介を行う企業も増えています。動画サイトなら不特定多数の人が動画を目にするため、より多くの人に自分たちの会社を知ってもらえるでしょう。これまでの顧客にはなかった、幅広い年齢層や階層の人たちに自社をアピールできる絶好の機会です。
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会社紹介動画を制作するうえで押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
1.目的を明確にする
まず大切なのは、動画制作の目的を明確にすることです。目的を決めずに動画を作り始めると、結局何を伝えたいのかわかりづらくなり、中途半端な動画ができあがってしまいます。内容に一貫性持たせることが難しくなるので、効果検証も実行しにくいでしょう。動画制作を始めるにあたって、まず伝えたいポイントを明確に定めることが重要です。
会社消化動画制作の目的例
- ブランドイメージを向上させたい
- 社員のモチベーションアップを図りたい
- 採用力を高めたい
- 商談を効率化したい など
2.ターゲットを決める
目的が確定したら、ターゲットを決めましょう。ターゲットを決めずに動画を制作すると、想定したユーザーの心に届きにくくなってしまいます。また、万人受けを狙った動画はありきたりなコンセプトとなり、結果的に誰の心にも刺さらないものになってしまうでしょう。サービスや商品を利用するユーザー像を絞り込むことで、ターゲットの心に響くマーケティングが可能となります。
3.動画の活用シーンを決める
ターゲットが動画を活用するシーンを明確にすることも、重要なポイントの1つです。例えば、求職者向けの会社紹介動画であれば、Web広告を使って配信するのか、企業説明会で公開するのかによって訴求すべきメッセージが異なってきます。自社サイトで公開する長尺動画と15秒程度のSNS広告では、シナリオ設計も変わってくるはずです。
ユーザーがいつどんな場面で動画を視聴するのか、どの媒体で配信するのかを事前に考えたうえで、最も適した出稿先やシナリオを選定しましょう。
4.1番訴求したい内容を絞り込む
ターゲットと活用シーンが決まったら、1番訴求したい内容やメッセージを絞り込みます。訴求したい内容は、企業理念やポリシー、取り扱っている商品・サービスの魅力や強みをもとに考えるといいでしょう。
「ターゲットの興味・関心」と「自社が訴求したいこと」が交わる内容にすると、ユーザーが視聴する可能性が高まり、企業も訴求したい内容を端的に伝えられます。
会社紹介動画の事例3選!
会社紹介に動画を効果的に活用している事例を3選紹介します。これから会社の紹介動画を制作したいと考えている方は、参考にしてみてください。
1.トランスコスモス株式会社│BIS事業紹介動画
トランスコスモス株式会社のBIS事業は、建築設計業界の顧客に向けて、人(オペレーション)と技術(IT)を融合した幅広いアウトソーシングサービスを提供する企業です。動画のなかで、なぜトランスコスモスがBIS事業に取り組むのか、その「意義」を伝えることで、求職者に「まずは話を聞いてみよう」と感じさせることに成功しています。
参照:【採用動画】トランスコスモス株式会社様 BIS事業紹介動画|CINEMATO – 動画制作・映像制作サービス
2.楽天グループ株式会社│社員インタビュー動画 「Careers at Rakuten」
楽天社員の働き方や仕事の内容や、社員の仕事に対する想いを紹介する動画です。1児の母として子育てをしながら、マネージャーとしてのキャリアを確立している社員に焦点を当て、インタビューを行っています。子育てとキャリアが両立できる職場環境であることがうまく伝えられている事例です。
参照:楽天社員インタビュー動画 「Careers at Rakuten」マーケテイング部 Micchan|Rakuten Careers
3.株式会社MJE│会社紹介ムービー
ICT (情報通信技術)事業とSS(空間領域)事業の2軸でサービスを展開する株式会社MJEの会社紹介ムービーです。会社のビジョンや自社の事業内容、提供中のサービスを、アニメーションを使ってわかりやすくまとめています。何をやっている会社なのかがイメージしやすい会社紹介動画の事例です。
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まとめ
誰もが日常的に動画を視聴するようになった現在、会社紹介にも動画を活用する企業が増えてきました。会社紹介を動画で行うことで、短い時間に多くの情報を伝えられるとともに、多くの人に視聴してもらえるといったさまざまなメリットが期待できます。
しかし、目的やターゲットが曖昧だと、あやふやな内容になってしまい、誰の心にも響きません。会社紹介動画を制作する際は、まず「何のために」「誰に向けて」動画を制作するのかを明確にすることが重要です。
今回紹介した事例を参考に、会社の想いや雰囲気が伝わりやすく、印象に残る動画作りを目指しましょう。
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