updated: 2024
【開催事例】「ワールドリーダーズ」某企業様
2023年7月、ある企業様に、組織編成キックオフの研修としてSDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」を実施いただきました。
この記事では、SDGsを学びながら経営者としての視点を養うことができるワールドリーダーズの内容や、当日の様子・参加者様の感想をご紹介していきます。
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」とは
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」とは、SDGsを学びながら、経営者としての視点を学べるビジネスゲームです。
プレイヤーは企業の経営者となりゲームを進めます。
このゲームで使用するメインアイテムは「資金」「労働力」「事業カード」の3種類です。それぞれ、以下のような特徴をもっています。
- 資金=ゲーム終了時に最も多く持っているチームが勝利。さまざまな場面で使用できる。
- 労働力=事業拡大に必要。給与という形で維持費がかかるため、支払えないと会社からいなくなってしまう。
- 事業カード=「資金」を支払うことで事業を開始できる。事業を開始するために必要な情報が書かれている。
利益をあげるために、他チームと交渉をしたり情報・アイテムを活用したりして、自分たちのチームがトップになるよう戦います。
実際の企業活動と同様、目先の利益を得ることだけが、企業の成功につながるわけではありません。
環境や社会などのさまざまな要素を考慮しながら、長期的な視点で事業を展開していくことが重要となります。
初対面でも活発に議論し、面白いチームビルディングをしたい
今回は、とある企業様の「組織編成のキックオフ」にてワールドリーダーズを導入いただきました。
組織のメンバーが半数弱入れ替わるため「初対面のメンバーとも活発に議論できるようなゲームを実施したい」とのことで、ワールドリーダーズをお選びいただきました。
また、単純なものではなく面白いチームビルディングにしたいという希望からも、ゲーム要素の強い本ゲームの実施に至っています。
ワールドリーダーズの流れと当日の様子
ワールドリーダーズでは、「人・資金・情報などの配当」や「イベント」といった事象が何度か発生するなかで、事業を設立・運営していきます。
1.ゲーム開始
↓
2.作戦タイム
3.事業設立
4.状況確認
5.イベント発生
(2〜5を6回繰り返す)
↓
6.ゲーム終了
それぞれのフェーズごとに、ゲーム内容や参加者様の様子を振り返っていきましょう。
1.ゲーム開始
各チームは「労働力」「資金」「情報・調査カード」などの資源をランダムに受け取ります。
資源の配分はチームごとに異なるため、各チームは異なる戦略を立ててゲームを進めていく必要があります。また、複数枚の「事業カード」もランダムで配布されます。
2.作戦タイム
各チームは、与えられた労働力や資金を使って事業を開始します。事業カードの種類はさまざまあり、利益額やリスクはそれぞれ異なります。
どのチームでも、「どの事業が最も利益につながるか」「どのようなリスクがともなうのか」について活発に議論している様子でした。
3.事業設立
作戦タイムが終了したら、設立すると決めた事業カードを場に出し、事業設立のためのコスト(資金)を支払います。
事業カードを場に出して資金を支払い、労働力を割り当てることができれば事業成立です。
報酬を受け取り、人件費を支払って事業設立を完了します。
4.状況確認
各チームが事業を設立したあとは「世界の状況」と「各チームの状況」が発表されます。
世界の状況に関する値は、各チームのアクションの結果によって変動するため、注意を払いつつ進めなければなりません。
事業カードの中には、短期的には資金を増やせるものの、長期的には環境や社会に悪影響を与える特殊事業カードがあります。
例えば「あくどい◯◯」や「環境に配慮しない◯◯」といった事業です。このようなカードはチームの戦略の1つとして選択できますが、デメリットも考慮する必要があります。
5.イベント発生
各ターン終了時に、さまざまなイベントが発生します。これらのイベントはチームの戦略に大きく影響するため注意が必要です。
プラスの事象もマイナスの事象も起こりうるため、チームで話し合い、よりよい選択を議論します。
ここまでが1ターンで、これを6ターン繰り返す流れとなります。
ゲームに慣れると、さまざまなものを価値として交換したり、特殊なカードを使って他チームを攻撃したりするチームも出てくるため、より盛り上がりをみせます。
できることや検討要素がたくさんあり、ゲーム性の高いイベントのため、みなさん熱心に取り組んでいらっしゃいました!
6.ゲーム終了
6ターンが終わるとゲームは終了です。
最後に、各チームの環境・社会・経済の値に応じて資金ボーナスが付与されます。資金ボーナスの割合は非常に大きいため、ここで逆転が生まれることもあります。
ボーナスの支給後、結果発表と表彰式を行いました。
最後に「SDGsとは何か」「このゲームがどのようにSDGsと関わっていたのか」も解説させていただき、イベントは終了となります。
ゲーム終了後は「ゲームの結果は散々でした……」「新体制になるタイミングでこういった研修ができてよかった!」などという声があがりました。
参加者様の感想
ワールドリーダーズの参加者様からは、主に以下の3点について好評をいただきました。
- 「経営者の視点」や「SDGsの取り組み」についてゲーム感覚で学べた
- チームビルディングに役立った
- 楽しかった! 熱中して楽しめた!
1.「経営者の視点」や「SDGsの取り組み」についてゲーム感覚で学べた
- 儲けや労働力、SDGsなどさまざまなことに配慮する必要性を知れた
- 事業拡大のイメージがつかめた
- SDGsに向けた取組みや企業活動を行う際に気を付けるべきことなどを、ゲーム感覚で学べて楽しかった
- 目標と役割分担が重要だと実感した
2.チームビルディングに役立った
- みんなで会話しながら進めるのでチームビルディングに役立った
- 業務を離れて、普段お話ししない社員との交流がはかれた
- チームビルディングとしてよく考えられた研修だと感じた
- メンバーの性格がよく見えた
3.楽しかった! 熱中して楽しめた!
- シンプルに面白かった! もっとターンがあってもよかったかも
- 3時間あっという間でした
- お金をどう使うか、カードをどう使うかを考えるのが楽しかった
まとめ
今回は、SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」の様子を紹介しました。
ワールドリーダーズは、SDGsへの理解を深められるだけでなく、経営者の視点についても学べます。チームビルディングの要素もかねているため、さまざまなイベントに活用しやすいビジネスゲームといえます。
「ただのチームビルディングではなく、ゲーム性の高い研修を実施したい」
「会社経営の視点とSDGsについて学んで欲しい」
とお考えの担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。