updated: 2024
【開催事例】「研修型チャンバラ合戦」某企業様
何故エグゼクティブ研修でチャンバラ合戦!?
先日、とある企業様のエグゼクティブ向け研修の中で、チャンバラ合戦が行われました。(写真は出せないためイメージ画像にてお送りします)
将来の経営幹部候補の方達が集まるこの研修、1日目は一般的な研修で見られるような座学がメイン。ただ今回は前日の学びをすぐにイメージできるものはないか、とのことで、まさに「リアル合戦」を求められ、2日目にチャンバラ合戦が行われることとなりました。
「エグゼクティブ研修」と「チャンバラ合戦」。
なかなか耳慣れしない組み合わせですが、一体どんな戦が繰り広げられたのでしょうか…?
研修型チャンバラ合戦の流れ
今回の研修型チャンバラ合戦は、以下のような流れで進行させていただきました。
①模擬合戦
まずは皆さんに、簡単なルール説明をしたのちに、赤・緑・黄の3軍に分かれてチャンバラ合戦を軽く体験していただきました。
②解説
模擬合戦を経てチャンバラ合戦が何かわかったところで、
・なぜ研修の中でチャンバラ合戦を行うのか
・戦略のポイント
などを、弊社から説明させていただきました。
③合戦本番
今回は通常の全滅戦・大将戦に加えて、振り分けサバイバル戦も含めた3戦を実施しました。
振り分けサバイバル戦は、「振り分け戦」と「サバイバル戦」を融合した新ルールです。
「振り分け戦」は、1戦を前後半に分け、そのどちらかにメンバーが1回出場するというルールです。
今回は1軍6人なので、前半に3人、後半に3人という振り分けかたや、前半に1人、後半に5人といった振り分け方が想定されます。
「サバイバル戦」は、各チームの命かごに命のストックが用意してあり、そこに入っている自軍の命を付け直すことで何度でも復活が可能というルールです。
他軍の落ちている命を拾って自軍に持ち帰ることが可能であり、最終的に命かごに入っている命の総数で勝敗が決まります。
そして、今回はさらに「小判制」と「万屋」の制度も導入しました!
「小判制」とは、各戦の勝敗に応じて小判が支給される制度。
全滅戦と大将戦では1位から順に10枚、6枚、3枚の小判が、振り分けサバイバル戦では最終的に獲得した命の数と同じだけの小判が得られます。
今回のチャンバラ合戦の最終的な順位は、最後に持っている小判の枚数で決まります。
「万屋」は、小判を用いて戦に必要なオプションを追加できる制度です。
例えば、二刀流にしたり命の数を増やしたり、お堀を増築したり……
使い方次第でチームの勝利に大きく貢献することができます。
このように、様々な要素が入り乱れているのが今回の合戦。
合戦は全て「軍議→合戦→振り返り」の流れで行われ、合戦そのものよりも軍議や振り返りに多くの時間が割かれます。
ただ目の前の敵を倒すだけでなく、戦略を意識しながら戦わねばならない。
それが、「研修型チャンバラ合戦」の大きな特徴なのです。
合戦の様子
では、ここからは実際の合戦内容をレポートして参ります!
1戦目:全滅戦
まずは、生き残り人数の数を競う、全滅戦から。
合戦前に軍議を行います。
模擬合戦を終え戦略のポイントを教わったみなさん。さすが経営幹部候補というだけあって、軍議がかなり盛り上がりました。
今回の軍議では、「後ろから狙われやすいから2人一組で動く」「敵が攻めてくるまで全員横一列で待つ」などの意見が出ました。
結果は、横一列で固まっていた緑軍の大勝利。
合戦後は、各軍にて戦略や実際の動きのフィードバック。そして、その内容を各軍で発表していただきました。他の軍の戦略を知ることでまた自軍の戦略も深まります。
2戦目:大将戦
続いては、2つある大将の命が落ちた時点で軍の敗北が決まる、大将戦。大将を守りつつ、いかに敵の大将を狙いに行くかが肝となります。
1戦目の反省を踏まえて、「○○さんは攻撃的だから早めにみんなで狙いに行こう」といった、相手の特徴を捉えた戦略も見られました。
また、今回の軍議からは、万屋の利用が可能に。みなさんお堀や命などの装備をお買い上げです。
今回は全軍大将をお堀の内側で守る作戦でしたが、壁や仲間の肩にぶつかってしまった赤軍の大将が最初に自害です。
そして、緑軍の軍勢に追い詰められてしまった黄軍の大将も命を落としてしまいます。
結果は、大将を無事守りきった緑軍の勝利!
振り返りの共有の際には、「本当にお堀を買う必要があったのか?」「大将ももっと状況を見ながら動くべきだったのでは」などの意見が出ました。
3戦目:振り分けサバイバル戦
各軍6名のうちから前後半戦で出場人数を調整できるこちらの戦。
綿密な戦略立てが必須となるこちらの戦、軍議はこれまでよりさらに白熱しました。
前半戦、赤軍は3人、緑軍は2人、黄軍は5人出場!緑軍は2人とも二刀流で戦闘力アップを狙います。
……結果は、人数の多い黄軍が勝利!!
5名の中で、斬り込み部隊と命集め部隊でうまく役割分担をできていたのが功を奏したようです。
そして、後半戦の前にもう一度軍議時間を挟みます。
前半に出場したメンバーがサバイバル戦のコツを伝えつつ、他の軍の人数とのバランスを見ながら戦略を立てていきます。
後半戦は、赤軍3人、緑軍4人、黄軍1人の布陣です。結果は、前半からの巻き返しをはかった緑軍の勝利!!
総合結果
総合優勝は、全滅戦・大将戦・振り分けサバイバル戦後半で勝利を収めた緑軍に。
勝利数で見ると緑軍が圧倒的に強いですが、2位の黄軍とはわずか小判2枚の差でした。万屋で使った小判の枚数やサバイバル戦での拾った命の数によって勝敗が左右されたようです。
効果
通常のチャンバラ合戦でのチームビルディングの効果の他に、研修型チャンバラ合戦ならではの効果として、以下の3つが挙げられます。
効果1:研修内容を「わかる」から「できる」に変える
研修内容は、その場で聞いたことは理解できるが、いざ自分のビジネス現場では活かしきれないものです。「わかる」と「できる」には大きなギャップがあるのです。
その理由の多くは、研修内容を忘れてしまうことや、実戦で使いこなすには研修内容を応用して考えないといけないことが多いためだと思います。
そのため、研修の翌日や近いうちに、練習の場として、ビジネス現場に近い合戦研修をすることで、忘れないうちに実践してみる、実際に実践することで研修内容を深掘り、応用する練習ができます。
この練習により、「わかる」から「できる」へ少しでも変化することを重要視しています。
効果2:答えのないビジネス現場に、最適解をみんなで導く
実際のビジネス現場では、大人数で1つの課題に取り組むことは少なく、その解決策として何が最適解だったかもわからないことが多いと思います。
合戦研修は、全員が知識や経験という前提を簡単に合わせることができ、全員で1つの課題に取り組みます。
結果、答えのない中でも、状況に応じた最適解をみんなで導くことができます。
効果3:思考プロセスを振り返られる
ビジネスの現場では、なぜその結論に至ったのかの振り返りができないことが多いです。
合戦研修では、振り返りの時間に多くの時間を割くため、自分はなぜこの結論に至ったのか、他の人はなぜその結論に至ったのか、自分と他人との違いは何だったのかなど、思考プロセスを振り返ることができます。
まとめ
チャンバラ合戦は、全員で一斉に楽しめる体験型アクティビティ。今回はそこに複雑なルールを加え、軍議・振り返りの時間を多く設けることで、研修用のコンテンツとして活用していただきました。
経営戦略の原理はただ座学で学ぶだけではなかなか身に付かず、実際に何かに置き換えて体験してみることで、ようやく実感できるものです。
研修型チャンバラ合戦は、チームで軍議・合戦・振り返りを繰り返す中で自然と戦略の立て方を学ぶことができる、新感覚の研修用コンテンツとなっております。
研修に新たな風を吹き込む「エグゼクティブ研修×チャンバラ合戦」、ぜひお試しあれ!
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チャンバラ合戦以外にも!研修におすすめのアクティビティ
株式会社IKUSAでは他にも様々な研修用アクティビティをご用意しております。
新・研修プログラム「城攻め」
リーダーシップやチームビルディングの養成にぴったりなのが、「城攻め」です。
こちらのアクティビティは大まかに前半の「築城フェイズ」と後半の「城攻めフェイズ」に分かれています。
前半はチームで協力しながら限られた条件の中でお城を作り、後半で実際にそのお城を利用して戦うという流れになっています。
会議室で実施可能!?「謎解き脱出ゲーム」
謎解き脱出ゲームは、メンバーと力を合わせて謎を解きながら部屋からの脱出を目指す、謎解きアクティビティです。
会議室などの狭いスペースで体力を使わずにできるので、社内研修におすすめです。