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updated: 2024 

ジグソーメソッドとは?オンラインでジグソーメソッドを学べるゲーム5選

ジグソーメソッドとは?オンラインでジグソーメソッドを学べるゲーム5選

ジグソーメソッドとは、メンバーが協力して各個人が保有する知識を他のメンバーに教える形で、学習を進めていく手法です。これからの仕事で求められる主体性やコミュニケーション力を鍛えられる手法として注目されています。

本記事では、ジグソーメソッドの特徴やメリットを解説し、ジグソーメソッドを効果的に学べるゲームも紹介します。本記事で触れているゲームはどれもオンライン上で実施できるものばかり。コロナの影響で、オンライン研修が余儀なくされている現在でも導入可能です。

ジグソーメソッドについてよく知りたいという方はご覧ください。

 

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ジグソーメソッドとは

まずはジグソーメソッドとは何かを解説します。

メンバーが協力して教えあいながら学習を進めていく手法

ジグソーメソッドとは、複数人が共同でジグソーパズルを完成させていくように、メンバー間で相互に知識を補いながら学習を進める手法です。参加者が労働的に課題に取り組むアクティブラーニングの一種になります。

ジグソーメソッドの提唱者は、アメリカの社会心理学者エリオット=アロンソンです。提唱当時は、アメリカは人種統合の真っただ中で、白人と黒人の教育レベルの差が問題になっていました。授業は白人の子供たちばかりが積極的に手を挙げ、黒人の子は意見を出しにくい状況が生まれていたのです。

アロンソンはこのような状況を憂い、教育レベルに関わらずみんなが協力して学習できる体制を整えなければと考え、ジグソーメソッドを考案しました。

ジグソーメソッドの基本的な手法

ジグソーメソッドの基本的な流れは、以下の順序です。

  1. ホームグループ
  2. エキスパート活動
  3. ジグソー活動

ホームグループとは参加者が所属するグループを指します。
まず、参加者をいくつかのグループに振り分けます。次に各ホームグループ内において、それぞれのメンバーに異なる活動をするよう命じ、同じ作業内容を担当する者同士でグルーピングします。

これをエキスパート活動と呼びます。エキスパート活動を終えたら、もとのホームグループの形に戻り、与えられた課題に取り組むのです。課題の解決にはエキスパート活動で各メンバーが学んだ知識を統合させる必要があり、メンバー間のコミュニケーション、合意形成なを図ります。

課題を終えたらフィードバックを行い、場合によっては優勝チームに表彰したり習熟度のテストを実施したりします。

 

ジグソーメソッドを研修に取り入れるメリット

ジグソーメソッドは企業研修に取り入れると効果的だと考えられています。ジグソーメソッドを研修に取り入れるメリットは以下の2つです。

メンバー全員が重要な役割を果たせる

ジグソーメソッドにおいては、全てのメンバーがジグソーパズルのピースのように必要不可欠な存在です。一人ひとりがエキスパート活動で学んだ知識をホームグループで共有する必要があります。

従来の研修ではグループ活動を行っても、発言しないなど課題に消極的な姿勢で取り組む人が出ることもありました。ジグソーメソッドを用いれば、全てのメンバーが必然的に発言しやすくなります。

全てのメンバーが課題解決のために重要な存在となるため、問題に主体的に取り組む充実感を味わうことが可能です。

コミュニケーション力や主体性を伸ばせる

ジグソーメソッドでは、学んだ内容を他者に教えることを通して、コミュニケーション力や主体性を伸ばすことができます。コミュニケーション力や主体性は今後のビジネスシーンで求められる能力です。

その証拠に、オックスフォード大学の「2030年に必要とされるスキル」という論文では、コミュニケーション力や主体性が学べるアクティブラーニングがTOP10入りしています。

ジグソーメソッドでは他者への伝達を通じて、プレゼンテーション能力や判断能力も身に付きます。さらに課題解決のために判断力や思考力もつくでしょう。

ジグソーメソッドは全ての参加者が活躍するため、学習効果も高いはずです。ジグソーメソッドを活用すれば、ビジネスマンに必要な様々な能力を、効果的に身に付けられます。

オンラインでジグソーメソッドを学べるゲーム5選

企業研修でジグソーメソッドを取り入れる際には、ゲーム形式で導入することが適しています。ゲーム形式なら盛り上がりやすく、学んでいる意識なくして研修の効果を発揮可能です。また、昨今は新型コロナウイルスの影響でオンライン研修を実施する企業が増えてきています。

こうした社会状況に合わせて、オンライン上でジグソーメソッドを学べるゲームを紹介します。

リモ探

リモ探は、探偵をテーマとした「消えた資料と不明な持ち主」と、戦国がテーマの「関ヶ原大軍議」の2種類からストーリーが選べる、推理ゲームです。

前者は、見習い探偵としてとあるオフィスで起きた事件を解決すること、後者は徳川家康の側近として敵陣を見つけ出すことがゲームのゴールとなっています。
ジグソーメソッドを取り入れているので参加者同士のコミュニケーションを図れるのはもちろんのこと、オンラインイベントの実績を500件以上持つIKUSAが手がける、プロの役者による演出も見どころの一つとなっています。

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桃太郎の地図オンライン

桃太郎の地図とは、村長の家の位置をつかみ、桃太郎村の地図を完成させることを目的としたゲームです。

各自には異なる内容の情報が与えられるため、情報を整理して村長の家がどこか把握していきます。例えば「桃太郎の家を北上した右側には神社がある」「よろずやの向かい側は茶屋」などの情報が与えられます。

一つひとつは断片的な情報でも、情報を統合すれば村長の家に辿り着くことが可能です。カードを配布・閲覧などが可能なシステムも開発されており、オンライン上でもゲームを実施できます。オンライン化によって、複数チームのランキング付けもシステムでできるようになっているのが特徴。運営もスムーズに進めやすくなっています。

僕の座席はどこ?

学校を舞台にしてジグソーメソッドを学べるゲームが「僕の座席はどこ?」です。簡単にシチュエーションを説明すると、夏休み明けに座席を新しく変更したのですが、新しい座席表がなくなってしまいます。

正しい座席の位置を誰も把握していないので、一人ひとりが覚えている情報をもとに、正しい座席表を完成させていきます。「山崎さんは隣の人が野球が上手なのでびっくりした」「高橋さんは隣の小川さんにときどき消しゴムを借ります」などの情報から、推理していくのです。

こちらも情報カードをシステムで提供・共有することで、オンライン上でも問題なく実施できます。

真夏の民宿

バカンスを楽しむ若者が、6グループ・総勢20名で民宿に宿泊しています。ところが、若気の至りで初対面の人同士ですぐ仲良くなったり、その場でカップルが出来上がったりしてしまうのです。そのため、グループが入り乱れてしまい、最初の段階で誰がどこにいたのかが分からなくなってしまいました。ヒントが与えられるので、最初の部屋割りを考えていくというゲームです。各自に異なる情報が与えられるので、グループ内で話し合い、元の位置を推理していきます。

野球ポジションあてゲーム

ジグソーメソッドを用いたゲームとして有名なものが「野球ポジションあてゲーム」です。主催元から問い合わせを受けたので、週末の野球大会に出席するメンバーと各ポジションを至急、割り出さなければいけません。

何とかしてかき集めた断片的な情報をもとに、それぞれのポジションをつきとめていきます。「センターはレフトより背は高いが、足はライトのほうが速い」「高橋選手はサードの選手と同じアパートに住んでいる」などの情報が与えられます。

Zoomなどのweb会議システムを活用すれば、オンライン上で実施可能です。

まとめ

ジグソーメソッドとはメンバーが協力して学習を進めていく手法です。チームのメンバーが全員重要な役割を持ち、コミュニケーション力や主体性などの力を伸ばすことができる点がメリットです。

企業研修でジグソーメソッドを導入する際は、ここで紹介したオンライン上でも実施可能な5つのゲームをぜひ検討してみてください。

 

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この記事を書いた人

IKUSA.jp編集部
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