防災ゲーム・レクリエーション

updated: 2024 

防災を学べるゲーム10選!学べるアプリや学び方も紹介

防災を学べるゲーム10選!学べるアプリや学び方も紹介

近年、防災について学べるゲームやアプリが注目されています。ゲームで楽しく学べれば、子どもも飽きずに防災意識を高めることができるでしょう。

本記事では、子どもから大人まで防災について楽しく学べるゲーム10選、学ぶメリット・学び方やおすすめのアプリと併せてご紹介します。

 

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防災がゲームで学べる!?そのメリットとは

防災がゲームで学べる!?

防災対策というと、防災訓練や防災に関する講習などが一般的でしたが、最近はゲームとして楽しみながら学べる方法も増えてきました。グッズやツールは年々増えてきていますので、さまざまなタイプやジャンルから、自分に合ったものを選ぶことができます。ゲーム感覚で防災情報に触れることができれば、大人から子どもまで楽しみながら、飽きることなく理解を深めることができます。

防災をゲームで学ぶことのメリットは、楽しさのほか、理解しやすさも挙げられます。

防災ゲームの多くは絵やイラストが多いため、実際の行動や必要なものをイメージしやすいというメリットがあります。文章だけを読んでいるよりも、絵やイラストが多いほうが直感的に理解しやすいものです。
とくに、小さな子どもは「読んで理解する」というよりも「見て理解する」というケースが多いはず。家族や教育の場で防災について教えるのであれば、「防災ゲーム」が適していると言えるでしょう。

 

防災を学べるゲーム10選

防災を学べるゲーム一覧

一口に「防災を学べるゲーム」といっても、グッズによって「災害に遭ったときに身を守る方法」「災害時の実践的な対処」など、学べることが異なります。

ここでは学べる内容別に、おすすめのゲームを10個ご紹介します。

被災時の行動が学べるもの

ぼうさいダック

「ぼうさいダック」は、イラストが描かれたカードを使って、災害時にとるべき行動を学べる幼児向けのゲームです。

1枚のカードの裏表に「実際の災害」と「そのときにとるべき行動」が描かれていて、それぞれをセットで覚えることができます。そのうえ、直感的に理解できるシンプルイラストが描かれてるので、幼児でも理解しやすいのが魅力です。

・ぼうさいダックの遊び方

  1. 表面には災害、裏面には取るべき行動がイラストで描かれています
  2. 表面の絵を参加者に示し、裏面の行動を実際に体を動かしながら学びます


防災は小さいうちから触れておくことで、年齢関係なく「いざ」というときのとっさの行動につながります。「小学生未満の子どもにも防災について知ってほしい」と考えている人は、ぼうさいダックがおすすめです。

カードゲーム「ぼうさいダック」

このつぎなにがおきるかな?

「このつぎなにがおきるかな?」は、国土交通省がリリースしている水害と津波から身を守る方法を学べるカードゲームです。

「このつぎなにがおきるかな?」は、「つなみ編」と「すいがい編」があり、小学生以上を対象としています。遊び方は「7並べ」「かるた」「ババ抜き」と幅があり、参加者の年齢層などに合わせて自由に遊ぶことができます。

・このつぎなにがおきるかなの遊び方(例:7並べ)

  1. 「A」と書かれたカードを場に並べます
  2. 参加者に5枚程度均等にカードを配ります
  3. カードはA→B→C→Dの順で並べる必要があります。手持ちのカードから出せるカードを場に置き、ない場合は山札から引きます
  4. 「D」のカードを出した参加者は、A〜Dのコメントと避難時の注意点を読み上げます
  5. 最初に手持ちカードを無くした人の勝ちです。

 

ゲームを通じて水害や津波について気をつけることや避難時に役に立つ知識を学べます。

防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」

なまずの学校

「なまずの学校」は紙芝居形式で、地震をはじめとした災害で起こりうるトラブルを学べます。阪神・淡路大震災や東日本大震災の被災者の方々へのヒアリングを元に作られ、生きた知識をクイズを通して吸収できます。

・なまずの学校の遊び方

  1. 紙芝居を見た後、トラブルに関するクイズが出題されます
  2. トラブル解決にもっともふさわしいなまずカード(アイテムカード)を選び、ポイントを競います

 

お題は例えば「怪我人がいるときどう対処するか」「自分には食料があるが、周りの人には食料がないときにどうするか」など、実際に役立つような防災知識に通じる内容です。

防災カードゲーム「なまずの学校」【教材】

防災すごろくゲーム「GURAGURA TOWN」

「GURAGURA TOWN」は、町の中で買い物をするゲームを通じて防災を学べるすごろくゲームです。ゲームの途中で出題される「地震クイズ」に答え、災害時のトラブル解決方法を学びます。

・「GURAGURA TOWN」の遊び方

  1. ボードとカードをセットし、必要なものを揃える買い物を進めながらゴールを目指します
  2. ゲームを進めるにあたり地震にまつわるさまざまなハプニングが発生します。トラブルを解決するアイテムカードを適切に使ってクリアしていきます
  3. イベントの買い物とおつかいカードが全て揃い、目的地に到着したらあがりです

 

小学校中学年からが対象で、家庭や地域のイベントで遊べるボードゲームとしておすすめです。

防災すごろくゲーム「GURAGURA TOWN」

 

ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!

「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」は、4歳からの子どもを対象に、A1サイズのシートに描かれた子どもたちの災害時の対応について考えてもらうゲームです。

・「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」の遊び方

  1. 災害前、災害後の様子が描かれた絵を順番に見せながら、間違った行動をとっている子どもたちを見つけます
  2. その行動はなぜ間違っているのか、参加者で考えます

 

複数のイラストシートが入っているので、2人から大人数と幅広い人数に対応できます。

ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!

防災カードゲーム「みんなで遊んでたすカルテット」

東日本大震災の被災体験を反映させたカードゲーム「みんなで遊んでたすカルテット」。5歳〜を対象としており、遊んでいくうちに自然と防災に必要な知識が身に付くような内容に工夫されています。

・「みんなで遊んでたすカルテット」の遊び方

  1. 参加者にカードを配ります。カードは「地震」「津波」「サバイバル」など防災に関する10のテーマに分かれていて、各テーマのカードは4枚1セットです
  2. 参加者は揃えたいテーマのカードを持っている人を予想して指名し、指名された人は指定されたカードを持っていれば、相手に渡します
  3. テーマのカードが揃ったら、その人は上がりです。ほかの参加者は揃ったテーマのKWを当てるフェーズに移ります。当てた数に応じてポイントをゲットします
  4. ポイントが一番多い人が勝ちです

 

カードがあればどこでも遊べ、家庭だけでなく、学校や地域の防災ワークショップなどさまざまな場面で活用できます。

防災カードゲーム「みんなで遊んでたすカルテット」

うんこワールド

子どもに大人気の「うんこドリル」から、WEB上で子どもが生きていくのに役立つ知識が学べる「うんこワールド」が提供されています。ゲームのテーマには防災関連として「台風」「地震」があり、クイズ形式で防災知識が身に付く内容です。

・うんこワールドの遊び方

  1. うんこワールドにアクセスします
  2. 「ゲームを選ぶ」を選択すると、さまざまなテーマの中から挑戦したいものを選べます

 

自然災害のほか、「救命」や「くらしの安全」など、防災関連でも幅広いテーマに触れられます。うんこ先生の効果で子どもの面白おかしく興味を持って取り組めるでしょう。

うんこワールド

 

被災生活に必要な知識を学べるもの

シャッフルプラス

「シャッフルプラス」は、「いざというときに役に立つ」幅広い防災知識を得られるカードゲームです。

例えば「災害用ダイヤルのかけ方」「ペットボトルのろ過機の作り方」など、カードゲームを通して被災生活で役立つ知識も身に付きます。

・シャッフルの遊び方

  1. 場の中央に山札を置き、その周りにお題カードを並べます
  2. 参加者は手札から「お題」に対応する「手順カード」を出していきます
  3. それぞれのお題の最後の手順カードを出した人は、カードを正しい順番に入れ替えていきます。手順の順番が合っていればポイントゲットです

一般的に、防災ゲームのほとんどは「身を守る」に特化しているものが多いですが、シャッフルであれば万が一の被災生活でも安心できる防災スキルが身に付くといえるでしょう。カードの中には手順カードのほか、リバースやシャッフルなどのイベントカードも用意されていて、場をさらに盛り上げます。

防災カードゲーム「シャッフルプラス」

避難所運営ゲーム(HUG)

避難所運営ゲーム(HUG)は静岡県が開発した、避難所運営を参加者みんなで考えるゲームです。避難所運営を疑似体験することで、イメージを持ちやすく、実践的な内容となっています。

・避難所運営ゲーム(HUG)の遊び方

  1. 参加者は6〜8名のグループに分かれます
  2. 避難者のカードを、避難先に見立てた図面上に配置していきます。カードには避難者の年齢や性別、国籍など、それぞれの抱える事情が書かれており、それらに配慮しつつゲームを進めていきます

避難者それぞれの事情に配慮した部屋割りから始まり、炊き出しや仮設トイレの位置やマスコミへの対応に至るまで、避難所で起こりうる細かい部分まで想定しながら学べます。運営の当事者となりうる大人はもちろん、被災後の対応を子どもたちに知ってもらうためにも幅広い世代に参加する価値があるゲームです。

避難所運営ゲーム(HUG)

 

避難所イメージゲーム「ひなんじょなんナン?」

「ひなんじょなんナン?」は、災害時の避難所での生活をゲームを通してイメージし、「避難所とはどのような場所か、避難所ではどういう課題が起き、それに対してどのような取り組みがされているか」ということを想定し学べるカードゲームです。

・「ひなんじょなんナン?」の遊び方

  1. 避難所で発生するかもしれない課題や状況が書かれたカードに対して、それを解決できるカードを組み合わせていきます
  2. 組み合わせたら、そのお題に対して自分が考える「思いやり行動」をチーム内で提案していきます

 

カードゲームとしても楽しみながら、自分の考えを提案し、また参加者の意見も聞くことで多様性を学ぶことにもつながります。

小学校高学年から大人までいっしょに遊べ、普段ではなかなかイメージしにくい避難所生活を共有できます。

避難所イメージゲーム「ひなんじょなんナン?」

ダウンロードするだけで防災を学べるアプリ一覧

ダウンロードするだけで防災を学べるアプリ一覧

ここからは、ダウンロードするだけで防災を学べるアプリを2つご紹介します。スマートフォンやタブレットなどでアプリをダウンロードし、さっそく防災について知識を深めてみませんか?


東京都防災アプリ

スマホやタブレットで防災について学びたい方におすすめなのが「東京都防災アプリ」です。
東京都がリリースしている公式アプリで、雨雲レーダーや災害情報のプッシュ通知など、最新の情報が受け取れます。またアプリ内には備蓄等チェックリストや防災マップもあり、いざというときの備えにも役立つ情報が満載です。

ゲーム要素も充実しており、ジャンル別のクイズからストーリー仕立てのシミュレーションゲームまで。子ども向けの「こども防災シミュレーション」もあり、親子で学べる工夫も凝らされています。

東京都防災アプリ

じしんだ!どうする?-BabyBus 子ども向け防災アプリ

子どもに防災知識を深めてほしいのであれば「じしんだ!どうする?-BabyBus 子ども向け防災アプリ」がおすすめです。

このアプリは、かわいいパンダを操作して災害から身を守るゲームであり、小さな子どもでも直感的に操作できるシンプルな内容となっています。「地震がきたらどうするか」「こんなときには何を持っていると安心か」などをゲームを通して学ぶことができます。

じしんだ!どうする?-BabyBus 子ども向け防災アプリ(iOS)

ベビーパンダ地震安全対策1(Android)

ベビーパンダ地震安全対策2(Android)

防災は正しく学びましょう

防災は正しく学びましょう

現代は、防災について楽しく学べる環境が整っています。ハードルが高く感じる防災も、ゲームを通じることで日常の中で学べ、いざという時の行動につながりやすくなるでしょう。

今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分や子ども、地域イベントに合った防災ゲームをぜひ取り入れてみてください。

ゲーム感覚で防災が学べる「防災運動会」

株式会社IKUSAでは、ゲーム感覚で防災知識を得ながら本気で楽しめる「防災運動会」を企画・運営しています。防災運動会は以下のような希望を叶えるイベントです。

  • 老若男女問わずみんなが楽しめるイベントをしたい
  • 楽しい、参加したくなる防災イベントを行いたい
  • 身体を使うアクティビティ要素を取り入れたい

防災を「事前準備/災害発生/発生直後/避難生活/生活再建」の5つのフェーズに分けて、それぞれに対応した競技を用意しています。参加者は種目を通じて防災を体験でき、机上の講習にない学びと気づきが得られます。

運動会ならではの競争要素がチーム内の結束を生み、防災知識を共有しながら交流も図れるので、地域交流も目的とした防災イベントのほか、社内イベントとしても大きな成果が期待できます。

イベントの企画をお考えの方は、ぜひご相談ください。

 

「やらないと」から「やってみたい」と思える防災へ。「あそび防災プロジェクト」は、謎解きやワークショップ、運動会などの体験型イベントを通して参加者が防災を学ぶきっかけをつくるプロジェクトです。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
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この記事を書いた人

IKUSA.jp編集部
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