地域活性化地域イベント

updated: 2024 

新たな歴史イベント、合戦フェス!歴史と体験を組み合わせ地域活性!

新たな歴史イベント、合戦フェス!歴史と体験を組み合わせ地域活性!

2015年度の重点政策で地域経済の活性化策を強化する方針が提示されたことをきっかけに、「地域活性化」という言葉を耳にする機会が増え、全国各地でさまざまな取り組みが行われはじめました。

しかし、地域活性化の取り組みで成功している事例はあまり多くなく、何を行えば地域の魅力が発信でき、活性化につながるのか分からないといった声をよく耳にします。

そこで今回は、地域活性化につながる体験型のイベントをご紹介します。

 

年間1000件以上のイベント・研修を支援。IKUSAのサービス総合カタログ【デジタル版】を無料配布中
⇒無料で資料を受け取る

アクティビティと講義・グループワークで研修の学びが定着
受講者の主体性・意欲を最大化させる没入型研修「あそぶ社員研修」とは?
⇒あそぶ社員研修 総合資料を無料で受け取る

夏フェス・音楽フェスの歴史

日本の夏フェスと呼ばれる野外音楽フェスの起源は、1969年にアメリカで行われた「ウッドストック・フェスティバル」だと言われています。日本で開催されているフェスは、2000年に入ってから急成長しています。

始めはロックのみの音楽イベントでしたが、今では音楽の種類も多様化し、ポップやテクノ、アイドルも参加するようになりました。以下は日本で開催されている有名な音楽フェスです。

1FUJI ROCK FESTIVAL

開催日:7月末の金曜・土曜・日曜
開催場所:苗場スキー場(新潟県)

FUJI ROCK FESTIVALは、1997年から開催されている日本を代表する野外ロック・フェスティバルで、毎年10万人以上の来場者数を記録しています。国内の有名アーティストはもちろん、海外からも有名アーティストが参加されています。

富士山が一望できるスキー場で開催されるため、自然を楽しんだり、100店舗以上も出展されている屋台などを楽しむことができます。またお年寄りや足の不自由な人、子ども連れの人も楽しめるサポートが完備されていることも魅力です。

2ROCK IN JAPAN FESTIVAL

開催日:8月第1第2土曜・日曜
開催場所:国営ひたち海浜公園(茨城県)

ROCK IN JAPAN FESTIVALは、2000年から開催されている国内最大級の夏フェスの1つです。4日間での総動員数は約20万人で、邦楽アーティストのみに焦点を当てられているのが特徴です。

毎年いくつかの企業がブースを出展しており、試供品の提供やSNSで映える写真の撮影など、空いた時間も楽しむことができます。

3RISING SUN ROCK FESTIVAL

開催日:8月第2金曜・土曜
開催場所:石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ(北海道)

RISING SUN ROCK FESTIVALは、1999年に日本初の本格的オールナイト野外ロック・フェスティバルとして開催されました。豊かな自然に囲まれた広大な敷地内で存分に音楽を体感することができます。

北海道ならではの味覚が味わえる飲食店や自然を満喫できるアトラクション、環境問題について学べるブースなど、ステージで音が鳴っていない時間も楽しめる要素が満載です。

上記の3つのフェスは開催規模がとても大きく有名なフェスで、経済波及効果は大変高いといわれています。

フェスは一過性のイベントだと思われがちですが、1ヶ月以上前から関係者が現地入りをし、開催当日に向けて設営や事前準備を行い、地域の宿泊施設に泊まりったり街に出て食事をしたりするなど、短期ではなく中期的な地域での消費が生まれます。

またフェスの関係者と地域の住民との間に交流が生まれ、新しい風が地域に吹き、地域活性化へとつながります。

盛り上がるイベントには「体験」が必要!

イベントはうまく仕掛けて話題性を高められれば、開催地へ訪れるお客さんの集客が見込めます。しかしイベントを開催するからといって、必ずお客さんが来るわけではありません。盛り上がるイベントは「体験型」である必要があります。

体験型イベントの最大の特徴は「参加者が主役になれる」ことです。会場という限定された空間の中で、参加者が取れる選択肢が無数に広がっており、自分だけの楽しみ方が可能になります。普段では味わえない非日常の楽しさを体験型イベントでは提供できます。

楽しみ方はさまざまですが、写真や動画を撮影してSNSにアップし、友だちと共有する参加者は非常に多いです。この共有はイベントに参加した友人と共有するためだけではなく、イベントに参加していない人にも共有されます。

夏フェス・音楽フェスが地域活性化に役立つのも、体験できるコンテンツが充実しているからでしょう。

 

体験型フェスなら「戦国プロデュース」

体験型の歴史イベント「合戦フェス」とは?

2017年7月2日に、体験型の歴史イベント「合戦フェス」が開催されました。合戦フェスとは、見る、食べるだけのお祭りから、体験やアクティビティを中心とした戦国・歴史好き、スポーツ好き、お祭り好き、老若男女の誰しもが「本気で」楽しめるフェスです。以下は合戦フェスの開催概要です。

開催日:2017年7月2日(日)
開催場所:大井競馬場(東京都)
来場者数:約5,000人
料金:入場料無料、コンテンツごとに料金が発生

合戦フェスでは「チャンバラ合戦-戦 IKUSA-」をはじめ、オリジナル戦国料理の「戦飯(いくさめし)」、宝の地図を元に隠された財宝を探す「戦国宝探し」、戦国コスプレに戦国ワークショップ、ステージショーなどここでしか体験できない「戦国体験」を提供しました。

各コンテンツがどのような内容だったのか詳しくご紹介していきます。

合戦フェスのステージイベント

ステージでは、ヒーローショーや戦国コスプレショーの「TOKYO REKISHI COLLECTION」、忍城おもてなし甲冑隊による戦国演武、もしも桶狭間で信長が破れたら?を検証する「戦国もしもトーク」など、数々の演目が繰り広げられました。

戦国もしもトークでは、「もしも桶狭間で織田信長が敗れていたら?」をテーマにトークセッション。出演者の1人だった柴田勝家殿の「信長様は負けません!」という主君を想うコメントが印象的でした。

けん玉ユニット「ず〜まだんけ」さんのけん玉合戦パフォーマンスではお客様にも参加して頂き、とても盛り上がりました。

合戦フェスのチャンバラ体験

チャンバラ合戦は、大阪発祥のこれまでにない「合戦」をテーマにした新しいアクティビティです。当たっても痛くないオリジナルのスポンジ製の「刀」を持ち、腕に「命」となるボールを装着して大人数で命を落とし合って戦います。参加者の満足度は95%!圧倒的な楽しさで1万人以上の侍体験者が全国で生まれています。

チャンバラ合戦の資料を受け取る

合戦フェスでは参加者だけで楽しむチャンバラ合戦だけではなく、「本物の武将が大将だったらどうなるのか」を裏テーマにして多くの武将をお呼びし、合計9種類の歴史にちなんだ合戦を行いました。

どの合戦も大変な人気でしたが、特に盛り上がった3つの合戦をご紹介いたします。

賤ヶ岳の戦い

賤ヶ岳の戦いは、本能寺の変で織田信長がこの世を去った後、信長の後継者争いが織田家家臣の中で起こり、豊臣秀吉と柴田勝家が激しくぶつかった戦いです。

武将に軍を率いてもらうことで、よりリアルな合戦を楽しんで頂けました。

泡パin泡川の合戦

泡川の合戦は、戦国時代でも有数の激戦と言われた「姉川の戦い」をもじったものです。当時の姉川では霧が出ており両軍は視界不良の中戦ったそうで、その霧の代わりに合戦フェスでは泡を使用しました。

戦上の中央に設置された泡マシンにより、泡で敵が見えない、泡で自害など視界不良の合戦でしたが、泡川の合戦は子どもから大人まで参加者全員の笑顔で包まれました。

関ヶ原の戦い

映画「関ケ原」とコラボし、天下分け目の戦いで有名な関ヶ原の戦いを合戦フェスのフィナーレとして行いました。史実では1600年に徳川家康と石田三成が天下を分けて戦いましたが、合戦フェスでは参加した武将全員が登場するコラボレーションの合戦となりました。

合戦フェスの子ども向けイベント

上記でご紹介した合戦は大人も子どもも関係なく参加できる合戦となるため、子どもだけで本気で遊べる、子ども専用の「こわっぱゾーン」「忍者の里」ブースを作り、2,000人近くの子どもたちに体験してもらいました。

こわっぱの戦い

大人抜きで最強の侍を決めるこわっぱの戦い。子どもだけのほのぼのした戦いなので、小さな子や戦うのが怖いという子どもでも安心して参加できる合戦となっています。

泡合戦

泡合戦は先程ご紹介した「泡川の合戦」の子どもバージョンです。この合戦も小さな子や戦うのが怖いという子どもでも安心して参加できます。普段は体験することができない泡まみれの場所で、思いっきり楽しんでいただきました。

こわっぱ忍者迷路

迷路のようなお城として有名な熊本城や姫路城をモチーフに、「ダンボール迷路」とコラボレーションした巨大迷路のお城に挑戦できるコンテンツです。上記の合戦に参加するのが難しい子でも楽しんでもらえます。

他にも「手裏剣バトル」「伊賀VS甲賀忍者の巻物争奪戦」など、子どもたちだけで楽しめるコンテンツを充実させ、来場者全員が楽しめるようにしました。

合戦フェスの飲食ブース

フェスといえば楽しみの一つに「食」がありますよね。合戦フェスでは、BBQ大学を運営する「食のプロ」である株式会社LHさんと共に「戦飯」をプロデュースしました。

戦飯は戦国時代にちなんだオリジナルの食事で、「食べながら楽しめる」をコンセプトに考案。

戦国茶屋では合戦をイメージしたアイスコーヒー「関ヶ原ブレンド」や、泡川の合戦にかけたカフェオレ「泡川オーレ!」を販売。どのメニューも有り難いことに大人気でしたが、一番の人気は柴田勝家と本多忠勝をテーマにした「猛将ダブルカツバーガー」でした。

合戦フェスのブースイベント

オリジナルで開発した体験ブースのコンテンツ。「誰でも参加ができ、そのまま合戦に参加可能!」をテーマに、ワークショップとアクティビティを掛け合わせた内容で提供しました。

手作り布甲冑赤備え&黒備え

「手作りのオリジナル甲冑を着て戦場に出る夢が叶う」がコンセプトのコンテンツ。布甲冑エプロンに自分の家紋や好きな武将の家紋を描き、完成後は自分だけの布甲冑エプロンを身につけて合戦に参加してもらいました。

オリジナル侍缶バッチづくり

自分の好きな武将の家紋や絵を描いてもらったものを缶バッチにするコンテンツです。兄弟で缶バッチを作ったり、布甲冑エプロンやバックと合わせたりと、こだわりの一枚が作成されていました。

やぶさめ射的

疾走する馬上から的を射るという日本の伝統的な騎射技術「流鏑馬(やぶさめ)」を、乗馬フィットネス機器で再現した体験コンテンツです。揺れるフィットネス機器の上から正確に的を射る面白さはここでしか味わえません。

他にも「戦国お手紙作り-寺子屋-」「ふぇいすぺいんと 顔処」「戦国宝探し」など、楽しいコンテンツが盛りだくさんで体験ブースはたくさんの人で賑わっていました。

より詳しい合戦フェスの資料を受け取る

地域活性化を盛り上げる3つの方法

地域は都市と比べて、住民同士の交流が多い、身近な自然や文化とふれあえる、ゆっくりな時間が流れているなど、過ごしやすいイメージがありますよね。しかしその反面、抱えている課題も少なくはありません。

地域の抱える課題

地域の抱える大きな課題として、人口の減少・高齢化があります。どちらも日本全体での課題でもありますが、地域ごとに見るとかなり深刻です。人口が減少することで経済活動や行政のサービスが縮小し、それが更なる減少へとつながっています。

また商店街・繁華街の衰退や観光客の伸び悩み、雇用問題、医療問題なども地域の抱えている課題で、どれもが個別の問題ではなく複雑にからみあっているため、自治体のみの対応では解決するのが難しくなっています。

課題が重なると解決が難しく感じてしまいますが、地域が築いてきた資源や価値を活かし、上手くカタチにして運用することができれば解決は見えてきます。

以下では課題解決につながる3つの方法をご紹介します。

地域の課題解決法1:コミュニティを築く

地域の課題を自治体や企業、団体だけで解決するのではなく、地域の住民が主となったコミュニティを築き、その中で所属や立場を越えた多様な活動を展開します。それにより情報や課題を共有することができ、それぞれが連携し繋がることができれば、住民の地域への意識がより高まり活性化へとつながります。

持続可能なコミュニティを築くためには、居心地の良さや楽しさが必要です。

地域の課題解決法2:地域の魅力で産業を生み出す

地域の住民を中心に、オフィスワーカーや学生など、多様な参加者でアイデアを出し、課題解決策を生み出します。地域活性化を進めるためには、地域外の人間も参画し、それぞれの意見・アイデアを活かしていくことが不可欠となります。新しい風が入ることで今まで眠っていた地域の魅力が発見されやすくなり、それが地域の産業、経済効果へとつながっていくのです。

地域の課題解決法3:イベントの開催

イベントといっても内容はさまざまで、スポーツや音楽、展示会、お祭り、季節ものなど数多く存在します。そして、今回のお題であるフェス。フェスはフェスティバルの略語で、メインコンテンツだけではなく、サブコンテンツやお祭りのような屋台が充実しているのが特徴です。

フェスは夏場に日本各地で野外音楽フェスとして開催されることが多く、規模が大きくなるため他のイベントに比べると集客力と話題性があります

地域で合戦フェスを実施するイメージ

歴史コンテンツばかりを集めた体験型歴史イベントの合戦フェスですが、地域の所有する資源によって開催内容は異なってきます。

有名な歴史的な資源を持つ地域の場合

歴史的な資源を持つ地域であれば、歴史的町並みをはじめ、地域が有するお城や合戦場などを活用し、土地固有の歴史にそったコンテンツが制作できます。地元の人に対しても地域の歴史教育にもなりますし、地元の人しか知らなかった地域の魅力や価値を掘り起こせます。

地域に継承される歴史を、どのような楽しいコンテンツにするかが重要となります。

歴史的な資源が利用しにくい地域の場合

歴史的な資源が利用しにくいからと言って開催できないことはありません。開催可能な場所があれば、今回ご紹介した合戦フェスのように、メジャーな合戦や歴史上の人物をつかった、誰もがわかって楽しめるコンテンツを制作し合戦フェスとして開催できます。

地域の自治体や企業を巻き込み、地域の魅力を発信する機会にしましょう。

まとめ

体験型イベント・合戦フェスをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか? 開催規模の大きいイベントは話題性があり外部を巻き込む効果が期待できるため地域活性化につながりやすいです。また地域の資源を活用すれば住民の地域への関心が高まり、一人一人の行動も変わっていくでしょう。

合戦フェスは、地域の資源を活かし魅力的に発信することが可能です。この場所で開催できるのか、歴史的な資源はないが開催してみたい、アクセスが悪く集客が不安などお気軽にご相談ください。私たちと一緒に地域の魅力を発信していきましょう。ご連絡お待ちしております。

IKUSAでは、年間1000件以上のユニークなイベントや研修を支援しています90種類以上のイベント・研修サービスからお客様のニーズに合わせてご提案させていただき、ご要望に応じたカスタマイズも可能です。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
⇒無料でサービス総合カタログ【デジタル版】を受け取る

「あそぶ社員研修」は、受講者全員の主体性を高め、置いていかれる社員を作らない講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。講義による学びの定着を促し、翌日からの業務に役立てることができます。

⇒あそぶ社員研修 総合資料を無料で受け取る

この記事を書いた人

孫市百発百中!孫市
twitter
戦国最強の鉄砲使い、雑賀孫市の化身。
地域活性化に並々ならぬ情熱を持ち、ゲリラ戦を得意とする孫市のごとく、できるまでやり続けるのが信条。
義理と信頼に熱く、決して諦めない涙もろい男、雑賀衆頭領、孫市。
RELATED ARTICLES関連する記事
RECOMMENDおすすめ記事
PAGE TOP