updated: 2024
福利厚生アウトソーシングとは?メリットやおすすめのサービス8選
福利厚生は企業が自社で準備から運営まで行うのが一般的です。しかし、近年は福利厚生をアウトソーシング(外注)する企業も増えています。
ただ、福利厚生アウトソーシングのサービスをはじめて耳にした方にとって、具体的にどのようなサービスであるのか、利用するメリットはなんなのかなどは大きな疑問でしょう。
そこで本ページでは福利厚生アウトソーシングについて紹介します。詳しい概要や利用するメリット、おすすめのサービスに至るまで詳しく触れていきます。
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福利厚生のアウトソーシングは企業に欠かせない存在
福利厚生のアウトソーシングとは、企業の福利厚生制度の管理や実施を外部企業に委託することです。近年は福利厚生のアウトソーシングを引き受ける専門会社が増えてきていて、企業選びの選択肢が多い状況。人手不足で福利厚生の管理・運営がうまく回らない企業にとっては、便利な存在といえます。
実際、企業は複数の福利厚生を設けていることがほとんど。それぞれの福利厚生の利用状況を確認したり、従業員ごとに対応したりと、手間がかかります。福利厚生に関する業務をほとんど丸投げできるなら、企業にとっては魅力的でしょう。
福利厚生のアウトソーシングは、定額を支払うことでさまざまな福利厚生を利用できるものや、特定の分野に特化した福利厚生を活用できるものなど、さまざまなサービスが展開されています。企業や従業員の需要にマッチした福利厚生を見つけてみてはいかがでしょうか。
福利厚生をアウトソーシングするメリット
福利厚生を外注することには、以下に挙げるようにたくさんのメリットがあります。一つひとつ詳しく解説します。
従業員一人あたりに対するコスト削減につながる
福利厚生における最大のメリットが、従業員一人あたりのコスト削減です。企業が導入する福利厚生は、どんな内容であれコストがかかります。スポーツジムの利用費を会社で負担する、飲食店の割引サービスを提供する、福祉サービスを格安で提供するなど、いろいろな福利厚生を設ければ、当然一人あたりのコストも高額になるでしょう。
福利厚生のアウトソーシングを引き受ける会社を利用すると、多くの場合コストの問題を解消できます。具体的なサービス内容は専門企業によって異なりますが、一人あたりのコストを抑えつつ、アウトソーシング会社が展開する福利厚生を自由に利用できることがあります。
福利厚生を充実させたいもののコスト的に不安を感じる場合は、アウトソーシングが適しているといえるでしょう。
導入の手間を軽減できる
従業員のために新たな福利厚生を設ける場合、利用施設との契約や手続きなどが必要です。さらに、新たな従業員が入社したら、その都度福利厚生に関する手続きを行わなければなりません。これは従業員の人数が多い企業の場合、無視できない手間でしょう。
福利厚生をアウトソーシングすれば、こういった煩わしい手間を軽減できます。アウトソーシング会社と契約が済めば、あとはすべて外部委託として各種手続きを任せられるのです。利用施設とのやりとりや従業員の手続きなどさまざまな手間がなくなるため、担当者の負担を軽減できます。
バリエーション豊かな福利厚生を準備できる
福利厚生をアウトソーシングすることで、バリエーション豊かな福利厚生を準備できます。アウトソーシング会社によっては、定額のコストでさまざまな福利厚生を導入できます。自社だけでいくつもの福利厚生を準備しようとすると、手間もコストもかかってしまうもの。アウトソーシングを利用すれば、手間なくバリエーション豊かな福利厚生を提供できます。
充実した福利厚生は従業員の満足度を上げてくれるため、企業としてもなるべく豊富な内容を揃えておきたいところ。アウトソーシング会社を利用すれば、手軽に充実した福利厚生を設けられます。
福利厚生の利用状況を把握できる
福利厚生のアウトソーシングサービスには、福利厚生の利用状況を把握できるメリットがあります。企業は、福利厚生を取り入れたら従業員の利用状況を確認しなければなりません。適切に活用されているのかを確認することは、無駄な福利厚生を見つけ出すうえでも重要です。実際、福利厚生として設けた制度が、ほとんど従業員に使われていないケースもあります。
自社で利用状況を調査するとなると、従業員一人ひとりへのヒアリングや文書などでデータを集める必要があり、大きな手間となることが考えられます。手間なく福利厚生の利用状況を把握したい企業にとっても、アウトソーシングは便利なサービスでしょう。
おすすめの福利厚生アウトソーシングサービス8選
福利厚生のアウトソーシングサービスの利用を検討している担当者にとって、どのようなサービスが展開されているのかは気になるところ。さまざまなサービスを把握しておくことで、より自社にマッチしたサービスを見つけやすくなるものです。
そこでここからは、おすすめの福利厚生アウトソーシングサービスを紹介します。各サービスの特徴を比較しながら利用先を検討してみてください。
福利厚生倶楽部(株式会社リロクラブ)
数ある福利厚生アウトソーシングサービスのなかでも、もっとも長い歴史を有するのが福利厚生倶楽部です。福利厚生倶楽部は、株式会社リロクラブが展開するサービスの一つ。多くのアウトソーシング会社が対象エリアを主要都市に限定しているのに対し、福利厚生倶楽部は地方の企業の福利厚生にも力を入れているのが特徴です。
福利厚生のアウトソーシングサービスは地域格差が生じやすく、地方と都内では圧倒的に後者のほうが充実しています。福利厚生倶楽部は、こうした地域格差を埋めるため全国で活用できるサービスを展開しているのです。
ベネフィット・ステーション(株式会社ベネフィット・ワン)
福利厚生におけるほとんどのサービスを引き受けるアウトソーシングが、ベネフィット・ステーションです。2019年時点の契約会員数856万人を誇り、1か月あたりの会費は従業員一人あたり380円からと安価な点が支持されています。
また年齢や性別、趣味趣向などに左右されにくいよう、さまざまな福利厚生サービスを展開しているのも特徴です。研修や教育支援などビジネスに直結するサービスも豊富なので、従業員の成長を促したい企業にもピッタリでしょう。
えらべる倶楽部(JTBベネフィット株式会社)
えらべる倶楽部は、JTBベネフィット株式会社が展開する福利厚生アウトソーシングサービスです。JTBならではの旅行プランの豊富さが魅力であり、全国の旅館・ホテルから海外旅行に至るまで対応しています。
組織全体の健康づくりにも力を入れているのも特徴です。健康に関するイベントの実施や従業員の心身の健康調査など、企業だけでは対応しきれない「健康管理」も依頼できるのは、えらべる倶楽部の大きな魅力です。
WELBOX(株式会社イーウェル)
株式会社イーウェルが展開するWELBOXは、時代の変化に沿った福利厚生アウトソーシングサービスです。福利厚生は一度取り入れた後も、時代の変化によって軌道修正すべきもの。かつて利用率が高かった福利厚生も、次第に従業員から使われなくなっていくことは珍しくありません。
WELBOXは、そんな時代の変化に対応した福利厚生サービスを提供。介護に関するサービスや女性の活躍推進など、現代ならではの需要に応えた福利厚生が強みです。
ライフサポートクラブ(リソルライフサポート株式会社)
ライフサポートクラブは、リゾート関連の福利厚生が充実したサービスです。サービスを展開しているリソルライフサポート株式会社は、グループ内でゴルフ場やリゾート施設などを運営しています。自社で展開している事業を、そのまま福利厚生として取り入れているのが特徴です。
もちろん取り扱う福利厚生サービスはリゾート関連だけにとどまらず、健康支援や学習などにも対応しています。国内の大手企業の導入率も高く、信頼できる福利厚生アウトソーシングサービスといえるでしょう。綜合警備保障株式会社として知られるALSOKや帝国ホテルなど有名な企業が多数導入していることからも、人気の高さがうかがえます。
オフィスおかん(株式会社おかん)
福利厚生として社食を導入したいと考えている企業におすすめのサービスが、オフィスおかんです。オフィスおかんでは、社内に専用の冷蔵庫や自動販売機などを設置し、格安で健康的な食事を購入できるサービスを展開。価格は全品100円からと従業員のお財布にやさしい料金設定が魅力です。
従業員の食生活に問題意識を感じる企業は少なくありません。とはいえ、社内食堂を設ける余裕がない企業も多いのが現状でしょう。オフィスおかんであれば、スペースやコストを気にすることなく社食を導入できます。
また、提供されるメニューは全て管理栄養士監修であるため、栄養バランスが整った美味しい食事を楽しめます。
チケットレストラン(株式会社エデンレッドジャパン)
チケットレストランは、食事手当として活用できる福利厚生サービスの一つです。特定の飲食店やコンビニエンスストアなどで活用できる食事補助チケットを展開。従業員はそのチケットを活用することで、お得にランチを楽しめます。
食事は毎日の生活に必要なこと。気軽に利用できるうえに、利用率も99%以上を期待できることから、「無駄のない福利厚生を提供したい」と考える企業担当者でも納得できるでしょう。
ごちクル(スターフェスティバル株式会社)
デリバリー感覚で利用できる福利厚生であるのがごちクルです。ごちクルは、4,000種類以上の日替わり弁当を毎日オフィスまで宅配してくれるサービス。ビジネスチャットサービスとして人気のSlackや専用アプリ・ブラウザから注文できるため、簡単にランチを頼めます。
1日単位で利用もできるのも魅力です。当日の10時までに注文すれば、ランチタイムに合わせて宅配してくれます。
福利厚生のアウトソーシングサービスを選ぶ際の注意点
福利厚生のアウトソーシングサービスには多数の企業が参入しています。そのため、サービスが豊富で「どれを選べばいいのか分からない」と悩む方が少なくありません。
そこでここからは、福利厚生のアウトソーシングサービスを選ぶにあたり注意すべきポイントを解説します。自社に合った福利厚生のアウトソーシングサービスを利用するためにも、以下の内容をチェックしてみてください。
サービスの内容と対応範囲を確認する
福利厚生のアウトソーシングサービスを選ぶ際には、まずサービス内容を確認しましょう。本ページで紹介した通り、定額を支払えばバリエーション豊かな福利厚生サービスを利用できるケースがある一方で、食事の配達や自動販売機など特定の分野に特化したサービスもあります。
また、似たようなサービスでも、詳細をチェックすると対応可能な範囲に違いがあることも珍しくありません。
導入してから「別のサービスのほうがお得だった……」と後悔しないよう、福利厚生のアウトソーシングサービスを選ぶ際には、必ずサービスの詳細と対応範囲を確認してください。
会員数を確認する
福利厚生のアウトソーシングの会員数は、そのサービスの信頼性や内容の充実ぶりを表す指標となります。サービスが不十分であったり、対応が悪かったりするアウトソーシング会社であれば、当然会員数も少ないからです。
反対に、豊富なサービスを展開していたり、対応力が高かったりするアウトソーシング会社は、会員数が多い傾向にあります。
会員数は、数あるアウトソーシングサービス会社を比較するうえで重要な情報です。サービス選びで迷った時には、会員数にも目を向けて比較してみるといいでしょう。
導入実績を確認する
利用先に迷った時には、福利厚生のアウトソーシングサービスの導入実績を確認してみてください。導入実績を公開している場合、自信を持ってサービスを提供していることがうかがえます。また、実際の導入事例は、「自社に取り入れたらどのように活用されるか」をイメージしやすくなります。
導入実績は、「どのような企業が導入しているのか」「何件の実績があるのか」などをチェックするといいでしょう。
なお、導入実績が公開されていない場合、そのサービスの実績はまだまだ少ない可能性があります。いざ利用してみたら、不満の残るサービス内容であることも考えられます。
サポート体制を確認する
サービスにおけるサポート体制は、福利厚生のアウトソーシングサービスを利用するうえで重要な確認ポイントです。福利厚生のアウトソーシングを利用するにあたり、サービス提供側がどこまでサポートしてくれるかは把握しておきたいところ。万が一のトラブルやプラン変更の相談など、どこまで応じてくれるかはサービスによって異なります。
当然、なるべく柔軟に対応してくれるサービス・会社のほうが、サポート体制は充実しているといえるでしょう。福利厚生のアウトソーシングを検討する時には、ぜひサポート体制に目を向けてみましょう。
まとめ
福利厚生は企業が提供するだけでなく外部への委託もできます。さまざまなメリットがあり、選べるサービスも増えてきているため、企業が導入するハードルは決して高くありません。福利厚生の提供に手間やコストの負担を感じている担当者の方は、アウトソーシングサービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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