posted:2021 04.05
updated: 2022 11.14
リモートでできるチームビルディングのゲーム事例10選

目次
リモートワークが増えてきている中で、社内での交流も減ってきているのではないでしょうか?顔をあわせられない、そんな時だからこそ、チームビルディングで社内のコミュニケーションを活性化させることが必要になってきます。
物理的に離れている中、オンライン上でチームビルディングするメリットってあるのかな?と思われている方にぜひ見ていただきたい!
今回はリモートでチームビルディングを行うメリットから、オンラインでチームビルディングが可能なゲームや事例をご紹介します。
ぜひ新しい形で味わえるチームビルディングをご参考にしてみてはいかがでしょうか?
チームビルディングとは?
「チームビルディング」を直訳すると「チーム構築」です。
チーム構築を考えたときに、スキルの高い人を沢山集めたからといって、優秀なチームになるとは限りません。また、関係性が良く仲が良いからといって、パフォーマンスが高いチームになるとも限りません。
「チームビルディング」では、ゲームやワークショップといった手法を用いて、メンバー同士の関係性を深めると共に、チームメンバーの強みや弱みを把握し、一人一人のスキルを最大限に活かすにはどうしたらいいかを学びます。
チームビルディングの目的とは?重要性や必要なプロセスについて解説
リモートでチームビルディングを行うメリット
移動時間がかからず時間が有効的に使える
働く中で、通勤時間に取られる時間の平均は、平日・土日ともに往復で1時間を超えています。1か月20日出勤すると、1か月で20時間が通勤時間なのです。
長いと捉えるのか、短いと捉えるのかは、人それぞれだと思いますが、リモートだとこの時間がかからないのです。
オンライン環境が整っている場所であれば、どこでも取り組むことができ、移動に充てていた時間も他の時間に有効活用することができます。
道具がいらず手軽に行える
リモートで必要なものはインターネットにつなぐための通信機器だけです。
必要な資料なども書面ではなく、データとして通信機器に保存しておくことができます。
また、使用するアプリによっては録画機能もあり、ボタン一つで記録を残すことができるのもメリットの一つと言えるでしょう。
多拠点での交流促進
会社によっては地方に支店を構えていることもあるでしょう。
研修や慰安旅行で年に1度か2度は顔を合わせることもあるかもしれませんが、集まるとなると、各地方からの交通費や宿泊費もかかってしまうので、なかなか気軽に交流を図ることは難しいでしょう。
しかし、リモートであれば、全国各地どこにいてもすぐに顔を合わせることができるのです。
普段なかなか交流が持てない人たちと交流を持つことは、仕事にとっても連携がとりやすくなるメリットがあります。多拠点でチームビルディングを行えるのはリモートならではと言っても過言ではないでしょう。
家庭がある人も参加しやすい
家庭を持つ人は、勤務後や休日に社内交流の時間を作ることが難しくなりがちです。
けれど、リモートであれば、家にいながら参加ができるので、子どもから目を離すことなく参加もしやすくなるでしょう。また、音をミュートにしたり、画面を映さなかったりすることもできるので、家庭の状況に合わせて参加の仕方も変えることができます。
リモートだと、そういった普段だと参加しにくい人でも参加しやすくなり、大勢でチームビルディングを図ることが可能になります。
リモートでチームビルディングを行うデメリット
すべての参加者が同じ環境で参加できるわけではない
リモートでチームビルディングを行う場合、参加者の視聴環境に気を配る必要があります。例えば、回線速度が遅く映像や音声が乱れる、スマホで参加していて主催者側が想定している機能が対応していない、そもそも家族と同居で落ち着いて視聴する環境が用意できない、などがあります。
リモートでチームビルディングを行う場合は、事前に参加者の視聴環境の確認を行い、当日は進行役とは別に視聴者のフォローを行う役割のメンバーを置いておくといいでしょう。
コミュニケーションにタイムラグが発生する
上記の視聴環境とも少し関係がありますが、リモートでチームビルディングを行う場合は、視聴者間でタイムラグがあることを頭に入れておく必要があります。例えば質問をした時に、回答が返ってくるタイミングがずれたり、「一斉に何かをする」というような場合にズレが生じたりします。進行役はズレがあることを考慮に入れてチームビルディングの進行をするようにしましょう。
リアクションが伝わりにくい
リモートの場合、画面内に参加者の顔が小さく表示されることになるためリアクションが相手に伝わりにくいことが多いです。進行役は、表情や身振り手振りなどをやや大げさにしてみて、わかりやすいリアクションを意識すると、参加者を飽きさせないだけでなく双方向のコミュニケーションがうまくいくことに繋がります。
また、参加者に対しても返事ははっきりする、挙手は大げさにする等のルールを決めておくのが望ましいです。
リモートでチームビルディングできるゲーム・事例10選
Team Biulding Japanによる『DiSCチームビルディング』
このコンテンツは、個人の行動特性を知るための「DiSC 診断ツール」を用います。
DiSCとは、その人の行動を測定し、4つの行動特性(D,i,S,C)を用いて理解します。
DiSC 診断ツールを使って、人間の持つ4つの行動特性から、同じ事実に対しても個人によってそれをどう理解するかが違うことを学びます。
DiSCツールを利用することで、自分の行動が周りに与えるインパクトを理解し、自分とは異なるコミュニケーションのスタイルや動機・欲求に対し、どう関わっていくかを学ぶことができます。
さらに、チームアクティビティを用いた課題解決を繰り返す中で、実際に物事の捉え方が個人によって違うことを認識し、それを活かしてチームとしてより良い成果を上げてゆく方法を探ります。
<DiSCとは?>
DiSC理論は、1920年代に心理学者ウィリアム・M・マーストン博士により提唱されたもので、その人の行動を測定し、4つの行動特性(D・i・S・C)を用いて理解します。
4つの行動特性とは、直接的で決断が早い「主導傾向のD」、楽観的で社交的な「感化傾向のi」、緻密で正確な「慎重傾向のC」に分かれます。
まずは事前のオンライン診断で自分のDiSCタイプを診断した上で参加します。
そしてコミュニケーション活性化ゲームや講義、グループワークに取り組み、DiSC による自分の行動特性を理解します。
どの行動特性が良いとかではなく、自身の行動特性を理解し、チームとしてどのように活かすべきかを学ぶことが大切になってきます。
今後の業務においても、仲間の行動特性も把握した上で、互いの特性を生かして、助け合える関係づくりができることでしょう。
【オンライン対応】DiSCチームビルディング|チームビルディングの目的|チームビルディング研修・合宿|研修・プログラム|チームビルディングジャパン
株式会社IKUSAによる『リモ謎』
リモ謎とは、リモートワークでもチームビルディングができる大人数参加型の謎解き脱出ゲームです。
ビデオチャット通話を使い、チームで協力をしながらストーリーに沿った謎を1時間〜1時間半の間に解き、脱出を目指します。
【ストーリー】
20XX年。リアルとデジタルの境がなくなり、行き来できる世界となった。
いつものように電脳世界で過ごしていたあなただったが、AIの暴走により、ある装置が起動してしまう。
それは電脳世界とリアルを切り分ける装置だった!
あと1時間後にこの電脳都市から脱出しなければ、永遠に電脳都市に閉じ込められてしまう!
緊急脱出マニュアルを読み解き、あなたは一時間以内に緊急脱出装置を起動できるか?
リモートワークにより交流が減ってしまった企業や、多拠点間で交流を図りたい企業におすすめです。
PCやスマホなどのデバイスと通信環境があれば、どこでも実施可能なコンテンツで、100名まで同時に参加できます。
オンライン上で各チームの進行状況を把握しながら進めていくため、謎解きを初めて体験される方・チームへのフォローなども手厚い点が魅力です。
目的に合わせて謎の難易度を調整することもできます。
実際に、旭化成様の社内イベントで「リモ謎」の『終わらないリモート会議からの脱出』(短縮&カスタマイズver.)を体験していただきました。初めての大規模オンラインイベントで満足度約80%という結果になり、イベントを開催して良かったとのお声をいただいております。
事例記事はこちら
旭化成様の「大阪地区 オンライン夏祭り」にてリモ謎を実施&配信サポートをさせていただきました!
株式会社グラグリッドによるえがっきー®
えがっきー®は、絵を描くことで気づく、自分についてリフレクションができるツールです。
えがっきー®のリフレクションがもたらす効果は、「気付かなかった自分に気付く」、「お互いの理解が深まる」という体験ができることです。
この2つの体験は、仕事におけるコミュニケーションづくりにおいて必要なものです。また、自分らしく生きていくための指針になり、まわりの人たちとのよりよい関係づくりに役立ちます。
えがっきー®は、まず、問いに対する自分自身の考えをシートに書き出し、テンプレートにまとめていきます。
絵を用いて考えを描き出していくことで、ゆっくりと解釈を行うことができ、自分の考えに対する理解や意味づけが深まります。
そして描いたものを改めて見てみると、自分の癖や自分が今欲しかったものなど、自分でも気づかなかった本当の自分が見えてくるでしょう。
その後、描き出した内容を社員、みんなで見せ合ってみることで、お互いの理解を深めることができます。
普段の業務だけでは分からなかった社員の思いや考えに気付く機会になります。
えがっきー® | 共創型サービスデザインファーム グラグリッド
株式会社IKUSAによる『リモ探』
リモ探は、チームビルディングができる推理ゲームです。完全リモートで実施できます。
このゲームはジグソー法と呼ばれる手法を活用しており、各自が持っている情報を共有しあうことで、知識を補完していき、全体像を明確にしていきます。
1チーム3~20名で行い、チーム内の情報交換がいかに必要かを学ぶことができ、チームビルディングを通してコミュニケーションが活性化されるゲームです。
株式会社J-7による『オンライン対戦型チームビルディング研修』
戦闘型チームビルディング研修から、オンラインでチームビルディングが可能なオンライン型チームビルディング研修ができました。
戦闘型チームビルディング研修とは、チームに分かれて、レーザータグを使って対戦し、制限時間終了後の時点で勝利が決まるというゲーム型研修です。
ゲームの中で、PDCAサイクルやOODAループを体感することができ、信頼関係やリーダーシップの大切さを学ぶことができます。
そんな戦闘型チームビルディング研修が、オンラインでも実施可能となりました。WEB会議システムとオンラインゲームを組み合わせることで、リモート環境下でも本格的なチームビルディングが可能です。
この研修は、ゲームの勝敗というよりも、ゲーム中にチームがそれぞれどのように行動するのかという過程を大切に考えています。
研修の最後には、普段の業務での自分たちの行動と体験したゲームを照らし合わす機会も用意されています。問題点はどこにあるのかを考え、改善点を見出せるので、今後の業務につなげていくことができる研修です。
株式会社IKUSAによる『おうち防災運動会』
おうち防災運動会は、防災について学びながらチームビルディングができるアクティビティです。
参加者はビデオチャットツール越しに防災知識を学び、チームで協力して防災にまつわる競技にチャレンジします。
運動会ならではの競争を楽しむ中で、チームメンバーがどういった動きが得意なのかを知ることができます。一般的なチームビルディングでは物足りない場合におすすめです。
実際に、ドコモ九州グループ様に「おうち防災運動会」をご利用いただきました。小さなお子様も楽しめる「おうち防災運動会」は、家族間のコミュニケーション活性化に最適。それぞれの防災意識を高めることもでき、大人から子供まで数百人規模での開催が可能です。
事例記事はこちら
企業の防災イベントに!ドコモ九州グループ様「おうち防災運動会」開催レポート
おうち防災運動会公式サイトはこちらおうち防災運動会の資料ダウンロードはこちら
プレイライフ株式会社による『創造力を共有して仲良くなる大喜利チームビルディング』
30分完結のチームビルディング。皆さんご存知「大喜利」をオンライン上で実施します。
出されたお題に対してオチのある回答を出し合うワークショップ。チームメンバーの意外な一面を知り、関係性を深めることができます。
創造力を共有して仲良くなる大喜利チームビルディング(TMN4) | バヅクリ | テレワーク時代のチームビルディング
株式会社ワークハピネスによる『Peak Performance – Online』
3時間で完結 するサバイバルゲームタイプのチームビルディング。エベレストを上る登山家をできるだけ多く帰還させることがミッション。チームメンバーにはそれぞれ違う役割が与えられ、気象条件、地形の変化、酸素、テントの張り方など、エベレスト登頂・帰還の間に発生する多数の事象を考慮しながら戦略を立て、ミッションに挑戦します。
Googleやテスラ、Netflixなど、世界50か国で導入されているチームビルディングコンテンツを日本風にローカライズした研修です。リモートで仕事をしているチームにおすすめ。
Peak Performance – Online チームビルディングアクティビティ – Catalyst Japan
株式会社IKUSAによる『合意形成研修コンセンサスゲームオンライン』
コンセンサスゲームとは、物語を通して複数人で合意形成をする過程と要点を実践しながら学べる研修です。
合意形成研修の目的は、参加者同士で議論を行い、自分と他人の考え方や価値観の違いを知ることです。また、結論を導くための論理的な思考、情報の整理力を向上させることも重視しています。
<ストーリー例:ジャングルサバイバル>
ジャングルをクルージング中に船が大破!?遭難してしまった!
生き延びるためには近くの村まで歩いて行く必要がある。船には積み荷がたくさんあり、どれを持っていけばいいかわからない。ジャングルの中で生き残る最善策を話し合おう。
パナソニックコーポレートユニオン イノベーション支部様に、「ジャングルサバイバル(コンセンサスゲーム)」を実施していただきました。自然とチームビルディングができるうえに、論理的思考力を身につけられます。コンセンサスゲームは、リモートで開催するゲームにぴったりです。
事例記事はこちら
ジャングルで生き残れ!ジャングルサバイバル(コンセンサスゲーム)をパナソニックコーポレートユニオン イノベーション支部様の交流会イベントにて実施いたしました!
<ストーリー例:防災コンセンサスゲーム 帰宅困難サバイバル>
災害都市から帰宅するために必要な物資はどれなのか。優先順位をつけて無事帰宅しよう。
自身の身を守りながら周囲の安全も守れるか。災害時のリスクマネジメント、サバイバル能力が試されます。
実際に、ダイキンアプライドシステムズ労働組合様に防災コンセンサスゲーム『帰宅困難サバイバル』をご利用いただきました。このゲームでは、複数人でコンセンサス(合意形成)する過程と要点を学べます。全員が納得できるアイテムを話し合って決める必要があるので、チーム内の関係性が深まるでしょう。
事例記事はこちら
防災コンセンサスゲームをダイキンアプライドシステムズ労働組合様の社内イベントで実施しました!
オンラインでできるチームビルディングアクティビティ10選!目的と効果、注意点まで紹介
合意形成研修 コンセンサスゲーム 公式サイトはこちら合意形成研修 コンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちら
短時間で簡単にできるゲーム10選
古今東西ゲーム
古今東西ゲームは、リズムに合わせてお題に沿った答えを順番に言っていく遊びです。都道府県やお笑い芸人の名前、国の名前など好きなお題を設定しましょう。
リズムに合わせられなかったり、同じ言葉を2回言ったりした際は、罰ゲームを設定すると盛り上がります。
イエスノーゲーム
イエスノーゲームは、質問に対してイエスかノーで答えて、お題を当てるゲームです。紙とペンがあれば実施できます。
出題者は紙にお題を書き、解答者に見えないようにします。お題は身近な人の名前や動物などが王道です。解答者は出題者に質問をしていき、お題が「イエス」か「ノー」であるかを答えて、最も早く正解がわかった人が勝ちです。解答者は複数人でも実施できるので、みんなで楽しめます。
縛り付きしりとり
縛り付きしりとりは、オンラインでも簡単にできるゲームです。普通にしりとりをするのではなく、「動物の名前だけでしりとりをする」など縛りを設けます。
ただし、難しい縛りにしてしまうとすぐにゲームが終わってしまうので、回答の選択肢が多く、みんなが知っているテーマにしましょう。
ジェスチャーゲーム
出題者がジェスチャーをして、何のお題なのかを当てるゲームです。チームに分かれてジェスチャーゲームをする際は、敵チームがお題を考えて用意するのもいいでしょう。
伝言ゲーム
伝言ゲームは、チームに分かれて隣の人に文章を伝えていくゲームです。短い文章だと簡単に成功してしまうので、長めの文章を設定しましょう。
言い回しや言葉の組み合わせを考えたり文章を英語にしたりすると、よりゲームを楽しめます。
聖徳太子ゲーム
聖徳太子のように、複数の人の言葉を同時に聞き分けるゲームです。
例えば4名で4文字の単語を考えて、それぞれ一文字ずつ発言します。聞く側の人は一斉に発言された文字を聞き取り、なんの単語かを当てるゲームです。
連想ゲーム
連想ゲームは、隣の人が言った言葉から連想した、別の言葉を言うゲームです。「赤い」「赤は紅葉」「紅葉は秋」「秋は…」というように、連想していきます。同じ言葉を言ったり言葉が出てこなかったりすると負けです。
色を言うのはNGなど、縛りを設けるとより楽しくゲームができます。
5W1Hゲーム
どこ「Where」だれ「Who」いつ「When」何「What」なぜ「Why」どのように「How」の5W1Hをそれぞれが紙に書いて、組み合わせたときにできあがる文章を楽しむゲームです。
用意するものは紙とペンのみ。予想外のキーワードが出ると面白い文章になるので、盛り上がります。
絵しりとり
絵しりとりは文字通り、絵でしりとりをする簡単なゲームです。前の人の絵を見て、描いた絵の名前を想像しながら最後の文字から始まる絵を描きましょう。
前の人の絵以外を見ないようにするとより難しく、ゲームが面白くなります。
NGワード
NGワードを設定し、会話でそのワードを言ってしまった人が負けといった簡単なゲームです。
NGワードは全員共通のものを設定したり、それぞれ違うNGワードを設定し、自分自身のキーワードはわからないようにしたりしてもいいでしょう。NGワードを言わせるように誘導して、駆け引きを楽しめます。
まとめ
リモートワークが続く中、どんどん社内での交流が減ってきている会社も多いでしょう。
しかし、リモートだからこそできる交流方法があり、メリットもあるのです。
ぜひ、今回の記事を参考にして、取り組んでみてはいかがでしょうか?
チームビルディングの方法とは?効果や目的、組織づくりのマネジメント手法を解説
オンライン飲み会がつまらない理由は?盛り上がるゲームで面白くしよう!