ビジネススキルコミュニケーション

updated: 2024 

コミュニケーション能力が高い人の特徴とは?人生への影響や鍛え方について解説

コミュニケーション能力が高い人の特徴とは?人生への影響や鍛え方について解説

 

コミュニケーション能力は人と関わるうえで欠かせないスキルの1つです。コミュ力ともいわれるこのスキルが高い人は、家庭や職場で良好な人間関係を築くことができ、人生に良い影響を与えることができます。人間関係で悩んでいる人は、コミュニケーション能力を鍛えることが解決の糸口になるでしょう。この記事では、コミュニケーション能力が高い人の特徴にふれながら、この能力が人生に与える影響や具体的な鍛え方について解説します。

 

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コミュニケーション能力に関わる言語・非言語コミュニケーションとは 

チームビルディングを失敗するケース

「コミュニケーション」と聞くと、対面での会話をイメージする人も多いでしょう 。しかし、 意識していなくても、人は言語以外にもさまざまなものを使ってコミュニケーションを取っているのです。ここでは、コミュニケーションを「言語」と「非言語」の2つに大別して解説します。

言語コミュニケーション

言語コミュニケーションは、その名の通り「言語」を使って行うやり取りのことです。「バーバルコミュニケーション」とも呼ばれます。

言葉を交わしたり、文字に記したりといった行為で、相手に自分の意見や思いを伝え合います。直接的なだけに相手に伝えやすい方法ですが、使い方を誤ると逆効果になる場合があるので注意が必要です。例えば正確に伝えようとするあまり、直接的すぎる表現をしてしまうと、相手がその言葉を受け入れられないかもしれません。そのようなときは、敢えて遠回しな言い方をした方がいいでしょう。

言語コミュニケーションを行う際は、「正確さ」「わかりやすさ」「ふさわしさ」「敬意と親しさ」という4つの要素を意識するようにしましょう。

非言語コミュニケーション

非言語コミュニケーションとは、表情や声のトーン、身振り手振りなど言語以外のものを使って相手とやり取りすることです。例えば、明るい表情から「この人は喜んでいるな」と感じたり、声のトーンが強い部分に対して「一番言いたいのはこの部分なのだな」と相手の意図を汲み取ったりします。
こうした例を見ると、言語コミュニケーションに対して補助的なものに感じられるかもしれません。しかし「メラビアンの法則」を知ると、非言語コミュニケーションの重要性がよくわかるでしょう。

メラビアンの法則は「3Vの法則」「7-38-55のルール」とも呼ばれる、コミュニケーションに関する法則です。具体的には、「言葉では『楽しかった』と言っているのに、表情や声のトーンは明るくなかった」のように、言語と非言語で表す情報が矛盾していた場合、聞いている人はどう感じるかを統計的に表しています。その結果は以下の通りです。

  • 表情や視線など見た目や仕草による「視覚情報(Visual)」が人に与える影響度:55%
  • 声の大きさや話すスピードなどの「聴覚情報(Vocal)」が人に与える影響度:38%
  • 会話そのものの内容である「言語情報(Verbal)」が人に与える影響度:7%

この結果から、言語と非言語で情報が矛盾していた場合、ほとんどの人が非言語の方に影響されることがわかります。非言語コミュニケーションが相手に与える影響は、私たちが 思っている以上に大きいのです。

コミュニケーション能力の定義 

そもそもコミュニケーション能力とは、どんな力として定義されているのでしょうか。辞書では、「人間同士で情報共有や意思疎通を行うための力」とされています。わかりやすくいえば、「相手にうまく情報を伝える力」と「相手からの情報を正確に受け取る力」のことです。

外向的な人が必ずしもコミュニケーション能力が高いとは限らない

「コミュニケーション能力が高い人」と聞けば、他人との関わりに積極的で気さくな外向的な人をイメージする人も多いのではないでしょうか。しかし 、外向的な人が必ずしもコミュニケーション能力が高いとは限りません。

コミュニケーション能力とは、「相手にうまく情報を伝える力」であると同時に、「相手からの情報を正確に受け取る力」でもあります。つまり、伝えるだけではダメなのです。

他人と積極的に関わっていても、一方的に自分の話ばかりをしたり、相手の気持ちに配慮せず振る舞ったりする人は、コミュニケーション能力が高いとはいえません。伝えるだけでなく、相手の話をしっかりと聴き、どんな気持ちなのかを汲み取ることができて初めて、コミュニケーション能力が高い人といえるのです。

コミュニケーション能力の高い人の特徴 

コミュニケーション能力が高い人の特徴として、以下の3つのスキルを持っていることが挙げられます。

  • 伝える力(言語・非言語)
  • 聴く力(言語)
  • 読み解く力(非言語)

自分の意見や考えを相手に伝えるだけでなく、相手からの情報をしっかりと受け止め、正確に分析できることも重要な要素です。
人は自分の話を真剣に聴いてくれる人に好感を持つものですし、できるだけ多くの情報を得ることで正確なコミュニケーションができます。

「1:1の会話において、話す時間をお互い4~6割にする」ことを心がけると、対等で良好な人間関係を築けるようになるでしょう。

コミュニケーション能力が高いことによる人生への影響

コミュニケーション能力が高いと、職場や家庭などの人間関係が良好になります。 ただそれ以外にも、高いコミュニケーション能力は人生に良い影響を与えてくれるのです。
例えば、ハーバード・ビジネス・スクールの調査では、「コミュニケーション能力の差によって、年収に約2倍もの差が生じた」という結果が出ています。また、日本経済団体連合会の「2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」から、15年連続で8割以上の企業が、人材に求める能力の1位に「コミュニケーション能力」を挙げていることがわかりました。

これらの結果から、コミュニケーション能力は人間関係だけでなく、将来の収入や就職にも大きく関係するスキルといえます。

出典:ジョナサン・ロビンソン, 時間とお金をムダにしないで成功する方法, PHP研究所, 1999.

コミュニケーション能力を高める方法

人生にさまざまな良い影響を与えてくれるコミュニケーション能力は、ぜひとも鍛えるべきスキルです。ここでは、コミュニケーション能力を高めるために何をするべきかについて、具体的な方法を5つ紹介します。

結論から話すクセをつける

言語コミュニケーションをするうえで重要なポイントの1つが、「相手にわかりやすく情報を伝えること」です。その訓練として、結論から話すクセをつけるようにしましょう。

思いつくままにダラダラ話していると、何を言いたいのかが相手に伝わらないばかりか、自分でも何を言いたかったのかわからなくなってしまいます。

そうなることを防ぐために、「最初に結論を言ってから、その結論に至った理由や具体例を話す」という順番を常に意識しましょう。「私はこう思います。なぜかというと……」という流れで話していけば、言いたいことが相手にスッと伝わりますし、自分の頭のなかも自然と整理されていきます。

相手の話をオウム返しする

コミュニケーション能力を高めるためには、相手の話をしっかりと聴くようにすることも重要です。とはいえ、ただボーッとしているだけでは、相手に「この人は私の話を聞き流している」と思われかねません。そこで、ちゃんと聴いて理解していることを示すために、相手の話を「オウム返し」するようにしましょう。

オウム返しとは、相手の言ったことをそのままくり返すことです。例えば、「久しぶりに友達に会えてうれしかった」と相手が言ったら、「それはうれしいね 」と返します。こうすることで、話の内容を理解していると相手に示せるのです。

ただ、ずっとオウム返しばかりしていても話が弾まないので、ときおり質問を織り交ぜるようにします。先程の例なら、「会った友達ってどんな人?」などと質問し、会話を広げると良いでしょう。

相手の意見を肯定してから自分の意見を言う

コミュニケーションをするうえで重要な「伝える力」を鍛えるために、「相手の意見を肯定してから自分の意見を言う」ということを意識しましょう。

コミュニケーションは双方向のものなので、自分と相手それぞれの意見を言い合うことが重要です。ときには、お互いの意見が違うこともあるでしょう。その際、自分の意見と異なるからといって、相手の意見を頭ごなしに否定してはいけません。

人は自分の意見を否定されると、その相手に対して壁をつくりやすくなります。そうなると、自分の意見を聴いてもらうのは難しいでしょう。ですから、たとえ相手の意見が自分と違っていたとしても、ひとまず肯定して受け止めることが大切なのです。

最初に自分の意見を肯定してもらったことがクッションとなるので、相手が自分と違う意見でも受け入れやすくなります。こうすることで、相手に壁をつくらせることなくコミュニケーションを深められます。

コミュニケーションが上手な人の真似をする

相手の話を聴くのが苦手という人におすすめなのが、「ミラーリング」という手法です。具体的には、自分が「コミュニケーションが上手だな」と思う人の声のトーンや表情、仕草などをそっくり真似してみます。

コミュニケーションが上手な人は相手を話しやすくさせる雰囲気があるものなので、それを習得することで、相手の話を聞きやすくなるのです。
ただし、あまりにしつこくミラーリングをやり過ぎると、かえって相手を不快な思いにさせることがあります。そのため、参考にしたい部分を絞り、素の自分と真似している自分のバランスをうまく取るようにしましょう。

相手に興味・関心を持つ

コミュニケーションをするうえで特に大変なのが、非言語の情報から相手の真意を読み解くことです。「読み解く力」を鍛える方法として、相手に興味・関心を持つようにすると良いでしょう。

「言っていることと表情が合っていない」といった具合に、人は言語と非言語で矛盾した情報を発信することがあります。非言語情報を読み解く力がなければ、言葉だけを鵜呑みにして、相手の表情に込められた感情を見逃すことになってしまいます。

日頃から相手に興味・関心を持って観察していれば、普段と違う表情や声のトーンだったときに違和感を覚えるようになりまるはずです。ちょっとした違和感を見逃さずに対応することで、相手とのコミュニケーションを深められるでしょう。

楽しみながらコミュニケーション能力が高まるサービス例

自分自身で工夫してコミュニケーション能力を高めることも可能ですが、楽しみながら鍛えられれば尚良いですよね。ここでは、楽しみながらコミュニケーション能力が高まるサービスを3つ紹介します。

リモ謎

リモ謎」はビデオチャットツールを用いた謎解き脱出ゲームです。「チームを組んで謎を解き、閉じ込められそうな空間から脱出する」というのが大まかな流れです。 「電脳都市」「本能寺」「リモート会議」など、脱出する場所は複数用意されているので、気に入ったストーリーから選ぶこともできます。

チームで役割を分担してそれぞれで情報を集め、集めた情報を基に話し合って次の行動を選択する必要があるので、コミュニケーションを取らなければクリアできない仕組みです。

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合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE

合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE」は、あるシチュエーションに置かれた参加者が、必要なアイテムの優先順位を話し合いで決めていくオンラインのゲームです。最初に参加者個人で考えてから、それぞれの意見をすり合わせ、最終的に合意に至ることを目指します。

議論を重ねてチームの意思を決定する過程で、価値観や考え方の違いを感じることができ、コミュニケーション能力を鍛えられるでしょう。
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チャンバラ合戦

チャンバラ合戦」とは、スポンジの刀を使って相手の腕についたボールを落とし合う、大人数による対戦型ゲームイベントです。参加者は複数のチームに分かれて戦います。

ルールがシンプルでわかりやすく、刀を振ったり走ったりと体をフルに動かすので、参加者のテンションは間違いなく上がります。また、合戦の前には「軍議」と呼ばれる作戦会議で、チームごとに戦略を考えます。合戦と軍議を繰り返すなかで、自然とメンバー同士のコミュニケーションが活性化するでしょう。

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まとめ

号:

コミュニケーション能力は人間関係・就職・収入など人生に良い影響を与えるスキルなので、ぜひとも鍛えたいものです。ただ、コミュニケーション能力とは、単に自分の意見や考えを伝えるだけのものではありません。相手の話をしっかり聴き、何を言いたいのか読み解くことも必要です

自分自身で工夫したり、サービスを利用したりして「伝える力」「聴く力」「読み解く力」をそれぞれ鍛え、コミュニケーション能力を高めていきましょう。

 

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この記事を書いた人

マッスー
元気な引きこもりWebライター兼Web編集者。出版社に約10年勤めた後、フリーランスとして記事を書いたり、編集や校正したり、社会の模擬テストをつくったりと、なんやかんやで文章に関わるよろづ仕事をしてます!
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