【開催事例】「チャンバラ合戦」海の京都 クルージングフェスタ
「麒麟がくる」明智光秀ゆかりの地の盛り上がり
2020年の大河ドラマが明智光秀を主役にした「麒麟が来る」に決定し、
明智光秀ゆかりの地は大きな盛り上がりを見せておる!
明智光秀にゆかりの市・町が連携して発足した大河ドラマ「麒麟がくる」推進協議会には、
現在9市2町が加盟しており、各地で明智光秀を絡めたPRが展開されておるのじゃ。
皆の者、今後の明智光秀旋風に乞うご期待!!
福知山城と明智光秀のつながり
明智光秀が築城した福知山城
ここでちょっと歴史のお勉強じゃ。
福知山城は、福知山地方の国人・塩見頼勝が、八幡山の脇に掻上城を築城したのが始まりと言われておる。
塩見頼勝は後に姓名を横山に改め、さらに城主は息子の塩見信房へと代替わりし、城名も横山城となったのじゃ。
そんな横山城に大きな変化をもたらしたのが、かの有名な明智光秀!
時は中世後期、光秀は織田信長の命を受け丹波征討戦を開始。
これに敵対したのが赤井直正・波多野秀治連合軍であり、横山城城主である塩見信房はこちらの連合軍を支持しておった。
光秀は初め連合軍に撃退されるが、その後波多野氏や赤井氏の落城などを経て、次第に光秀軍が有利になっていった。
同年8月20日に光秀軍は横山城を攻め込み、塩見氏は自害。
その後も光秀軍は次々と丹波国を攻め、福知山地方の国人衆は皆光秀に降伏し、見事光秀は福知山を平定したのじゃ。
その後、丹波国平定を機に光秀は横山城を「福智(知)山城」へと改名し、大修築を実施。
つまり、福知山城は、光秀の丹波平定の証というわけじゃな。
福知山城の役割
光秀は、福知山城を築城したのち、城下の基礎形成に着手。
堤防を築いて由良川の流れを変えたり、町に地子銭(土地の税金のようなもの)免除の特権を与えて商家を育てたりと、人々の暮らしに大きく貢献したそうじゃ。
福知山を治めていたのは約3年と短い期間じゃったが、
光秀は城下町の鎮守である御霊神社に祀られるなど、広く永く市民に親しまれているのじゃ。
「海の京都クルージングフェスタ」でチャンバラ合戦開催!
福知山城のお膝元「ゆらのガーデン」にて開催
10月14日、福知山では市内3会場を周遊するイベント、
「海の京都クルージングフェスタ」が行われておった。
こちらは、スイーツフェスティバルや歴ドルのトークショーなどを盛り込んだ、
福知山の文化や歴史を盛り上げるイベントじゃ。
そんなイベントの最中、戦が勃発!!!
戦場は福知山城近くの公園、「ゆらのガーデン」。
ちなみにこの公園の名前は、明智光秀が治水工事を行なった「由良川」に由来しておるのじゃ。
福知山城を見ながらの合戦ということで、気合の入った戦になりましたぞ!
「本能寺の変」復活!全力の戦い
明智光秀といえばやっぱり、織田信長を討った「本能寺の変」。
ということで今回は、参加者の皆さんに光秀軍vs信長軍に分かれて戦っていただいた。
まずは、信長&光秀の御登場!
「400年前の結果を覆す!」と意気揚々の信長と、余裕の表情を見せる光秀。
果たして、勝利はどちらの手に…!?
まずは、全滅戦からスタートじゃ。
信長軍、合戦前に軍議を行いすっかり士気が高まったようじゃな!
「戦、開始ーーー!!」の合図に合わせて、いざ開戦!!!
大人も子供も皆一生懸命に戦っておったぞ!
続いては大将戦じゃ。
まずは、信長・光秀に大将を務めていただいたのじゃが…
なんと、ほぼ同時に討ち死にじゃ!!
もしかしてお二人はとても仲が良かったのかもしれないな。
お次は各軍の参加者の中から大将を選んでもらったぞ!
光秀軍は、先の全滅戦で大活躍したくノ一が大将に。
軍議にかなり力を入れていたようじゃ。
最後は、バトルロイヤル戦!
これまで戦の経験を積んできただけあって、皆あっぱれな戦いぶりじゃった!!
最後には侍たち全員集合で、福知山城を背景に記念撮影じゃ。
皆いい顔をしておったな!お疲れ様じゃ!!
チャンバラ合戦の資料ダウンロードはこちら
チャンバラ合戦が大河ドラマと相性のいいイベントである3つの理由
①歴史コンテンツの中で珍しい「体験型アクティビティ」
地域のお城や歴史を生かしたイベントは、チャンバラ合戦以外にもたくさんある。
しかしそれらの多くは、「見る」「写真を撮る」といった形のものが大半で、
なかなか自身が主体となって「体験する」というものは少ないのではなかろうか。
その点、チャンバラ合戦は自らが「侍」となり、刀を振り回して戦うことができるという点で、とても新鮮なアクティビティとなっておる!
さらに、お城の近くで開催したり、その土地にゆかりのある人物をテーマにすることも多いので、
遊びながら楽しく土地の歴史を学べるというのが、体験イベント「チャンバラ合戦」の強みなのじゃ!
②ルールが簡単!誰でも飛び込み参加ができるイベント
チャンバラ合戦、合戦形式はいくつかあるものの、基本ルールはいたってシンプル。
「肩につけた命を、刀で落とす」
これのみ!!なんてシンプルなんじゃ!!!!!
これだけ簡単なルールなので、事前に内容を予習したり練習したりする必要もない。
年齢や性別、国籍も越えて誰でも手軽に参加できるのじゃ。
実際、今回の福知山城の合戦も多くの人が飛び込みで参加してくれたぞ!
③親子で参加できるイベントを実施
今回の合戦の対象年齢は4歳〜80歳。
ルールも簡単、刀もスポンジ製でとても安全ということで、幅広い世代の人が楽しめる。
それがチャンバラ合戦の魅力なのじゃ!
過去の開催実績
チャンバラ合戦、もちろん明智光秀のみだけでなく、
過去にも大河ドラマの主人公とコラボレーションしたことがある。
それが、真田丸の合戦じゃ!
こちらはNHKさん主催の「真田丸 いざ! 大坂の陣!!」という企画とのタイアップでござった。
大阪城を舞台に真田幸村や徳川家康、豊臣秀吉に出陣していただき大盛況だったんじゃ。
大河ドラマ関連の歴史イベントを検討中のおぬし、ぜひこちらも参考にしてみてはいかがのう!!
今後、「麒麟がくる」が各地をどのように盛り上げてくれるのか、楽しみでござるな!!