福利厚生

updated: 2024 

ベンチャー企業に適した福利厚生の事例9選

ベンチャー企業に適した福利厚生の事例9選

福利厚生を充実させることで、従業員の定着や採用促進などの効果を期待できます。

本記事では、ベンチャー企業に適した福利厚生の事例、導入する福利厚生を選ぶ際のポイントを紹介します

 

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福利厚生とは

福利厚生とは、企業が従業員に対し、給与・賞与の他に提供する健康・生活などに関する支援の総称です

法律で定められた「法定福利厚生」、法的な義務はない「法定外福利厚生」があります。法定外福利厚生は、企業の従業員に対する支援(サービス)であり、従業員満足度、会社で働く意欲(エンゲージメント)、帰属意識を高める効果があるとされています。

参考:第12.福利厚生 | 沖縄労働局

法定福利厚生の例

  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 介護保険
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 子ども・子育て拠出金

法定外福利厚生の例

  • 住宅手当
  • 通勤手当
  • 健康診断補助
  • 家族手当
  • 結婚祝い金・出産祝い金
  • 従業員食堂
  • 従業員旅行

福利厚生を充実させるメリット

以下では、企業が福利厚生を充実させることで得られるメリットを紹介します。

従業員のモチベーション・帰属意識が向上する

ベンチャー企業において、充実した福利厚生の有無は従業員のモチベーションに影響します。たとえばマッサージサービスや格安で利用できるレジャー施設など提供すれば、従業員のリフレッシュ・健康促進などの効果が期待でき、仕事に対するモチベーションが高まるでしょう。

従業員のモチベーションが高まれば、業務上のパフォーマンスが向上し、業績・成果が上がることを期待できます。ベンチャー企業は成長過程にあり、従業員のモチベーションの高めるために福利厚生を充実させることの重要性が高いといえます。

福利厚生を充実させることによって従業員のモチベーションを高めるには、アンケートを取ってニーズを確認し、積極的に利用されるように推進していくことが大切です。

人材確保・人材の定着につながる

福利厚生を充実させることで、従業員や転職希望者が働くメリットが増え、人材確保や人材の定着につながることを期待できます

少子高齢化の影響もあり、日本企業は慢性的な人手不足が続いています。優秀な人材の採用・定着に課題があるベンチャー企業やスタートアップ企業が少なくありません。福利厚生を充実させ、またユニークで魅力的な福利厚生も取り入れることで、従業員や転職希望者が魅力を感じる可能性があります。

会社のイメージアップにつながる

ベンチャー企業は、顧客・投資家などのあらゆるステークホルダーからの信頼を獲得することが求められます。基礎的な福利厚生制度を整備したり、ユニークな福利厚生制度を導入したりすることで、ステークホルダーが持つイメージ向上につながります。

ベンチャー企業に適した福利厚生の事例9選

ここからは、ベンチャー企業に適した福利厚生の事例を9選紹介します。

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社は、100人いれば100通りの働き方を追及することをコンセプトとして、福利厚生に関する社内制度を設けています。従業員自身が責任を持ち、利用する制度を選択することができます。また、従業員の希望を起点として新しい制度が生まれることも特徴です。

働き方、育児・介護・キャリア支援などが充実しており、ユニークな福利厚生制度もあります。たとえば、他の部門に維持的に異動または兼務ができる「大人の体験入部」、最長6年まで会社復帰が確約された状態で退社できる「育自分休暇」、チームビルディングを目的とした活動を支援する「チムビル制度」などがあります。

参考:社内制度 | 採用情報 | サイボウズ株式会社

さくらインターネット株式会社

さくらインターネット株式会社には、働きやすい環境を提供することで従業員の働きがいを追求し、多様な働き方を実現させる「さぶりこ((SaBuLiCo)」という福利厚生制度があります

具体的には、「さぶりこワーク」、「さぶりこキャリア」の2つの軸で、従業員を支援しています。20~30代の従業員が中心となるベンチャー企業の人材確保や人材の定着においては、働き方・キャリアに加え、「働きがい」が重要です。

働きがいを追求した福利厚生の事例は、人的資源を尊重し、事業を発展させていくベンチャー企業に役立つといえるでしょう。

さぶりこワーク

  • どこでもワーキング
  • ショート30
  • フレックス
  • タイムマネジメント
  • リフレッシュ
  • ファミリータイム
  • グループコネクト

さぶりこキャリア

  • パラレルキャリア
  • キャリア相談窓口
  • ビジネススキル研修
  • 階層別研修
  • キャリアデザイン研修
  • 1on1、1on1研修
  • 組織開発、チームビルド
  • DX Journey

参考:さくらインターネット、社員の多様性を尊重する取り組み「さぶりこ」をより「働きがい」を追求できる制度へとアップデート | さくらインターネット

株式会社ZOZO

株式会社ZOZOは、従業員の成長やキャリアを支援するさまざまな福利厚生制度を設けています。住宅リモート手当(一律5万円)、通勤手当(月額上限15万円まで)、従業員優待制度である「ZOZOコネ」や従業員割引制度、部活動支援制度などがあります。これらの福利厚生制度により、柔軟で多様な働き方を支援しています。

参考:福利厚生・制度 – 株式会社ZOZO

株式会社アカツキ

株式会社アカツキは、従業員の学び・スキルアップに関する福利厚生制度を充実させています。具体的には、成長支援、コミュニケーション、健康維持・増進、結婚・出産・子育て支援などです。20~30代の若手従業員の働きがいを向上させ、従業員の成長に伴う業績向上が期待できるでしょう。

参考:福利厚生・制度 | 株式会社アカツキ(Akatsuki Inc.)

パスクリエイト株式会社

パスクリエイト株式会社は、従業員が働くメリットにつながるユニークな福利厚生制度を設けています。たとえば、朝活習慣を身につけることで自主的な業務推進を支援する「早起きは1,000円の得」は、始業時間の1時間前に出社すれば500円、2時間以上早い場合は1,000円が支給される制度です。また、生産性向上を目的とした福利厚生制度の「シエスタ」は、昼休憩とは別に15~30分の仮眠時間を認めています。間接的に健康維持・増進やワークライフバランスの効果も期待できる福利厚生制度といえるでしょう。

参考:パスクリエイト リクルートサイト

株式会社ジークレスト

株式会社ジークレストは、ユニークで充実した福利厚生制度を設けています。たとえば、「2駅ルール・どこでもルール」は、オフィスの最寄り駅である渋谷駅から2駅圏内に居住している従業員(正社員)に対して月3万円の住宅手当(勤続5年以上の場合は5万円)を支給しています。また、家事代行・ベビーシッターなどを特別価格で利用できる「福利厚生俱楽部」、社内懇親会を5,000円まで支援する「カンパイサポート」などの制度があります。段階的に手厚くなる要素があり、働きがいを高め、継続的に働くことを促すことができるでしょう。

参考:株式会社ジークレスト

GMOインターネット株式会社

GMOインターネット株式会社は、世界中から優秀な人材が集まり、従業員が意欲的に能力を発揮できる環境づくりを目的として、さまざまな福利厚生制度を充実させています。たとえば、コミュニケーションスペースの「シナジーカフェ GMO Yours」やマッサージ・昼寝スペースの「マッサージ&おひるね GMO Bali Relax」などの職場環境に関する制度、従業員が利用できる託児所の「キッズルーム GMO Bears」などの子育て支援制度などがあります。

参考:待遇、福利厚生 | GMOインターネットグループ株式会社採用

株式会社OKUTA(オクタ)

株式会社OKUTA(オクタ)は、従業員が「家族やパートナーから応援され続ける」環境づくりを推進し、休暇、住宅支援、ワークライフバランス、教育・研修、表彰・評価、健康維持・増進、手当・保険に関する幅広い福利厚生制度を充実させています。ユニークな福利厚生もあり、たとえば1日15分程度の昼寝ができる「POWER NAP制度」、有機米を割安で購入できる「こめまめプロジェクト」、教養を深められる「歌舞伎鑑賞研修」、社内恋愛を推奨する「社内恋愛・結婚推奨」、四半期ごとに連休がある「Long vacation in Quarter」などの制度があります。

参考:福利厚生を知る | 株式会社OKUTA(オクタ)|採用情報

株式会社IKUSA

株式会社IKUSAは、モチベーション向上につながるユニークな福利厚生制度として、「戦友賞」という制度を設けています。もっとも仲間をサポートした従業員を毎月投票で決めて、戦友賞を受賞した従業員にはお祝い金が支給されます。戦友賞を発表する際に投票時に記載されていたコメントを発表することで、受賞の有無にかかわらず、モチベーション向上や社員同士のリレーション構築・チームビルディングにつながります。

戦友賞は「数字での結果としては見えづらい努力をしている仲間を讃えたい」という従業員の思いから設けられた制度です。困ったときには助け合い、お互いに高め合える文化を根づかせています。

参考:働くメリット | チームビルディング研修・社内イベントの株式会社IKUSA(イクサ)|年間1000件超のイベント研修実績

企業が福利厚生を検討する際のポイント・注意点

ここからは、ベンチャー企業が福利厚生制度の導入を検討する際のポイント・注意点を紹介します。

スキル・キャリアに関する福利厚生制度を設ける

福利厚生制度のなかには、研修や勉強会への参加、学ぶための費用補助など、スキルやキャリアを支援する制度があります。ベンチャー企業の従業員は20~30代の若手社員が大半を占める場合も多く、スキルやキャリアに関する支援制度が充実していることに魅力を持たれやすいといえます。また、スキル・キャリアを支援することで、従業員の成果向上や企業の業績向上にもつながる可能性があります。

ユニークな福利厚生制度を設ける

ユニークな福利厚生制度を導入することで、転職希望者・求職者の興味・関心を引くきっかけづくりになります。また、ユニークな福利厚生制度は、従業員が働くうえでの顕在的なニーズを具現化したものが多く、多様な働き方や生活などを支援することで従業員満足度を向上させ、定着につなげることも期待できます。

コミュニケーションを促進させる福利厚生制度を設ける

懇親会費用の支援、チームビルディングに関する施策への支援など、コミュニケーションを促進させる福利厚生制度を設けることで、従業員同士のリレーション構築につなげることができます。また、従業員同士が建設的なコミュニケーションを取れる環境づくりをすることで、新たなアイデアが生まれ、より良い職場環境を構築できる可能性もあります。

従業員の生活に関わる福利厚生制度を設ける

福利厚生制度のなかには、子育て・育児に関する手当・休暇などの支援、通勤手当などがあります。生活に関する福利厚生制度を取り入れることで、従業員一人ひとりの事情に合わせた働き方を模索・実現することにつながり、従業員満足度の向上や長期的な勤続などにつながる可能性があります。また、ストレス発散や、リフレッシュ、家族間コミュニケーション促進などに関する福利厚生制度も従業員の生活に関係します。福利厚生制度を整備し、従業員が安心して働ける環境づくりをすることが重要です。

まとめ

Happy business people showing thumbs up while standing in the office.

福利厚生制度を整備することで、従業員の働きがいにつながり、従業員満足度や成果・業績の向上を期待できます。

社内風土や経営理念などに合わせ、導入する福利厚生制度を整備することが重要です。

 

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この記事を書いた人

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