【開催事例】「宝探しウォークラリー・チャンバラ三国志」横浜セントラルタウンフェスティバル
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2009年に開催されたイベント「開国・開港博Y150」以降、2010年から、横浜開港の歴史を伝える5つの商店街(馬車道、関内、山下公園通り、横浜中華街、元町・山手)が中心となり「横浜セントラルタウンフェスティバル」が開催されていました。
10周年目となる今年は、2019年5月25日(土)・26日(日)に開催。そして本イベントにて、株式会社IKUSAが謎解き宝探しイベント「Y160宝探しウォークラリー」と、合戦アクティビティ「チャンバラ三国志 in 横濱」を催行しました!
天気は快晴、30度超えの暑さの中、両イベントともたくさんの人が参加してくださり、この日の横浜はお祭りのような賑わいで盛り上がりました。実際のウォークラリーとチャンバラ合戦の様子を、参加者の楽しそうな写真とともにお伝えします!
子どもから大人まで楽しめるウォークラリー
「Y160宝探しウォークラリー」は、宝の地図を手がかりに横浜セントラルタウン内に隠された宝箱を探す、宝探しゲーム。子どもでも読み解けるようにわかりやすくイラストで書かれた問題や、規則性を見つけて解く問題などバラエティに富んでおり、親子で楽しめるのが特徴です。
地図に書かれた謎を解読して隠された宝箱のありかを探し、宝箱の中に描かれている合言葉を集めます。宝箱を7つすべて見つけて報告所で発見報告をしたら、ガラポンに挑戦。抽選で豪華商品が当たる可能性もあるんです!
宝箱を探しながら、横浜のエリアを回遊
宝箱が隠されていたのは、「県立歴史博物館」「ありあけ本館ハーバーズムーン」「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」「横浜開港資料館」「九龍陳列窓」「ABCマートプレミアステージ元町店」「山手資料館」の7カ所でした。
横浜に住んでいる人でも、名前は聞いたことがあるけれど行ったことがない場所がちらほら。初めて横浜にくる人も、近くに住む地元の人も楽しめる内容になっています。
「外観が印象的な県立歴史博物館だけど、中に入るのは初めて」「ありあけハーバーが有名なのは知っていたけれど、お店には行ったことがなかった」など、新しい発見ができるのもウォークライリーの魅力のひとつ。
ウォークラリーを体験することで、横浜の歴史を学ぶきっかけになったり、横浜の食を知る機会になります。博物館やお店、商店街にとっても、施設や街の魅力を知ってもらえるチャンスが生まれるのです。
ウォークラリーの楽しさ・強み
今回の「Y160宝探しウォークラリー」では、関内エリアから山手エリアまで網羅されており、横浜の街歩きを楽しみながら参加できるようになっていました。ウォークラリーを通じて参加者がエリアを巡回することになり、地域の特性を知るきっかけになります。
謎を解いて楽しみながら街を歩くことから滞在時間が自然と長くなり、途中に食事をしたり買い物をしたりすることで、その地域にお金を落とすことにもつながります。
実際に中華街近くで出会った参加者のご家族も、「この後お昼を食べてから、また宝探しを続けます」とおっしゃっていました。
宝箱を探して、合言葉を見つけよう!
ウォークラリーの途中で出会ったのは、宝箱を見つけて嬉しそうにしていた女の子とお母さんの親子。お話を聞いてみると、近くに住んでいるため学校終わりに少しずつ宝箱を探していたとのことでした。
女の子が宝箱を見つけて合言葉をお母さんに伝え、お母さんが宝の地図に合言葉を記入します。記入し終わるなり、女の子がお母さんの手をとって次の場所へと駆け足で向かって行きました。
また横浜港大さん橋国際客船ターミナルで出会ったのは、お父さんとお母さん、女の子の家族3人。宝箱の中に描かれた合言葉を見つけると、地図に記入し始めました。
お母さんも一緒に謎解きに取り組んでおり、「この問題はあの辺りだと思うんだけど……この暗号が指しているのはどこだろう?」とかなり頭を悩ませている様子です。
地図のイラストで宝のありかが描かれている謎もあるため、大体のエリアがわかっても実際に行ってみないと特定の場所がわかりづらいことも。ようやく宝箱を見つけた時は、大人でも思わずガッツポーズをしてしまいそうです。
こんなところに宝箱が隠されていました
県立歴史博物館の階段を上った先、パネルの足元に置いてあったり……
横浜開港資料館では、看板にくくりつけてあったり……
山手資料館では、入り口近くの電灯横で発見!
九龍陳列窓の外の柵にも宝箱が設置されていました。
実際に訪れて、地図を照らし合わせながら答え合わせをして、宝箱を見つけた時の快感といったら!子どもだけでなく、大人も夢中になってしまうこと間違いなしです。
7つすべての宝箱を見つけたら報告所へ
宝箱をすべて探し出し、合言葉を見つけたらメイン会場の山下公園へ。ウォークラリーの報告所へ向かい、スタッフの方に答え合わせをしてもらいます。
「暑い中お疲れ様でした!」「全部回られたの、すごいですね!」と声をかけられ、なんだかやりきった感に満ち溢れていました。抽選で当たる商品の中には、ホテルニューグランドのペア宿泊券や、中華街、元町各商店街のお食事・お買い物券も!
見事宝探しを終えた方は、最後の抽選まで楽しむことができます。参加されている方も、みなさん楽しみながら横浜の街を歩いていたようです。
山下ふ頭では「チャンバラ三国志 in 横濱」を開催!
そして同日、山下ふ頭会場で行われたのが「チャンバラ三国志 in 横濱」。幼い頃は家の庭や空き地でチャンバラ遊びが行われていたものの、最近ではあまりその光景も見なくなりました。チャンバラ三国志は誰もが楽しく安全に参加できるアクティビティとして、全国各地で開催され人気を博しています。
この日も、子どもが全力で楽しむのはもちろん、大人も童心に帰って賑やかな戦いが行われました。
チャンバラ合戦とはいえ、使うのは硬い木の棒ではありません。相手に当たってもふにゃりと曲がる柔らかい刀を使用し、相手の腕に付いたカラーボールの命を落とし合います。
刀を持つと子どもたちが戦いごっこを始めるのは、今も昔も同じ。刀を取るなり子どもたちが楽しそうな声をあげて練習をし始めます。
今回は三国志をテーマに「元町山手軍」「関内馬車道軍」「山下公園通り中華街軍」
の3つの軍に分かれての合戦となりました。
子どもでもわかりやすい明確なルール
参加者は5才から大人まで年齢層も幅広く、会場も和気あいあいとした雰囲気。合戦を始める前には、子どもでもわかりやすいようにルールを丁寧に説明します。カラーボールを落とされたら戦場から出ること、走るなどの危険な行為は行わないなど、アクティビティを安全に進めるための注意事項も念入りに。
プロの俳優が演じる武将がゆっくりわかりやすいように、そして真面目なトーンで「守れない奴は、ワシが斬るぞ」と念押しするなど、幼い子どもも飽きさせないように工夫をしながら説明します。
チャンバラ合戦の資料ダウンロードはこちら
実際の動きも、俳優たちが大きくリアクションをしながら説明。参加者たちは真剣にその様子を見ながら、早く戦いたい気持ちをうずうずさせていました。
カラーボールは各軍によって色が分けられているため、誰が味方で誰が敵なのか一目でわかるようになっています。今回は3つの軍に分かれているので自分の色以外の相手を斬ればいいのですが……この日は途中である軍とある軍が同盟を組むことになり、2軍対1軍というおもしろい光景も見られました!こんな作戦も、チャンバラ合戦ならでは。
合戦前には、作戦会議である「軍議」の時間が設けられています。どうやって敵を斬りにいくのか、誰が攻めて誰が守るのかなど作戦を練って合戦に備えます。水分補給もして、準備はバッチリ。
軍議を終えたら、いざ戦場へ!
軍ごとに士気を挙げて、いざ戦いの時!前半は2軍以上に分かれて多数決で勝ち負けを決める全滅戦、後半は敵軍の大将の命を落としたら勝ちとなる大将戦が行われました。
「戦、開始〜!」とほら貝の音が鳴り響き、始まりの合図と同時に、参加者が一斉に敵めがけて前進!大人も子どもも一緒になって、本気で相手のボールを落としにかかります。
狙う敵を探している目は、真剣そのもの。
親子で参加している方は、どうやらお母さんを盾にしているみたいです。
大変!赤いボールが2人に狙われている!
全滅戦では、敵軍を全滅させるか時間内に多く倒したチームが勝利となります。前半はなんと、山下公園通り中華街軍が連続で勝利!兵士が全滅した軍もある中、10人以上の兵士が生き残り見事勝利を収めました。
休憩の時間には、きちんと水分補給。この日は30度を超える暑さだったため、何度も体調管理についてアナウンスが流れていました。しっかりと休憩したら、いざ後半戦!
後半の大将戦では、敵軍の大将の命を落としたら勝利。そのため自分の軍の大将を守りながら、相手の軍へ攻め入る必要があります。関内馬車道軍も、勇敢な小さな兵士たちが大将を囲んで守っています。
実はこの休憩中に、元町山手軍と関内馬車道軍の大将がコソコソと何か話しており、ガッチリと握手をする姿がみられました。どうやらこの2軍が同盟を組んで、勝利し続けている山下公園通り中華街軍を倒す作戦を立てた模様。
最後の戦いがスタートすると、多くの兵士が一斉に山下公園通り中華街軍に攻め入りました!
城壁をうまく利用しながら、敵のボールを狙います!
この笑顔、とっても楽しそう。
最後の大将戦では同盟を組んだおかげか、一番最初に山下公園通り中華街軍が落ち、元町山手軍と関内馬車道軍の戦いに!関内馬車道軍がどんどんと敵陣に攻め込み、見事元町山手軍の大将を討ち取ることに成功しました!
チャンバラ合戦のここがおもしろい!
チャンバラ合戦の魅力は、子どもから大人まで年齢関係なく参加者みんなが思い切り楽しめること。そしてストーリーが明確でわかりやすいことや、プロの俳優が演じる武将たちのパフォーマンスにあります。
ルール説明から役になりきり演じているので、子どもたちは世界観に入り込みやすくなり、武士の精神に則って正々堂々と勝負に挑みます。
アクティビティは全部で1時間30分ほどですが、戦いを終えた参加者からは「もっと遊びたい」と終了を悲しむ声や、「とっても楽しかった!」と満足した様子の声が上がりました。
アクティビティ終了後には、武将たちと記念撮影も可能。
最後はみんな笑顔で記念撮影!快晴の横浜に、元気な声が響き渡ってこの日のチャンバラ合戦は終了しました。年齢も関係なく、みんなが安心安全に楽しめるチャンバラ合戦、今度はぜひ参加してみませんか?