従業員満足度

2021 09.29

その他

エンゲージメントサーベイについて解説!従業員満足度調査との違い、活用法とは?

IKUSA.jp編集部
エンゲージメントサーベイについて解説!従業員満足度調査との違い、活用法とは?

会社の生産性やモチベーションなどに必要な「エンゲージメントサーベイ」。
企業側も生産性を上げるために、従業員とのエンゲージメントを高めながら、成長できる環境作りに注目しています。
エンゲージメントサーベイで期待されているのは、エンゲージメント向上のための取り組み促進です。

従業員たちのメンタルやモチベーションを大事にしたい企業は、本ページをチェックしてみてください。

エンゲージメントサーベイとは?

エンゲージメントサーベイとは、エンゲージメントを測り社内の状況を可視化・数値化するためのツールを指します。
エンゲージメントとは、直訳すると「契約」や「約束」という意味。ビジネス領域では一般的に「社員の企業に対する愛着心や貢献意識」という意味で使われています。

具体的には、会社は仕事に関する経営目標や業務の重要性を社員へ共有し、社員は生産性の向上や勤続などを提供します。
エンゲージメントを採用することで、会社や同僚間での信頼関係の構築が築けるようになります。

信頼関係の構築を築けば、従業員が自然と「企業のために貢献したい!」という気持ちを持って働きます。これにより、会社は離職率の低下や社員のモチベーションの向上を望めるでしょう。

エンゲージメントサーベイと従業員満足度調査の違い

エンゲージメントサーベイと、従業員満足度調査は似ているようで違います。
従業員満足度とは、給与面や休暇数、福利厚生など、社員の労働環境に対する満足度のことです。従業員満足度の高さは、離職率の低下など定着率に良い影響を与えます。しかし、従業員の組織への貢献意欲を上げることは難しいです。

それに対して、エンゲージメントとは会社に対する愛着心です。その愛着心の強さが、エンゲージメントの高さを表します。
エンゲージメントが高ければ、万が一企業の業績が傾いたとき、社員が立ち上がり、業績の改善へ動いてくれるかもしれません。
そのため経営危機に追い込まれても、各従業員たちが企業を立て直すために、能動的に動いてくれるかもしれません。

エンゲージメントサーベイを導入するときのメリット

ここでは、エンゲージメントサーベイを導入するときのメリットを5つ紹介します。

さまざまなデータが可視化される

社内のさまざまな内容を可視化するのに役立ちます。可視化できれば、問題点が浮き彫りになるからです。
エンゲージメントサーベイで見えてくる課題は、一般的に以下が挙げられます。

  • 個人間や部署間のコミュニケーション不足
  • マネジメントできていない
  • 自分で成長しようという従業員の意欲が低い
  • 従業員に主体性がなく受け身で仕事を進めている

エンゲージメントサーベイでは、課題の度合いを数値化できます。
そのため、施策の効果測定にもこの数値を活用し、PDCAPlanDoCheckAction)サイクルを回す改善を実施できます。そのため、「理由はわからないが人材育成がうまくいかない」「組織課題が多くどこから着手すべきか判断できない」という悩みも解決可能。問題点が明確に可視化できます。
企業のなかで問題視されていなかったことが、エンゲージメントサーベイによってわかることもあるので、潜在的課題の発掘も期待できます。

従業員への研修を決めるのに役立つ

エンゲージメントサーベイは、従業員への研修を決めるときに役立ちます。スコア次第で提供すべき研修が異なるからです。エンゲージメントサーベイを意識すれば、現場の課題発見に繋がります。人事や経営層からは見えない問題点を浮き彫りにすれば、会社と社員の出口戦略的な研修が明確になるでしょう。

とくに、社員にとって「評価」は不満を抱えやすい部分。エンゲージメントサーペイで明らかにしたうえで、研修を決めなければなりません。

離職率の抑制

従業員に効果的な取り組みを行えば、離職率の抑制に繋がります。
従業員エンゲージメントと混同しやすい言葉として、「従業員満足度」があります。従業員満足度とは、「従業員が企業や現在の仕事、職場の人間関係にどの程度満足しているか」を示す指標です。
あくまでも「満足度」であるため、従業員が会社や組織に貢献したいと考えているかはわかりません。

従業員満足度の高さが生産性の向上や離職率の低下に繋がる可能性はありますが、必ずしも職務成果に繋がるわけではありません。また、給与や待遇、福利厚生の改善で従業員満足度を上げても、離職率が上がるケースもあります。

その場合は従業員が前向きな気持ちで働ける環境を提供すれば、自社で働くことの満足度が高まるでしょう。結果的に、離職率を下げられるかもしれません。
離職の理由は従業員によって異なります。そのため、どのような方法をとれば離職率の抑制に繋がるかを考えることが大切です。

取り組みの効果がわかる

エンゲージメントサーベイの記録を定期的にとれば、取り組みの効果を明確に把握できます。
高いエンゲージメントを保っている会社は、エンゲージメントが低い会社の3倍も営業利益率が高くなることがわかっているので、経営課題として取り組む企業が増えています。

社内の生産性アップ

エンゲージメントサーベイのデータを参考にして行った取り組みが成功すれば、社内の生産性アップにも繋がります。
エンゲージメントの向上は、単純に離職率を下げるだけではありません。社内の生産性向上の効果もあるのです。ただし、社内の生産性を上げようと思っても職場環境によっては、失敗することもあるので気を付けましょう。

従業員のモチベーションが低い

エンゲージメントが低い会社では、従業員のモチベーションも低い傾向にあります。業務に集中できなかったり、向上心を持って取り組めなかったりするなど、社内全体に影響を及ぼす状況です。周りの従業員のモチベーションを下げ、全体が自分の能力を意欲的に発揮できなくなるでしょう。

社員間のコミュニケーションがほとんどない

社員同士でのコミュニケーションが低い企業は、エンゲージメントが低めです。
エンゲージメントにおいて、「コミュニケーション」は重要な構成要素の一つ。上司や同僚、部下と円滑にコミュニケーションがとれない企業は、エンゲージメントに大きな課題があります。
当然、エンゲージメント指数も低くなります。

正当に人事評価が行われていない

エンゲージメントが低い会社では、正当に人事評価が行われていない場合があります。たとえば、成果を出したにも関わらず、他の従業員と評価が変わらないなど。日頃の仕事との向き合い方や行動が正当に評価されないと、社員の不満が募るでしょう。

正当に人事評価が行われない場合、会社は「自分の努力を認めてくれない」「信頼できない」と捉え、貢献しても意味がないと判断するかもしれません。結果的に、エンゲージメントが低下します。

エンゲージメントサーベイを活用したい企業が抑えるべきポイント

エンゲージメントサーベイを活用するときは、さまざまな情報を抑えることが大切です。
ここでは、そのポイントを見てみましょう。

正しいデータを集める

エンゲージメントサーベイを活用するのであれば、正しいデータを集めなければ意味がありません。

その際、何のためにエンゲージメントサーベイを実施するのかを、社員にきちんと共有しましょう。
実施理由が不明確では、社員が回答内容に悩む場合があります。社員からの回答は、企業のエンゲージメントサーベイにおいて重要なデータとなるので、実施前の情報共有は必須です。

たくさんの人に答えてもらう 

自社でエンゲージメントサーベイを実施するなら、たくさんの従業員に回答してもらうことがポイントです。
たくさんの回答が得られれば、企業が知っておくべき情報を把握することに繋がります。そのうえ、即効性が期待できるわけではないので、定期的に導入して多くの意見を集めましょう。
そして、それに伴いエンゲージメント改善施策を継続的に行うことが大切です。

質問項目に気を付ける

設定する質問内容にも気を付けましょう。企業が普段知る機会のない、社員の本音を把握できる場合があるからです。
質問次第で、従業員の抱える「企業への気持ち」を図ることもできるでしょう。

さまざまなデータを組み合わせながら分析する

基本的にエンゲージメントサーベイのみのデータをもとにして、結論を出すことはしません。定期的に実施し、回数を重ねながら効果を測定していきます。
エンゲージメントサーベイにおいて、明確なゴールはないものの、企業の目指すラインに到達するまで、実施し続ける必要があります。
複数回実施することで、多くのデータを入手できるので、それぞれを組み合わせながらより詳細な分析が可能です。

アフターケアを行う

エンゲージメントサーベイを使った後に、アフターケアやフィードバックを行いましょう。単純に導入して終わりでは、社内の改善を図ることはできません。
せっかく回答した従業員自身も、手間と時間をかけただけとなり、不満が募るリスクがあります。
結果的に、エンゲージメントサーベイへの協力姿勢が失われることが考えられるでしょう。そのため、実施後には、早めに行動へ移す必要があります。

エンゲージメントサーベイのデータを分析するときのポイント

エンゲージメントサーベイのデータを分析するときも、いくつかのポイントがあります。

サーベイの結果をもとに、推測したり仮説を立てたりする 

サーベイの結果が全てではありません。その結果をもとに、物事を推測したり仮説を立てたりするほうが大切です。
たとえば、ある従業員のエンゲージメントが著しく低下していたとします。低下していることは単なる事象ですので、そこまで深く見る必要はありません。
大事なのはサーベイ結果を読み解いて、低下した理由や原因を考えることです。それを何度も繰り返すことが、改善に繋がります。

問題点を導き出す

スコアをもとに、どんな問題点があるか導き出しましょう。問題点とは上司や部下、同僚との信頼関係がとれているかなど。会社で発生する人事や人間関係のトラブルを予兆することや、適材適所の人事配置、得意領域への異動など、さまざまな角度から問題点を導き出します。

今後の対策を考える

スコアをもとに、今後の対策を考えましょう。対策のための施策をやりっぱなしにせずに、効果があったかを再度エンゲージメントサーベイよりチェックすることが大切です。
施策の効果が見られないなら、別の施策を考える必要があります。施策を考え実施し、効果を測定するといったPDCAを回しながら、少しずつ状況を改善していきましょう。

エンゲージメントサーベイの種類

エンゲージメントサーベイには、大きく分けて2種類あります。

パッケージ型

既存のシステムがパッケージ化されているタイプです。
導入を決めたらすぐに実行できる手軽さが特徴。その手軽さ故に、サーベイ実施の費用も高価にはなりにくいです。
しかし、質問項目と計算方法が所与なので、融通が効かず、自社に合わせた対応は難しくなります。

オーダーメイド型

もう1つは自身でオーダーメイドして、システムを作るタイプです。
各社の置かれた現状を踏まえて、質問項目と計算方法を作れる点が魅力です。しかし、費用は高くなりやすく、予算と照らし合わせて検討する必要があります。
また、オーダーメイド型の実施には専門性が必要です。専門性が十分にない企業がオーダーメイド型を導入すると、測定したいものが測定できなかったり、対策が明確にならなかったりすることがあります。

エンゲージメントサーベイを調査するにはツールが便利

エンゲージメントサーペイを上げたり分析したりするときは、専用のサービスを使うと便利です。
最後にサービスを5つ見てみましょう。

Qualtrics

アメリカの企業が開発したサービスです。顧客インサイト、マーケットセグメント、製品のコンセプトテストなどのデータを一元的に管理できるプラットフォームを作り、情報基盤を提供しています。

jinjerワーク・バイタル

従業員のモチベーションを管理するためのサービスです。 Work(仕事)」と「Vital(活力)」をかけ合わせた言葉で、従業員のコンディションを管理・解析可能なタレントマネジメントツールです。
定期的なモニタリングを行うことで、従業員のコンディション、人間関係などの変化を発見します。アンケートの設問項目は自由にカスタマイズ可能。回答結果はリアルタイムで反映され、部署ごとや属性ごとの回答など、あらゆる切り口で従業員のコンディションを分析できます。

Motify HR

従業員の能力を引き出すためのサービスです。テレワークや支社間などの時間や場所を問わず、離れている従業員同士のコミュニケーションや上司・部下のフィードバックを可能にします。そして、エンゲージメントと生産性の向上を実現するシステムです。
入社直後の従業員が、少しでも早く会社に溶け込めるよう、さまざまなアプローチを図ります。たとえば、入社から一定の期間が経過したら特定のコンテンツを配信したり、アンケート・サーベイを活用して現状をチェックしたりします。

さらに、利用するコースによっては、サービス内容を細かくカスタマイズできるので、より現場に合わせた改善策を見出せるでしょう。とくに、現時点でのエンゲージメントに大きな課題を感じる場合、自社に合わせてカスタマイズできるサービスは魅力的です。

なお、新入社員だけではなく、既存社員へもアプローチできます。あらゆる項目に沿って社内状況を調査できるので、双方へ効果的な施策を生み出すことに繋がります。

wevox

従業員のエンゲージメントをアップするためのサービスです。
wevox
は独自のサーベイを用いて組織の状態を可視化し、組織の強み、課題を的確に把握します。また、定期的なサーベイ実施により、組織の変化を観測。それにより、改善施策の有効性や妥協性を的確に把握できます。
近年では、従業員のエンゲージメントと離職率には高い相関性が証明されています。ここからは、そのなかでも主な3つの特徴をご紹介します。

1. マネジメント力の向上

wevoxのチームスコアを使って自チームの現状把握・振り返りを行えます。
人事とマネージャー、上下左右のマネージャー同士で、自チームのスコアの推移や変化、良い点・課題点などを共有し合い、 対応策などを話し合い、好事例を共有することで、組織全体のマネジメント力向上に繋がります。

2. 1on1での効果的なコミュニケーション

wevoxのチームスコアをメンバーとの効果的な対話に活用いただけます。 1on1の前にチームスコアで今のチーム状態を把握します。データ上の重要な項目について、 対話を通じてメンバーと深いコミュニケーションをすることで、個々の想いや思考など相互理解が進み、 心理的安全性や信頼関係の構築に繋がります。

3. 研修効果の継続測定

管理職向け研修等の「継続的な効果」の測定に活用できます。定量的な効果測定が難しい研修の実施前後の違いや変化、研修後の継続的な効果の持続性など、サーベイの結果を通じて測定可能です。
結果をもとに人事部内で振り返ることで、 次の研修計画の改善に繋がります。

テガラみる

従業員の離職率を抑える目的のサービスです。従業員の心のコンディションをいち早く察知し、マンツーマンのトークやスタンプ機能でフォロー。
適切な対応・改善を行い早期離職の防止に役立てます。「テガラみる」の最大の特徴は、お天気だよりによって社員の日々のコンディションが把握できること点です。
下記の3ステップで社員のメンタル状況をチェックできます。

  1. 社員が就業後に約30秒で心のお天気を入力
  2. 担当者が確認
  3. タイムラインでスタンプやコメントを返信する

就業後、従業員に毎回入力してもらうことで、緊急性を要するフォロー対象者などフォローの優先順位をつけられます。
月次面談などの際には、このお天気だよりを活用しながら、社員の悩みや業務上の改善点などを話し合えるでしょう。
お天気だよりにフォローを必要とするメッセージが書き込まれたときは、社員に対し11のタイムラインでコメントやスタンプを送受信できます。

掲示板ではなく個別のチャットなので、他の社員に内容を知られることもありません。
フォローをしたくても、プライベート用のツールを利用することに抵抗がある社員・担当者もいます。そのような場合は、このタイムラインを利用すれば、情報漏洩やトラブルも回避しながらフォローできます。
さらに、悩んでいる社員に対しどのような対応が適切か、専任のコンサルタントによるアドバイスも行っているので、フォローが苦手な担当者でも安心して導入できます。

まとめ

エンゲージメントサーベイを中心に紹介しました。自社に合ったサーベイを選ぶことは重要ですが、サーベイ結果の活用方法を工夫しなければ改善は難しいでしょう。
サーベイ結果の活用において、とにかく意識しなければならないのは、結果を前に一旦立ち止まり、解釈を行う時間をとることです。エンゲージメントサーベイを活用して、その結果が出た理由を考えてみてください。

この記事を書いた人

IKUSA.jp編集部
IKUSA.jpでは、楽しさを主軸にした体験型のイベントや研修に関する情報をご紹介していきます。オンラインでもリアルでも、参加者全員が楽しめるイベントはIKUSAにお任せください。

RECOMMENDおすすめ記事

PAGE TOP