【開催事例】「サバ研」株式会社ファイブドライブ様

目次
2025年5月17日(土)、株式会社ファイブドライブ様に社内研修の一環として「サバ研」を実施していただきました。
「サバ研」は、意思決定のフレームワークである「OODA LOOP」やコミュニケーション・チームワークについて、サバイバルゲームと座学を組み合わせて学べる研修です。会場は千葉県の「アウトドアフィールド No.9」を利用しました。
本記事では、研修を実施した理由や当日の様子、担当者様のご評価・ご感想、研修後に受講者様に行ったアンケート結果について、それぞれ紹介します。
研修を実施した目的
- 社員同士の懇親・親睦を深めてほしかった
- 以前からチームビルディングの研修を行いたいと思っていた
- 屋外でアクティブに動いてリフレッシュしてもらいたかった
IKUSAの「サバ研」を選んだ理由
- 知り合いの会社から以前「サバ研」を実施したことを聞き、IKUSAを紹介してもらった
- サバイバルゲームに興味があった
- 屋外で体を動かしながらできる研修だった
研修実施後の成果・効果
- 普段関わりのない人と話し、仕事中は見られないお互いの一面を知ることができた
- 「課題に対する本質的な解決方法に立ち返ること」の重要性を学べた
- 作戦を立てて実践し、振り返って反省をするというサイクルを学べた
【実施理由】屋外で体を動かしながらできるチームビルディング研修を探していた
株式会社ファイブドライブ様では、以前から社内で「チームビルディング研修を行ってはどうか」という話があがっていましたが、どの研修も決定打にかけていたそうです。
そんな折に、お知り合いの会社から「サバ研」を実施した話やIKUSAのことを聞いて興味を持ち、お問い合わせいただきました。
サバイバルゲームに興味があったことや、屋外で研修を行いたかったという点が決め手となり、「サバ研」を実施することになりました。
社員の皆さんは普段室内で仕事をしているため「屋外で体を動かして気分転換をしてほしい」という担当者様の想いが込められた研修です。
【当日の様子】ゲームと座学を交えた研修で受講者が前のめりに
研修の会場となった千葉県印西市の「アウトドアフィールド No.9」は、屋外でサバイバルゲームを楽しめる施設です。
当日は雨天で、受講者はやや心配そうにされながらも、迷彩服に着替えて準備をされました。
ゲーム開始前に6~7名ずつのチームに分かれ、MCによるルールの説明を聞きます。
その後、実際に銃を持って構えたり、使い方を学んだりする初心者講習を受け、準備を整えました。この段階で徐々に心配が薄れ、前向きに楽しんでいる受講者が多く見受けられるようになりました。
エアソフトガンとBB弾を使用して行うサバイバルゲームは、誰が撃ったのかわかりにくいこともあり、知り合い同士でも遠慮なく戦いに没頭できます。性別を問わず積極的に撃ち合う姿が見られ、担当者様も驚かれていました。
ゲーム中、撃たれた際には「ヒット!」と言わなければなりません。
普段あまり大きな声を出さない受講者も、最初は小さな声でしたが、段々と声のボリュームが大きくなっていきました。また、皆さんが意見や考えを主体的に口に出していたのも印象的でした。
ひとしきりゲームを行ったら、「OODA LOOP」を学ぶ講義の時間に移ります。
「OODA LOOP」とは、意思決定のプロセスを「Observe(観察)」「Orient(状況判断)」「Decide(意思決定)」「Act(実行)」の4つのサイクルに分けた理論です。勝利のためのフレームワークとして注目されています。
サバイバルゲームを体験してから学ぶため、受講者の皆さんはOODA LOOPに興味津々でした。モニターに映った資料を食い入るように見ていた方もいました。
講義のあとは、再びゲームを行います。OODA LOOPを学んだことで、より前のめりに参加する受講者が増えました。
ゲームは少人数のチーム制で、目的に向かって一丸となって取り組む必要があります。そのため、積極的にコミュニケーションを取り合う姿が多く見られました。
OODA LOOPを体感的に学んでいただいたことで「業務中も咄嗟の判断が必要な場面が多いため、OODA LOOPの考え方を活かしたい」という声も聞かれました。
ゲーム終了後、4チームの順位を発表しました。「チームメンバーでぜひ打ち上げの飲み会を開催してほしい」という想いを込めて、景品は担当者様が順位ごとに飲み会代を用意してくださいました。
最終的には雨もやみ、受講者の記憶に強く残る楽しい研修となりました。
【成果】「楽しくあそびながら学べる研修」の実績をつくれた
研修後、担当者様に振り返りのお時間をいただきました。研修の成果として以下を挙げていただきました。
- 「社員同士の懇親・親睦を深めたい、屋外でアクティブに動いてリフレッシュしてもらいたい」という目的は達成できた。
- 業務内容に直結しない形の研修は初めてだったが、楽しそうに参加している社員が多く「あそびながら学べる楽しい研修」という前例ができたことは大きな成果だった。
- 受講者からも「楽しかった」「普段交流の少ない人ともコミュニケーションが取れてよかった」という感想が多く見られた。
- チームビルディングについて学んだことをさらに深掘りして、自身で学びを深める受講者もいた。
- 研修後、打ち上げの日程を組む際、どのチームもいつも以上に参加の返答が早く、出席率が高かった。研修をやり抜いたからこその「団結力」が現れたのではないか。
【感想・評価】考えることやそれによる成果を実感することができた
担当者様の感想・ご意見
IT系の企業では、大きいプロジェクトに参加すると、成果が出ているのか見失いがちなところがあります。
そのため、今回の研修のなかで作戦会議、実践、反省・振り返りを行ったことにより、考えることやその成果を実感することができました。日々の業務のなかでのやりがいも見出していけるのではないかと思います。
大人数で行う研修も初めてでしたが、当日・事前準備はIKUSAさんがほとんど行ってくれたため、日々の業務が忙しいなかでありがたかったです。
今後も、あそびながら体を動かして学べる研修を、年に1回程度は取り入れていきたいと思います。同業のIT企業や普段オフィスで仕事をしている人たちにも、IKUSAさんをおすすめしたいです。
研修実施後のアンケート結果
研修実施後に受講者に行ったアンケートでは、今回の研修は総合的に「非常に満足」「やや満足」と回答された方が多く、全体的に満足度が高い研修となりました。
研修実施後の評価
- 今回の研修は総合的に満足できるものでしたか?:【回答】「満足」95%
- 研修を通じてチームワークが向上したと感じましたか?:【回答】「感じた」84%
- 研修を通じてチームメンバーとのコミュニケーションは円滑になりましたか?:【回答】「円滑」91%
- 研修での課題や内容、または研修で得られた成果は、実務に役立つと思いますか?:【回答】「役立つ」95%
アンケート結果から「研修を通してチームワークが向上した」「チームメンバーとのコミュニケーションが円滑になった」「研修での学びが実務に役立つ」と感じた方が多いことがわかります。あそびながら学び、懇親や親睦を深めてほしいという今回の研修の目的はおおむね達成できました。
受講者の声
- 普段おとなしそうな人がかなり前のめりで楽しんでいて、一緒に仕事をしているだけでは見られない側面を見ることができて印象的でした。
- 普段自分の考えを表に出さない人が、やりたいことや考えを多く出していて驚きました。
- 普段の業務のなかでも「課題の本質的な解決法について立ち返ること」を意識したいと思いました。
- 会社であまり話す機会がない人とも自然と会話できてよかったです。
- 悪天候のなかで、全員で研修をやり遂げた経験が共有できてよかったです。筋肉痛が共通の話題になり、普段話さない人と話すきっかけにもなりました。
非日常のなかで交流を深めながら、OODA LOOPをどのように業務に活かすか学んでいただけた研修となりました。ファイブドライブ様、今回は「サバ研」を開催いただき誠にありがとうございました!