従業員満足度福利厚生

2021 10.08

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従業員満足度って一体何?向上させるためのポイントや事例などを紹介

よしふみ
従業員満足度って一体何?向上させるためのポイントや事例などを紹介

多くの企業で重要視されている従業員満足度ですが、耳にしたことがあっても具体的にどのようなものなのか知らない方も多いはず。
そこで今回は、従業員満足度の基本情報や向上させるためのポイント、おもな事例などについて紹介します。従業員満足度が気になっている方は、ぜひ読んでみてください。

従業員満足度とは?

従業員満足度とは、福利厚生や職場環境、働きがいなどにおいて従業員がどのくらい満足しているのか示す指標のこと。社員満足度と同等位の意味であり、英語ではEmployee Satisfactionと表記することからESと略して呼ぶ方もいます。

これまでは顧客の満足度を高めることで企業としての業績も上がると考えられてきました。しかし、顧客満足度だけでは従業員のモチベーションが下がってしまうという問題が少なくなかったのです。
そのため、企業としての業績を上げるためには、従業員満足度も大切であるという考え方が浸透していきました。現在、多くの企業で、従業員満足度を高めるための対策が行われています。

従業員満足度は5つの要素で成り立つもの

従業員満足度は、「ビジョンへの共感」「マネジメントへの納得感」「自分の仕事における会社・社会への貢献度」「職場での人間関係・企業風土」「快適な職場環境」という5つの要素で成り立っています。
とはいえ、これだけではそれぞれどのような意味なのか把握できないでしょう。
そこでこの項では、各要素が具体的にどのような意味なのか紹介します。

要素1.ビジョンへの共感

ビジョンという言葉は、ビジネスでよく耳にする言葉ですが、そもそもどのような意味なのでしょうか。
簡単に説明すると、ビジネスは企業や組織が目指す将来像という意味であり、目指す先への共感が社内に浸透していれば、従業員満足度も高まります。

なぜなら、全体的にビジョンが共有されていると会社に対して期待感やワクワク感といったプラスのイメージを従業員が持てるだけではなく、今の職場で働いていることへのプライドを持つようになるからです。
事実、従業員満足度が高い組織ほど、ビジョンへの共感が高くなりやすいとされています。会社としてのビジョンを浸透させて、全従業員が同じ方向を目指して働くことが望ましいのです。

要素2.マネジメントへの納得感

従業員が日々どのようなマネジメントを受けているのかということでも、従業員満足度は変化します。たとえば、きちんと成果を出しているのに上司の評価が不十分であったり、他の従業員よりも自分が冷遇されているように感じたりすれば、従業員満足度は下がるでしょう。

マネジメントによる従業員満足度は、ただ待遇を向上すればいいわけではありません。コミュニケーションを活性化させたり、従業員の承認欲求を満たしたりという非金銭報酬としての要素も求められます。
そういった意味では、上司の責任は重たいものになってしまいます。最近は、部下の育て方に関する研修やセミナーが増えているため、不安な方は自身に合った対策を模索してみてください。

要素3.自分の仕事における会社・社会への貢献度

どのような従業員であれ、働くにあたり自分の成果が会社や社会に対して、どのくらい貢献できているのか把握したいもの。必死に働いているにもかかわらず、ちっとも貢献できていない場合は、従業員満足度が低下しやすくなります。
反対に自分の仕事が会社や社会に貢献度を実感できれば、さらに頑張ろうという気持ちが生まれ、従業員満足度も高まりやすくなるでしょう。

また、従業員が業務を通じて、自己成長を実感できているかどうかも重要です。仮に従業員が行っている業務に対して物足りなさを感じているなら、それは自己成長につながる業務を与えていないといえます。自分が成長できていないと感じると、従業員満足度が下がってしまうのが事実。従業員が成長できる業務を与えているかどうかもチェックしてみましょう。

要素4.職場での人間関係・企業風土

職場での人間関係や企業風土は、従業員満足度を構成する要素に含まれます。たとえば、どれだけ自分の好きな仕事であっても、職場での人間関係がギクシャクしていれば、モチベーションは下がります。結果的に、職場での仕事が嫌になり、従業員満足度も低下してしまうでしょう。

そのため、従業員満足度を考えるうえでは、職場での人間関係や企業風土も重要です。具体的な対策は後ほど紹介しますが、職場の雰囲気を見直すことで、従業員満足度を向上させるためのきっかけが見つかるでしょう。

要素5.快適な職場環境

近年では、多くの企業で職場環境の改善が行われています。改善内容としてはオフィスのレイアウト変更やBGMの設置などさまざまありますが、これらもすべて従業員満足度を向上させるための施策に含まれます。

快適な職場環境も従業員満足度における要素の1つ。職場環境が整っていれば、従業員も最大限のパフォーマンスを発揮しやすくなります。快適に働けるからこそ、その影響で従業員満足度も高まり、会社としての成長にもつながります。
ちなみに、職場環境においては、女性従業員の比率が高いほど職場の快適さを重視する傾向があります。

従業員満足度が重要な理由

そもそも従業員満足度が重要な理由とは一体何なのでしょうか。
理由を知らずに向上を目指しても失敗する恐れがあるため、根本的な部分もしっかりと把握しておきましょう。

理由1.生産性に関係するため

従業員満足度は生産性に影響する存在であり、従業員満足度が高いほど生産性の向上を期待できます。従業員満足度が高い企業は従業員の仕事に対するモチベーションが高く、自主的に働くようになります。高い集中力で最大限のパフォーマンスを発揮しやすくなるため、生産性の向上につながるのです。

また、従業員満足度の高さは、組織としての行動に影響します。自然に強固なチームワークが生まれるようになり、団結してプロジェクトを進めるようになります。わざわざチームワークを作るために、特別な取り組みをしなくても、効率よく業務を進められるようになるでしょう。

理由2.人材の流出を防げるため

人間関係が悪かったり、職場環境が整っていなかったりして従業員満足度が下がると、業務の怠慢や生産性の低下といった問題が生じやすくなります。最終的に従業員は働きやすい職場を求めて離職するようになるため、徐々に人材が少なくなってしまうかもしれません。優秀な人材も辞めてしまうと、会社としては大きなダメージを受けてしまいます。

しかし、従業員満足度が高い場合はずっとこの会社で働きたいと感じるもの。結果的に離職率も低下します。人材の流出も防げることから、人材不足で新規事業ができないなどの問題もなくなるでしょう。

理由3.顧客満足度に影響するため

従業員満足度は、顧客満足度にも影響します。そもそも顧客満足度とは顧客が商品やサービスを購入および利用する際に感じる満足度であり、英語のCustomer Satisfactionを略してCSと呼ぶ方もいます。

従業員満足度が高くなれば、最大限のパフォーマンスを発揮しやすくなったり、生産性が向上しやすくなったりするメリットがあります。その結果として顧客に対するサービスも向上し、顧客満足度も高くなりやすくなるでしょう。
顧客満足度が高くなると、従業員は会社や社会への貢献度を実感し、さらに従業員満足度が向上しやすくなります。

このような流れはサービスプロフィットチェーンと呼ばれており、1994年にハーバード・ビジネススクールで提唱されました。現在でも活用できるフレームワークであるため、実際に導入してみるのもおすすめです。

従業員満足度を向上させるためのポイント

従業員満足度を高めるうえでは、いくつかのポイントがあります。効率よく取り組むためにも、以下のポイントを参考にしながら計画してみましょう。

5つの要素をしっかりと把握しておく

まずは、上記で紹介した「ビジョンへの共感」「マネジメントへの納得感」「自分の仕事における会社・社会への貢献度」「職場での人間関係・企業風土」「快適な職場環境」という5つの要素をしっかりと把握しておくことから始めましょう。各要素を理解することで、あなたが働いている会社の課題点と解決策が見えやすくなります。

たとえば、休みがちな従業員が多い場合は「快適な職場環境」が問題となっているかもしれません。快適な職場環境ではないからこそストレスの負荷がかかりやすく、従業員が体調不良を引き起こしやすい状況である恐れがあります。

金銭報酬と非金銭報酬の違いを知っておく

別の項目でも紹介したように、金銭報酬だけを重視すれば従業員満足度が高くなるわけではありません。福利厚生のような非金銭報酬も従業員満足度を高める要因となるため、金銭報酬と非金銭報酬の違いを知ったうえで取り組むようにしましょう。

経営陣と従業員のビジョンを統一する

従業員満足度の要素で触れたように、ビジョンへの共有は重要なポイントです。だからこそ、経営陣と従業員のビジョンを統一しましょう。たとえば、社内報を用いて経営陣の考え方を伝えたり、1on1ミーティングで従業員と役員の11で会話したりする取り組みが挙げられます。

ここでのポイントは一方的に情報を伝えないことです。対話によってお互いどのようなことを考えているのか共有できます。その影響で一方的に情報を伝えるだけだった社内報も、アプリを通じて従業員がコメントできるようなサービスも始まっています。

目標を具体的なものにする

経営陣と従業員が同じ方向を向いて業務を行うためには、目標が大切です。しかし、目標があいまいでは効果的な問題解決はできません。
たとえば「新規事業を成功させる」という目標の場合、どのような結果が成功と判断できるのか把握できず、従業員の混乱を招きます。

だからこそ、具体的な手順や数値などを含めた目標にしましょう。たとえば、「新規事業でこれまでよりも2倍の売り上げを出す」という目標であれば、「新規事業を成功させる」よりも明確です。そのため、従業員の混乱も起きにくいでしょう。

コミュニケーションの活性化を図る

職場での人間関係や快適な職場環境を目指すためには、コミュニケーションが必要不可欠です。特に昨今はテレワークの導入など、働き方の多様化により、これまでよりも人間関係が希薄になりやすく状況。だからこそ、コミュニケーションの場を設けて従業員同士の関係性を高めることで、従業員満足度も高まりやすくなります。

コミュニケーションを活性化させる方法としてはさまざまあります。おもな方法として挙げられるのは、社内イベントの開催や上記でも登場した1on1ミーティングの導入など。テレワーク中の場合は、コミュニケーションツールの統一や積極的な情報共有などが挙げられます。

特に最近ではリモートワークを行う企業も増え、オンラインでのコミュニケーションにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、研修とレクリエーションを同時に開催できる「リモ研」の導入です。

リモ研では、初めにオンラインコミュニケーションのポイントやビデオチャットツールの活用方法等について学んだ後、オンラインでできる謎解き脱出ゲーム「リモ謎」が体験できます。
リモ謎は、500社以上の導入実績がある、オンラインチームビルディングの鉄板コンテンツ。制限時間内に謎を解き切るには仲間との役割分担や情報共有が必要不可欠なので、コミュニケーションを活性化できます。

講義を受けた後に即実践に移すことができるので、コミュニケーション活性化のポイントをしっかりと身につけ、日々の業務に生かすことができます。

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福利厚生を充実させる

快適な職場環境を目指すためには。福利厚生の充実化も大切です。事実、大企業ではさまざまな福利厚生を用意しており、従業員のワークライフバランスをサポートしています。中小企業の場合は、外部の福利厚生代行サービスを利用することで充実した福利厚生が実現しやすくなります。

なお、福利厚生を考えるうえでは、法定福利厚生と法定外福利厚生を知っておく必要があります。法定福利厚生は健康保険や厚生年金保険など法的に定められている福利厚生のこと。一方で法定外福利厚生は法的に定められていない福利厚生であり、家賃補助や交通費支給などが挙げられます。
法定外福利厚生の場合は法定福利厚生よりもオリジナルの制度が設けやすいため、社風や職場の雰囲気に合わせて適した制度を設けてみるのもおすすめです。

従業員満足度の向上におけるおもな事例

ここまで従業員満足度の基本情報やポイントを紹介しましたが、実際に行う際には何をすればいいのか迷うかもしれません。そんなときには、他社の事例を参考にしてみてはどうでしょうか。株式会社オリエンタルランドやサイボウズ株式会社などの事例をチェックしたうえで、従業員満足度を向上させるための計画を考えてみましょう。

株式会社オリエンタルランド

東京ディズニーリゾートを運営している株式会社オリエンタルランドでは、年に1回だけ「サンクスデー」を開催しています。「サンクスデー」は夜間の東京ディズニーリゾートを貸し切り、役員や社員がおもてなし役として日頃頑張っているキャストを楽しませるという社内イベントです。

「サンクスデー」を開催することで、キャストに対して見える形での感謝を伝えており、周囲を明るく楽しくし、従業員のモチベーションを出させています。他にも全役職員同士でお互いをほめ合うメッセージカードの交換制度も取り入れており、常に感謝の心を忘れないための経営を行っています。

株式会社カウネット

オフィス用品の通販サービスを展開する株式会社カウネットでは、これまであったリフレッシュルームをショールームにリフォームしました。これにより、従業員が自社製品についてさらに理解を深めるようになり、自分の仕事がどのような形で貢献されているのか把握できます。

リフレッシュルームをショールームにリフォームという施策は、従業員からも高評価。事実、2017年に行われた調査でこれまでのリフレッシュルームよりも良くなったと応えた方が90%以上もいました。

株式会社ラクーン

ベンチャー企業である株式会社ラクーンでは、近距離通勤支援制度という制度を設けました。具体的には、会社から3キロ圏内に住めば月2万円を支給する制度です、一般的な交通費支給とは違って近距離に絞っているという特徴が挙げられます。

このような制度は他の企業でも導入していて、株式会社ZOZOや株式会社カヤックなどでは、特定の地域に住んでいる方対象の手当を用意。交通費の支給は定番的な福利厚生ですが、限定的な福利厚生を設けてみるのも状況や企業理念次第では有効です。

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社は、一時期離職率が28%もある企業でした。しかし、選択制人事制度を導入したり、再入社・副業をOKにしたりといった公平性より個性の重視を優先させる改革を実現し、離職率の大幅なダウンに成功しました。

また、育休は社長自らが積極的に取得。会社のトップが取得することで、他の人も取得しやすい雰囲気を作りました。

株式会社Speee

マーケティングインテリジェンス事業やデジタルトランスフォーメーション事業などを行う株式会社Speeeは、昼寝を公認しているユニークな会社です。仮眠・集中スペースを各フロアに完備し、まるでネットカフェのようなくつろげる空間です。

そのうえ、特に利用する際の制限がなく、昼寝する人もいれば集中して仕事に取り組む人もいます。このような従業員がリフレッシュできるような空間も、快適な職場環境を目指すうえでは重要なポイントであるといえるでしょう。

株式会社ビッグモーター

中古車販売として有名な株式会社ビッグモーターでは、従業員一人ひとりの強みがわからないという問題をクリアするために、クラウド型人材管理システムを導入しました。これにより、従業員の経歴や目指していることなどをまとめて管理。
従業員の特性をもとに仕事をこなす分だけ評価されるような企業風土にすることで、従業員満足度の向上を目指しました。

結果として従業員満足度の向上に成功し、その影響で顧客満足度の向上も実現。1つの取り組みで2つの効果を得た一石二鳥の事例といえるでしょう。

ジヤトコ株式会社

自動車部品の製造や販売などを行うジヤトコ株式会社では、会議やミーティングに目をつけました。会議やミーティングは企業にとって大切なことです。しかし、形だけの参加だったり、眠気に襲われて話をしっかり聞いていなかったりする問題もあります。そこでジヤトコ株式会社は、会議のスリム化を実施しました。

ジヤトコ株式会社の場合、「会議面積=参加人数×時間」と判断したうえでさまざまな原則を作成。導入にあたって社内からは懸念の声もあったものの、結果として会議のスリム化に成功しました。

ANAエアポートサービス株式会社

ANAエアポートサービス株式会社では、従業員の食環境に注目。業務上、カップラーメンやコンビニ食といった手頃な食事で済ませることが多かった問題に対し、設置型のプチ社食サービスを導入しました。

プチ社食サービスに対する評判は良く、従業員の食への意識向上にも貢献。設置型だからこそ深夜勤務の従業員も利用できるため、働く時間を気にせずに多くの従業員の食環境改善に役立っています。

株式会社フロジャポン

株式会社フロジャポンでは、本社と店舗のコミュニケーションに対して課題を抱えていました。そこで社内向けのコミュニケーションツールを導入し、課題点を克服。リアルタイムで情報共有ができるため、コミュニケーションの活性化だけではなく、従業員のモチベーション向上にも役立ちました。

株式会社ヴィエリス

全身脱毛サロンを展開する株式会社ヴィエリスは、株式会社フロジャポンと同じく社内向けのコミュニケーションツールを導入。ビジネス向けのツールを導入したことで、情報の公私混同を回避。さらに、社内全体のモチベーションも向上しました。

ザ・リッツ・カールトン

世界的なホテルチェーンであるザ・リッツ・カールトンでは、「ファーストクラス・カード」という制度を導入。手伝ってくれた従業員に対して、助けられた従業員が感謝のカードを渡します。その際の情報はすべて従業員食堂に掲示されるのです。

結果的に従業員のモチベーション向上につながり、掲示によって人材が不足している場所を把握しやすくなりました。株式会社ビッグモーターと同じく、こちらも一石二鳥な制度といえるでしょう。

従業員満足度調査の方法

従業員満足度を高めるうえでは調査も大切です。そこで、調査を行う目的や方法について紹介します。

そもそも調査を行う目的とは?

調査を行う目的は、実際に向上を目指すうえで、どのような対策を行えばいいのか把握するためです。適切な対策が進まなければ、従業員満足度を高められません。
むしろ、従業員が対策内容に反発し、従業員満足度が低くなってしまう恐れもあります。

効果的な対策を行うためにも、事前の調査が必要です。調査方法に関しては次の項目から紹介しているため、ぜひそちらをご覧ください。

まずはアンケートの作成から

まずはアンケートの作成から行います。アンケートを作成して全従業員に回答してもらうことで、何に不満を感じているのかを把握できます。そこから向上につながるヒントが見えてくるため、アンケートの作成から始めてみましょう。

アンケートが難しいようであれば、インタビューでも問題ありません。インタビューの場合、個別に一人ひとりの考えを深堀りできます。そのなかで、従業員満足度を高めるための根本的な問題が見えてくるかもしれません。

アンケートはどんな項目を設ければいいの?

アンケートの項目は、職場環境や人間関係、処遇などの従業員満足度に関することを設けましょう。さまざまなスポットに視点を当てたアンケートアンケートにすることで、具体的な問題点を探しやすくなります。

ただし、設問を増やしすぎるのはNGです。なぜなら、設問が多すぎると回答率が落ちてしまったり、回答していくうちに面倒になり、きちんと回答してもらえなくなったりする問題が発生する恐れがあるため。
また、公平にデータを集めるためにも、個人情報に関する設問は控えましょう。

アンケートの結果はポートフォリオ分析で

アンケートの結果が集まったら、ポートフォリオ分析で自社の従業員満足度における強みと弱みを見つけてみましょう。ポートフォリオ分析に関してはさまざまな人材研修やコンサルティング企業で導入されており、すでに知っている方がいるかもしれません。

ポートフォリオ分析を用いることで、その会社が優先すべき項目と優先順位が把握できます。どこから手をつければいいのかわかるため、効率よく対策を実行できます。

調査は継続的に行おう

従業員満足度の調査は、1回だけでOKというわけではありません。定期的に行うことで、従業員満足度が変化していないかチェックできます。また、実際に行った対策が本当に問題なかったのかを観察しやすくなるでしょう。

従業員満足度と従業員エンゲージメントは同じもの?

ここまで読んだ方のなかには、「従業員満足度と従業員エンゲージメントの違いって?」と疑問に思っている方がいるかもしれません。双方とも似たようなイメージがあるかもしれませんが、きちんとした違いがあります。

従業員満足度と従業員エンゲージメントの違い

従業員満足度は、上記で述べたように福利厚生や職場環境、働きがいなどで従業員がどのくらい満足しているのか示す指標のことです。一方で従業員エンゲージメントは、従業員が働いている会社や職場の人間関係などに対して価値を持ち、どのくらい積極的に貢献したいのか考えている度合いのことを指します。どちらもビジネス関係の言葉であることに変わりはありませんが、意味が異なるため間違えないようにしましょう。

従業員エンゲージメントも重要な存在

従業員満足度と同じく、従業員エンゲージメントも重要な存在です。なぜなら、従業員エンゲージメントを高めることで優秀な人材の流出を防いだり、顧客満足度を向上させたりといった効果があるため。
しかし、日本では知名度の低さや自尊心の低さから、海外と比べて従業員エンゲージメントが低いという結果が出ています。

従業員エンゲージメントの事例

従業員エンゲージメントを向上させた事例はさまざまあります。たとえばジェーシービー従業員組合の場合、会社が進んでいる方向性を全従業員に浸透させる目的から、スマホでも情報が閲覧できるようにしました。従業員が意見を述べることもできるため、これまで以上に会社への興味を持つようになり、エンゲージメントの向上にも役立ちました。

従業員満足度関連で役立つサービス

最後に従業員満足度関連に役立つツールをいくつか紹介します。従業員満足度を向上させるための課題点やサービス内容をチェックしながら、自社に合うものを導入してみましょう。

ES-Quick

「ES-Quick」は、簡単かつわかりやすく従業員満足度調査ができるサービスです。アンケートは独自の選択式であり、従業員は手軽に回答することが可能。回答途中保存機能や回答数確認機能なども備わっており、セキュリティも強固です。

そのうえ、アンケート結果をグラフ化してくれるため、簡単にデータを把握できます。回答者属性別や質問項目別に分析することも可能で、別の項目で紹介したポートフォリオ分析も搭載。自由記入欄に記載された内容もチェックできるため、従業員がどのようなことを思っているのか詳しく確認できます。

Talent Palette

Talent Palette」はさまざまな企業が導入しているタレントマネジメントシステムであり、従業員満足度以外にも人材育成や採用のミスマッチなどの課題解決にも活用できます。

特に「Talent Palette」では、従業員のモチベーション向上を最大の目的としていることもあり、モチベーションに対する課題を抱えている場合におすすめ。その他、離職の防止や人材情報の分析などにも役立ちます。

ベネフィット・ステーション

外部の福利厚生サービスならば、「ベネフィット・ステーション」が代表的です。12,000社以上が導入している業界最大の福利厚生サービスであり、旅行やグルメ、健康などさまざまなサービスを用意しています。

そのうえ、従業員のスキルアップ支援も充実。数多くのeラーニング教材があるため、従業員は気軽にビジネスの勉強ができます。

福利厚生倶楽部

「ベネフィット・ステーション」と並ぶ存在である「福利厚生倶楽部」でも、さまざまなサービスを用意。特に人気であるのが健康関連のサービスです。全国にある約3800ヶ所のスポーツクラブ、と約600ヶ所のゴルフ場をお得に利用できます。

また、「福利厚生倶楽部」では専用のアプリから利用できるため、手元に会員証がなくても問題ありません。日本語以外の言語にも対応していることから、グローバルな企業にもおすすめです。

チケットレストラン

「チケットレストラン」は、利用率99%以上という圧倒的な結果を出している福利厚生サービス。2000社以上がの企業が導入しており、なかには首都高速道路株式会社やパナソニック株式会社などの大手企業も含まれています。

「チケットレストラン」が利用できる店舗は、6万店舗以上。全国で使えるうえに、コンビニにも対応しています。

OFFICE DE YASAI

OFFICE DE YASAI」は、オフィスで手軽に野菜やフルーツが食べられるサービスです。サービス継続率が98.4%と高く、さまざまな企業が導入しています。

また、「OFFICE DE YASAI」はテレワークにも対応。従業員の家に新鮮な野菜やスムージーなどを届けてくれるため、テレワーク向けの福利厚生を探している場合にもおすすめです。

従業員満足度は会社全体において重要なこと

今回は、従業員満足度の基本情報や向上させるためのポイント、おもな事例などについて紹介しました。従業員満足度は生産性の向上や人材の流出防止などの理由で重要です。
実際に多くの企業で向上させるための対策が行われているため、あなたの会社でも何らかの対策を行ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

よしふみ
旅行系からビジネス系に至るまで、幅広いジャンルを執筆するWebライター。国内外を旅しながら、記事を書いています。

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