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【開催事例】「戦国ワークショップ」富山城フェス2020
富山市の毎年の恒例行事である「富山城フェス」。富山城址公園にて開催される夏の終わりの一大イベントが、今年は9月20日に開催されました。
今回はその中で実施されたワークショップのご説明と、当日の様子をたくさんの写真とともにお伝えいたします。
2020年の富山城フェスは豪華6種のワークショップを開催
今回の富山城フェスでは、なんと豪華7種類ものワークショップが開催されました。
歴史をテーマとしたフェスティバルとあって、実施するワークショップも戦国をモチーフとしたものばかり。またワークショップのほかに、次世代忍者スポーツ「e-NINJA」を体験できるコーナーもあり、日本の歴史を楽しみながら学ぶことのできるたくさんのコーナーが富山城址公園の芝生広場に並びました。
実際にどのようなワークショップが行われたのか、まずはご紹介していきます。
刀づくり
戦国ワークショップの目玉ともいえるコーナーが、「刀づくり」です。
スポンジでできた刀の真っ白な刀身の部分を、カラーペンで自由にデザインし、世界で一つだけのオリジナルの刀を作るこのコーナーは、男女問わず多くのお子さんに人気です。
流鏑馬(やぶさめ)射的
「ジョーバ」を馬に見立て、やぶさめの要領で行う射的が「流鏑馬射的」です。
木でできた弓矢を使い、数メートル先に置かれている扇子を射抜きます。本当に弓矢を扱っているかのような気分になることができるため、こちらも男女問わずお子さんに人気があります。
万華鏡づくり
こちらは「万華鏡づくり」。万華鏡といえば、ものづくりワークショップの定番とも言えます。
子供にとって万華鏡は、なんとも摩訶不思議なもの。そんなすごいものが自分で作れてしまう喜びと、実際に覗きこんだ時の感動はとても大きいです。
提灯づくり
なかなか珍しいワークショップとして、「提灯づくり」もあります。刀ワークショップと同様、カラーペンを使って真っ白な提灯に自由にデザインを施すことができます。
簪(かんざし)づくり
女の子に人気のワークショップが「簪づくり」です。
現代っ子にとって、かんざしというのはなかなか見慣れないもの。それゆえに、お子さんたちは意外と興味を示し、おもいおもいに装飾を楽しみます。
投扇興
日本の伝統的な対戦型遊戯を体験することができるのが、「投扇興」です。読んで字のごとく、扇子を投げて楽しむ遊びになります。
正座をし、1メートルほど先においてある土台の上に置いてある的を目がけて扇子を放ちます。射抜いた後の扇子の残り方によって得点が変わるので、ただ的を狙うだけではない面白みがあります。
『富山城フェス2020』当日の様子をご紹介
ここからは、『富山城フェス2020』の当日の様子を写真とともにご紹介していきます!
想定を超える来場客数で、富山城址公園は大盛り上がり
コロナ禍で外出自粛が推奨されている中での今年の富山城フェスですが、晴天の日曜とだけあってか、会場には想定を大幅に超える数の来場客の方々が来てくださいました。
お城のふもとには、受付け開始早々から長蛇の列ができていました。
消毒と検温にて感染予防対策を徹底しつつ、お並びいただいています。
受付ではイベント会場へ参加するためのアームバンドの配布と、ワークショップを楽しむためのチケットの販売を行っていました。
チケットは5枚綴り。各ワークショップごとにそれぞれ必要な枚数のチケットを使うことで、ワークショップに参加することができます。
お客さまの入場開始とともに、「e-NINJA」コーナーも準備万端!ご来場いただいている皆さまを迎え入れる体制は整いました!
ワークショップをめぐってリポート
開始早々、さっそく盛況となったのは「刀づくり」。オリジナルの刀を作ることができるこちらのワークショップは、男の子だけでなく女の子にも大人気のブースです。
みんなおもいおもいのデザインを自分の刀に施していきます。世界に一つだけの刀を作るために、みんな必死で色をつけていきます。
そして今年特に多かったのが、大人気アニメ『鬼滅の刃』をテーマとしたデザイン。大人にも人気のアニメですが、子供たちの中でここまで流行っているとは……
次にやってきたのは、「投扇興」のブース。普通のお祭りではなかなか見慣れない遊びとあって、その珍しさからこちらもたくさんの人が体験してくれていました。
感覚としては輪投げのような遊びですが、「扇子を投げる」のはなかなか難しく、みなさんはじめは苦戦します。
しかし投げ方のコツを一度つかんでしまえば、一気に楽しくなります。みんな自分なりの工夫をしながら、試行錯誤して楽しんでいました。
「提灯づくり」は、男の子にも女の子にも人気のブース。しかし球体の形をした提灯に絵を描いていくのは、なかなか難しいもの。
なかなか思うように描くことができず、苦戦する子もいます。それでも自分だけの提灯を作ることができた時の達成感はとても大きいですね。
そして実は子供たちの創作意欲を最もかきたてるのが、「万華鏡づくり」です。
専用のキットを使って作っていくこちらのブースですが、その工程は意外に複雑で、苦戦する子も多いです。真剣な表情で丁寧に作っていく様子は、まるで図工の授業を見ているようです。
しかし完成すると、「自分で万華鏡が作れるなんて……」とみんな自分で作った不思議な世界を覗き込むのに夢中です。
「やぶさめ射的」は、まさに武士になった気分を味わうことのできるブース。「矢を射る」体験というのは、他ではなかなかできません。
しっかり矢を飛ばすには、けっこう力がいります。まっすぐ矢を引いて、並んだ扇子を目がけてひと思いに放ちます。
スタッフが付いてちゃんと教えるので、コツをつかんで楽しむことができますよ。
そんな中、ひときわ華やかな雰囲気だったのが、「かんざしづくり」のブース。
はじめに装飾のための材料を選んで、作り始めます。女の子でも現代ではなかなかかんざしを作る機会というのはありません。
「かんざしってこういうものなんだ!」と初めてのアクセサリーに胸を踊らせながら、お気に入りの装飾をかんざしに施していきます。
かんざしづくりには、いまどきのお子さんだからこそ味わえる感動がありました。
最後にやってきたのは、e-NINJA「レーザー手裏剣」のブース。専用の機器を装着し、手裏剣バトルを繰り広げていました。
今回の富山城フェスで唯一、動き回って遊ぶコンテンツ。最近は外で遊ぶこともなかなかできなくなっていたからか、子供たちはみんな夢中です。
相手の隙をつき、手裏剣を放つ。まさに忍者になった気分で、男の子も女の子も関係なくバトルに熱中していました。
各ワークショップのご来場者数・まとめ
コロナウイルス感染拡大の影響もあり、今年の富山城フェスはワークショップのみの開催となりました。しかしこれまでお見せしたように、このような状況下にも関わらず非常にたくさんのお客さまにご来場いただきました。
各ワークショップのご来場者数は以下のようになりました。
刀づくり | 230名 |
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やぶさめ射的 | 317名 |
投扇興 | 331名 |
万華鏡づくり | 105名 |
かんざしづくり | 97名 |
提灯づくり | 74名 |
レーザー手裏剣 | 186名 |
多くのご来場、誠にありがとうございました!
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