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updated: 2022 

テーマパーク・商業施設が熱視線!「戦国宝探し」を実施するメリットとは

テーマパーク・商業施設が熱視線!「戦国宝探し」を実施するメリットとは

少子化が進むいま、テーマパークや商業施設は集客に悩んでいます。さまざまな施設やイベントが子どもを取り合い、趣向を凝らしたイベントを企画しているからです。

 

そんななか、「戦国宝探し」という一風変わったイベントを提供する株式会社IKUSAの事業開発マネージャー・吉野禎央さんに、テーマパークや商業施設における戦国宝探しについてうかがいました。

 

謎解きとウォークラリーをかけ合わせた「戦国宝探し」

 

 

「戦国宝探し」は、いわば謎解きイベントとウォークラリーを掛け合わせたアクティビティです。単なるウォークラリーと異なるのは、謎を解くことで次に目指すべきポイントがわかる仕組みになっていること。宝の地図を手掛かりに、隠された宝物を探して歩きます。吉野さんは「戦国宝探し」のルールを、次のように解説してくれました。

 

「まずスタート地点にて、宝の地図を受け取っていただきます。宝の地図に書かれているのは、その地域の歴史や文化にまつわるストーリー。ストーリーに仕掛けられた謎を解くと、次に向かうポイントがわかる仕組みです。推理が合っていればそこに宝箱が仕掛けられているので、その中に書かれている合言葉を解き明かし、それをもとに次のポイントを目指して……という流れを何度か繰り返し、ゴールを目指します。所要時間は2時間ほど。最後に、施設内に設定されたゴールで答え合わせ。正解ならクリア賞品がもらえて、賞品抽選にも応募できます。(※以下発言は全て吉野さん)」

 

謎を解きながら宝探しをするというワクワク感、子どもはきっと大好きですよね。「戦国」のエッセンスがあまりイメージできないのですが、たとえばどんな事例があるのでしょうか。

 

「施設で開催した事例ではないのですが、岐阜県可児市で実施した例がわかりやすいかもしれません。可児市は、森蘭丸と明智光秀の生誕地。森蘭丸と明智光秀の宝物が隠されているという設定で、謎解きに挑戦していただきました」

 

商業施設は、子ども向けのイベントを頻繁に開催しているイメージです。そんな中、どんなニーズで戦国宝探しが選ばれるのでしょうか?

 

「商業施設なら、小学生のお子さまを持つファミリーを呼びたいというニーズです。小学生を呼ぶイベントは、今は意外と限られているんです。昔はミニ四駆やベイブレードがあったんですが……。だから今、子どもたちは親を待ちながら所在なくゲームをしているんですよね。そんなとき、戦国宝探しが開催されていたら、子どもは喜んで遊んでくれます。

 

テーマパークであれば、どんどん変えられる新しいコンテンツのひとつとしてご活用いただくことが多いです。テーマパークがひとつのアトラクションをつくるには、数千万円かかります。それに対して戦国宝探しはかなり安価。場合によっては戦国宝探しではなく、そのテーマパークのキャラクターとコラボした宝探しをおつくりすることもありますよ」

 

テーマパークや商業施設で開催する場合は、「戦国宝探し」というイベントとして開催される場合と、大きなイベントの中の一つのコンテンツとして開催される場合があるそうです。

 

「どちらかというと後者が多いですね。 テーマパークですと、数か月にわたって行われる催事の中で、テーマパークのキャラクターとコラボした宝探しをご用意するケースもあります。商業施設であれば、週末の2日間だけで開催することも」 

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戦国宝探しを実施するメリット

 

 

テーマパークや商業施設は、さまざまな課題を抱えています。吉野さんによると、特に多いのは以下の6つだそう。

・テーマパークや施設の中をすみずみまで回ってもらえない

・商圏外からの集客が難しい

・テーマパークや施設の中でお金を使ってもらえない

・せっかくイベントを企画しても、テーマパークや施設自体に興味を持ってもらえない

・イベントを実施しても、効果測定する方法がない

・テーマパークや施設での滞在時間が延びない

 

では、戦国宝探しでは、どのような効果が期待できるのでしょうか。

 

「1つ目は、テーマパークや施設に回遊性が生まれること。見せたい場所や行かせたい場所に宝箱を隠すことで、楽しみながら施設内を回遊してもらえます。回遊してほしい場所に謎解きのヒント掲示店や答え合わせをする発見報告書を設定し、回遊性を高めます。

 

2つ目は、滞在時間の延長。施設内のさまざまな場所に宝箱を隠すことにより、平均して1時間半程度、滞在時間が延びています。目的を持ってやって来たお客さまの滞在時間をより延ばすことが可能です。

 

3つ目は、消費金額の増額。滞在時間が2~3時間に延びることによって、施設内で昼食・夕食をとったり、日用品や食料品を購入したりと、施設内で消費してくれるようになります。

 

4つ目は、施設への関心度アップ。 施設のすみずみまで回遊してもらうことで、こんな場所があったんだという新たな発見が生まれ、施設への関心が高まります。

 

5つ目は、効果測定が簡単にできること。正解を導き出した人には、賞品抽選の応募用紙をお渡しします。その応募用紙にアンケートを盛り込むことで、クリアした参加者からのアンケート回収率が100%に。参加者の属性・満足度・次回参加意欲・改善案など、あらゆる情報を得ることができます」

 

実際、アンケートでは、参加者満足度は95%、次回参加意欲は平均90%を超えるそう。つまり、戦国宝探しを定期的に実施することで、参加者が定期的にテーマパーク・施設を訪れてくれるようになるということです。

 

また、クライアントが抱える課題によってカスタマイズし、完全オリジナルの戦国宝探しを提供できること、宝の地図や宝箱がかなり高クオリティであるにもかかわらず低価格で実施できるのも、IKUSAならではのメリットだといえそうです。

ターゲット層への「告知」が成功を左右する

 

 

商業施設なら、場所にもよりますが、2日間で2000人ほどの参加が見込めるそう。 これはお子さんの数なので、親御さんを加えるとさらなる来客が見込めますね。

 

「来場者数のカギを握るのは、クライアント側にどれだけ告知してもらえるかです。IKUSAとしては、確実におもしろいものをつくる自信がありますから、あとはそれをいかに知らせるか。どこまでリーチできるかによって、集客数は大幅に変わってきます」

 

うまく告知した例としては、宝探しに地域学習要素を組み込み、教育委員会を通して地域の子どもたちに告知パンフレットを配布した事例があるそう。歴史学習という見せ方ができる点戦国宝探しの強みだと、吉野さんは語ります。

 

「もちろん保護者に情報を届けるのも大事なんですが、それよりも子どもたちにダイレクトに届けるほうがもっと大事です。子どもが興味を持てば、親は連れて行かざるをえませんから」

 

 吉野さんによると、予算は80万円程度からで、平均は200万円ほど。実施規模によって異なります。商業施設であれば、80万円の予算で、週末の2日間実施することができます。準備期間は3か月~半年が目安です。

 

「商業施設もテーマパークも、土日もしくは大型連休に実施されることが多いですね。詳細はお問い合わせいただければご提案いたします」

 

費用には、宝探しディレクション費用、オリジナルシナリオ制作費用、オリジナルデザイン制作費用、宝の地図(問題)制作費用、参加冊子制作・印刷費、宝箱制作費用、宝探し専用WEBページ(1ページ)制作費用、抽選応募用紙費用が含まれています。少ない予算でさまざまなメリットが得られるイベントとして、人気を集めるのも納得でした。

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この記事を書いた人

前田塁
1987年、大阪府生まれ。大学時にニューヨーク留学、世界一周を経験。新卒で大阪ガス入社後、オプトを経て、TABIPPOで起業しました。現在は、月間250万人が利用する旅行メディア「TABIPPO.NET」の編集長やFMラジオ「FUTURES」パーソナリティー、ブロガー、エンジニアなど。これまでに55ヶ国120都市を訪問、世界二周して、次の夢は宇宙飛行士です。
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